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ICD NEWS 第アィ号 2008.3) 1
~
巻頭言
~
ょ
遠く離れても心
一つょ
Jauh di mata
,
Dekat di hati
ょ
学習院大学法学部ン法科大学院教授ょ ょ ょ
草ょ 野ょ 芳ょ 郎ょ ょ ょ
ょ
ょ
1ょ 私 , 成19年 月 ら,独立行政法人国際協力機構 JICA) 実施し,法務省法務
総合研究所国際協力部 ICD) 協力している インドネシア和解ン調停制度強化支援プロ
グェクト の短期専門家を引 受け,現在,インドネシア最高裁判所の和解ン調停に関す
る規則の改正 和解ン調停の技術指導の法整備支援に当た ています。ょ
ょ 表題の Jauh di mata,Dekat di hati グャゞょ タィょ マタょ ドゝカょ タィょ ハティ) ,
このインドネシアの法整備支援を引 受けたこ により知 た言葉 す ,この法整備支
援を成功するた に ,極 て重要 マグックワヴド 感 , 右の銘 しているも
の す。この言葉 インドネシア 極 て暼名 言葉 ,jauh 遠い,mata 目,dekat
近い,hatih 心を意味し,直訳する , 目 遠い 心 近い ,意訳すれ 遠
く離れても心 一つ いう意味に ります。ょ
ょ 私 ,この言葉をプログェクトのメンバヴ ,日本 インドネシアに分 れ,それ れ
の国においてもプログェクト以外に本来の職務に従事し,普段 顔を合わせるこ の い
状況にあり ら,心を一つにして,プログェクト実現に努力している姿に重 合わせて
しまうの す。ょ
ょ 私 ,も も 裁判官 した ,満6 歳 りましたのを契機に 成18年 月に
年間勤 た裁判所を依願退職し,同年4月に学習院大学法学部兼法科大学院の教授へ
転身したもの す。裁判所時代の私の 右の銘 一期一会 いち いちえ) した。
この意味 ,いつも会 ている人に対しても,その時の出会い 一生に一度のもの 思
て大事にし さい いうもの す。この一期一会 今 も私 大事にしているもの す ,
空間 限定される感 して,このプログェクト実現のマグックワヴドに 適さ いよう
気 します。ょ
ょ 何 良い言葉 いもの 思 ていたの す ,Jauh di mata,Dekat di hatiを知 た
,これま に い空間の広 り 新鮮さを感 ました。このプログェクトに たりの
言葉 ,このプログェクトを引 受けたた に私に新しい広 り あり,新しい人々を
知り,新しい言語,言葉を知 たの 本当にうれしく思いました。ょ
ょ 私 ,インドネシアの法整備支援をするように た け ,国際協力部の田中嘉
2
受けたこ した。私 裁判官時代 ,判決よりも和解の方 優れた紛争解決方法 ある
考え,和解に情熱を燃やし,和解の技術について研究,実践して ました ,このプロ
グェクト ,和解についての私の考え方を日本以外の国に伝えよ の天命 ある 感 ,
非常にうれしく思い, つ返事 承諾したの した。ょ
ょ 私 大学の教授 す ら,学生に対する教育,研究 本来の仕事 あり,それに専念す
べ 立場にあります ,大学の教員 広い自由 視野 現実の世界を見て研究するこ ,
自分の学識 社会に役立つの あれ ,これを社会に還元すべ 義務を負 ている 思
ています。私 ,定年ま 年弱の期間を残して早期に退職したのも,裁判所 燃え尽
るま 頑張るよりも,新しい気持ち 再出発し,社会に貢献しつつ,自由に活躍 る場
欲しい いうもの した ら,法整備支援の依頼 願 たり もあ たの す。ょ
4ょ 私 ,このプログェクトを引 受けたものの,インドネシアのこ について何も知りま
せん した。インドネシアに行 たこ いし,インドネシアの人に会 たこ も い
し,法制度 のように ているの も知りません した。ょ
ょ も,私に ,何 るの い いう直感 ありました。それ ,田中教官に
会 て て,その豊富 知識,経験,意欲,責任感に強く信頼した ら した。また,イ
ンドネシアに 長期専門家 して角田多真紀弁護士を派遣して現地 活動していた く
いうこ ,国内 アドバイザモヴングルヴプを結成して専門家を結集し,各種のサポヴ
トをする いうこ ,特に通訳 ,日本 も最強のインドネシア語通訳 ある呼子紀子
さん 同行して助けてくれる いうこ 私に自信を与えてくれました。ょ
ょ このように,日本側のメンバヴ 固ま たの す ,私に て うしても見え いも
の 残りました。それ ,インドネシア側のメンバヴを知ら い,インドネシアの風景を
見たこ い,空気を吸 たこ い いうこ した。インドネシア側のメンバヴ
の 滑 意思疎通 うまく けれ プログェクトの遂行 うまくい い いうこ
間違い い ら す。ょ
ょ 最強のインドネシア語通訳 同行してくれるこ 何よりの強 す ,それ け
意思疎通に何 ける,や り片言 あ ても私自身 インドネシア語を使う必要 あ
る 直感しました。それ ,インドネシア語の勉強を始 ました。このこ Jauh di mata,
Dekat di hati 出会い,また,その意味をよく理解するこ にも たの す。ょ ょ
ょ 私 最初にインドネシアのグャカルタを訪問したの ,去年の8月 した。田中教官,
呼子通訳 人 日本を出発し,現地の角田専門家 第1回現地セプナヴを行いました。
グャカルタ南地方裁判所訪問,現地セプナヴ,弁護士事務所訪問,ワヴキンググルヴプ
の会合 ,インドネシア側のメンバヴ 顔を合わせ, り したインドネシアのイ
メヴグ,今回の法整備支援のイメヴグをつ こ ました 現地セプナヴの詳細 ,
田中嘉寿子 インドネシア和解ン調停制度強化支援プログェクト第1回現地セプナヴ報告
ICD NEWS 号 19頁参照)。ょ
ょ 完璧 呼子さんの通訳の中に私のノロヴクン インドネシア語 交わ た ,インド
ょ
ICD NEWS 第アィ号 2008.3) ア
回 して 大成功 た 感 ました。た ,心 通 た いう程度ま に 至りませ
ん した。また,インドネシア側の改正原案 ても日本の制度を理解して作られたもの
いえ ,ま ま 道 遠い 感 たこ も事実 した。
ょ ょ
6ょ 去年の1 月に JICA 大阪 本邦研修 あり,インドネシア ら1 人の方 来日され
ました。私もJICA大阪に8日間宿泊し ,インドネシアのメンバヴの方 合宿しました。
その間,親しく率直に意見交換したの す ,インドネシア側の日本の制度に対する理解
度も深まり, り 手応えを感 るこ ました。今回 ,意思 通 た け
く,心 通 一つに たよう 感 しました。そして,彼ら 帰国した後,改正作
業 順調に進 ,次の現地セプナヴ 成案 るこ を心 ら祈ら に おれません
した。ょ
ょ 本邦研修終了の前日, 別会 あり,私 乾杯の音頭を取るこ を頼まれました。私 ,
日本,インドネシア 両国のメンバヴ 遠く離れ れ る ,日本のメンバヴ イン
ドネシアのメンバヴ 心を一つにしてプログェクトの推進をし けれ ら い。 遠く
離れても心 一つ す 日本語 述べ,最後に Jauh di mata,Dekat di hati 挨拶しま
した。インドネシア側も私の気持ちを察し, Jauh di mata,Dekat di hati 唱和してくれ
ました。ょ
ょ 私 ,このインドネシアのプログェクトを引 受けた に 知ら た人達 親し
く力を合わせ,共通の目標に向けて努力している自分を見て,また,私の経験 役に立つ
いうこ を感 て,本当にうれしく思いました。ょ
7ょ 今年の 月に ,第 回現地セプナヴ インドネシアを訪問します。インドネシア側の
メンバヴ の再会 す。プログェクト 始ま た り ,目標 ま 遠くにあります。
し し,プログェクトメンバヴ ,遠く離れても心 一つ の す ら,現地セプナヴ
再会したら お一層心 一つに り,このプログェクト 推進されるもの 期待していま
す。ょ
WGメンバヴの弁護士事務所にて
ィ
~特集
1
~
ゞゲベキケタン倒産法注釈書プログェクト
~プログェクトの実施概要ン評価
注釈書作成作業を通
て判明した法制的問題点~
国際協力部教官ょ 伊ょ 藤ょ ょ 隆
*
ょ ょ
ょ に
国際協力部 ,ゞゲベキケタン共和国 以下 ゞゲベキケタン いう。)最高経済裁判
所1 以下 SEC いう。)をカゞンタヴパヴト する独立行政法人国際協力機構(以下
JICA いう。)による技術協力プログェクト ある ゞゲベキケタン倒産法注釈書プロ
グェクト 以下 本プログェクト いう。)の実施につ 協力を行 て た。
本プログェクトを実施するこ た経緯やその後の経過の概要について ,拙稿 特
集ょ ゞゲベキケタン共和国倒産法注釈書の発刊~注釈書発刊の意義 注釈書の普及活動の
展開~ 本誌第32号(2007年9月号)10ペヴグを参照されたい。
本プログェクト ,JICAによる中央アグア地域に対する法整備支援分野の技術協力プロ
グェクト して 初 て実施されたもの あ た , 7年9月 日に JICA SEC
の合同による本プログェクトの終了時評価2 終了し, 7年9月 日をも て,
本プログェクトの実施期間 終了した34。
本稿 ,本プログェクト 終了したこ を踏まえ,本プログェクトの実施体制ン実績
及び終了時評価の結果について紹介する もに,本プログェクトの成果物 あるゞゲベ
*伊藤隆国際協力部教官 ,4月1日付け 法務省大臣官房訟務部門行政訟務課法務専門官へ異動 1 ゞゲベキケタンにおいて ,経済分野 発生する紛争や倒産事件 ,一般の民事事件を取り扱う裁判所 く,経済裁判所の管轄に属する(経済裁判所法23条1項参照)。経済裁判所 ,最高経済裁判所並びに同国の各州
(12州),カラカルパキケタン自治共和国及びタシュケント市に設置されている経済裁判所(14 所) ら構成され る。2003年10月に開催した第3回本邦研修カントモヴヤポヴト発表会におけるアグペフ氏の発表による ,当 該発表当時におけるゞゲベキケタン全体の経済裁判所裁判官の数 ,143名 ある(本誌第19号12ペヴグ参照)。 各経済裁判所における倒産事件の処理 ,タシュケント州経済裁判所 1名の倒産事件専属の裁判官 担当し, フェルイナ州経済裁判所 ,複数の裁判官 順番 担当する ,その処理体制 ,経済裁判所 に異 る よう ある。い れにしても,経済裁判所における倒産事件の位置付け ,訴訟事件 比較する ,決して高く
いの 現状 ある。
2 本プログェクトの終了時評価についても,
JICAによる中央アグア地域に対する法整備支援分野の技術協力プロ グェクト して ,初 て実施されたもの あ た。
3 本プログェクト終了後も引 続 ,
SEC及びJICA(社会開発部第一グルヴプイバナンケチヴム及びゞゲベキケ タン事務所)により,本プログェクト期間中に実施 た地方セプナヴの開催や,本注釈書の普及状況のペ
ニタモング及び調査等,本プログェクトのフォロヴアップ活動 行われる予定 ある。 4 ゞゲベキケタンに対する
JICA技術協力プログェクト しての法整備支援活動 して ,本プログェクトのほ ,
ICD NEWS 第アィ号 2008.3) イ
キケタン倒産法注釈書5 以下 本注釈書 いう。)の作成過程において本注釈書の執筆
を担当したゞゲベキケタン側ワヴキンググルヴプ 以下 ゞゲベキケタン側WG いう。)
JICA らの委嘱を受けた ゞゲベキケタン倒産法注釈書作成支援作業部会 委員及び
長期派遣専門家 構成する日本側ワヴキンググルヴプ(以下 日本側 WG いう。)
の本注釈書の草案の協議作業を通 て判明した法制的問題点,そして,本注釈書の作成ン
発刊によ て 解決 図られ た問題点について当該問題点の解決方法を提言する
目的 ゞゲベキケタン倒産法注釈書作成支援作業部会 ゞゲベキケタン側WGに向け
て作成した ゞゲベキケタン倒産法注釈書作成支援プログェクト における協議実施結
果に基 く提言書 以下 提言書 いう。)について紹介するこ したい。
本プログェクトの活動内容 ,大 く つの段階に分けられる。つまり,本注釈書の草
案を完成させ,発刊する 作成活動 ,本注釈書の存在の周知や活用を促す施策を講
る 普及活動 ある。 作成活動 について , 6年1 月に本注釈書の草案を
完成させ,その後, 7年 月に本注釈書のロシア語版, 7年9月にゞゲベク
語版及び日本語版を発刊し,また,本プログェクト実施期間の終了後 ある , 8
年 月に英語版を発刊している。 普及活動 について ,本注釈書の草案 完成した
6年1 月以降,本格的に開始している。
このうち,本注釈書の 普及活動 について ,既に拙稿 特集ょ ゞゲベキケタン共和
国倒産法注釈書の発刊~注釈書発刊の意義 注釈書の普及活動の展開~ 本誌第 32 号
(2007年9月号)10ペヴグ及び本プログェクトの元JICA長期派遣専門家 ある松嶋希会弁
護士の執筆による プログェクト報告ょ ゞゲベキケタン 本配り 本誌第33号(2007年12
月号)112ペヴグにて紹介しているほ ,当所及びJICAの共催により, 法整備支援におけ
る成果 課題-成果物の普及を中心 して- をテヴマ して 8年1月18日に開
催した 第9回法整備支援連絡会 において,松嶋元長期専門家 本プログェクトの普及
活動について発表を行 ている 会議結果につ ,本誌第35号(2008年6月号)に掲載予定)
こ ら,本稿において ,本注釈書の 普及活動 について 必要に応 て言及するに
,本注釈書の 作成活動 を中心に採り上 るこ したい6。
5 法務省ゞェノサイトの国際協力部業務紹介ペヴグ
(http://www.moj.go.jp/HOUSO/houkoku/index.html)及びJICAゞ
ェノサイトの JICA-Netライノラモ (http://www.jica-net.com/ja2/lib/php/libAlternative.php?VFR_LANG=0)に,本注 釈書の電子タヴタ 日本語,ロシア語,ゞゲベク語。英語も近日中に掲載予定)を掲載している。
6 本プログェクトに関する記事について ,ここ 掲 たもののほ ,工藤恭裕 特集:各国法整備支援の状況 ~ゞゲベキケタン~ 本誌第16号20ペヴグ, 第3回ゞゲベキケタン法整備支援研修概要 本誌第19号3ペヴ
グ,拙稿 ゞゲベキケタン倒産法注釈書作成支援プログェクト 本誌第24号1ペヴグ, 注釈書の在るべ 姿に ついて考える 法暰第669号 成18年7月号)23ペヴグ 法務省ゞェノサイト も閲覧可能 http://www.moj.go.jp/ HOUSO/genba/manabu.html)),松嶋希会 ゞゲベキケタン倒産法注釈書支援 香川孝三ン金子由芳編 法整備支 援論ょ 制度構築の国際協力入門 プネルレ゙書房)130ペヴグ,岡林直子 ゞゲベキケタン倒産法注釈書作成支
援プログェクトに参加して 本誌第31号171ペヴグのほ ,法務省ゞェノサイト掲載記事 ゞゲベキケタン倒産 法注釈書プログェクトの概要 http://www.moj.go.jp/HOUSO/houkoku/uzproject_1.html)を参照
お,上記の文献等 ,本プログェクト名を ゞゲベキケタン倒産法注釈書作成支援プログェクト 称し ている場合 ある ,本プログェクト 注釈書の作成支援に まら ,発刊した注釈書の 普及活動 をもそ の活動内容 しているこ ら,プログェクト名を ゞゲベキケタン倒産法注釈書プログェクト 称するこ
ゥ
本稿に ,以下の 点の資料を添付している。
ょ 資料1ょ 本プログェクトの実施体制の概略図
ょ 資料 ょ 本プログェクトの終了時評価につ JICA SEC の間 合意した 7年
9月 日付け協議議事録(Minutes of Meeting: M/M) 。 お,本協議議事録の原
文 英語及びロシア語 ある ,本稿 当部において翻訳した日本語版を掲
載している。
ょ 資料 ょ 提言書
また,本稿に関連して,本誌の 特集 して,松嶋元長期専門家の執筆によるロシ
ア連邦 以下 ロシア いう。)及び中央アグア諸国の倒産法制の紹介記事を掲載してい
るの ,併せて参考にされたい7。
お,本稿中,意見にわたる部分 ,当職の個人的見解 あるこ を申し添える。
Ⅱょ 本プログェクトに関する実施体制及び実績
本プログェクトに関する実施体制及び実績について ,以下の1 ら8ま の おり
ある 各表の掲載事項について ,順不同,敬称略)。
本プログェクトの実施期間 年8月~ 7年9月 ある ,本注釈書の作
成作業自体 , 4年7月に,JICA短期派遣専門家 してゞゲベキケタンに派遣され
た大阪大学大学院高等司法研究科池田辰夫教授,当時の当所国際協力部長田内政宏及び
JICA 国際協力総合研修所下田道敬国際協力専門員 ,当時の SEC 第一副長官 あり,ゞ
ゲベキケタンにおける倒産法分野の第一人者 あり,SEC 発刊を計画していた同倒産法
に関する書籍の発刊計画についての責任者 あるアグペフンムラットンカモペレィッチ氏
現ン非独占化及び競争ン企業活動支援国家委員会8 以下 非独占化委員会 いう。)
法務部長)9 協議の上,ゞゲベキケタン倒産法に関する包括的 書籍 して 注釈書 を
7 本記事のほ ,ゞゲベキケタン及びロシア倒産法についての日本語文献 して,遠藤賢治 ゞゲベキケタン共和国の新 倒産法 企業売却 比較法学第38巻第2号129ペヴグ,藤原克美 ロシアビグネケ 破産 ユヴラシア研究第32号(2005
年3月号)2ペヴグ, ロシアの破産制度 日本国際問題研究所ン 成14年度外務省委託研究 ロシアにおける企業制度改 革の現状 (ゞェノサイト ら入手可能。http://www.jiia.or.jp/pdf/russia_centre/h14_rus-company/06_fujiwara.pdf) ある。 8 倒産事件を管轄する国家機関
(倒産法25条参照)。従前,倒産事件を管轄する国家機関 経済省付属企業倒産委 員会 あ た ,2005年5月の国家組織再編により,企業倒産委員会の機能 非独占化委員会に移行した。定款
資本に国家の持分 含まれている企業の財務ペニタモングを行い,倒産事件開始原因のある当該企業について倒 産事件を申し立てる権限を暼する。また,裁判所任命管財人の資格審査や監督等を行う。倒産法 の立案ン改正 作業や最高経済裁判所総会決議の策定作業にも関与している。
9
2004年7月の時点 ,アグペフ氏 ゞゲベキケタン側カゞンタヴパヴト してのSECの責任者 あ た
もに,本注釈書の執筆 あるゞゲベキケタン側WGの責任者 もあ た。し し,その後,アグペフ氏 本プ ログェクトの開始時期 ある2005年8月の前に非独占化委員会法務部長に異動したた ,本プログェクトのゞゲ
ICD NEWS 第アィ号 2008.3) 7
作成するこ を目的 する本プログェクトを発足させるこ についての協議議事録(M/M)
を締結 締結日: 4年7月 9日)したこ をも て着手されている10。そして,そ
の後,両国においてワヴキンググルヴプ 形成され,本邦研修等のケキヴムを利用して本
注釈書の草案についての協議 開始され11, 年11月14日に ,JICA SEC
の間 本プログェクトの内容について定 る合意議事録(Record of Discussions: R/D) 締結
され,本プログェクトの実施体制,マケタヴプラン(本プログェクトの活動内容の要約),
本プログェクトの実施のた に必要 投入等 定 られた。
このよう こ ら,以下の1 ら8ま において ,本注釈書の草案の作成作業 着
手された 4年7月以降の実施体制及び実績につ 掲載している。
また,本プログェクトの実施体制の概略図を,後添の資料1の おり,ま て た。
本プログェクトにおいて ,本注釈書の作成活動 普及活動において,それ れ実施体制
異 ているの ,それ れにつ 実施体制の概略図をま ている。
1ょ ゞゲベキケタン倒産法注釈書作成支援作業部会委員12
氏ょ 名 委嘱期間
池田辰夫 大阪大学大学院高等司法研究科教授,弁護士) 委員長) 2005.4.1~2007.9.30
出水順 弁護士,大阪大学大学院高等司法研究科教授) 2005.4.1~2007.9.30
下村眞美 大阪大学大学院高等司法研究科教授) 2005.4.1~2007.9.30
遠藤賢治 早稲田大学大学院法務研究科教授) 2005.4.1~2007.3.31
伊藤知義 中央大学大学院法務研究科教授) 2005.4.1~2007.9.30
伊藤隆 当所国際協力部教官) 2005.4.1~2007.9.30
セプナヴを実施するに ゞゲベキケタン側WGの協力を得る必要 あ た。このよう 状況の下,普及活動の責 任体制や取りま 体制 曖昧に てしま た 結局,長期派遣専門家 JICAゞゲベキケタン事務所現地所員
普及活動に り関与するこ た。)。た ,このよう 問題 生 たそもそもの原因 ,本プログェク トにおける本注釈書の普及活動の位置付けを曖昧にしたままプログェクトを進 てしま たこ にある 思われ る。
10 本協議議事録(M/M) ,本注釈書につ ,1年目(2004年)に第1章 ら第4章ま 及び第7章の草案,2年
目(2005年)にそれ以外の章の草案を作成し,3年目(2006年)にそれま 作成した草案の推敲を行うこ していた。
11 本プログェクトにおいて ,日本側における本プログェクトの運営のた に,事務局 設置された。当該事務
局機能について ,財団法人国際民商事法センタヴ JICA ら受託し,国際協力部も当該事務局の運営活動に協 力している。
12 本部会において ,本邦研修及び短期専門家派遣等の活動に対応したほ ,
8
ょ 長期派遣専門家
氏ょ 名 派遣期間 備ょ 考
松嶋希会 弁護士) 2006.4.1~
2007.10.1713
2005.4.18~2006.1.11
JICA 技術協力専門家養成個人研修員
して本プログェクトに参加14
ょ ゞゲベキケタン側カゞンタヴパヴト SEC)関係者
本プログェクトにおける役割 氏ょ 名 肩書
責任者 アグペフンムラットンカモ
ペレィッチ(2005.5月ま )
アフマノフンツルマット
(2005.5月 ら)
最高経済裁判所第一副長官
マネヴグャヴ
兼WGメンバヴ
ソモエフンイケペイルンコ
プロレィッチ(2005.6 月ま
)
サイドフンシュフラットン
ザブロレィッチ
(2005.6月 ら)
最高経済裁判所判事
(倒産事件担当)
担当者 アフメドフンダノロンベッ
クンユルケナモエレィッチ
(2007.2月ま )
アキロフンムゲロノビン
(2007.5月 ら)
最高経済裁判所国際部長
担当者補佐 カ ユ ペ フ ン シ ェ ル ザ ッ ド
(2007.2月 ら)
最高経済裁判所国際部職員,第
一副長官秘書
13 本プログェクトの実施期間
2007年9月30日ま ある ,同年9月曒に発刊した本注釈書ゞゲベク語版の 配布作業等のた ,派遣期間を延長した。
14 本誌第
ICD NEWS 第アィ号 2008.3) 9
4ょ ゞゲベキケタン側WGメンバヴ(注釈書執筆担当者) 15
氏ょ 名 肩書(2007.7現在) 執筆担当章
アグペフンムラットンカモ
ペレィッチ WG責任者)
非独占化委員会法務部長 前ン最高経済裁
判所第一副長官)
総括, し
ロパエワンナタモアンレ゙
シモエレナ
弁護士ンタシュケント法科大学講師 前ン
最高経済裁判所上席法 顧問)
1章
ゞマロフンザキルンサビル
ノグャノレィッチ
非独占化及び競争ン企業活動支援国家委員
会法務副部長
2章,9章
オトハノフンフォグルグャ
ンンカイダロレィッチ
司法省大臣 前ン大統領府付属現行法制ペ
ニタモング研究所長16)
3章
サイドフンシュフラットン
ザブロレィッチ
最高経済裁判所判事 4章
ソモエフンイケペイルンコ
プロレィッチ
フェルイナ州経済裁判所長(前ン最高経済裁
判所判事)
5章
プラトフンバハタィルンゞ
トゝクロレィッチ
非独占化及び競争ン企業活動支援国家委員
会非独占化委員会倒産ン管財人管理部長
6章,7章
タグエフンイノラウムンイ
サコレィッチ
タシュケント州経済裁判所判事 8章
ナムンイモヴナンセルオヴ
レナ
タシュケント市経済裁判所判事 10章
ビシロフンエルキンンタィ
ルムロトレィッチ
大統領府法 部コンサルタント 前ン最高
検察庁上席検事17)
11章,12章
15 ゞゲベキケタン側WGメンバヴの選任について ,ゞゲベキケタン側WGの責任者 あるアグペフ氏 行
た。ゞゲベキケタン側WGメンバヴの構成 ,本注釈書の草案の執筆作業 開始された2004年7月当時 固定 しておら ,その後メンバヴ構成に何度 変動 あ た ,2005年度に入る ほぼ本表に掲 たメンバヴに固ま り,2005年11月14日付けのJICA SEC の合意議事録(R/D)により,本表に掲 たメンバヴにより構成するこ
確認された。
16 国会に提出される法 の審査や法 に関する研究を行う大統領直轄の国家機関
17 ゞゲベキケタン共和国において ,検察官 倒産事件の申立権限を暼し 倒産法44条),検察官申立てによる
10
ょ 短期派遣専門家
派遣期間 派遣者18 主 活動内容
2004.7.17~7.31 池田辰夫
田内正宏 当所国際協力部長)
下田道敬(JICA国際協力専門員)
本プログェクト形成のた の
関係機関 の協議及びPCMワ
ヴクショップ実施,本邦研修プ
ログラム策定及び研修員選考,
倒産制度ン実務調査,本注釈書
作 成 に る 協 議 議 事 録
(M/M)締結
2005.2.22~3.5 出水順,伊藤隆 フォロヴアップセプナヴ,注釈
書草案協議,関係機関 の協議
2005.8.30~9.10 下村眞美
相澤恵一 当所国際協力部長)
フォロヴアップセプナヴ,注釈
書草案協議,本プログェクトの
進 方についての協議
2006.3.10~3.18 遠藤賢治,伊藤知義
松嶋希会(2006.3.7~3.21)
注釈書草案協議,本プログェク
トの進 方についての協議,倒
産実務調査
2006.6.27~7.5 出水順 注釈書草案協議,本プログェク
トの進 方についての協議
2007.2.6~2.14 稲葉一生 当所国際協力部長)
伊藤隆(2007.2.6~2.17)
注釈書普及活動についての打
合せ,プヤケゼアヴ19参加,倒
産実務調査
2007.6.26~6.30 池田辰夫,稲葉一生
伊藤隆(2007.6.26~7.4)
注釈書発刊プヤゴンテヴショ
ン20参加,注釈書配布,倒産実
務調査
6ょ 本邦研修等 ゞゲベキケタン側関係者の日本への招へい)
国際協力部 , 年度 ら,JICAによるゞゲベキケタンに対する法整備支援分
野の本邦研修 国別特設研修)の実施に協力している。 年度の第1回本邦研修
中小企業に関する法制度 を, 年度の第 回本邦研修 土地制度及び担
保制度 をテヴマ して実施していた , 4年度の第 回本邦研修において 倒
18 各派遣に ,次の者 同行した 表の丸数字に対応)。 中川浩
(当所主任国際協力専門官),ゴクモアンナタ モア(通訳), 小山田実(当所主任国際協力専門官),岡林直子(通訳), 伊藤隆,小岩憲一郎(当所国際協力専門
官),松嶋希会(JICA技術協力専門家養成個人研修員),岡林直子(通訳), 伊藤隆,岡林直子(通訳), 伊藤隆, 尾世智浩(当所国際協力専門官),岡林直子(通訳), 島﨑幸英(当所主任国際協力専門官), 九鬼隆史(当所国際協力
専門官)
19 本誌第
32号12ペヴグ参照
20 本誌第
ICD NEWS 第アィ号 2008.3) 11
産制度 をテヴマ して実施する もに,同研修以降 ,本邦研修の機会を本注釈書の
草案を作成する一連の作業の一環 して位置付けるこ し,本邦研修のケキヴムを利用
して,両国のワヴキンググルヴプ 本注釈書の草案の協議を実施している。
した て,本表に , 4年1 月に実施した第 回本邦研修以降の本邦研修等
を掲載している。
名称 実施期間21 ゞ側参加
人数
主 プログラム
第3回本邦研修22
(当 所 に よ る ゞ 国 倒
産法専門家 3 名の招
へいを併せて実施)
2004.10.1~10.29
(2004.10.11~10.22当
所によるゞ国倒産法
専門家招へい)
12名
(招 へ い
専門家 3
名)
日本の倒産法制ン実務の講義,倒
産関係機関訪問ン見学,カントモ
ヴヤポヴト発表会,注釈書草案の
協議,PCMワヴクショップ
当所によるゞ国倒産
法専門家招へい
2005.3.16~3.30 4名 注釈書草案の協議,倒産関係機関
訪問ン見学
第4回本邦研修23 2005.5.23~6.3 6名 日本の倒産法制ン実務の講義,倒
産関係機関訪問ン見学,カントモ
ヴヤポヴト発表会,注釈書草案の
協議
第5回本邦研修 2005.11.14~11.25 6名 日本の倒産法制ン実務の講義,倒
産関係機関訪問,注釈書草案の協
議
第6回本邦研修 2006.5.22~5.29 3名 注釈書草案の協議
第7回本邦研修 2006.7.31~8.7 2名 注釈書草案の協議
第8回本邦研修 2006.9.4~9.12 2名 注釈書草案の協議
第9回本邦研修 2006.11.13~11.27 2名 注釈書草案の協議
ゞゲベキケタン倒産 法注釈書活用促進に 向けたワヴクショッ
プ(当所によるゞ国倒
産法専門家3名の招へ
いを併せて実施)
2007.8.31~9.6 (2007.8.31~9.5 当所 によるゞ国倒産法専
門家招へい)
2名
(招 へ い
専門家 3
名)
公開セプナヴ ゞゲベキケタンに
おける倒産制度ン実務の現状 今
後の課題 24参加,日本側WG
の意見交換,プログェクト終了時 評価
21 本表に記載した実施期間 ,掲載している本邦研修等のプログラム中,国際協力部 その内容に関与している
期間を記載している。 22 本誌第
19号3ペヴグ参照 23 本誌第
24号1ペヴグ参照
24 本誌第
12
7ょ 現地における本注釈書の普及活動 地方セプナヴ25等)の実績
名ょ 称 実施時期 実施場所
プヤケゼアヴ(JICA annual press tour for
journalists)
2007.2.9 タシュケント市
倒産法注釈書発刊プヤゴンテヴション 2007.6.29 タシュケント市
地方セプナヴ(対象:フェルイナ州,ナ
マンイン州,アンタィグャン州)
2007.7.5 フェルイナ市
地方セプナヴ(対象:カラカルパキケタ
ン自治共和国,ビヤゲム州)
2007.7.12 ゞルオンチ市
地方セプナヴ(対象:グザク州,サマルカ
ンド州,カシュカダモボ州)
2007.7.19 サマルカンド市
地方セプナヴ(対象:ノハラ州,ナレォイ
州)
2007.7.20 ノハラ市
地方セプナヴ(対象:ケルハンダモボ州) 2007.12.14 テルメゲ市
地方セプナヴ(対象:シルダモボ州,タシ
ュケント州,タシュケント市)
2008.3.15 タシュケント市
8ょ 成果物2627
ょ 注釈書ロシア語版 7年 月発刊)
A5版青色ハヴドカバヴ,全608ペヴグ,3,000部発刊
ょ 注釈書ゞゲベク語版 7年9月発刊)
A5版緑色ハヴドカバヴ,全640ペヴグ,4,000部発刊
ょ 注釈書日本語版 7年9月発刊)
A4版白色ハヴドカバヴ,全313ペヴグ,400部発刊
ょ 注釈書英語版 8年 月発刊)
A4版白色ハヴドカバヴ,全427ペヴグ,400部発刊
お,これら成果物について ,SEC及びタシュケント市弁護士会のゞェノサイトに
ロシア語版の電子タヴタ 掲載されている。また,ゞゲベキケタン日本人材開発センタ
25 地方セプナヴについて ,本誌第
32号16ペヴグ,本誌第33号118ペヴグを参照
26 成果物の配布先や配布方法について ,本誌第
33号112ペヴグ以下を参照
27 本プログェクト ,当初,本注釈書を の言語 作成する いう問題について 深く検討しておら ,日
本側 して ,ロシア語版及び日本語版を作成するこ 十分 い 想定していた ,本プログェクトを 進 る過程 ,ゞゲベク語版及び英語版も発刊するこ した(この背景について ,本誌第32号15ペヴグ,第 33号第115ペヴグを参照)。し し,ゞゲベク語版及び英語版の発刊について ,当初 想定してい たた , 本プログェクトの終盤に て,発刊予算や翻訳者の確保についての対応 必要 た。ゞゲベク語版及び英 語版の発刊の必要性について ,本プログェクトの進行過程 判明したもの ある ,少 く もゞゲベク語 版について ,事前にゞゲベキケタンにおける現状 ニヴゲを把握しておけ ,当初 ら発刊するこ を前提に 本プログェクトを実施するこ も可能 あ たように思われる。本プログェクトのように成果物 して書籍を作 成する場合,プログェクト形成時に支援対象国の現状 ニヴゲを調査した上 ,成果物を の言語 作成する
ICD NEWS 第アィ号 2008.3) 1ア
ヴのゞェノサイトにロシア語版及びゞゲベク語版の電子タヴタ 掲載されており,英語
版の電子タヴタも掲載される予定 ある。
このほ ,日本の法務省ゞェノサイトにも,ロシア語版,ゞゲベク語版及び日本語版
の電子タヴタを掲載しており,英語版の電子タヴタも掲載する予定 ある28。
ょ 本プログェクトの終了時評価について
1ょ 本プログェクトの終了時評価の実施
本プログェクトにおいて ,JICA SEC の間 締結された 年11月14
日付けの合意議事録(R/D)において,JICA SEC の合同による終了時評価を行うこ
されていた。
本プログェクトの終了時評価に際して ,その実施についての準備及び協議のた ,
7年7月 4日 ら同月 7日ま の間,日本 ら,終了時評価現地調査団 派
遣された29。
終了時評価現地調査団の派遣期間中,同調査団 , SECの本プログェクトの責任者
及び担当者 , 注釈書の普及活動 の取組状況,あるい ,本プログェクト終了後,ゞ
ゲベキケタンにおける倒産実務の改善について SEC のよう 取組を考えている
いう問題について意見交換を行う もに,本プログェクトの実施内容についてのア
ンケヴト調査やインタビュヴを実施して,本プログェクトの終了時評価を実施するに当
た ての判断材料の収集を行 た。また, 以外にも, 各経済裁判所に対する,注釈
書の備付状況ン利用状況や注釈書の内容についての意見についてのアンケヴト調査 SEC
にアンケヴト実施手続の取りま を依頼), ゞゲベキケタン側 WG の主要メンバヴ
に対するアンケヴト調査やインタビュヴ, ゞゲベキケタン側WGメンバヴ以外 らの
視点を加えるた に,本注釈書の主要 使い手 ある管財人に対するアンケヴト調査や
インタビュヴを実施する して,終了時評価のた の準備を行 た30。
また,終了時評価現地調査団の派遣期間中,同調査団 ゞゲベキケタン側 ,本プロ
グェクトについての合同による終了時評価を,いつ, のように行う いう問題につ
いても協議を行 た。
元々,本プログェクトにおいて ,本プログェクトの終了に際し,これま の本プロ
グェクトの活動内容の総括及び本プログェクト終了後に SEC 等 取り組 べ 課題に
ついての検討を行うこ を目的 して,本プログェクトのカゞンタヴパヴト あるSEC
の責任者やゞゲベキケタン側WGの責任者等を日本に招へいした上 ,ワヴクショップ
を開催するこ を計画していた。
28 URL 次の おり。http://www.moj.go.jp/HOUSO/houkoku/index.html#projectseika
29 調査団の構成 ,以下の おり。佐藤直史 団長ン総括:JICA国際協力専門員,弁護士),渡辺亜矢子 評価分
析:株式会社地域計画連合主任研究員),岡林直子 通訳)。 お,当職もオノザヴバ して同行した。
30 終了時評価のた の準備 して,日本側に対しても,JICA(終了時評価現地調査団)により,長期派遣専門家に
1ィ
この計画に基 ,同調査団 ゞゲベキケタン側 の協議により,SECの本プログェ
クトの責任者 あるアフマノフンツルマット第一副長官及びゞゲベキケタン側WGの責
任者 あるアグペフ氏等を日本に招へいした上 ,法務総合研究所及び JICA 協同し
て ゞゲベキケタン倒産法注釈書活用促進に向けたワヴクショップ 開催期間:
7年8月 1日~9月6日)を実施するこ し,同ワヴクショップの活動の一環 し
て,本プログェクトについての合同による終了時評価を実施するこ について合意した。
また,本プログェクトの終了時評価について ,本プログェクトにおける実際の活動
結 果 本 プ ロ グ ェ ク ト の プ ロ グ ェ ク ト ン タ ザ イ ン ン マ ト モ ッ ク ケ(Project Design
Matrix :PDM)を比較して実施する ころ,本プログェクトにおいて従前作成していた
PDM に ロ グ ッ ク 上 の問 題 点 あ た こ 等に よ り , 終了 時 評 価 のた の 修 正 版
PDM(PDMe)を作成するこ し,当該修正版PDMの内容について , 7年7月
7日に,終了時評価現地調査団 SEC の間 合意に至 た。
本プログェクトの終了時評価 ,上記ワヴクショップ実施期間中の 7年9月
日に開催した公開セプナヴ ゞゲベキケタンにおける倒産制度・実務の現状 今後の課題
―倒産法注釈書作成支援を通 て― 本誌第32号 2007年9月号)10ペヴグ参照)に
おける日本側及びゞゲベキケタン側の発表内容も反映した上 ,JICA側の終了時評価チ
ヴム31 ゞゲベキケタン側の招へい者 ,上記ワヴクショップ期間中,終了時評価の
結果を取りま るた の協議を重 た結果, 7年9月 日に,評価内容につ
合意に至 た。
本プログェクトの終了時評価の具体的結果について ,後添の資料 の 7年9
月 日付け協議議事録(M/M)にま られているの ,同資料を参照されたい 本協議
議事録の原文 英語及びロシア語 ある ,本稿 当部において翻訳した日本語版を
掲載している。)。た し,同資料中の別添 の 達成グモッド 及び別添 の 評価グ
モッド の掲載 ,省略している。これらについて ,後日,JICA社会開発部において
取りま られる予定 ある本プログェクトに る終了時評価報告書に掲載されるの
,そちらを参照されたい32。
ょ 本プログェクトにおいて問題 た点
以下 ,本プログェクトに実際に携わ た当職の経験を踏まえて,本プログェクト
の終了時評価の結果を補足する形 ,本プログェクトにおいて問題 た点について
若干説明を加えるこ したい。
(1) 注釈書の内容のヤベルについて
31 同チヴムの構成 ,以下の おり。熊谷昸子(団長・総括:JICA社会開発部第一グルヴプイバナンケチヴム長),
佐藤直史 法整備支援:JICA国際協力専門員,弁護士),竹内麻衣子 計画評価: JICA社会開発部第一グルヴプイ バナンケチヴム職員),岡林直子 通訳)。 お,終了時評価の結果を取りま るた の協議に ,日本側WG
メンバヴ,当部部長の稲葉及び当職も参加した。
32 終了時評価報告書 ,JICA図書館 閲覧可能。 お,終了時評価報告書のうち評価調査結果要約表 ,JICA
ICD NEWS 第アィ号 2008.3) 1イ
本注釈書の作成過程において最も問題 たの ,注釈書の内容のヤベルについて
の日本側WG ゞゲベキケタン側WG の見解の相違について あ た。
本プログェクトにおいて ,ゞゲベキケタン側WG 作成した本注釈書の草案に対し
て日本側WG コメントを提出し,ゞゲベキケタン側WG そのコメントに基 草案
を改訂し,この作業を繰り返し行う いう共同作業形態を採るこ していた。
これ ,ゞゲベキケタン側WGに ゞゲベキケタン倒産法の立法担当者 参加してお
り,経済裁判所の裁判官等,ゞゲベキケタンにおける倒産実務を担 ている者も参加し
ているのに対し,そもそも日本 ゞゲベキケタン倒産法の立法作業に関与しておら ,
同立法作業において 日本の倒産法制も参考にされておら ,日本側WGメンバヴもゞ
ゲベキケタンの倒産実務について詳しい知見を暼しているわけ いこ ら,ゞゲ
ベキケタン側WGの方 本注釈書の草案を作成するのに適していたこ ,一方,日本側
WG ,日本の暼する立法技術や法解釈技術をい して,客観的立場 ら分 りやすい
注釈書 るようにコメントをする いう役割分担を図 たこ によるもの ある3334。
当初,日本側WG して ,ゞゲベキケタンにおける倒産法の専門家 本注釈書の草
案を執筆する以上,本注釈書のヤベルについて ,少 く も注釈書 して求 られる
一般的 評価に耐え得るヤベルに 当然達する あろう 考えていた。つまり,単 る
条文の文言の引 写しにす いよう 解説に まら に,各条文の立法趣旨,各条
文 ら派生する条文の解釈や各条文に関連する実務の取扱い等 記載されているこ ,
各条文の文言 ら 読 取れ いよう 解釈 記載されてい いこ ,注釈書に記載さ
れた解説 うし 矛盾してい いこ 等の要件 満たされる あろう 考えていた
し し,ゞゲベキケタン側WGの作成した本注釈書の草案を見る ,これらの要件
満たされておら ,法制的 問題を多く えているこ 判明した。
この点について,日本側WG して ,ゞゲベキケタン側WGの作成する草案の構造
に問題 あるの い 考え,例え , 年8月 日~9月1 日に実施
した短期専門家派遣の際に ,ゞゲベキケタン側WG 注釈書の構造改善 をテヴマ
した協議を実施するこ も試 た35。
し し,そのよう 試 にも わら ,本注釈書の草案の執筆 開始された
4年1 月 ら1年以上経過した 6年に入 ても お,本注釈書の草案の改訂
進ま ,日本側WGの中 ,このまま 本注釈書の草案完成期限 ある 6年
1 月ま に,注釈書 して求 られる一般的 評価に耐え得るヤベルに達した草案を
作成するこ いの い いうこ 懸念されるように た。そして,
このままの草案 問題 あるこ を日本側WG らゞゲベキケタン側WGに再三指摘
しても,ゞゲベキケタン側 WG の反応 , これ以上草案の改訂の必要 い いう
33 本誌第32号38ペヴグ,44ペヴグ参照
34 も も,(3)において後述するように,本注釈書の草案作成作業の初期において ,日本側WGの役割 し
て ,法制技術的 知見を提供する いうより ,日本の倒産法制ン倒産実務の知見を提供するこ 期待され ていた。
1ゥ
もの あ た。
日本側WGのコメント 反映され た理由 いろいろ考えられる ,その一つ
して,ゞゲベキケタン側WG ,元々,日本側WGのコメント 細 す る いう認識
を持 ていたこ 考えられ,日本側 WG のコメントに対しても, そのよう こ
実務 生 いの ,注釈書に反映する必要 い いう対応 多く見られ,日本
側WGのコメント ,単に日本側の言い分にす い いう認識 感 られた。
このように,ゞゲベキケタン側WG ,本注釈書草案に不十分 点 ある いう指摘
単に日本側 WG の主観的 見解に過 い 考えている節 あるこ ら,日本側
WG して ,本注釈書の草案のヤベルを客観的に評価する手段 い う 検討し
たこ あ た。
一案 して,ゞゲベキケタン側 WG メンバヴ以外のゞゲベキケタン倒産法の専門家,
あるい ゞゲベキケタン倒産法の制定時に ロシア倒産法 参考 されているこ ら,
ロシア倒産法の専門家に本注釈書の草案を見てもらい,その内容を評価してもら たら
う ,そして,その結果,本注釈書の草案 一定のヤベルに達してい い いうこ
あれ ,ゞゲベキケタン側WGに対し本注釈書の草案の改訂を求 る客観的 材料
るし,一定のヤベルに達している いうこ あれ ,それ ゞゲベキケタンを始
するロシアン中央アグア諸国における現状 ある以上,ゞゲベキケタン側WGに対し
てこれ以上の草案の改訂を求 るこ をや るのも止 を得 いの い いう提
案もされた。
し し,ゞゲベキケタンにおいて ,倒産法 施行されたの 1994年 あり,ま
倒産法の歴史も浅く,倒産法に詳しい研究者ン実務家の数自体少 い状況 あり,ゞ
ゲベキケタン側WGメンバヴ以外にそのよう 人材を求 るこ 困難 あ た。また,
ロシア倒産法の専門家についても,具体的 候補者の当ても く, すこ 現実的に
困難 あり,結局,このよう 方策の実施を行うこ た36。
結局,本プログェクトにおいて ,本注釈書の草案完成期限 ある 6年1 月
の半年 らい前 ら ,日本側WG 極 て詳細 コメントを作成したり,あるい 草
案の修正案を起案した上 長いもの ,A4版1枚以上に るものもあ た。)ゞゲベ
キケタン側WGに提示して,ゞゲベキケタン側WG その修正案の内容に同意すれ ,
草案の内容を当該修正案に置 換える もちろん,ゞゲベキケタン側WG 当該修正案
に加筆ン修正を行うこ も許容する。) いう手法を用いるこ 多く て た。この
よう 手法を用いた結果,注釈書のヤベル ,従前 比較すれ , り改善 された。
し し,このよう 手法 ,そのコメントや修正案の取捨選択をゞゲベキケタン側WG
に委 ている いえ,第一次的 起案をゞゲベキケタン側 WG 行うもの く,
し も, 6年1 月の本注釈書の草案完成期限を目前にしてこの手法を短期集中
的に使用したの ,このよう 手法を用いた草案の内容をゞゲベキケタン側WG れ
36 お,本プログェクトのPDM ,活動内容 して 経済裁判所裁判官を中心 した編集会議にて,注釈書
ICD NEWS 第アィ号 2008.3) 17
け本当に理解しているの ,また,この草案の内容 本当にゞゲベキケタンにおける
倒産実務に定着するの いう問題を残したこ 否 ,ゞゲベキケタン側WGに注
釈書作成のノゞハゞ 残されたの う も疑問 残り37,何 言 ても,ゞゲベキケ
タン側WG ,本注釈書 完成したこ 満足してしまい,本注釈書の草案のヤベルに
問題 あ たこ を実感してくれてい いの い いう疑問 払 い こ
ろ ある。
また, 6年1 月の本注釈書の草案完成期限を目前にして草案の改訂を短期集
中的に行 たた ,議論を尽くすこ い論点も残るこ に り,完成した本注
釈書の内容に ,未 不十分 点 残されてしま た そのよう 点の一部について ,
提言書 取り上 た上 ,今後の解決方法を提言している。)。
このよう 注釈書のヤベルを る問題 ,本プログェクトの終了時評価の際にも問
題 た。
本プログェクトの PDM において , 成果1 して, 実務における使用に耐える
倒産法注釈書 作成される 掲 られており,その指標も 倒産法注釈書の内容
されている。し し,このよう 指標の評価を具体的に のよう 手段に基 いて行う
, 難しい問題 ある。
本プログェクトの終了時評価の結果をま る協議過程においても,日本側 ら ,
本注釈書のヤベルに 問題 ある いう意見 出された。し し,ゞゲベキケタン側 ,
依然, 本注釈書のヤベルについて ,問題 い いう認識 あり, 日本側 本注
釈書のヤベルに問題 ある いうこ ある ,誰 のよう 根拠に基 いてそのよ
う こ を言 ているの 。証拠を示してほしい いうコメント 出され,納得 行
いよう あ た。
本プログェクトにおいて, 成果 して 実務における使用に耐える倒産法注釈書
作成される こ を掲 ,その指標を 倒産法注釈書の内容 設定したこ ,一見
合理的, つ,魅力的 あるように思える ,そのよう 質的 判断要素を評価基準
して設定した場合,実際に具体的にその達成度を評価する際に りの困難 伴うこ
を念頭におく必要 あり,また,プログェクト関係者間の見解の相違により混乱を招
く可能性 あるこ を,今回実感した ころ ある。
(2) 本注釈書の読 手 タヴオット)について
本プログェクトの終了時評価において , 注釈書の草案作成作業過程において,本
プログェクトに関わる担当者の間 差異 生 ているこ 分 た。つまり,上位目
37 本プログェクトにおいて ,注釈書作成のノゞハゞを取りま た資料 作成され たこ も問題点 あ
18
標(overall goal)を強く意識し,注釈書 ,ゞゲベキケタン全土 倒産法の適用を標準化
するた に十分 量 質の内容を備えているべ ある 考える者もいれ ,倒産法
ゞゲベキケタン 非常に新しい法 あるこ を考慮して,注釈書 プログェクト期
間内に遅滞 く発刊すべ ある 認識し,可能 範囲 の倒産法の適用の標準化の重
要性に注意を払 た者もいた。 指摘されている 7年9月 日付け協議議事
録(M/M) 4. 評価 項目による評価結果,4-1 妥当性 を参照)。
ここ 指摘されている差異 生 た理由の一つ して,本注釈書の読 手 して の
よう 者を想定しており,その読 手の要望に応えるに 注釈書の内容を のようにす
べ , いう点について,本プログェクトの関係者間に差異 あ たこ 挙 られ
る。
注釈書 ,ゞゲベキケタン全土 倒産法の適用を標準化するた に十分 量 質の
内容を備えてい けれ ら い 考える者 ,日本側WGメンバヴ 中心 あ た。
この立場 ら ,倒産法の適用を標準化するた に ,本プログェクトの PDM におい
て タヴオットグルヴプ 経済裁判所の裁判官 設定されて いる ,経済裁判所
の裁判官 けを読 手 して想定するの く,債権者 債務者又 債権者 うしの
利害関係を調整する職責を担う管財人や,実際に倒産制度を利用する立場 ある企業や
金融機関,それらの者 ら法 相談を受ける弁護士,倒産制度を理論面において深化さ
せる存在 ある学者,あるい 将来倒産制度の担い手 る存在 ある学生等,その対
象を幅広く捉える必要 ある 考えるこ に る。そのよう 観点 ら ,注釈書の内
容 して ,経済裁判所の裁判官の に必要 情報を記載するの く,管財人等に
ても暼益 情報も記載すべ いうこ に るし,本注釈書の執筆 ゞゲベキケ
タン側WGメンバヴ)の中に管財人等も含 るべ いう発想につ るこ に る。
日本側WGメンバヴ このよう 発想を暼するように た理由について ,本プロ
グェクトにおいて, 注釈書 いう書籍の型式を選択したこ 影響している 考え
られる。例え ,本プログェクトにおいて, 経済裁判所の裁判官を対象 する実務マ
ニュアル を作成する した ら ,その読 手について , 経済裁判所の裁判官
に焦点を当てて,当該マニュアルの内容を考えていく いう発想に た あろう。し
し, 注釈書 いう書籍名を聞け ,管財人,企業や金融機関等,経済裁判所の裁
判官以外も読 手 る 想定する あろうし,し も,本プログェクトにおけるプロ
グェクト目標 倒産関連法を 効果的 つ統一的に運用するた の注釈書 常に整
備され,これ 裁判官に広く活用される体制 整う。 され,さらに,本注釈書 ゞ
ゲベキケタンにおいて初の倒産法に関する包括的 書籍 いうこ あれ ,本注釈書
広い層に活用されるべ あり,本注釈書について その読 手を経済裁判所の裁判
官の に限定した内容にすべ い いう発想に傾く あろう。
また,本注釈書の作成過程において,日本側WG ゞゲベキケタン側WG ,本注
釈書の読 手について のよう 者を想定している いう議論を何回 行 た ,そ
ICD NEWS 第アィ号 2008.3) 19
わけ く,管財人,企業や金融機関等の層にも利用されるべ ある 発言して
いた た ,この点について ,ゞゲベキケタン側WG ,本注釈書の本来の読 手 ,
あくま も経済裁判所の裁判官や非独占化委員会の職員 あり,管財人,企業や金融機
関等 本注釈書の副次的 読 手にす い 考えていたの い 思われる。)
こ ら,日本側 して そう ある ら ,注釈書の内容も,管財人,企業や金融
機関等のニヴゲも意識した内容にすべ 考えたこ も,日本側WGメンバヴ 上記
のよう 発想を暼するように た理由の一つ して挙 られよう。
一方, 注釈書 遅延 くプログェクト期間内に発刊すべ ある 認識し,可能
範囲 の倒産法の適用の標準化の重要性に注意を払 た の ,ゞゲベキケタン側WG
メンバヴ 中心 あ た。
ゞゲベキケタン側WGメンバヴの認識 して , に く,現在,倒産法についての
包括的 文献 存在し いた 倒産実務に混乱を来しているの , 倒産法の適用の標
準化 よりも,実務の指針 るよう 書籍を早急に発刊するこ を重視すべ いう
もの あ た 思われる。
その観点 ら ,本注釈書の執筆 して , 即戦力 求 られるこ に ろう。
この点について ,ゞゲベキケタン側WGの責任者 あるアグペフ氏自身, 7年
7月の終了時評価現地調査団の派遣期間中に実施したインタビュヴにおいて,ゞゲベキ
ケタン 管財人制度 年改正の倒産法において本格的に導入された り
あるこ ら,管財人 ま 本注釈書を執筆する 即戦力 り得 ,倒産実務
の経験の豊富 経済裁判所の裁判官や非独占化委員会の職員を中心にしてゞゲベキケ
タン側WGを構成した 述べている。
し し,倒産事件手続 ,すべての過程に経済裁判所や非独占化委員会 関与するわ
け く,管財人 中心に て行う業務も多い。そのこ に ん れ ,管財人
について ,ゞゲベキケタン側WGメンバヴ して本注釈書の執筆を担当する いうこ
く も,ゞゲベキケタン側WGにオノザヴバ して参加してもらうこ や,管財
人 らゞゲベキケタン側 WG に対しコメントを提出してもらう いう選択肢もあ た
思われる。
また,本注釈書の読 手 タヴオット)を るゞゲベキケタン側の認識 ,本注釈
書 発刊され,注釈書の普及活動を実施する際にも,顕在化した。
この点について ,本誌第33号(2007年12月号)112ペヴグ以下の松嶋元長期専門家
の執筆記事に詳しく記載されているの ここ 詳細 割愛する ,同記事 ,地方
セプナヴに参加した弁護士 ら 当該セプナヴを評価する声 あ たにも わら ,
経済裁判所 民間セクタヴに地方セプナヴに参加してもらう必要性を感 てい
たこ 等 報告されている。
本件を るゞゲベキケタン側WGの対応を見ている ,経済裁判所や非独占化委員
会等の国家機関 管財人,企業や金融機関等の民間セクタヴ らのニヴゲを吸い上 ,
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われる。
(3) 本プログェクトにおける日本の役割
本プログェクトにおいて ,日本側 のよう 知見を提供して本注釈書の作成を支
援するこ るの いうこ も問題 た。
本注釈書の草案作成作業の初期において ,本邦研修,あるい 短期専門家派遣実施
の際に実施したフォロヴアップセプナヴにおいて,日本の倒産法制ン倒産実務の講義や
倒産実務関係機関の訪問を実施していた。その目的 ,日本の倒産法制ン倒産実務を紹
介するこ により両国の倒産法制及びその運用の比較研究を実施し,これによりゞゲベ
キケタン側参加者 得た知見等を本注釈書の内容及び構成等に反映させ,も て注釈書
の内容及び構成等の充実を図るこ にあ た PDM 上の 活動:1-3 ゞゲベキケタン
現行倒産法制の問題分析のた )日本その他の国の倒産法制及び実務について,情報収
集ン分析する。 に該当する。)。
し し,本プログェクトにおいて ,結果 して,この目的 実現され た。
もちろん,各本邦研修やフォロヴアップセプナヴのプログラム構成について 相当の
検討 行われ,各講師 日本における倒産法制ン実務分野の第一人者の方 り あり,
質の高い講義を提供いた いた。また,各訪問先においても充実した資料を準備いた
,研修員 らの質問にも 寧に対応いた ,日本側 ら提供されたこれらの知見
極 て充実した内容 あ た 言える。
本プログェクトの目的 ,ゞゲベキケタン側に日本の倒産法制ン倒産実務についての
知見を取得してもらうこ あれ ,これらの内容 非常に暼益 あ た 思われる。
また,本プログェクト の関係においても,ゞゲベキケタン側 ら見て, 日本
側WG そのよう コメントを出すの いう背景を知るのに 暼益 あ た 思わ
れる。
し し,残念 ら,これらの知見 本注釈書の内容に直接的,具体的に反映された
言い難い。
その理由 して ,や りゞゲベキケタン倒産法の立法の際に日本の法制度 参考に
され たこ 挙 られよう。ゞゲベキケタン倒産法 ロシア倒産法の影響を強く
受けており,その内容も酷似しているこ ら,本注釈書を作成するに際して参考 さ
れるべ ,ロシア倒産法 あ た。日本の倒産法制 ゞゲベキケタンの倒産法制 そ
の内容 異 りす ており,両国の倒産実務の様相も り異 るこ ら,日本の倒
産法制ン倒産実務についての知見を本注釈書の内容に暼効的に反映するこ 困難 あ
た 思われるし,ゞゲベキケタン側WGメンバヴ自身も, 7年7月の終了時評
価現地調査団の派遣期間中に実施したインタビュヴにおいて,そのように回答していた。
も も,ゞゲベキケタン側WGメンバヴの中に ,日本の倒産法制ン実務に関心を
持つ者もおり,本注釈書の草案中に日本の倒産法制 の比較についての記載 されたこ
もあ た。し し,その記載 僅 フヤヴゲに留まり,いわ 豆知識 のよう
ICD NEWS 第アィ号 2008.3) 21
ケタンの倒産法制の説明全体 のようにつ るの いう暼機的関連性 不明
あ た。仮に本注釈書に日本の倒産法制 の比較法的観点を盛り込 の あれ ,本注
釈書の全体方針 してそのよう 方針を打ち出さ い 意味 い 思われる ,ゞゲ
ベキケタン側WG全体 してそのよう 方針を定 るこ 行われ ,結局,日本の倒
産法制ン実務についての知見を本注釈書に反映する いうこ 行われ た。
しろ,本プログェクトにおいて ,(1) 前述したように, 年8月 日~
9月1 日に実施した短期専門家派遣の際にゞゲベキケタン側WG 注釈書の構造改
善 をテヴマ した協議を実施する取組等を継続して行 ているにも わら ,本注
釈書の草案の改訂 ほ ん 進ま ,本注釈書の草案 未 法制的 問題点を多く抱え
ているこ 大 問題 ており,日本側WGに て ,この問題にい に対処
する 喫緊の課題 ていた。
このよう 背景の下,本プログェクトの方針 して , 年11月に実施した
第 回本邦研修を最後に日本の倒産法制ン倒産実務の講義や倒産実務関係機関の訪問
行わ いこ する一方,今後 本注釈書の草案についての協議の を実施して,草案
の改訂作業に集中するこ し,日本側WGのコメント方針 して ,日本の持つ立法
技術や法解釈技術をい したコメントを行うこ によ て本注釈書の草案の抱える法
制的 問題点を解決すべく,専ら法制技術面 らのコメントをゞゲベキケタン側WGに
提出するこ した。
も も,このよう 法制技術面 らのコメントについて ,前述の おり,ゞゲベ
キケタン側WG ,日本側のコメント 細 す る,あるい ゞゲベキケタンにおける
実務に即してい い いう認識を暼しており,その重要性 あまり理解され ,結果
して ,ゞゲベキケタン側WGのニヴゲ 合致し た。
ころ ,法制技術面についてのコメントを出す場合,日本側WG 自ら 暼する日
本の倒産法制ン実務の知見を活用するの く,法 専門家 して暼する法解釈技術
を活用して,ゞゲベキケタン側WG 作成した草案に対してコメントを行うこ る。
日本 世界的に見ても精緻 立法技術や法解釈技術を暼している いうこ ,
その技術を活用して,整合性に問題 ある草案の記載について指摘したり,条文の解釈
を展開して草案の内容を充実させるこ について 日本の優位性を発揮 る 思わ
れる38 ,それ ,日本側 ,支援の対象 る法 及びその関連法 を十分理解して,
初 て実現 るもの ある。
本プログェクトにおいて,日本側WG ,支援の対象 あるゞゲベキケタン倒産法
38 も も,本プログェクトにおいて ,日本側WG ,ゞゲベキケタン側WGの作成した草案に対して, 法
制技術面 らのコメント を行う前提 して,草案の記載の順番を入れ暶えさせたり,重複している記載を削除 させたり,明ら に誤記 ある事項を修正させたりするよう 単純 コメント作成作業に追われるこ も多く, 特に法的専門知識 く も一般的 文書読解力ン論理力 あれ 作成 るよう ヤベルのコメントを多数出 さ るを得 い状況 あり,日本側WG 出したコメント全て 日本 本来暼する立法技術や法解釈技術を活 用して,日本の優位性を十分発揮 た もの ある ま 言え い あろう。強いて言え ,日本側WG