• 検索結果がありません。

ラクリニック(以下︑あそかピハl

ラク

リニ

ック

)︑

③立正佼成会付属佼成病院緩和ケア

内科ピハ

l

ラ病棟(以下︑佼成病院)の三施設である︒これらの施設に関して︑(こ概

要︑(

ω

理念

経営母体である医療法人崇徳会の経営理念・基本方針の中に掲げられている﹁緩和ケア

病棟(ピハ

l

ラ)を開設し︑いのちの尊さを大切にしたやすらぎの医療と看取りの実践﹂

を実現すべく︑以下の三つの理念を掲げている︒

①限りある生命の︑その限りの短さを知らされた人が︑静かに自身を見つめ︑また見

守られる場である︒

②利用者本人の願いを軸に看とりと医療が行われる場である︒そのために十分な医療

行為が可能な医療機関に直結している必要がある︒

③願われた生命の尊さに気づかされた人が集う︑仏教を基礎とした小さな共同体であ

る︒(ただし利用者本人やそのご家族がいかなる信仰をもたれていても自由である)

国﹁ビハ

lラ﹂の説明

長岡西病院ではピハ

l

ラについて以下のように説明をしている︒

ピハ

l

ラとは︑インドのサンスクリット語で﹁僧院・休養の場所﹂を意味し︑仏教

125一一一一一第四章 仏教ホスピス運動

を背景とした緩和ケア病棟であるため︑病棟にある仏堂にお釈迦様がおられ︑常勤ピ

ハl

ラ僧およびボランティア僧侶が日々の勤行や種々の仏教行事を行っている場で す︒ただし︑特定の宗教を布教するという意図は全くありません︒ 四

対 象 と す る 患 者 長岡西病院では対象とする患者について以下のように説明している︒

悪性腫蕩のステージ四︑後天性免疫不全症候群

(A

ID

S)

などに羅患し︑医師が

治療困難と判断した患者︑または自ら積極的治療を希望しない患者を入院対象者とし

て受け入れている︒患者や家族の願いに基づき︑医師や看護師など病棟スタッフ全員

で症状緩和とともに︑患者の願いに沿う暮らしを組み立てていく生活の場として考え

る︒ 国

行 わ れ て い る 宗 教 行 為 刈

常駐の常勤ピハlラ僧の他に︑地元の様々な宗派の僧侶がボランティアとして関わって

いる

︒これは病棟の基本姿勢となる一宗一派に偏らない超宗派の活動で︑かつ特定の宗派

の布教活動にもならないようにする︑ということにもつながっている︒また関心を持った

僧侶が一人でも参加しやすい利点もある︒

このボランティア僧侶は全員がボランティア組織である︒仏教者ピハlラの会(旧﹁新

潟県仏教者ピハl

ラの

会﹂

)

︒会員数約七

O

名)に属している︒

病棟では︑朝と夕方に一五分程度の勤行が行われ︑朝の勤行には病院スタッフも参加す

る︒夕方の勤行には患者やその家族に付き添う形でスタッフが参加することもある︒

この

勤行はもちろん自由参加であるが︑患者から参加したい旨の意思表示があれば可能な限り

実現するための努力をするという︒例えば︑病室まで迎えに行ったり︑移動が難しい場合

にはベッドに横たわった状態のまま仏堂へと連れてゆく︒それもかなわない場合には病室

の備え付けのテレビがリアルタイムで仏堂の映像を流す仕組みになっているため︑テレビ

越しではあるが病室にいたまま勤行に参加できるようになっている︒

患者の死亡後には︑遺族の意思により﹁お別れ会﹂を開くことがある︒この会には家族

の他︑医師や看護師を含めた担当スタッフも参加している︒

127  第四章仏教ホスピス運動

あそかビハiラクリニック叫

施設の概要

京都府から車で四

O

分ほどの城陽市に位置するこの施設は︑平成二

O (

O

ドキュメント内 総研叢書 第07集 共に生き、共に往くために (ページ 126-130)