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AWSIP エージェントは、AWS(Amazon Web Services)クラウド環境にあるネットワーク リソースを管理します。ネットワークリソースは、次のとおりです。

プライベート IP: プライベート IP は、プライベートな数値のアドレスであり、デバイスが 互いに通信するようにネットワークに接続します。

Elastic IP: Elastic IP アドレスは、静的な IPv4 パブリックアドレスであり、動的なクラ

ウドコンピューティングのために設計されています。1 つの Elastic IP アドレスは、AWS アカウントと関連付けられます。

オーバーレイ IP: AWS では、IP アドレストラフィックがサブネットと AZ (可用性ゾー ン) どちらにあっても、トラフィックを VPC (Virtual Private Network) の EC2 (Elastic Compute Cloud) インスタンスにリダイレクトできます。オーバーレイ IP は、サブネッ トまたは可用性ゾーンにまたがるノードのために IP フェールオーバー機能を提供し ます。オーバーレイ IP は、VPC CIDR (Classless Inter-Domain Routing) ブロック の外にある必要があります。

このエージェントは、AWS CLI を使用して、AWS クラウド環境にある IP リソースを関連 付けます。エージェントは次を実行します。

プライベート IP アドレスの割り当ておよび割り当て解除

Elastic IP アドレスの関連付けと関連付け解除、およびプライベート IP の割り当てと

割り当て解除

オーバーレイ IP のルートテーブルエントリの管理(サブネット間でのフェールオーバー のため)

エージェントは Amazon EC2 領域を自動的にフェッチします。

前提条件

AWS CLI パッケージをインストールします。

第 3 章 Network エージェント 148 AWSIP エージェント

[EC2 インスタンス(EC2 instance)]、[ネットワーキング(Networking)]、[ソース/宛 先の変更(Change Source/Dest)]の順に移動します。[ソース/宛先の変更(Change Source/Dest)]を確認して無効にします。オーバーレイ IP を確認します。

必要な権限を持たせて IAM ロールを作成し、このロールを EC2 クラスタインスタンス に関連付けます。

[IAM(IAM)]、[ポリシーの作成(Create Policy)]、[ロール(Role)]の順に移動し、

ロールを作成します。

次に、.json ポリシーファイルの例を示します。

{

"Version": "2012-10-17",

"Statement": [ {

"Action": [

"ec2:AssignPrivateIpAddresses",

"ec2:DescribeAddresses",

"ec2:DisassosciateAddress",

"ec2:AssosciateAddress",

"ec2:UnassignPrivateIpAddresses",

"ec2:AssignPrivateIpAddresses",

"ec2:DescribeInstances",

"ec2:DescribeNetworkInterfaces",

"ec2:DescribeRouteTables",

"ec2:CreateRoute",

"ec2:DeleteRoute",

"ec2:ReplaceRoute", ],

"Effect": "Allow",

"Resource": "*"

} ] }

すべての発信トラフィックが、NAT (ネットワークアドレス変換) ゲートウェイを経由する ことを確認します。エージェントは AWS CLI を使用し、Amazon EC2 API エンドポイ ントへのアクセスを必要とします。

EC2 が属するサブネットが、ルートテーブルと関連付けられていることを確認します。

依存関係

IP リソースは NIC リソースと AWSIP リソースに依存します。

第 3 章 Network エージェント 149 AWSIP エージェント

図 3-6 サービスグループ依存関係の例

Application

Mount

VolumeSet

DiskGroup AWSIP

IP

NIC

エージェント関数

Private IP: プライベート IP を NIC ENI (Elastic Network Interface) に割り当てます。

Elastic IP: プライベート IP が設定内に定義されている場合にの み機能します。プライベート IP を Elastic IP と関連付けます。

エージェントは、Device 属性に基づいて ENI を自動的に検知し ます。

Overlay IP: RouteTableIds 属性に指定されたルートテーブル 内に、ルーティング先を OverlayIP、ターゲットを ENI (エントリポ イントの実行元) としてルートを作成します。

Online

Private IP: ENI から割り当てを解除します。

Elastic IP: Elastic IP の関連付けを解除します。

Overlay IP: ルートをルートテーブルから削除します。

Offline

Private IP: プライベート IP の ENI への割り当てを監視します。

Elastic IP: プライベート IP と Elastic IP との間の関連付けを監 視します。

Overlay IP: ルーティング情報を監視し、オーバーレイ IP のルー トテーブルエントリが存在するかどうかを確認します。

Monitor

Private IP: プライベートIP の割り当てを解除します。

Elastic IP: Elastic IP 関連付けを解除し、プライベート IP アドレ スの割り当てを解除します。

Overlay IP: ルートをルートテーブルから削除します。

Clean

第 3 章 Network エージェント 150 AWSIP エージェント

状態の定義

Private IP: プライベート IP は ENI に割り当てられています。

Elastic IP: プライベート IP は割り当てられ、Elastic IP はプライ ベート IP と関連付けられています。

Overlay IP: オーバーレイ IP のルートテーブルエントリが存在し ます。

ONLINE

Private IP: プライベート IP は ENI に割り当てられていません。

Elastic IP: プライベート IP は割り当てられておらず、Elastic IP はプライベート IP と関連付けられていません。

Overlay IP: オーバーレイ IP のルートテーブルエントリは存在し ません。

OFFLINE

プライベート IP の場合、Elastic IP またはオーバーレイ IP は UNKNOWN 状態にあり、次のいずれかに該当する可能性がありま す。

AWS CLI がインストールされていない。

AWSPath 属性が正しく設定されていない。たとえば、AWS CLI

が /usr/local/bin/aws にインストールされている場合、

AWSPath 属性は /usr/local/bin である必要があります。

ロールが正しく設定されていない、またはインスタンスに関連付け られていない。

UNKNOWN

IP リソースをオンラインに移行できない、または VCS の制御外で突 然停止したことを示します。

FAULTED

属性

表 3-12 必須属性 説明 属性

EC2 インスタンスのセカンダリプライベート IP アドレスです。

データ形式と値のタイプ: 文字列 - スカラー PrivateIP

オーバーレイ IP は、サブネットまたは可用性ゾーンにまたがる ノードのために IP フェールオーバー機能を提供します。オーバー レイ IP は、ノードが存在する VPC CIDR ブロックの外にある必 要があります。

データ形式と値のタイプ: 文字列 - スカラー OverlayIP

第 3 章 Network エージェント 151 AWSIP エージェント

表 3-13 オプションの属性 説明 属性

Elastic IP アドレスは、静的な IPv4 アドレスであり、動的なクラウ ドコンピューティングのために設計されています。1 つの Elastic IP アドレスは、AWS アカウントと関連付けられます。Elastic IP ア ドレスをセカンダリプライベート IP アドレスにマッピングできます。

データ形式と値のタイプ: 文字列 - スカラー ElasticIP

ネットワークデバイスの名前です。

すべてのネットワークアダプタの一覧を表示するには、ifconfig -a と入力します。

データ形式と値の種類: 文字列 - スカラー 例:eth0

上の例では、プライベート IP アドレスを次に利用可能な eth0 の エイリアスに 割り当てるために、eth0 を指定しています。

次の属性のいずれかが必須です。

PrivateIP

OverlayIP Device

すべてのルートテーブルを記述します。1 つ以上のルートテーブ ル ID にすることができます。

データ形式と値のタイプ: 文字列リスト RouteTableIds

AWS EC2 コマンドとバイナリの場所です。

データ形式と値のタイプ: 文字列 - スカラー AWSBinDir

リソースの種類の定義

type AWSIP (

static str ArgList[] = { PrivateIP, OverlayIP, ElasticIP, Device, RouteTableIds, AWSBinDir } str PrivateIP

str OverlayIP str ElasticIP str Device

keylist RouteTableIds str AWSBinDir

)

第 3 章 Network エージェント 152 AWSIP エージェント

設定例