第 2 章 一般ユーザ向け コンピュータのセキュリティ対策
2.5 ブラウザとメーラの設定方法
2.5.5. Outlook 2003/2007 の設定
画面32:フィッシングメール対策が可能
5) Windows Updateの実行
Windows メールは新しいメーラですが、今後、セキュリティ的な問題が発生する可能があります。
セキュリティを維持するには、Windows Updateを実行し、常に最新のセキュリティパッチを適用する ことが必要です。
※Outlook 2003での設定方法を中心に解説します。Outlook 2007でもほぼ同じですが、違う点は別途 解説を加えます。
1) Outlook 2003のセキュリティの設定
Outlook 2003 では、セキュリティの向上、またウイルス被害を未然に防ぐ設定は「ツール」−「オ
プション」で行います。
画面33:「ツール」−「オプション」画面
■「画像ダウンロード」の設定
「セキュリティ」タブの「自動ダウンロード設定の変更」をクリックすると、「画像の自動ダウンロ ードの設定」の画面が表示されます。「HTMLメール内の画やその他のコンテンツを自動的にダウンロ ードしない」にチェックをつけ、その下に表示されている項目に関しても必要に応じてチェックをつけ ます。
画面34:「HTMLメール内の画やその他のコンテンツを自動的にダウンロードしない」にチェックをつ ける
■「メールオプション」の設定
HTMLメールにはフィッシング詐欺や危険なWebサイトへの誘導など、危険なものが数多くありま す。セキュリティを高めるために、HTMLメールをテキスト形式で表示させるときは、以下のように設 定します。
1.「初期設定」タブの「メールオプション」を選択します。
2.すべての標準メールをテキスト形式で表示する」にチェックをつけます。
画面35:「すべての標準メールをテキスト形式で表示する」にチェックをつける
2) Outlook 2007のセキュリティの設定
Outlook 2007 では、セキュリティの向上、またウイルス被害を未然に防ぐ設定は「セキュリティセ
ンター」で行います。
画面36:「ツール」−「セキュリティセンター」で設定画面を開く
■「自動ダウンロード」の設定
HTMLメールにある画像のダウンロード方法を設定します。「HTMLメールやRSSアイテム内の画 像を自動的にダウンロードしない」にチェックをつけ、その下に表示されている項目に関しても必要に 応じてチェックをつけます。
画面37:「HTMLメールやRSSアイテム内の画像を自動的にダウンロードしない」にチェックをつけ
る
■「メールのセキュリティ」の設定
セキュリティを高めるために、HTMLメールをテキスト形式で表示させるときは、「すべての標準メ ールをテキスト形式で表示する」にチェックをつけます。
画面38:「すべての標準メールをテキスト形式で表示する」にチェックをつける
■「添付ファイルの取り扱い」の設定
Outlook 2007では閲覧ウィンドウで、Excel、Wordなどの添付ファイルをプレビューすることがで
きます。セキュリティを高めるためには、このプレビューの機能を無効にすることをお勧めします。
プレビューの機能を無効にするには、「添付ファイルの取り扱い」の画面にある「添付ファイルのプ レビューをオフにする」にチェックをつけます。
画面39:「添付ファイルのプレビューをオフにする」にチェックをつける
3) Outlook 2003/2007の閲覧ウインドウについて
閲覧ウィンドウでは、メッセージを安全に参照できます。閲覧ウィンドウでは、悪意のある可能性が あるスクリプトや添付ファイルが自動的にアクティブにされたり、開かれたりしません。
悪意のある添付ファイルのほとんどはOutlookによりブロックされますが、不明な送信者や商用目的 の送信者からのメッセージや添付ファイルは常に注意して扱う必要があります。
4) Outlook 2003/2007のメール送信形式の変更
HTMLメールは、張り込まれたJavaスクリプトやActiveXコントロールの自動実行により、知らな い間にウイルスに感染してしまうことがあります。これによって、送信相手に対して、感染したHTML メールを送信してしまうこともあります。これを防ぐには、メールの送信形式を変更します。
1.「ツール」−「オプション」で設定画面を開き、「メール形式」タブを選択します。
2.メッセージ形式の「テキスト形式」を選択します。
画面40:「テキスト形式」を選択
5) Outlook 2003/2007の迷惑メール対策
Outlookには迷惑メール対策の機能が搭載されています。
迷惑メール対策の設定は、「アクション」−「迷惑メール」−「迷惑メールのオプション」を選択し て行います。
画面41:「アクション」−「迷惑メール」−「迷惑メールのオプション」を選択
■「オプション」タブの設定
迷惑メッセージの処理レベルを設定します。通常は「低」で構いませんが、迷惑メールが多く届くと きは「高」に設定します。ただし、通常のメールも迷惑メールとして処理されることがあります。
通常メールを削除しないように、「迷惑メールを「迷惑メール」に移動しないで削除する」にはチェ ックをつけないでおきます。
画面42:通常は「低」に設定し、「迷惑メールを「迷惑メール」に移動しないで削除する」にはチェッ
クをつけない
■「差出人セーフリスト」「宛先セーフリスト」「受信拒否リスト」タブ
受け取りたいメールのドメインやアドレスは「差出人セーフリスト」「宛先セーフリスト」、迷惑メー ルや受け取りを拒否したいメールのドメインやアドレスは「受信拒否リスト」に入力します。
■「インターナショナル」タブ
外国からの送信者のメールアドレスで、.ca、.mxなどのトップレベルのドメインコードで終わるもの があります。そのメールを迷惑メールとして処理するには「ブロックするトップレベルドメインリスト」
を選択して登録します。
外国の文字など、特定のエンコードで設定されているメールを迷惑メールとして処理するには「ブロ ックするエンコードリスト」を選択して登録します。
画面43:「ブロックするトップレベルドメインリスト」と「ブロックするエンコードリスト」で迷惑メ ールを設定
6) 更新プログラムのチェック
Outlookは、しばしばセキュリティ的な問題が指摘されています。セキュリティを維持するには、常
に更新プログラムの有無をチェックすることが重要です。
なお、Windows UpdateからMicrosoft Updateへバージョンアップしているユーザは、更新プログ ラムの有無を自動的に知らせてくれます。