第8章 帳票配信サービスの環境構築
8.9 環境定義ファイル
8.9.4 配信環境定義ファイルの定義例
8.9.4.2 List Worksと連携する場合の定義例
サーバで受信したメインフレームの帳票を、帳票配信サービスの配信環境定義により電子化する例を示します。
List Worksで電子化活用する運用は、以下の2つに分けることができます。
・ List Worksを導入して、帳票を電子化する
・ List Worksの帳票仕分け管理と連携する
■List Worksを導入して帳票を電子化する
ここではメインフレームのアプリケーションで出力している給与明細を例とします。
東京本社のサーバ TOKYOU1 では、受信した帳票を、印刷データ内の特定位置から抜き出した文字列を条件キーとして、給与明細 をそれぞれ特定の振り分け先へ振り分けを行います。
◆印刷データの内容(抜き出し場所の設定)
「給与明細」データの1ページ目の4行目にある所属、および5行目にある氏名を振り分けキーとして使用します。
◆情報(キー)と配信先の関係
振り分けキー 振り分け先の サーバ
サーバ上のノード 備考(ノードについて)
所属 氏名
総務課 富士通花子 TOKYOU1 東京本社 List Worksの受信フォルダ 開発課 富士通太郎 TOKYOU1 東京本社 List Worksの受信フォルダ すべての帳票 TOKYOU1 経理 List Worksの受信フォルダ
◆TOKYOU1サーバで定義する配信環境定義ファイル サーバ TOKYOU1 では、以下の定義を行います。
・ 印刷データからの抜き出し条件
・ 振り分け先、および振り分け条件
以下に定義例を示します。
* 抜き出し定義情報
* 帳票の抜き出し位置(所属を1ページ、4行、100桁から112桁で抜き出す)
* (氏名を1ページ、5行、100桁から110桁で抜き出す)
*
df,所属,1,4,100,112
* 条件キー:条件A
* 所属が総務課で始まる かつ 氏名が富士通花子と一致する
* 条件キー:条件B
* 所属が開発課で始まる かつ 氏名が富士通太郎と一致する
* 条件キー:all
* すべての条件
*
mf,条件A,所属=総務課*&氏名=富士通花子 mf,条件B,所属=開発課*&氏名=富士通太郎 mf,all,all
*
* 振り分け先定義
* 条件キー:条件A
* 振り分け先:自サーバの東京本社
* 条件キー:条件B
* 振り分け先:自サーバの東京本社
* 条件キー:all
* 振り分け先:自サーバの経理
*
ms,条件A,TOKYOU1(東京本社) ms,条件B,TOKYOU1(東京本社) ms,all,TOKYOU1(経理)
振り分け先が自サーバである場合には、以下のように、サーバ名として“*”を指定することもできます。
~
ms,条件A,*(東京本社) ms,条件B,*(東京本社) ms,all,*(経理)
■List Worksの帳票仕分け管理と連携する
帳票仕分け管理と連携して、サーバ上で帳票を仕分けすることができます。
東京本社のサーバ TOKYOU1 では、受信した帳票を帳票仕分け管理と連携して、給与明細の「氏名」によって仕分けし「所属」によっ て特定の部署へ振り分けを行います。
帳票配信サービスでは、すべての帳票を帳票仕分け管理へ転送するよう定義します。
実際の仕分け/振り分け処理は、List Worksの仕分け定義ファイルに指定します。
◆情報(キー)と配信先の関係
振り分けキー 振り分け先のサーバ サーバ上のノード 備考(ノードについて)
所属 氏名
すべての帳票 TOKYOU1 !ASSORT List Worksの帳票仕分け管理
◆TOKYOU1サーバで定義する配信環境定義ファイル
サーバ TOKYOU1 では、以下の定義を行います。
以下に定義例を示します。
*
* 振り分け条件定義
* 条件キー:all
* すべての条件
*
mf,all,all
*
* 振り分け先定義
* 条件キー:all
* 振り分け先:自サーバの 帳票仕分け管理 ms,all,*(!ASSORT)
帳票仕分け管理と連携する場合の定義例については、“B.1.2 List Worksで仕分け/電子化する場合の定義例”を参照し てください。