Windows または Linux で使用できるアップデートツールではアップデートできな い、またはアップデートが非常に困難な PRIMERGY システムコンポーネントの アップデートに、この手順を使用します。また、これらの 2 種類の OS のいずれも 実行されていない自律的ハードウェアシステムのアップデートにも使用されます。
これらのシステムコンポーネントおよびハードウェアシステムは、TFTP サーバタ イプの ServerView Update Agent を使用してアップデートされます。
システムコンポーネントとハードウェアシステムは、TFTP サーバからイメージを 取得できることと、それ自身をアップデートできることが必要です。以下の手段を 提供するインターフェースを備えている必要があります。
l 構成データを読み取れる(バージョン、名前、MAC アドレスなど)。
l 必須パラメータ(IP アドレス、パス名、TFTP サーバ上のイメージ名)を設定 できる。
l アップデート手順を開始できる。
このために、以下のコントロールインターフェースがアップデートマネージャに現 在実装されています。
SNMP(読み取り)と HTTP(書き込み)と SSH アクセス
マネジメントブレードまたはコネクションブレード、または VMware ESXi オ ペレーティングシステムを実行するサーバなどのハードウェアシステムをアップ デートする場合。
BX600 MMB S2 の場合、2 つの代替マネジメントブレード(マス ターとスレーブ)が動作していることがあり、アップデート用には共 通の 1 つのアップデート IP アドレスがあります。この場合、アップ デート手順が実施されると、両方のマネジメントブレードは常にこの アップデート IP アドレスを使用してアップデートされます。
3.2.1 ハードウェアシステムのアップデート
マネジメントブレードを例にしたハードウェアシステムのアップデート
(SSH 通信によるコネクションブレードのアップデートにも、同じ手順が適用され ます)
図 5: アップデート手順の図(TFTP サーバによるマネジメントブレード)
l 管理用サーバのインベントリマネージャは SNMP コマンドを使用して、必要な インベントリデータをマネジメントブレードから取得します。グラフィカルユー ザインターフェースを使用してアップデートしている場合、データはグラフィカ ルユーザインターフェースに表示されます。
l アップデートマネージャは、データベースに格納されたインベントリをリポジト リ内のソフトウェアおよびファームウェアコンポーネントと比較します。この比 較で検出された差異に基づいて、アップデートが必要なコンポーネントとサーバ のリストを作成します。
l MMB (1) を使用する場合の特徴:
l MMB BX600 S3 の場合 : SNMP を使用して通信が処理されます。ログイ ンは不要です。
l MMB BX400S1 と BX900 S1 の場合 : ServerView Operations Manager V6.10 まで、通信は SNMP を使用して処理されていました。
Operations Manager V6.11 以降、SSH ログインが評価されます。
l マネジメントブレードのオブジェクト固有のアップデートジョブは、アップデー トマネージャによって生成されます。
l アップデートマネージャはアップデートイメージとアップデートジョブ(アップ デートハンドラとアップデートツールを含む)を TFTP サーバに転送し、アッ プデートジョブを開始します(アップデートマネージャと TFTP サーバ上の Update エージェントとのソケット通信)。
l Update エージェントはアップデートハンドラを開始し、これによって指定され たジョブ制御ファイルから必要なパラメータでアップデートツールが開始されま す。
l アップデートツールはマネジメントブレードと通信し、必要なアップデートパラ メータを SNMP または SSH コマンドを使用して転送します。
l これにより、TFTP サーバからのイメージのダウンロードとアップデート手順 は、マネジメントブレードによって完全に制御されます(TFTP 通信)。
l 対象のコンポーネントから返される値は、アップデートハンドラ経由でアップ デートツールから Update エージェントに、逆方向に転送されます。
l Update エージェントはジョブステータス情報をアップデートします。
l アップデートマネージャは現在の状態とエラー情報を取得して、グラフィカル ユーザインターフェースに表示するか、または CLI を使用している場合は結果 ファイルに格納します。
アップデート手順は完了です。
3.2.2 VMware ESXi OS を実行するシステムのアップデート(cURL を使用した iRMC S3/iRMC S4/iRMC S5 によるフラッシュ)
ESXi システムを実行するシステムのアップデート(cURL を使用した iRMC S3/iRMC S4/iRMC S5 によるフラッシュ)
図 6: アップデートの図解(cURL を使用した iRMC S3/iRMC S4/iRMC S5 による ESXi シス テム)
l 管理サーバのインベントリマネージャは CIM コマンドを使用して、必要なイン ベントリデータを VMware ESXi ホストから取得します。(ServerView ESXi CIM Providerを事前にインストールしておく必要があります。)グラフィカル ユーザインターフェースを使用してアップデートしている場合、データはグラ フィカルユーザインターフェースに表示されます。
l アップデートマネージャは、データベースに格納されたインベントリをリポジト リ内のソフトウェアおよびファームウェアコンポーネントと比較します。この比 較で検出された差異に基づいて、アップデートが必要なコンポーネントとサーバ のリストを作成します。
アップデートマネージャでは、インベントリデータの HCL(Hardware Compatibility List)ファイルとの比較も実行されます。このファイルは GlobalFlash リポジトリ(
https://support.ts.fujitsu.com/DownloadManager/globalflash/hclVMWar eAll.xml)このリストは、VMware が発行する認定サーバ設定の情報に基づいて います。アップデートがリストにない場合、アップデート不可能とマークされま す(「アップデート詳細」ダイアログボックスに該当するメッセージが表示され ます)。
HCL ファイルには iRMC コンポーネントは含まれません。そのため、
iRMC アップデートは常に提示され、互換性があるとみなされます。
l BIOS/iRMC ファームウェアのオブジェクト固有のアップデートジョブは、アッ プデートマネージャによって生成されます。
l ESXi ホストが保守モードで、シャットダウンされていることが前提条件になり ました。
アップデートマネージャはアップデートイメージとアップデートジョブ(アップ デートハンドラとアップデートツールを含む)を TFTP サーバに転送し、アッ プデートジョブを開始します(アップデートマネージャと TFTP サーバ上の Update エージェントとのソケット通信)。
l Update エージェントはアップデートハンドラを開始し、これによって指定され たジョブ制御ファイルから必要なパラメータでアップデートツールが開始されま す。
l アップデートツールは iRMC S3/iRMC S4/iRMC S5 と通信し、必要なアップ デートパラメータを cURL を使用して転送します。
l iRMC ファームウェアアップデートの場合: アップデートツールはファームウェ アセレクタに従って iRMC を即座にリブートし、新しいファームウェアを有効 にします。
l BIOS アップデートの場合 :
a. サーバ上の VMware ESXi システムが Maintenance Mode であるかどう か、内部的に確認されます(iRMC S4/iRMC S5 が搭載されるサーバの場 合)。
b. アップデートマネージャは ServerView データベースから認証情報を取得し て、VMware ESXi システムにアクセスします(iRMC S4/iRMC S5 が搭載 されるサーバの場合)。
c. アップデートマネージャは VMware ESXi システムをリブートして、新しい システムボード BIOS を有効にします。
l アップデート手順は完了です。
l 対象のコンポーネントから返される値は、アップデートハンドラ経由でアップ デートツールから Update エージェントに、逆方向に転送されます。
l Update エージェントはジョブ状態情報をアップデートします。
l アップデートマネージャは現在の状態とエラー情報を取得して、グラフィカル ユーザインターフェースに表示するか、または CLI を使用している場合は結果 ファイルに格納します。
アップデート手順は完了です。