第 2 章 一般ユーザ向け コンピュータのセキュリティ対策
3.4 Linux のサーバ OS の設定方法
3.4.2. Fedora Core の設定方法
・Web Server
World Wide Web(WWW)のためのサーバです。これにはApacheを利用することができます。設
定ファイルは/etc/httpd/conf/httpd.confに置かれています。
サービスの起動と停止の方法は以下の通りです。
# /sbin/service httpd {start|stop}
・FTP Server
FTP(File Transfer Protocol)サーバは、インターネット経由でファイルを転送するためのサーバで
す。ftpのトップディレクトリは/home/ftp/になります。
サービスの起動と停止の方法は以下の通りです。
# /sbin/service proftpd {start|stop}
・Mail Server
メールを常時送受信するためにはメールサーバを起動しておく必要があります。Vine Linux では、
postfixを利用することができます。設定ファイルは/etc/postfix/ 以下にあります。
サービスの起動と停止の方法は以下の通りです。
# /sbin/service postfix {start|stop}
・DHCP Server
DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)サーバは、IPアドレスやネットマスクなどの情報
をクライアントに提供するためにサーバです。クライアントのホストに固定の IP アドレスが必要ない 場合などに使われます。
サービスの起動と停止の方法は以下の通りです。
# /sbin/service dhcpd {start|stop}
・Samba SMB Server
SMB(Session Message Block)はWindowsなどでディスクやプリンタを共有するためにプロトコ
ルです。これを用いることによって、Vine LinuxでもWindowsなどとディスクやプリンタを共有する ことができます。
サービスの起動と停止の方法は以下の通りです。
# /sbin/service smb {start|stop}
発が進められています。「7」以降は、「Fedora Core」の名称が「Fedora」となり、次期のバージョン も名称も「Fedora 7」となります。
1) セキュリティ設定
■不要サービスの停止
外部からサーバへの侵入の可能性を減らすために、使用しないサービスは停止しておきます。ルータ やファイアウォールでブロックしているからといって、安全とは限りません。
サービスの停止方法の例は以下の通りです。
ftpサーバの停止
「root@fedora root」# /etc/rc.d/init.d/vsftpd stop
vsftpd を停止中: 「 OK 」
ただし、このようにサービスを停止したただけでは再起動時に自動起動してしまいます。
以下のコマンドを入力し再起動時に起動しないようにします
OS起動時にftpサーバを起動しない
「root@fedora root」# chkconfig vsftpd off
「root@fedora root」# chkconfig --list vsftpd
vsftpd 0:オフ 1:オフ 2:オフ 3:オフ 4:オフ 5:オフ 6:オフ
「root@fedora root」#
■不要ポートの閉鎖
サーバでルータが存在している場合は、ルータの機能を使用しポートを閉鎖しましょう。
たとえば、「telnet」が使用するポート番号は23番です。Puttyに変更しSSHにすれば22番を開き ます。また、「ftp」は20と21番でWinSCPに変更すれば、こちらもSSHで22番になります。SSH は、telnet、ftpより安全です。
サーバが直接外部とつながっている場合は、以下を確認してください。
まずは、ポート状況が確認できるnmapをインストールします。
「root@fedora root」# apt-get -y install nmap Reading Package Lists... Done
Building Dependency Tree... Done
The following NEW packages will be installed:
nmap
0 upgraded, 1 newly installed, 0 removed and 0 not upgraded.
Need to get 592kB of archives.
After unpacking 1887kB of additional disk space will be used.
Get:1 http://ayo.freshrpms.net fedora/linux/2/i386/freshrpms nmap 2:3.70 -2.1.fc2.fr
「592kB」
Fetched 592kB in 16s (36.4kB/s)
Committing changes...
Preparing... ########################################### 「100%」
1:nmap ###########################################
「100%」
Done.
「root@fedora root」#
ポート状況は以下のように確認します。
「root@fedora root」# nmap localhost
Starting nmap 3.70 ( http://www.insecure.org/nmap/ ) at 2004-10-07 09:15 JST Interesting ports on kajuhome.com (127.0.0.1):
(The 1658 ports scanned but not shown below are in state: closed)
PORT STATE SERVICE 22/tcp open ssh
111/tcp open rpcbind
Nmap run completed -- 1 IP address (1 host up) scanned in 5.458 seconds
「root@fedora root」#
ポートの閉じ方はコマンドの「iptables」を使用します。「iptables」コマンドの使用方法はWebサイ トなどで調べてください。
★Red Hat Linuxについて
Red Hat Linuxは、1994年よりレッドハット社によって提供されたLinuxディストリビューション
の1つです。インストールツールや運用ツールが年々改善され、LinuxやUNIXに関する知識があまり なくてもインストールできるようになりました。
しかし、現在はレッドハットによる有料サポートを含む企業・組織向けの「Red Hat Enterprise
Linux」と、Fedora Projectによりコミュニティ開発されている「Fedora Core」にわかれています。
Red Hat Linux は、「Red Hat Linux 9」まで存在し、レッドハットによるサポートは2004年の4
月まで行われていました。それ以降のレッドハットによるサポートはありませんが、過去の Red Hat
Linuxを使っている業務用途向けに、サポートサービスを行っている会社もあります。
なお、有償の「Red Hat Enterprise Linux」の詳細は、以下のWebサイトを参照してください。
●レッドハット
http://www.jp.redhat.com/