次の手順に、NetBackup 管理コンソールでバックアップ対象リストにスクリプトを追加す る方法を示します。
メモ: エラーや誤操作が発生しないように、バックアップ対象リストには正しいスクリプト名 を指定してください。
NetBackup 管理コンソールで[バックアップ対象 (Backup Selections)]リストにスク リプトを追加する方法
1 [ポリシーの変更 (Change Policy)]ダイアログボックスを開きます。
[ポリシーの変更 (Change Policy)]ダイアログボックスにアクセスするには、
NetBackup 管理コンソールのポリシーリスト内のポリシー名をダブルクリックします。
2 [バックアップ対象 (Backup Selections)]タブをクリックします。
3 [新規 (New)]をクリックします。
4 [スクリプトまたはテンプレート (Script or Template)]ボックスで、クライアント上のス クリプトのフルパス名を入力します。
次に例を示します。
/backup_scripts/db/cold_backup.sh C:¥backup_scripts¥db¥cold_backup.cmd
p.347 の 「NetBackup データベースのスクリプトベースポリシーで使用する承認を受
けた場所の登録」 を参照してください。
5 [追加 (Add)]をクリックし、スクリプトをリストに追加します。
6 [OK]をクリックします。
ランタイム環境の設定について
Oracle Intelligent Policy を使用しない場合、NetBackup for Oracle の操作に影響を与 える多数のユーザー設定可能な変数があります。 ほとんどの変数は、NetBackup for Oracle テンプレートウィザードまたは RMAN スクリプトでのみ設定できます。 いくつかの 変数は複数の場所に置くことができます。中でも注目すべきは、マスターサーバー、クラ イアント名、ポリシーおよびスケジュールを指定する変数です。
これらの変数が複数の場所に設定されている場合、次の優先順が使用されます(リストは 最上位から最下位の順になります)。
■ バックアップスクリプトで指定されている場合、RMAN SEND コマンド変数。
■ バックアップスクリプトで指定されている場合、RMAN ENV パラメータ変数。
p.102 の 「RMAN SEND コマンド変数について」 を参照してください。
■ バックアップテンプレートで指定されている場合、クライアント名とスケジュール名のテ ンプレートフィールド。
■ バックアップテンプレートで指定され、クライアントで開始されている場合、サーバー 名とバックアップポリシー名のテンプレートフィールド。
■ RMAN が TNS SQL*Net を使用してデータベースに接続する場合、Oracle リスナー
プロセス起動環境から継承されている環境変数。
■ bpdbsbora または RMAN が起動される前にバックアップスクリプトで設定される環境 変数。
■ ログオンまたはシェルが継承する環境変数。
p.100 の 「Oracle RMAN 環境について」 を参照してください。
■ 自動スケジュールのマスターサーバー開始で設定される環境変数。
p.102 の 「NetBackup for Oracle によって設定される環境変数について」 を参照し てください。
■ UNIX、Oracle ユーザーの設定ファイル上; $HOME/bp.conf。
第 4 章 Oracle のポリシー構成 99 スクリプトまたはテンプレートベースの Oracle ポリシーについて
■ Windows の場合:
HKEY_LOCAL_MACHINE¥Software¥Veritas¥NetBackup¥CurrentVersion¥Config レジストリキー。
■ UNIX の場合: /usr/openv/netbackup/bp.conf ファイル。
■ 両方の場合: サーバー、クライアント名、オプションのデフォルトポリシー、オプショ ンのデフォルトスケジュールの NetBackup GUI 設定。
p.105 の 「UNIX システムの bp.conf ファイルについて」 を参照してください。
■ 次のデフォルトが適用されます。
■ サーバーを指定する必要があります。デフォルトはありません。
■ ホスト名へのデフォルトとなるクライアント名。
■ マスターサーバーは、クライアント名の Oracle タイプの最初のポリシーを選択し ます。
■ マスターサーバーは、ポリシーから Application Backup(ストリームベース)または Automatic Full Backup(プロキシ)タイプの最初のスケジュールを選択します。
メモ: バックアップテンプレートで設定されるサーバー名とバックアップポリシー名は、クラ イアントから開始される場合にのみ使用されます。
バックアップがマスターサーバー上の自動スケジュールから開始される場合、動作は異 なります。 バックアップは、テンプレートを開始するために使用されたマスターサーバー とポリシーの名前を使用します。 この操作で、1 つのテンプレートを自動スケジュールが 異なり、マスターサーバーも異なる複数のポリシーで使用できます。
Oracle RMAN 環境について
Oracle RMAN プログラムは、開始されたシェルまたはプログラムの環境を継承します。
環境は次のような多数の場所に由来します。
■ ホスト用のグローバル環境またはプロファイル
■ ユーザーのプロファイル
■ NetBackup マスターサーバー
■ NetBackup 以外のスケジューラ
■ バックアップスクリプト
■ 対話形式のターミナルセッション
さらに、RMAN が起動されると、データベースインスタンスに接続し、バックアップを実行 する Oracle データベースサーバープロセスを開始します。接続がローカルログオンとパ
スワード (TNS エイリアスなし) で行われる場合、Oracle データベースサーバーは RMAN プログラムの子になります。Oracle データベースサーバープロセスは RMAN から環境 を継承します。NetBackup for Oracle エージェントは、Oracle データベースサーバープ ロセスにロードされる共有ライブラリであるため、このエージェントもその環境を継承しま す。
ただし、RMAN が SQL*Net によってデータベースインスタンスに接続する場合 (logon および password@TNSalias)、Oracle データベースサーバープロセスは SQL*Net リ スナーサービスの子です。この SQL*Net リスナーサービスは、以前に RMAN からは独 立して開始されました。 その結果、NetBackup for Oracle エージェントは RMAN から 環境を継承しません。 その代わり、このエージェントはリスナーサービスが開始された環 境を継承します。
予期しない結果の発生を避けるために、RMAN を常に send コマンドを使用して、必要 な変数と値を NetBackup に明示的に渡すように設定します。また、RMAN ENV パラメー タを使用して、NetBackup で変数と値を使用できるようにすることができます。
例 1. send コマンドを実行して、データベースのバックアップに使用するポリシーおよび サーバーを指定します。この例で示すように、すべてのチャネルを割り当てた後、backup コマンドの前に、RMAN スクリプトの文字列に変数を指定します。
run {
allocate channel t1 type 'SBT_TAPE';
allocate channel t2 type 'SBT_TAPE';
send 'NB_ORA_POLICY=your_policy,NB_ORA_SERV=your_server';
backup (database format 'bk_%U_%t');
release channel t1;
release channel t2;
}
例 2.parms オペランドを使用して、データベースのバックアップに使用するポリシーおよ びサーバーを指定します。parms オペランドは、シェルスクリプトで各 allocate channel コマンドによって設定されます。
run {
allocate channel t1 DEVICE TYPE 'SBT_TAPE'
PARMS "SBT_LIBRARY=/usr/openv/netbackup/bin/libobk.so, ENV=(NB_ORA_POLICY=your_policy,NB_ORA_SERV=your_server)";
allocate channel t2 DEVICE TYPE 'SBT_TAPE'
PARMS "SBT_LIBRARY=/usr/openv/netbackup/bin/libobk.so, ENV=(NB_ORA_POLICY=your_policy,NB_ORA_SERV=your_server)";
backup (database format 'bk_%s_%p_%t');
release channel t1;
release channel t2;
}
第 4 章 Oracle のポリシー構成 101 スクリプトまたはテンプレートベースの Oracle ポリシーについて
自動スケジュールが動作する場合、NetBackup シェルスクリプトで使用する環境変数を 設定します。 これらの変数は、バックアップがサーバーから (NetBackup スケジューラに よって自動的に、または管理インターフェースを介して手動で) 開始された場合にのみ設 定されます。
UNIX および Windows の場合、これらの変数は、バックアップスクリプト内で条件付き操
作の実行に使用されます。
表 4-11 に変数を示します。
表 4-11 NetBackup for Oracle によって設定される変数 目的
環境変数
自動スケジュールを開始した NetBackup サーバーの名前。
NB_ORA_SERV
自動スケジュールを含んだ Oracle ポリシーの名前。
NB_ORA_POLICY
ポリシー内の NetBackup クライアントの名前。
NB_ORA_CLIENT
完全スケジュールの場合、1 に設定されます。
NB_ORA_FULL
差分増分スケジュールの場合、1 に設定されます。
NB_ORA_INCR
累積スケジュールの場合、1 に設定されます。
NB_ORA_CINC
自動スケジュールの名前。
NB_ORA_PC_SCHED
RMAN SEND コマンド変数について
Oracle SEND コマンドおよび ENV パラメータは、NetBackup for Oracle に使用される いくつかのオプションをサポートします。 SEND コマンドで送信される変数は、ENV パラ メータで指定される変数よりも優先されます。 また、変数と値が指定されていないと領域 は許可されません。
表 4-12 は、RMAN SEND コマンドに設定できるオプションを説明しています。
表 4-12 SEND コマンドのオプション 目的
オプション
バックアップ時にバックアップイメージに権限を設定できるよう にします。 考えられる値は、次のとおりです。
USER - 権限を 600 に設定します。データをバックアップした 元のユーザーだけが、そのバックアップイメージにアクセスでき ます。
GROUP - 権限を 660 に設定します。データをバックアップし た元のユーザーと同じグループのすべてのユーザーが、その バックアップイメージにアクセスできます。
ANY - 権限を 664 に設定します。すべてのユーザーがバック アップイメージにアクセスできます。
このキーワードが指定されていない場合、権限はデフォルトで 660 に設定されます。
このキーワードを指定するには、SEND コマンドを使用して変 数を設定します。 たとえば、
SEND 'BKUP_IMAGE_PERM=ANY';
メモ: BKUP_IMAGE_PERM オプションは、RMAN Proxy コ ピーのバックアップに含まれる物理ファイルの権限に影響を与 えません。バックアップを実行する前に物理ファイルの所有者、
グループ、および権限が正しく設定されていることを確認してく ださい。
詳しくは、次のドキュメントを参照してください。
http://www.veritas.com/docs/TECH213927 BKUP_IMAGE_PERM
Oracle クライアント名を指定します。
NB_ORA_CLIENT
リストアに使用するバックアップイメージのコピーを指定します。
NB_ORA_COPY_NUMBER
Guided Recovery 操作のメタデータコレクションを有効 (YES) および無効 (NO) にします。
NB_ORA_METADATA
アクティビティモニターにジョブ ID の親 ID が表示されるように します (スケジュールされたジョブである場合にのみ有効)。
NB_ORA_PARENT_JOBID
スクリプトまたは RMAN コマンドを使用したスナップショットロー ルバックリストアを指定します。
NB_ORA_PC_RESTORE
第 4 章 Oracle のポリシー構成 103 スクリプトまたはテンプレートベースの Oracle ポリシーについて