Navisphere Server Utility の実行
このセクションでは、Server Utilityの開始および使用方法について 説明します。Server Utilityはサーバまたはサーバ・サポートCDか ら実行できます。
Windowsサーバの場合、Utilityの登録サービス機能を使用するには、サー バにバージョン6.20以降のServer Utilityをインストールする必要がありま す。この機能は、サーバ情報をストレージ・システムに対して自動的に更 新します。
サーバ・サポート・メニューが開きます。サーバ・サポート・
メニューが表示されない場合は、次のステップに従って開い てください。
Windowsタスクバーで、
[スタート]>[ファイル名を指定して実行]を選択し ま す。
[ファイル名を指定して実行]ダイアログ・ボックスに、
以下の情報を入力します。
ドライブ:\locales\en_US\start.html
ここで、<ドライブ>はCDドライブ文字です。[OK]をク リックします。
3. メイン・メニューから、[CDからの製品の実行]を選択します。
[製品の実行]ページが表示されます。
4. [Navisphere Server Utility]を選択します。
Navisphere Server Utility
の使用Navisphere Server Utilityを使用して、次の機能を実行できます。
ストレージ・システムにおけるサーバ情報の更新
このサーバでiSCSI接続を構成する(Microsoftイニシエータのみ)
高可用性レポートの生成
スナップショット・タスクの実行(Navisphere Expressのみ)
Navisphere Server Utility(高可用性レポートを生成した後に手動で 確認する方法を含む)の使用法については、ユーティリティの[ヘ ルプ]メニューから[ヘルプ]をクリックします。ユーティリティ のテキスト・バージョンを実行している場合、[スタート]>[プ ログラム]>[EMC]>[Navisphere]>[Navisphere Server Utility Help]の順に選択するか、または[スタート]>[すべての プログラム]>[EMC]>[Navisphere]>[Navisphere Server Utility Help]の順に選択します。コマンド・ラインを使用して高可 用性レポートを生成するには、次のセクションに進んでください。
コマンド・ラインを使用した高可用性レポートの生成
高可用性オプションを選択すると、サーバが高可用性に対応するよ
接続パスを確保し、PowerPathまたはVMwareネイティブのような他 のフェイルオーバー・ソフトウェアが動作していることが検証され ます。このユーティリティは、Windows Server 2008などのネイティ ブ・フェイルオーバー・ソフトウェアは検出しません。
コマンド・ライン使用して高可用性レポートを生成するには、コマン ド・ウィンドウを開き、以下のいずれかのコマンドを入力します。
cd C:\Program Files\EMC\Navisphere Server Utility ま た は
cd C:\Program Files (x86)\EMC\Navisphere Server Utility、次に naviserverutilcli havと入力します。
この検証後に、要約のレポートがユーティリティ側で生成され、
サーバに保存されます。naviserverutil havコマンドに-uploadスイッ チを発行する場合、ユーティリティは指定のストレージ・システ ムにもレポートを送信します。
高可用性レポートの生成:
サーバ状態の確認
ストレージ・システムへソフトウェアをインストールするため の準備
AX4システムのみ:新しいソフトウェアをインストールするために Navisphereソフトウェア・アシスタントを使用する場合にだけ、-uploadス イッチを使用してストレージ・システムにHAレポートをアップロードし ます。ソフトウェアの更新には、ndu -installコマンドではなく、ソフト ウェア・アシスタントを使用することを強く推奨します。-ndu installコ マンドでは、ソフトウェア・アシスタントと同一のインストール前の検証 が実行されません。ソフトウェア・アシスタントは、Navisphere Service Taskbarに含まれています。
サーバ状態の確認
コマンド・ラインを使用してサーバの高可用性ステータスを定期的 に確認するには、naviserverutilcli hav[-directory | -d出力ディレク トリ]コマンドを発行します。
ここで、各スイッチと値の意味は次のとおりです。
-directory| -d出力ディ レクトリ
レポートを保存するサーバのディレクトリを指定しま す。このスイッチは、CDからServer Utilityを実行して いる場合のみ必要です。それ以外の場合、レポートは Navisphere Server Utilityのインストール・ディレクトリ に自動的に保存されます。
Server Utilityをサーバにインストールして、ディレクト リを指定している場合、指定したそのディレクトリは、
Server Utilityのインストール先のディレクトリよりも優 先されます。
ストレージ・システムへソフトウェアをインストールするための準備 高可用性レポートの生成をストレージ・システム・ソフトウェアの 更新の必要条件にしている場合、ストレージ・システムにソフト ウェアをインストールする前に、このレポートをストレー ジ ・シ ステム にア ップ ロー ドす る必要 があ りま す。
HAレポートを生成してアップロードするには、ユーティリティをイ ンストールしたディレクトリで次のコマンドを入力します。
naviserverutilcli hav -upload -ipIPアドレス|-h IPアドレス|ネット ワーク名-user|-uユーザー名-password|-pユーザーのパスワード -scope|-sスコープ・レベル-secfilepathセキュリティ・ファイル・
パス-port 443|2163[-directory | -d出力ディレクトリ] こ こで 、各ス イッ チと 値の 意味 は次の とお りで す。
-ip<IPアドレ ス>
レポートをアップロードするストレージ・システムのSP のIPアドレスを指定します。このスイッチは-hスイッチ と一緒に使用できません。
-h<IPアドレ ス> | <ネッ トワーク名>
レポートをアップロードするストレージ・システムのSP のIPアドレスまたはネットワーク名を指定します。このス イッチは-ipスイッチと一緒に使用できません。
-user|-u<
ユーザー名>
ストレージ・システムのログイン名を指定します。この スイッチは、-password|-pおよび-scope|-sスイッ チと一緒に使用する必要があります。このスイッチは -secfilepathスイッチと一緒に使用できません。
-password
|-p<ユー
ストレージ・システムへのアクセスに必要なパスワード を指定します。このスイッチは、-user|-uおよび-scope
ザー・パス ワード>
|-sスイッチと一緒に使用する必要があります。このス イッチは-secfilepathスイッチと一緒に使用できません。
-scope|-s
<スコープ・
レベル>
このユーザー名とパスワードの、ストレージ・システム に対するアクセス・レベルを指定します(0 =グローバ ル、1 =ローカル、2 = LDAP)。このスイッチは、-user
|-uおよび-password|-pスイッチと一緒に使用する 必要があります。このスイッチは-secfilepathスイッチ と一緒に使用できません。
-secfilepath
<セキュリ ティ・ファイ ル・パス>
指定されたIPアドレスをセキュリティ・ファイルから検 索します。指定されたIPアドレスが見つからなかった場 合は、セキュリティ・ファイルのデフォルトのエント リーが使用されます。
このスイッチを実行するには、セキュリティ・ファイ ルが必要です。セキュリティ・ファイルの作成方法に ついては、「EMC Navisphere Command Line (CLI) Reference」を参照してください。
このスイッチを-user|-u、-password|-p、および -scope|-sスイッチと一緒に使用することはできません。
-port 443| 2163
Navisphere Management Serverのポート番号を指定し ます。デフォルトは、443。
-directory| -d出力ディ レクトリ
レポートを保存するサーバのディレクトリを指定しま す。このスイッチは、CDからServer Utilityを実行して いる場合のみ必要です。それ以外の場合、レポートは Navisphere Server Utilityのインストール・ディレクトリ に自動的に保存されます。
Server Utilityをサーバにインストールして、ディレクト リを指定している場合、指定したそのディレクトリは、
Server Utilityのインストール先のディレクトリよりも優 先されます。
HAレポートのアップロード後
サーバの高可用性を検証する場合、Server Utilityを実行するだけで なく、次の点を手動で確認することを強く推奨します。
ソフトウェアおよびハードウェアのサポート状況の確認:す べてのソフトウェアおよびハードウェアが、EMCのE-Lab™
Interoperability Navigatorとサポート・マトリックスに従ってサ ポートされていること。
このツールはサポート対象のスイッチ・ファームウェアを実行してい るかどうかは検証しません。また、冗長スイッチ(推奨)を使用して いるかどうかも検証しません。
ストレージ・システム・ソフトウェアのアップグレード:ス トレージ・システム・ソフトウェアのオンライン・アップグ レードを実行しようとしているかどうか、HBAやLUNを追加し たかどうか、接続を変更したかどうか(パスの追加またはゾー ンの変更)。
z ソフトウェアおよびハードウェアがサポートされており、
EMCのE-Lab Interoperability Navigatorとサポート・マトリッ クスに応じた相互運用が実行できていること。
z 更新中にサーバがアクセスするすべてのLUNがパス管理ソ フトウェアの制御下にあること。PowerPathおよびDMPを 実行しているサーバの場合、レポートの[Details]タブの
[Failover Software]セクションを参照してこれらのLUNの 場所を確認します。リストにない場合、ソフトウェアの更新 中、サーバはLUNへアクセスできません。
Admhost Utility のインストールと削除
Admhost UtilityがサポートされているMicrosoft Windowsプラット フォームは、Windows Server 2008、Windows Server 2003、Windows 2000だけです。これらのオペレーティング・システムのサポートさ れているバージョンについては、「Admhostリリース・ノート」を 参照してください。
Admhost Utilityは、VMware Windows仮想マシンにのみインストー ルできます。
重要
Windows仮想マシンを使用している場合は、「EMC CLARiX VMware ESXサーバおよび仮想マシン用サーバ・サポート製品イ ンストール・ガイド」(P/N 300-004-281)を参照してください。
システムが仮想マシンかどうか判断できない場合は、システム管 理者にお問い合わせください。
Windows
サーバへのAdmhost Utility
のインストールEMCでは、ご使用の構成に適した、最新版のAdmhost Utilityソフト ウェアをインストールすることを推奨します。PowerlinkのWebサイ ト(CX4シリーズ、CX3シリーズ、CXシリーズ、AX4-5シリーズ)ま たはストレージ・システム・サポートWebサイト(AXシリーズ)
にあるソフトウェアのダウンロード・ページから最新版をダウン ロードできます。サーバ・サポートCD(任意のストレージ・システ ム)からソフトウェアをインストールすることもできますが、この CDには、ご使用の構成に対応する最新版のソフトウェアが収録さ れていない可能性があります。
1. Windowsサーバに、Administratorまたは管理者権限を持つユー ザーとしてログインします。
2. 既存のリビジョンに上書きする形で、Admhostをインストール することはできません。Admhostがすでにインストールされて いる場合は、「WindowsサーバからのAdmhost Utilityの削除」
(65ページ)を参照してください。
3. CX4シリーズ、CX3シリーズ、CXシリーズ、AX4-5シリーズのス トレージ・システムに対応したソフトウェアをダウンロードする には、次の手順を実行します。