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Q63 同時接種のとらえ方 II

ドキュメント内 Microsoft Word 表紙?H23年度予防接種センターQ&A (ページ 113-130)

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Q64 不規則接種例への対応

複数の予防接種を行わずに成長した小学生のスケジュールについて

① 10 才男児

麻しん、風しんは1回 DPT は第1期2回目まで

→MR1回打ち、DPT の第1期3回目を省略し、第1期追加を打つ ということで よろしいでしょうか?

② 9 歳女児

BCG なし、ポリオ1回 麻しん1回のみ、風しんなし DPT 初回3回のみ、追加なし

→BCG、MR1回打つ。このあとの風しんの2回目はどのくらいの期間あける といいでしょうか?

DPT 第1期追加をうつ。ポリオはもう1回接種したほうがいいようにも思います が、副作用のポリオももれにありますし、うったほうがいいのでしょうか?

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① のケース

 MRは任意接種になりますが、1回接種してください。

 DPTは 1回接種で1期完了と考えればよいと思います。ただし、すでに10歳 以上ですので、DPTをそのまま0.5mL接種すればジフテリアトキソイドの量によ り副反応が強く出る可能性がありますので、DPTを0.3mL という手はあります。

ただし、この量では十分な免疫が得られないという経験もしておりますので、十 分なインフォームドコンセントを取って、DPTを0.5mL接種して良いと思います。

なお、百日咳の既往がはっきりしているのであれば DPT の代わりに DT の 0.1mL接種で1 期完了としても構いません。なお、2期の DTはいずれにせよ 定期として接種願います。参考までにDPTとDTの抗原量の表を示します。

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② のケース

 BCGは1歳までに接種できていない場合、おおむね4歳以下であれば、接種 してあげるべきと思います。今回は9歳ですから、必要かどうか不明です。接種 することに問題があるわけではありませんので、任意接種として実施していただ いても構いませんが、絶対接種すべきとまでは思われません。

 ポリオはすでに 1 回接種してあれば、IPV が接種可能になるまで待たなくても OPVを1回追加されればよろしいと思います。

 麻しんは 1 回接種してあるようですが、風しんが 1 回も接種していない女児で すので、少なくとも風しんを早く2回接種してあげたいところです。麻しんも1回 追加が望ましいですので、提案としては MR1 回接種し、1 カ月以上間隔を空 けて2回目もMRで接種してはいかがでしょうか。

 DPT は基礎免疫が完了していると考えてよいと思います。定期 2 期の時期に DTを0.1mL接種すればよろしいと思います。

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Q65 中国渡航前接種

1 歳3 か月の男児。H23.6.21より母の実家の中国に家族とともに渡航し、10日間滞 在予定。

家族より中国に行く前に予防接種を受けられるものを受けていきたいと相談がありま した。但し、先月13日にポリオ2回目を接種しているため、予防接種が可能になるのは 6月 10日以降になります。今回の渡航前に接種を受けることは難しいと思われますが、

今後の参考のため、以下の点について教えてください。

① 受けた方がよい任意予防接種について

② 予防接種スケジュール(定期及び任意)について

【接種歴】 BCG、三種混合1期初回(3回)、ポリオ(1回目、2回目)

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中国でも地域により事情は若干異なるものの、渡航期間が 10 日間と短く、おそらく 家族と行動を共にされ、秘境の地に入り込むわけでもないと思われ、さらに、渡航まで もう2週間もないことを考えれば、今から接種しても渡航中の感染予防を考えるのは実 質的に無理かと思います。したがって、渡航の有無にかかわらず、乳幼児期に接種し ておくべきワクチンを通常通りに接種していけばよろしいと思います。

現時点までに必要なワクチンのうち、接種していないもので必須なものは、MR、小 児用肺炎球菌、ヒブワクチンだと思われます。任意接種では水痘やおたふくかぜが今 の時期の接種がよいと思いますし、B型肝炎は0歳台ですでに接種完了しておくべき ものだと思います。

① まずは小児用肺炎球菌ワクチンとヒブのできれば同時接種をお勧めします。この うち肺炎球菌ワクチンは1回目から60日以上の間隔を空けて2回目も接種しま しょう。

② MRも早い時期に1期接種を済ませましょう。

③ B型肝炎は希望があればこの時期でも3回接種するとよいでしょう。

④ 水痘とおたふくかぜワクチンは任意ですが、1歳半までに第1回目を接種するの がよいと思います。

⑤ 日本脳炎は3歳からが標準的と思います。

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Q66 タイへの渡航予定の 2 カ月児の予防接種計画

平成23年4月28日生まれのお子さんです。

生後6か月でタイのバンコクへ移住されるのですが、予防接種を日本ではどのような スケジュールで接種することをお勧めしたらよいでしょうか。保健センターでは生後3カ 月になってすぐ三種混合の1回目、2回目接種後BCG、その後三種混合3回目接種 し、ポリオというスケジュールをお勧めしているのですが、ポリオが9月27日と10月27 日しか機会がありません。ポリオは 1 回でも受けておいた方がよいのでしょうか。また、

他に任意接種で受けておいた方が良い予防接種はありますか?

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タイであれば、B 型肝炎、A型肝炎、ポリオ、破傷風などがよりしっかり接種すべきワ クチンだと思われます。しかし現実問題として、6 か月まであと 3カ月余りですので、日 本でなるべく多くのワクチン接種を希望されるなら次頁の VPD(ワクチンで防げる病気 を知って子どもを守ろう)の会が推奨するスケジュールも参考に、上手に同時接種を使 って接種するしかないと思います。このうち、A型肝炎は小児には現在接種できません ので、その他のものを接種することになります。

<接種スケジュール例>(定期)

(1) まずHIB①+PCV-7①を同時接種

(2) その1カ月後にHIB②+PCV-7②+DPT①を同時接種 (3) その1カ月後にHIB③+PCV-7③+DPT②を同時接種 (4) その1週間後にBCG

(5) その1カ月後にDPT③とOPV①

(6) B型肝炎は(1)、(2)、(5)のタイミングで加えることは不可能ではありません。

⇒渡航後も、保護者の職場と相談され、日本で受けた接種状況を現地の接種担当者 に見せて相談し、追加していけばよいと思います。なお、名古屋市の名鉄病院(名鉄 栄生駅前)の予防接種センターに相談してスケジュールを組んでいただくのも一案で す。

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Q67 ワクチン外来運用方法

現在、ワクチン外来運用手順書の修正を行っておりますが予防接種外来の予約を 種々の薬剤が混在しないようにワクチン毎に時間枠を決めることを検討しています。し かし今年度より同時接種が可能となっているとのことで、本当にワクチン毎に時間枠を 決めて予約を取り、遵守することは可能でしょうか?

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ワクチン毎に時間を決めて接種することは、ほとんど集団接種の場合以外は行われ ていないと思います。

理由として個別接種の利点からいえば、本人の身体の状態を考慮して接種できる、

保護者の都合で日を決めることができる、兄弟を同時に接種につれていける、などが ありますが、これらを著しく制限する可能性があり現実的ではないと思われます。

それよりも、手順書によるチェック体制の強化が適当ではないでしょうか?

対策の例としてスライドを添付しておきます参考にしてください。

予診票の紙色については、使用ワクチンの間違いを防止 するため、ワクチンのラベル色と統一することが望ましい。

※定期予防接種の予診票は、市町村が作成する。

①,BCG 青色 ⑥,MR 白茶色

②,DPT 黄色 ⑦,麻しん オレンジ色

③,DT 若草色 ⑧,風しん 桃色

④,破傷風 緑色 ⑨,日本脳炎 藤色

⑤,ポリオ 白色 ⑩,インフルエンザ 水色 色調サンプルは、紀州の色上質紙(薄口)を参照。

予防接種ガイドライン(2005・2006):財団法人 予防接種リサーチセンター

ワクチン予診票の規定色

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乾燥弱毒生麻しん風しん混合ワクチン

ミールビック ®

麻しん風しん混合ワクチン ミールビック®(MEARUBIK®)

BIKEN

2005年12月26日新発売

問診表 さらにラベ

ルを貼って Drに渡す バイアルを

揃える

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量を間違いやすい予防接種

(1)二種混合 0.1ml

(2)インフルエンザ 年齢ごとに違う

(3)日本脳炎 3歳未満は半量

予防接種ミス接種間隔を過誤

○○の医療機関は幼児に対し、国の予防接種実施要綱で三週間以上間隔を空け なければ接種できない三種混合ワクチンを、約二週間間隔で接種する過誤が発生し たと発表した。幼児の健康状態に異常はないという。関係機関によると、幼児は○○

医療機関で三種混合の接種を三回受けた。ところが医療機関が接種間隔を間違え て受付し、医師も看護師も十分に確認しなかったことが原因とみられる。

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接種直前に確認すること

1.本人確認(名前、年令)を保護者に確認 2.希望する予防接種の種類の確認 3.接種量の確認

4.接種時期の確認

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Q68 帰国後の接種計画

H23年1月3日生まれのお子さんです。

台湾で出生され、下記のとおり予防接種を済まされた方です。8 か月で日本に戻っ てこられましたが、今後の接種について相談がありました。今後は日本で生活されます が、台湾にも行き来されます。

BCG 2011.1.5

DPT+ 不 活 化 ポ リ オ + ヒ ブ 1 回 目 2011.3.11、2 回 目 2011.4.29、3 回 目 2011.7.8

小児用肺炎球菌 1回目 2011.3.11、2回目 2011.4.29、3回目 2011.8.12 ロタウイルス 1回目2011.3.11、2回目 2011.4.29

B型肝炎ウイルス 1回目 2011.1.6、2回目 2011.2.9、3回目 2011.7.8

Q&AのQ48を参考にお話しし、DPTは1期追加接種とヒブ4回目を来年の7月頃、

小児用肺炎球菌4回目を1歳ごろに接種を勧めました。ポリオですが、Q&Aには経口 生ワクチンを1回ないし2回接種されたほうがよいとありましたが、来年度中にも不活化 ポリオが定期接種として導入された場合のことを考えると、生ワクチンを勧めることが良 いか分かりませんでした。保護者も不活化を接種しているから生ワクチンは受けなくて もよいのではと言われました。

不活化ポリオはDPTと同様に3回目から1年後の合計4回で完了ですか。不活化 ポリオ+DPTが来年導入されていれば、4回目を接種して完了ということでよいでしょう か。

また、不活化ポリオを接種していても生ワクチンを接種した方が良い理由はどう説明 したらよいでしょうか?

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ワクチン先進国台湾で、しっかりと標準スケジュールに則って接種されておられ、い ずれもよい免疫ができていると思います。DPT、PCV-7やHIBの追加接種計画提案も 適切です。

IPV(不活化ポリオ)の標準接種回数は4回ですので、もう1回接種すべきと思われま す。ただし、わが国でIPVの実施が実現する予定はいまだ未定であり、希望的に来年 度中という話が流れているものの、期待は出来かねる状況です。したがって、本例の お子さんが4 回目の IPV を適切なタイミング内にわが国で接種できるかどうか不透明 です。また、台湾で使用中のIPV とわが国で採用される IPVは異なるものになる可能 性もあるかと思います。

ドキュメント内 Microsoft Word 表紙?H23年度予防接種センターQ&A (ページ 113-130)

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