表 2-6 FDType の設定例
Gold/空 Bronze
FDType
C B
EMPTY C
B EMPTY FDSitename
DiskGroup からサ イト C を削除しま す。
エラー A、B 以外の サイトがある か確認し、選 択します。そ れ以外の場 合、エラーに なります。
エラー DiskGroup からサ イト B を切断しま す。
切断するサイ トを B にし、
処理を続行 します。
結果
DiskGroupSnap エージェントの注意事項
DiskGroupSnap エージェントでは、次の点に注意してください。
■ p.36 の 「VCS のアップグレード後のファイアドリルの設定」 を参照してください。
■ p.36 の 「ファイアドリルのサービスグループの SystemZones 属性の設定」 を参照
してください。
■ p.37 の 「ファイアドリルサービスグループの設定」 を参照してください。
■ p.37 の 「Mount エージェントタイプの ArgList 属性に ReuseMntPt 属性を追加す
る」 を参照してください。
■ p.38 の 「設定の注意事項」 を参照してください。
■ p.39 の 「エージェントの制限事項」 を参照してください。
Node_D で起動する前に 2 つのノード間でフェールオーバーするようになります。アプリ ケーションとそのファイアドリルサービスグループはどちらも、SystemZones 属性に次の 値が設定されます。
SystemZones = { Node_A = 0, Node_B = 0, Node_C = 1, Node_D = 1 }
ファイアドリルサービスグループの設定
ファイアドリルサービスグループでは、アプリケーションレベルのリソース(プロセスリソー ス、アプリケーションリソース、Oracle リソースなど)は、ファイアドリルサービスグループと アプリケーションサービスグループで同じ属性値を持つことができます。 属性の同じ値を 再利用すると、VCS が間違ったリソースをオンラインとして報告する可能性があります。
このようなタイプでは、FireDrill タイプレベル属性を 1 に設定してください。 たとえば、
Oracle リソースとリスナーリソースを同一に設定する場合は、Oracle と Netlsnr の FireDrill 属性を 1 に設定します。
# haconf –makerw
# hatype –modify Oracle FireDrill 1
# hatype –modify Netlsnr FireDrill 1
# haconf -dump –makero
Mount エージェントタイプの ArgList 属性に ReuseMntPt 属性 を追加する
ファイアドリルサービスグループで Mount リソースを使う場合は、ArgList に ReuseMntPt 属性を追加し、値を 1 に設定する必要があります。
ReuseMntPt 属性を ArgList 属性に追加し、値を 1 に設定するには 1 設定を読み書き両用にします。
# haconf -makerw
2 ReuseMntPt 属性を ArgList 属性に追加します。
# hatype -modify Mount ArgList -add ReuseMntPt
3 ファイアドリルの Mount リソースの ReuseMntPt 属性の値を 1 に変更します。
# hares -modify firedrill_mount_resource_name ReuseMntPt 1 第 2 章 ストレージエージェント 37 DiskGroupSnap エージェント
4 ファイアドリルの Mount リソースの ReuseMntPt 属性の値を 1 に変更します。
# hares -modify original_mount_resource_name ReuseMntPt 1
5 VCS の設定を読み取り専用にします。
# haconf –dump –makero
設定の注意事項
次の推奨事項に注意します。
■ Veritas Volume Manager 5.1 以降と FMR ライセンスの組み合わせと、Site Awareness ライセンスをインストールする必要があります。
■ アプリケーションサービスグループがオンラインになっているとき、SystemZone で DiskGroupSnap リソースをオンラインにしないでください。
■ ファイアドリルサービスグループとアプリケーションサービスグループの両方で SystemZones 属性の値が同じことを確認します。
■ ファイアドリルサービスグループでは Volume リソースを使わないでください。
DiskGroupSnap エージェントは内部的に vxvol コマンドを使って、ファイアドリル
ディスクグループ内のすべてのボリュームを開始します。
■ 大きいセットアップでは、各種タイマーの値を微調整して、VxVM コマンドの完了を待 つ間にタイマーがタイムアウトしないようにすることが必要になる場合があります。 微 調整が必要なタイマーとしては、DiskGroupSnap リソースの OfflineTimeout や、関 連する DiskGroup リソースの MonitorInterval と ActionTimeout などがあります。次 に例を示します。
# haconf –makerw
# hares -override dgsres OfflineTimeout
# hares -modify dgsres OfflineTimeout 600
# hares -override dgres MonitorInterval
# hares -modify dgres MonitorInterval 1200 (this has to be twice the value intended for ActionTimeout below)
# hares -override dgres ActionTimeout
# hares -modify dgres ActionTimeout 600
# haconf –dump –makero
■ ファイアドリルサービスグループを作成するとき、一般的には、アプリケーションサービ スグループで使うのと同じ属性値を使います。
第 2 章 ストレージエージェント 38 DiskGroupSnap エージェント
Mount リソースの BlockDevice 属性は、アプリケーションサービスグループとファイ アドリルサービスグループの間で変わります。 BlockDevice のパスでは、ディスクグ ループ名の部分に _fd を追加する必要があります。次に例を示します。
/dev/vx/dsk/newdg1/newvol1 は /dev/vx/dsk/newdg1_fd/newvol1 になります。
「p.39 の 図 2-3 を参照してください。 」に、ファイアドリルサービスグループのリソー スの値への変更を示します。Volume リソースが含まれていないことに注意します。
■ ファイアドリルを開始する前に、アプリケーション DiskGroup に登録されているすべ てのサイトが ACTIVE 状態であることを確認してください。
図 2-3 DiskGroupSnap リソースのサンプルリソースの値
enc0_0 DMP による
マップ
VxVM
DMP ホスト
ファイバー チャネル スイッチ
ディスクエンクロージャ enc0
ディスクはパスにより、
c1t99d0 または c2t99d0
c2t99d0 c1t99d0
c1 c2
エージェントの制限事項
次の制限事項が DiskGroupSnap エージェントに適用されます。
■ DiskGroupSnap エージェントはボリュームセットをサポートしません。
■ DiskGroupSnap エージェントは Storage Foundation for Oracle RAC 環境では使 えません。
■ DiskGroupSnap リソースのオンラインおよびオフライン操作で、VCS 処理のエントリ
ポイントを呼び出し、VxVM コマンドを実行してファイアドリルサイトを切断/再接続しま す。 VxVM では、これらのコマンドが、ディスクグループがインポートされるノードで実 行される必要があるので、ディスクグループはこれらの操作を実行する前にクラスタの 一部のノードでインポートされる必要があります。
■ いずれかのノードで VCS を終了する前に、のファイアドリルサービスグループをオフ ラインにしてください。 VCS を終了する前にファイアドリルサービスグループをオフラ 第 2 章 ストレージエージェント 39 DiskGroupSnap エージェント
インにしなかった場合、ファイアドリルを引き続き実行するには、ファイアドリルサイトを ディスクグループに手動で再接続する必要があります。
■ Veritas Volume Manager でサポートされる ASL/APM ライブラリがあるエンクロー
ジャを使ってください。 サポート対象のエンクロージャを確認するには、vxddladm listsupport コマンドを使います。
■ ファイアドリルの処理中にアプリケーションサービスグループを切り替えないでくださ い。
DiskGroupSnap エージェントのリソースタイプの定義
このエージェントのリソースタイプの定義は次のとおりです。
type DiskGroupSnap (
static int ActionTimeout = 120 static int MonitorInterval = 300 static int NumThreads = 1
static str ArgList[] = { TargetResName, FDSiteName, FDType } str TargetResName
str FDSiteName str FDType )
DiskGroupSnap エージェントの設定例
図 2-4 では、プライマリサイトは Bronze 設定であり、ディザスタリカバリサイトは Gold 設 定です。
プライマリサイトは、専用のファイアドリルディスクがないために Bronze 設定です。 Bronze 設定では、ディザスタリカバリサイトのミラーディスクの用途を変更して、ファイアドリルのテ ストディスクとして使います。 Bronze 設定の欠点は、ファイアドリルがオンラインのときに プライマリサイトでディスク障害が発生した場合、サイトが障害状態になることです。
Bronze 設定での FDSiteName の値は VxVM サイト名です。 この設定のため、プライ マリサイトでのノードの FDSiteName 属性値は次のようになります。
FDSiteName@Node_A = pri FDSiteName@Node_B = pri
ディザスタリカバリサイトは、専用のファイアドリルディスクがサイトにあるので Gold 設定に なります。 FDSiteName 属性には、ファイアドリルディスクに指定されている VxVM サイ トタグを使います。 この設定のため、ディザスタリカバリサイトでのノードの FDSiteName 属性値は次のようになります。
FDSiteName@Node_C = dr_fd FDSiteName@Node_D = dr_fd
第 2 章 ストレージエージェント 40 DiskGroupSnap エージェント
Node_A と Node_B については SystemZones 属性の値をゼロに設定し、Node_C と Node_D については 1 に設定します。次に例を示します。
SystemZones = { Node_A = 0, Node_B = 0, Node_C = 1, Node_D = 1 } 図 2-4 Bronze 設定のプライマリサイトと Gold 設定のディザスタリカバリサ
イト
もとのボリューム V
V のスナップショットボリューム:
S1