Oracle データベースを管理サーバーにインストールする前に、以下の手順
を実行してください。
1.システムが、第1章「管理サーバーのインストール要件」に示すハード ウェアとソフトウェアの要件を満たしていることを確認します。
注記 動的にリンクされた Oracle 環境はサポートされていません。
2.root ユーザーとして SMH を実行し、次の属性を持つ oracle ユーザー を作成します。
a. UNIX グループを oinstall、dba、および oper という名前で作成
します (各グループの ID は、100 より大きい必要があります)。
b. UNIX ユーザーを oracle という名前で作成します (ユーザー ID は 100 より大きい必要があります)。
重要 同じクラスタ環境内では、すべてのクラスタノードで同じ ID を使 用する必要があります。そうしない場合、2 番目のノードで HA リ ソースグループの起動に失敗します。
c. oracle ユーザーを oinstall (プライマリグループ) と、dba およ
び oper (セカンダリグループ) のメンバーにします。
d. oracle ユーザーのホームディレクトリには、次のディレクトリを
使用します。
/home/oracle
e. POSIX シェル (たとえば、sh) がoracle ユーザーのデフォルトの
シェルとして割り当てられていることを確認します。
3.root ユーザーとして次のコマンドを実行し、umask を設定して、ユー ザーが Oracle のバイナリにアクセスできるようにします。
umask 022
4.以下の手順に従って、Oracle インストールで必要なディレクトリを作成 し、所有権を変更して、正しい権限を設定します。
a. 次のコマンドを実行して、ORACLE_HOME ディレクトリを作成します。
mkdir -p /opt/oracle/product/<version>
ここで、<version> は Oracle データベースのバージョン (11.1.0 ま たは 11.2.0) です。
注記 /opt/oracle/product/<version> は、HPOM で推奨する値です。
この値は、Oracle が推奨する Optimal Flexible Architecture (OFA) ディレクトリ構造に適合しています。
別のディレクトリを選択することもできますが、そのディレクトリ は、これ以降のすべての手順で一貫して使用する必要があります。
b. 次のコマンドを実行して、Oracle インストールファイルのベースディ レクトリを作成します。
mkdir -p /opt/oracle/oraInventory
注記 別のディレクトリを選択することもできますが、そのディレクトリ は、これ以降のすべての手順で一貫して使用する必要があります。
c. 次のコマンドを実行して、所有権を変更し、正しい権限を設定します。
chown -R oracle:oinstall /opt/oracle/oraInventory chmod -R 770 /opt/oracle/oraInventory
5.次のコマンドを入力して、ディレクトリの所有権を oracle:oinstall に変更します。
chown -R oracle:oinstall /opt/oracle \
/opt/oracle/product /opt/oracle/product/<version>
ここで、<version> は Oracle データベースのバージョン (11.1.0 また は 11.2.0) です。
6.以下の Oracle 環境変数を oracle ユーザーの /home/oracle/.profile で設定します。
• ORACLE_BASE=/opt/oracle export ORACLE_BASE
この変数によって、Oracle インストールの場所が決まります。デ フォルトの推奨設定は /opt/oracle ですが、別のインストールプ レフィックスも必要に応じて使用できます。
• ORACLE_HOME=$ORACLE_BASE/product/<version>
export ORACLE_HOME
ここで、<version> は Oracle データベースのバージョン (11.1.0 ま たは 11.2.0) です。
この変数によって、Oracle インストールの場所とバージョンが決ま ります。これは推奨設定ですが、別の設定も必要に応じて使用でき ます。
注記 Oracle 環境変数の ORACLE_BASE と ORACLE_HOME は、HPOM を利
用する上で必須ではありません。
• ORACLE_SID=openview export ORACLE_SID
この変数は、作成するデータベースの名前を定義します。デフォルト の設定は openview ですが、別の設定も必要に応じて使用できます。
既存のデータベースを使用する場合は、その名前を ORACLE_SID に 設定します。データベースの設定時に、ovoconfigure スクリプト によって、この名前のデータベースが存在することが検出され、そ のデータベースを HPOM のデータベースオブジェクト用に使用す るかどうかが尋ねられます。既存のデータベースを使用することを 選択すると、既存のデータベース内に HPOM のデータベースオブ ジェクトが作成されます。
• ORACLE_TERM=<terminal_type>
export ORACLE_TERM
この変数は、Oracle インストーラーなどの Oracle ツールを使用す るターミナルのタイプ (xterm、hp、ansi など) を定義します。
この変数は、使用するターミナルのタイプに設定してください。
• PATH=$PATH:$ORACLE_HOME/bin export PATH
この変数は、コマンドを探して実行する際にシステムが検索する ディレクトリを設定します。
7. Oracle リスナーの通信にポート 1521 を使用したい場合は、
/etc/services ファイルで ncube ポートがコメント アウトされてい ることを確認してください (システムにこのファイルが存在する場合)。
#ncube-lm 1521/tcp # nCube License Manager
#ncube-lm 1521/udp # nCube License Manager