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平成24年度の特技懇を振り返って 「特技懇」誌のページ(特許庁技術懇話会 会員サイト)

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2013.5.15. no.269

平成24年度の特技懇を振り返って

平成24年度 特許庁技術懇話会 副代表委員

編集委員長

  篠塚 隆

 特技懇誌の発行は、昭和 25 年にまで遡ることができるそ うです。休刊していた時期もあるようですが、現在まで継続 して発行されています。したがって、特技懇誌は、その時の 特許庁を取り巻く状況や会員の関心事を知る貴重な資料とい えます。特許庁入庁以来、一会員に過ぎなかった私が、その 編集に携わることができたことは、大変光栄なことでありま す。この場を借りて感謝申し上げたいと思います。

 私が編集委員長として編集した最初の号(266 号)の特集

は、「人材育成」でした。新しいことにチャレンジすること、

新しい知識を吸収していくことは、審査官、審判官にとって 特に意識しなければならないことだと思います。ややもする と、日常の多忙な日々に埋没しがちです。今、振り返ってみ ると、特技懇の編集委員長の役目を果たすこと自体が、私に とってのチャレンジであり、研修であったように感じます。

就任後、「人材育成」特集を初めに企画することになったのは、

とても偶然とは思えません。

 ところで、編集委員会は、私を含めて 6 名で組織し、特技 懇誌の企画、執筆の依頼、原稿の校正などを各々で分担しな がら行いました。その中でも最も重要でありながら、私ども が苦労したものは、特集の企画でした。今、本誌の読者がど のような情報を欲しているのか、読者に有益となる情報は何 であるのかに加え、知的財産制度の向かっていく方向、知財 や技術について巷で話題となっている事柄を、キーワード化 するなどして把握することから始めました。そして、これら のキーワードをまとめ上げて特集として具現化し、最終的に はその特集に相応しい記事を取り揃えていったのですが、こ の特集、この記事のラインナップでよかったのだろうかと、 後から悩むこともありました。しかし、特技懇誌として発行 されていくプロセスは、ものづくりそのものであり、発行日 当日に、出来たての冊子を手にしたときは、それまでの苦労

も吹き飛ぶ程、嬉しかったことを思い出します。

 特技懇の 2 大事業といえば、特技懇誌の発行と懇親会の開 催ですから、懇親会についても触れたいと思います。懇親会 は、新正会員の紹介も兼ねていることから、入庁後すぐに受 講しなければならない審査官補コース研修が終わり、少し落 ち着いた7月頃に開くのが、それまでの慣例でした。しかし、 一昨年の震災により、急遽、開催時期を 11 月に移し、平成 24年度も同じ頃の開催となりました。晩秋のピンと張った 空気の中で、新正会員代表の少し緊張した挨拶が会場内に響 きわたっていたのを今もはっきりと覚えています。

 一方、特技懇の他の活動に目を転じますと、会員の皆様の 自己研さんのために、 平成 24 年度も、 各種勉強会やセミ ナーなどを多数、企画し実施しました。それらに参加され、 有益な知識や人脈を得た会員の皆様も多いことと思います。 私も、これらの企画のいくつかに参加させて頂きました。そ こで感じたことは、参加している会員の皆様が、何事にも謙 虚であったということでした。特許の審査や審判の対象は、 基本的には技術であり、その技術に向き合うには、謙虚でな ければならないからだと思います。技術官たる審査官、審判 官の原点を再確認できたように感じます。

 刺激的な毎日を過ごした平成 24 年度の副代表委員と編集 委員長としての活動は、この特技懇 269 号の編集をもって 終わることになりますが、今後も、特技懇は、その歩みを止 めることなく、会員の皆様のために、その活動を継続してい くことでしょう。

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