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がある場合などに、HB キャリアであることをしっかり申告していただくようご指導される ことと、健康状態を保持されていても年に 2 回程度血液検査や、年に 1 回程度の US など画像診断など、専門医のもとでの経過観察をお勧めします。
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Q52 夫婦間 HB 感染予防
28才結婚して1年子供を産んでいない女性です。
夫がB型肝炎キャリアとの事。本人は HBs抗原(-)、HBs抗体(-)です。本人 B型ワ クチンを希望しております。この場合HBグロブリンを最初に投与する必要があるでしょ うか?HBグロブリンを投与する必要があればそれからどれくらいあけてHBワクチンを 3回投与する必要があるでしょうか?
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針刺し事故など明らかに体内にHBVが侵入した場合、HBワクチンを接種開始して も、最初のうちは十分な免疫ができていない時期を補てんするのが、HB グロブリンの 役割です。この場合、曝露直後にHBグロブリンと第1回目のHBワクチンは同時接種 で構いません。
針刺し事故のHBV曝露は最初の1回だけですので、以後はHBグロブリンを投与 せず、1カ月後と6ヶ月後に2回目および3回目の HBワクチンを予定通りに接種す れば、潜伏期間である1~6カ月の間の感染予防ができることになります。
ただし、今回の場合、夫婦ですので、HBV の曝露が日常生活の中で何度もあると いうことになります。キャリアであるご主人のHBe抗原およびHBe抗体はいかがでしょ うか?HBe抗原陰性HBe抗体陽性であればすでに夫婦として1年経過されていて感 染が成立していないようですのであまり神経質になることはないと思いますが、逆に HBe抗原陽性HBe抗体陰性であればご主人の血中HBV量はかなり多いと思われ、
夫婦間での感染のリスクは当然高くなります。
いずれの場合でも、奥さんは少なくともHBワクチンを接種すべきです。夫婦間での 感染予防でHBワクチンに加えHBグロブリンまで必要であるという記載は探しうる範囲 ではありませんでした。また、ワクチンで HBs 抗体獲得する確率はこの年齢であれば 97%以上と思われます。ただし、もし奥さんが結果的にHBs抗体を獲得することができ ないNon-Responder であった場合のことも考えると、常にあるHBV曝露を安心して抑 え込むには、HBs抗体を定期的(グロブリンの半減期を考慮し1カ月毎など)に常に測 定し続けて、低ければHBグロブリンをその都度投与していくという考え方もなくはない です。しかしながら、HB グロブリンは極めて高価ですし、もちろん夫婦間の感染予防 には健康保険適応も有りませんので、現実的ではありません。小生の経験では、針刺 し事故後にHBグロブリン1回とHBワクチン3回を半年間で接種してほぼ毎月 HBs 抗体を測定した方3名では、いずれも3カ月以上感染予防レベルの受動的なHBs抗 体レベルを維持しておりました。すなわち、HBs抗体価の経過次第ですが、何度もHB
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グロブリンを接種することも必要がないようにも思います。
以上のことを考慮し、現実的な方法としてHBワクチンによるHBs抗体獲得が確認さ れるまでの間は以下を提案します。(①+②が第一選択)
① できる限り早く第1回目のHBワクチンを接種し、ほぼ正確に4W後に2回目の 接種、その20W あとに3 回目の接種を実施し、3 回目接種の 1 カ月後にHBs 抗体測定する。
② HBs抗体獲得が確認されるまでの間は性交を避けていただく。
③ それが難しければ、100%防げるとまでは言い切れませんが(接吻でも感染が成 立しないとは限りませんので。)、避妊用ではなく、感染予防策として性交の際に はコンドームを使用していただく。
④ コンドームを用いた性交も避けることができない場合は、料金(HBグロブリンは1 回数万円以上)を説明して納得していただいた上で HB グロブリンを接種し、以 後HBs抗体価を毎月モニタリングしながら、低ければ適宜HBグロブリンを追加 する。もちろんHBワクチンは予定通り3回です。
以上の説明でご本人およびご主人が納得されなければ、同様のケースの経験もござ いますので、岐阜大学医学部附属病院で接種を含め対応させていただきます。なお、
当院では来院していただければ採血の上1時間以内にHBs抗体価のデータが出て、
その日のうちにHBグロブリンの要否を決定するといった診療も可能です。
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Q53 ワクチンにより HBs 抗体獲得者の HB キャリアとの接し方
28歳既婚女性、夫がB型肝炎キャリアHBe抗原+、HBe抗体-、肝機能はGOT、 GPT軽度上昇の患者さんです。
免疫ができるまで性交渉はしてないのですが、H23年10 月8日に3回目HB ワク チンを投与。H23年12月21日の結果では、HBs抗体+、HBe抗体-と出ましたが、
これから性交渉は大丈夫でしょうか。今後どう対応していったらよろしいでしょうか。
A53
HBs 抗体陽転化すれば、今後 B 型肝炎にはかからないと思います。性交における 感染の心配ありません。
今後、数年後には半数以上はHBs抗体陰性になっていくことが多いですが、その場 合も追加接種は必要であるという意見と、ひとたびHBs抗体が陽転すれば、その後陰 性に戻ってしかも追加接種しなくても一生感染はしないという意見に分かれておりま す。
当院における考え方ですが、追加接種は不要とする論文が、100%の保証はしてい ないものと判断しているために、職員が陽転してからその後陰性になってしまった場合 は現在のところ1回追加しております(検査結果が出て、至急接種する必要はありませ んので、落ち着いて対応しております。)。なお、医療従事者ですので、針刺しなどの 大量曝露の可能性を考慮して全職員に対して1年に1回HBs抗体価を測定しており ます。
本例では、毎年測定する必要はありませんが、数年に 1 回測定してもよいでしょう。
HBs抗原/抗体のみで結構です。場合によってはむしろ性交によってご主人の B型肝 炎ウイルス曝露によりブースターがかかり、非常に高いHBs抗体価が出てくるかもしれ ません。もし陰性になってしまったとしたら、医療従事者同様に1回追加してもよいと思 います。
蛇足ですが、HBs抗体の測定方法は、定性ではなく定量で測定し、感染防御抗体価
である 10.0 mIU/mL 以上を確認するのがよいと思います。上記のようにブースターが
かかれば、この数値は少なくとも測定限界(500mIU/mL)を超えて上昇すると思います し、10.0mIU/mLを割ってくれば1回のブースターHBワクチン接種を考慮してもよい数 字となります。
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Q54 海外渡航-狂犬病ワクチンについて
狂犬病の予防接種を受けたい住民さんがいます。
貴センターでの接種は可能でしょうか?海外渡航のための任意接種ですので、市 から依頼書は出せませんが、どのような手続きで接種できるかも教えてください。
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狂犬病のワクチンは現在流通が厳しく、メーカーに渡航先、渡航目的、渡航期間な どを申告した上で、審査の上配給されます。単なる海外旅行ではまず接種できません。
赴任や研究調査目的など、しかもある程度長期で、リスクの高い場所でないと却下に なることも多い状態です。したがって、
① 渡航先(国と都市名)
② 渡航目的
③ 渡航期間
④ 希望者の年齢
について、まずはお知らせください。その情報をメーカーに伝えた上で、配給可能で あればその旨をご報告の上、接種の段取りを指示いたします。実際の接種は当院血 液感染症内科で行います。
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