vSphere Web Client により、vCenter Server システムに接続し、ブラウザを使用して vSphere デプロイを 管理できます。
以前のバージョンの vSphere Web Client がインストールされている場合、この手順では vSphere Web Client をアップグレードします。
注意 IP アドレスが IPv4 に準拠している場合のみ、vCenter Server 5.5 は vCenter Server と vCenter Server コンポーネント間の IP アドレスによる接続をサポートします。IPv6 環境で vCenter Server システムに接続 するには、vCenter Server の完全修飾ドメイン名(FQDN)またはホスト名を使用する必要があります。
ベストプラクティスは、IP アドレス(DHCP によって割り当てられた場合に変わる可能性がある)の代わ
りに FQDN(すべてのケースで機能する)を使用することです。
開始する前に
n vCenter Server のインストーラをダウンロードします。vCenter Server インストーラのダウンロー
ド (P. 66) を参照してください。
n システムがインターネットに接続できることを確認します。
n システムが vSphere Web Client のソフトウェア要件を満たしていることを確認します。vSphere Web Client のソフトウェア要件 (P. 28) を参照してください。
n vSphere 製品をインストールまたはアップグレードする前に、vSphere ネットワークのすべてのマシン の時計を同期します。vSphere ネットワーク上の時刻の同期 (P. 60) を参照してください。
n vCenter Single Sign-On をインストールするか、または現在のバージョンにアップグレードします。
n vSphere Web Client と vCenter Server が同じ vCenter Single Sign-On サーバに登録されていることを 確認し、vSphere Web Client が vCenter Server インベントリに確実にアクセスできるようにします。
n vSphere Web Client のインストールまたはアンインストール前に、すべてのブラウザを閉じます。
n ACSII 以外の文字を含んでいないユーザー名を使用して、ホストマシンに管理者グループのメンバー
としてログインします。
手順
1 ソフトウェアのインストールディレクトリでautorun.exeファイルをダブルクリックし、インストー ラーを起動します。
2 vSphere Web Client を選択し、インストールをクリックします。
3 インストールウィザードに表示される指示に従って、インストーラの言語を選択し、エンドユーザー 特許協約およびエンドユーザー使用許諾契約に同意します。
4 デフォルトのインストール先フォルダを受け入れるか、変更をクリックして別の場所を選択します。
インストールパスには、ASCII 以外の文字、コンマ(,)、ピリオド(.)、感嘆符(!)、ナンバー記 号(#)、アット記号(@)、パーセント記号(%)のいずれの文字も含むことはできません。
8.3 形式の名前作成がホストマシンで無効にされている場合、vSphere Web Client を 8.3 形式の省略名 を持たないディレクトリ、あるいは名前に空白を含むディレクトリにはインストールしないでくださ い。この条件下では、vSphere Web Client がアクセス不能になります。
5 デフォルトのポート設定を受け入れるか、または変更します。
6 vCenter Single Sign-On に vSphere Web Client を登録するための情報を入力します。
vCenter Single Sign-On 管理者ユーザー名は administrator@vsphere.local であり、パスワードは
vCenter Single Sign-On のインストール時に管理者ユーザー用に入力したパスワードと同じにする必要
があります。Lookup Service URL の形式は https://SSO_host_FQDN_or_IP:7444/lookupservice/sdk と なっており、ここで 7444 は vCenter Single Sign-On HTTPS ポート番号のデフォルト値を表します。
vCenter Single Sign-On のインストール時に入力したものと同じものを入力する必要があります。
vCenter Single Sign-On のインストール時に別のポート番号を入力した場合は、そのポート番号を使用
します。
7 Intstall をクリックします。
8 次の操作のいずれかを行って、vSphere Web Client を起動します。
n 初めて vSphere Web Client を開始する場合は、サポートされているブラウザを開き、
https://vSphere_Web_Client_host_name_or_IP:9443/vsphere-client に移動します。
n 次のセッションで、Windows のスタートメニューからプログラム > VMware > VMware vSphere Web Client > vSphere Web Client を選択して、vSphere Web Client を実行できます。
注意 vSphere Web Client のアップグレード後に初めてログインするとき、目的の場所に移動できません
でしたというエラーメッセージが表示される場合があります。このエラーは、アップグレード時に前の バージョンからの vSphere Web Client セッションが開いたままのときに発生することがあります。こ の場合は、ブラウザを更新し再度ログインしてください。
カスタム インストールを使用した vCenter Inventory Service の個別
カスタムインストールを使用して、vCenter Single Sign-On、vCenter Inventory Service、および vCenter
Server を別々にして、それらのコンポーネントの場所および構成をカスタマイズできます。
これらの指示に従って vCenter Inventory Service のみをアップグレードします。Inventory Service と vCenter Server をアップグレードする前に、vCenter Single Sign-On をインストールまたはアップグレード する必要があります。
注意 IP アドレスが IPv4 に準拠している場合のみ、vCenter Server 5.5 は vCenter Server と vCenter Server コンポーネント間の IP アドレスによる接続をサポートします。IPv6 環境で vCenter Server システムに接続 するには、vCenter Server の完全修飾ドメイン名(FQDN)またはホスト名を使用する必要があります。
ベストプラクティスは、IP アドレス(DHCP によって割り当てられた場合に変わる可能性がある)の代わ
りに FQDN(すべてのケースで機能する)を使用することです。
開始する前に
n vCenter Single Sign-On のデプロイモード (P. 40) を確認します。
n vCenter Single Sign-On が vCenter Server アップグレードに与える影響 (P. 38) n vCenter Server アップグレードの前提条件 (P. 54) を参照してください。
n vCenter Server のインストーラをダウンロードします。
n vCenter Single Sign-On をアップグレードします。
手順
1 ソフトウェアのインストールディレクトリでautorun.exeファイルをダブルクリックし、インストー ラーを起動します。
2 vCenter Inventory Service を選択して、インストールをクリックします。
3 インストールウィザードに表示される指示に従って、インストーラの言語を選択し、エンドユーザー 特許協約およびエンドユーザー使用許諾契約に同意します。
4 Inventory Service の既存インスタンスをアップグレードまたは再インストールする場合は、既存の
データベースを残すか、新しい空のデータベースで置き換えるかを選択します。
5 インストールをクリックします。
Inventory Service がアップグレードされます。
カスタム インストールを使用した vCenter Server の個別アップグレード
vCenter Single Sign-On をインストールし、Inventory Service をアップグレードした後に、vCenter Server を個別にアップグレードできます。
代わりに、Simple Install の一部として vCenter Server をアップグレードできます。Simple Install を使用し た vCenter Server と必須コンポーネントのアップグレード (P. 71) およびvCenter Single Sign-On が vCenter Server アップグレードに与える影響 (P. 38) を参照してください。
この手順では、アップグレードする vCenter Server にダウンタイムが必要です。仮想マシンをパワーオフ する必要はありません。
以前のバージョンの vCenter Server がマシンにあると、vCenter Server インストーラで検出され、アップグ レードされます。アップグレードに失敗しても、旧バージョンの vCenter Server への自動ロールバックは 行われません。
注意 IP アドレスが IPv4 に準拠している場合のみ、vCenter Server 5.5 は vCenter Server と vCenter Server コンポーネント間の IP アドレスによる接続をサポートします。IPv6 環境で vCenter Server システムに接続 するには、vCenter Server の完全修飾ドメイン名(FQDN)またはホスト名を使用する必要があります。
ベストプラクティスは、IP アドレス(DHCP によって割り当てられた場合に変わる可能性がある)の代わ
りに FQDN(すべてのケースで機能する)を使用することです。
開始する前に
n vCenter Single Sign-On のデプロイモード (P. 40) を確認します。
n vCenter Single Sign-On が vCenter Server アップグレードに与える影響 (P. 38) を確認します。
n vCenter Server アップグレードの前提条件 (P. 54) を参照してください。
n vCenter Single Sign-On と Inventory Service をインストールします。
手順
1 ソフトウェアのインストールディレクトリでautorun.exeファイルをダブルクリックし、インストー ラーを起動します。
2 vCenter Server を選択し、インストールをクリックします。
3 インストールウィザードに表示される指示に従って、インストーラの言語を選択し、エンドユーザー 特許協約およびエンドユーザー使用許諾契約に同意します。
4 データベース認証情報を入力または確認します。
5 vCenter Server データベースをアップグレードするかどうかを選択します。
n 既存の vCenter Server データベースをアップグレードするを選択して、vCenter Server へのアッ プグレードに進みます。
n データベースのバックアップコピーがない場合は、既存の vCenter Server データベースをアップ グレードしないを選択します。
アップグレードは続行できません。
6 既存の vCenter Server データベースと SSL 証明書をバックアップしましたをクリックします。
7 vCenter Server Agent のアップグレード方法を選択します。
オプション 説明
自動 vCenter Server インベントリ内のすべてのホストで vCenter Server Agent
を自動的にアップグレードします。
手動 次のいずれかに当てはまる場合:
n 特定のホストで vCenter Server Agent のアップグレードのタイミング を制御する必要がある。
n vCenter Server Agent は、インベントリ内の各ホストにインストール
され、vCenter Server がホストを管理できるようにします。vCenter Server Agent は、vCenter Server をアップグレードするときに、アッ プグレードする必要があります。
vCenter Server Agent は、インベントリ内の各ホストにインストールされ、vCenter Server がホストを 管理できるようにします。vCenter Server Agent は、vCenter Server をアップグレードするときに、
アップグレードする必要があります。