第 2 章 一般ユーザ向け コンピュータのセキュリティ対策
2.2 Windows XP の設定方法
2.2.4. アカウントのセキュリティ設定
1) Guestアカウントの無効化
「Guest」アカウントは、有効になっていると誰でもそのコンピュータを利用することができるため、
デフォルトでは無効化されています。
念のため下記の手順で確認してください。
1.「スタート」メニューから「コントロールパネル」を選択します。
2.「ユーザアカウント」をクリックします。
3.図のように「Guest」ユーザのところが「Guestアカウントはオフです」とあれば、 無効になってい
ます。画面を閉じて作業を終了してください。
画面04:「Guestアカウントはオフです」を確認
4.「Guestアカウントはオンです」と表示されている場合、「Guest」を選択します。
5.図のように「Guestアカウントの何を変更しますか?」と表示されますので、「Guestアカウントをオ
フにする」を選択します。
画面05:「Guestアカウントをオフにする」を選択
2) アカウント名の変更
Windows XPをインストールすると、「Administrator」(Windows XP Homeでは「Owner」)や「Guest」
というユーザ名のアカウントなどが、自動的に登録されます。
攻撃者が「Administrator」という名のユーザカウントを使用した不正アクセスを試みた場合、コン ピュータを守っているのはパスワードのみになってしまいます。
そこで、まずWindows XPにおいて既知のアカウントである 「Administrator」と「Guest」のアカ ウント名を変更することをお勧めします。とくに「Administrator」のアカウント名を、管理者権限と 関連のない名前に変更することは、不正アクセス対策として有効です。
以下は、「Administrator」のアカウント名を変更する場合の手順です。
1.「スタート」メニューから「コントロールパネル」を選択します。
2.「パフォーマンスとメンテナンス」をクリックします。
3.「管理ツール」をクリックします。
4.一覧から「ローカルセキュリティポリシー」をクリックします。
5.「ローカルポリシー」の「セキュリティオプション」を選択し、一覧の中から「アカウント:
Administrator アカウント名の変更」を選択します。
画面06:「アカウント: Administrator アカウント名の変更」を選択
6.Administrator の変更後のアカウント名を入力して、「OK」ボタンを選択します。
画面07:「Administrator」を別のアカウント名に変更
以上で、アカウント名の変更は終わりです。「Guest」についても 「アカウント:Guestアカウント名 の変更」という項目がありますので、同様に変更を行ってください。
「Administrator」のアカウント名を変更するとき、 管理者であることが推測されにくいアカウント 名に変更するよう注意してください。
「root」「admin」やマシン名、ドメイン名などをアカウント名にすると、それを推測されやすく大変 危険です。
3) 新規ユーザの追加
常に管理者権限で作業を行っていると、トロイの木馬やウイルスなどの不正なプログラム実行したと き、その被害がシステム全体におよぶ危険性があります。
通常は「制限付きアカウント」でコンピュータを利用し、 必要な場合だけ管理者権限でプログラム を実行することをお勧めします。
制限付きアカウントの追加方法は以下の通りです。
1.「スタート」メニューから、「コントロールパネル」を選択します。
2.「ユーザアカウント」を選択します。
3.「新しいアカウントを作成する」を選択します。
画面08:「新しいアカウントを作成する」を選択
4.新しく作成するアカウントの名前を入力し、「次へ」を選択します。
画面09:名前を入力
5.アカウントの種類は「制限」を選択し、「アカウントの作成」を選択します。
画面10:「制限」を選択
6.パスワードを設定します。作成したユーザを選択します。
7.「パスワードを作成する」を選択します。
画面11:「パスワードを作成する」を選択
8.パスワードを入力します。「パスワードのヒント」は指定しなくてもかまいません。
画面12:パスワードを入力
以上で、ユーザの登録が完了しました。
4) 必要なときだけ管理者権限を使用する
通常は、「制限付きユーザ」のユーザでコンピュータを利用しますが、セキュリティの設定には管理 者権限が必要になります。
制限付きユーザのアカウントでログインしたあと、コントロールパネルの「システム」を管理者権限 で実行する手順を解説します。
1.「スタート」メニューから「コントロールパネル」を選択します。
2.「パフォーマンスとメンテナンス」を選択します。
3.「Shift」キーを押しながら、「システム」をマウスの右ボタンで選択します。
4.メニューから「別のユーザとして実行」を選択します。
5.「次のユーザ」を選択し、管理者権限のあるユーザ名とパスワードを入力して、「OK」を選択します。
画面13:「次のユーザ」を選択し、管理者権限のあるユーザ名とパスワードを入力
以上で、「システム」が管理者として実行されます。他のプログラムの場合も、同様の手順で実行し ます。