第3章 HOST PRINTの環境構築
3.2 メインフレーム(FNA)の環境構築
3.2.6 AIMオンライン帳票の場合
PRIMERGY6000シリーズの帳票の場合の環境構築については、“3.2.5 PRIMERGY6000シリーズの場合”を参照してくだ さい。
3.1.2 TCP/IPの場合の環境構築
システム構成
帳票をメインフレームからTCP/IPで受信する場合のシステム構成を以下に示します。
環境構築の流れ
帳票をメインフレームからTCP/IPで受信する場合の環境構築の流れを以下に示します。
注意
帳票の転送環境の構築は、“DTS環境定義”を先に実施してください。APSライタの定義と起動を先に実施するとエラーが発生します。
参考
PRTFILEコマンドやJCLにおいて、ここで作成したAPSライタを帳票の出力先として指定すると、帳票がメインフレーム側で出力されま す。
また、後述する仕分けライタまたはAPS/NPライタを指定することで、帳票の仕分けやサーバへの転送が行われます。
3.2.2 転送環境の構築(VTAM定義)
通信製品である VTAM-Gを使って、FNAを利用するネットワーク定義方法について説明します。
必要なVTAM定義を以下に示します。
・ LANAノードセット定義
・ LARSCノードセット定義
・ APPLノードセット定義
・ LOGMODEテーブルの定義
詳細は、“VTAM-G 導入手引書”および関連マニュアルを参照してください。
3.2.3 転送環境の構築(APSのライタ定義)
APSおよびAPS/NP を使って、FNAの帳票転送に使用するAPSライタ(APS/NPライタといいます)を定義します。また定義したAPS/NP ライタを起動します。
以下にライタ定義を示します。必須オペランドを下線で示します。
ライタの定義については、“APS説明書 V11用”、または“APS説明書 V12用”および“APS/NP説明書 V10用”を参照し てください。
■F6671用の印刷データ
WindowsプリンタにLBPサポート(F6671モード)で印刷する場合【帳票管理サービス】
カット紙レーザVSPに印刷する場合【帳票管理サービス】
List Worksにカット紙の帳票を登録する場合【帳票管理サービス】
DFNWTR ライタ名 UNIT(VTAM端末名 F6671 HDLC) SERVER(HOSTPRINT) OVERLAY GRAPH IMAGE SYNC(JOB) RETRY(255 255) WFUNC2(6) (備考1)
備考1 : VSPプリンタで用紙交換運用を行う場合に必要 カット紙レーザVSPに印刷する場合【VSPサービス】
プリンタにLBPサポート(F6671モード)で印刷する場合【PCプリントサービス】
DFNWTR ライタ名 UNIT(VTAM端末名 F6671 HDLC) OVERLAY GRAPH IMAGE RETRY(255 255)
■F6677用の印刷データ
WindowsプリンタにLBPサポート(F6671モード)で印刷する場合【帳票管理サービス】
カット紙レーザVSPに印刷する場合【帳票管理サービス】
DFNWTR ライタ名 UNIT(VTAM端末名 F6677 HDLC) SERVER(HOSTPRINT) OVERLAY GRAPH IMAGE SYNC(JOB) RETRY(255 255) WFUNC2(6) (備考1)
備考1 : VSPプリンタで用紙交換運用を行う場合に必要
カット紙レーザVSPに印刷する場合【VSPサービス】
プリンタにLBPサポート(F6671モード)で印刷する場合【PCプリントサービス】
DFNWTR ライタ名 UNIT(VTAM端末名 F6671 HDLC) OVERLAY GRAPH IMAGE RETRY(255 255) または
DFNWTR ライタ名 UNIT(VTAM端末名 F6677 HDLC) OVERLAY GRAPH IMAGE RETRY(255 255)
■FMLBP114用の印刷データ
WindowsプリンタにLBPサポート(FMLBP114モード)で印刷する場合【帳票管理サービス】
DFNWTR ライタ名 UNIT(VTAM端末名 FMLBP114 HDLC) SERVER(HOSTPRINT) OVERLAY TERMOVERLAY(YES) RETRY(255 255)
プリンタにLBPサポート(FMLBP114モード)で印刷する場合【PCプリントサービス】
DFNWTR ライタ名 UNIT(VTAM端末名 FMLBP114 HDLC) OVERLAY TERMOVERLAY(YES) RETRY(255 255)
■F6685用の印刷データ
WindowsプリンタにNPREMUで印刷する場合【帳票管理サービス】
またはNPREMUでFAX出力する場合【帳票管理サービス】
DFNWTR ライタ名 UNIT(VTAM端末名 F6685 HDLC) SERVER(HOSTPRINT) RETRY(255 255)
プリンタにNPREMUで印刷する場合【PCプリントサービス】
DFNWTR ライタ名 UNIT(VTAM端末名 F6685 HDLC) RETRY(255 255)
■F6687用の印刷データ
インパクトVSPに印刷する場合【帳票管理サービス】
DFNWTR ライタ名 UNIT(VTAM端末名 F6687 HDLCJEFFCCS) SERVER(HOSTPRINT) GRAPH IMAGE FFEED(ENDPAGE LPCI) RUCHAIN(PAGE) RETRY(255 255)
インパクトVSPに印刷する場合【VSPサービス】
DFNWTR ライタ名 UNIT(VTAM端末名 F6687 HDLCJEFFCCS) GRAPH IMAGE FFEED(ENDPAGE LPCI) RUCHAIN(PAGE) RETRY(255 255)
■F6672用の印刷データ
連続紙レーザVSPに印刷する場合【帳票管理サービス】、
またはList Worksに連続紙の帳票を登録する場合【帳票管理サービス】
DFNWTR ライタ名 UNIT(VTAM端末名 F6672 HDLC) SERVER(HOSTPRINT) OVERLAY GRAPH IMAGE SYNC(JOB) RETRY(255 255)
参考
・ “3.2.4 帳票の仕分け/PDF化/FAX送信/電子化の定義”で作成するASSORT仕分け定義体にAPS/NPライタを指定することで、
SystemWalker/PrintASSORTとAPS/NPは連携します。
・ SystemWalker/PrintASSORTを導入していない場合、PRTFILEコマンドやJCLを使って帳票を印刷するときに、ここで定義したAPS/
NPライタを指定すると、サーバに転送されます。
3.2.4 帳票の仕分け/PDF化/FAX送信/電子化の定義
帳票の仕分けを行う場合は、SystemWalker/PrintASSORTの定義をします。
帳票のPDF化、FAX送信または電子化を行う場合は、SystemWalker/PrintASSORTまたはAPS/NPで連携情報を付加する定義をしま す。また、APSのPRTFILEコマンドまたはPRTJOBコマンドでFAX番号を指定することもできます。
注意
・ SystemWalker/PrintASSORTには、帳票を印刷する場合の定義はありません。したがって、帳票を印刷するプリンタをメインフレー
ム側で一括定義することはできません。
メインフレーム帳票の配信先は、PCプリントサービスまたは帳票管理サービスの環境設定“5.5 JOB情報の設定”または“7.7 JOB情 報の設定”で定義します。
・ SystemWalker/PrintASSORTで帳票を仕分けた場合、List Worksでは帳票を仕分けることができません。
帳票の仕分け環境の構築手順
帳票仕分け環境の構築手順は以下のとおりです。
詳細は、“SystemWalker/PrintASSORT説明書”を参照してください。
1. 仕分けに使用するAPSライタ(仕分けライタといいます)の名前を検討します。
2. ASSORT仕分け定義体ファイルに仕分けライタ名と同名のメンバを作成します。
3. 作成したメンバに、ASSORT仕分け定義体を記述します。
ASSORT仕分け定義体とは、帳票の仕分け方法、仕分け条件、配信先、および活用先の製品で使用する情報などを定義する
定義体です。
4. APSのカタログドプロシジャにASSORT仕分け定義体ファイルを指定します。
5. APS起動後にDFNWTRコマンドを実行します。ライタ名には、仕分けライタ名を指定します。
6. STRWTRコマンドで仕分けライタを起動します。
参考
・ PRTFILEコマンドやJCLを使って帳票を印刷するときに、ここで定義した仕分けライタを指定すると、ASSORT仕分け定義体で定
義した情報にしたがって帳票が仕分けされます。
・ APS/NPライタを、ASSORT仕分け定義体で指定することでSystemWalker/PrintASSORTとAPS/NPは連携します。
・ ASSORT仕分け定義体を変更した場合には、仕分けライタを再起動する必要があります。
ASSORT仕分け定義体の各種レコードの定義方法はSystemWalker/PrintASSORTで規定されていますが、下記のレコードの指定方 法については帳票活用先の製品によって規定されているので注意が必要です。
・ セクション情報定義レコード(SCレコード)
・ 固定文字列キー情報定義レコード(KFレコード)
ここでは、SCレコードおよびKFレコードの定義について、下記の活用方法に分けて説明します。
・ 帳票をPDF化する場合
・ 帳票を電子化して活用する場合
・ 帳票をFAXに送信する場合
・ 連携情報を動的生成する場合
ASSORT仕分け定義体の指定方法の詳細については、“SystemWalker/PrintASSORT 説明書”を参照してください。
■帳票をPDF化するための情報設定
ASSORT仕分け定義体の各種レコードの定義方法はSystemWalker/PrintASSORTで規定されていますが、下記のレコードの指定方 法については連携製品であるList Creatorによって規定されているので注意が必要です。
・ セクション情報定義レコード(SCレコード)
・ 固定文字列キー情報定義レコード(KFレコード)
生成されるPDFファイルに関する留意事項については、“List Creator PDF変換機能編”を参照してください。
帳票をPDF化する場合のSCレコードおよびKFレコードの定義について説明します。
◆定義方法 SC,MF-PDF, KF,キー名,値,
帳票をPDF化する場合は、ASSORT仕分け定義体のSCレコード識別子に“MF-PDF”を指定します。また、KFレコード識別子に、
PDF化した帳票の格納先フォルダなどを指定します。
KFレコード識別子の値は、他の任意のセクションとキーで定義された連携情報を利用してサーバ側で動的生成することもできま す。
キー値を動的生成する場合は、“■連携情報を動的生成する場合(PDF化の場合のみ) ”に従って定義してください。
◆定義例
帳票をPDF化する場合のSCレコードおよびKFレコードの定義例を以下に示します。
SC,MF-PDF,
KF,PDF-FOLDER,C:\Folder\月末支払予定表.pdf, KF,PDF-AUTHOR,富士通太郎,
KF,PDF-TITLE,月末支払予定表, KF,PDF-SUBTITLE,4月度,
PDF化した帳票は、“KF,PDF-FOLDER,”で指定したサーバ上のフォルダに格納されます。
◆キー名と値
以下にHOST PRINT用のキー名と値の詳細を示します。
キー名 値 説明
PDF-FOLDER フォルダ PDF化した帳票を格納するファイル名をフルパスで指定してください。
・ 半角259文字または全角129文字以内で指定します。超えた分は切り捨 てられます。
・ ファイル名に指定できない文字は、以下のとおりです。
\ 、/ 、: 、, 、; 、* 、? 、 " 、< 、> 、|
・ “\”で終わるフォルダ名までを指定した場合は、以下の形式でファイル名 が自動生成されます。
- PDF-TITLEキーで指定したタイトル_通番.pdf
- 自動生成される文字列中にファイル名として指定できない文字が含 まれていた場合は、“-”(ハイフン)に変換されます。
・ 省略はできません。
PDF-OVERWRITE
[{ON|OFF|
HISTORY}]
PDF化する帳票のファイルが既に存在した場合の動作を指定します。
・ ONを指定すると、既に存在しているファイルを上書きします。
・ OFFを指定すると、エラーとなります。
・ HISTORYを指定すると、世代管理します。
PDF-FOLDERで指定されたフォルダ配下にbackupN(備考1)といった世 代フォルダを作成して、世代フォルダ配下に既に存在したファイルを退避 します。
省略した場合、ONを指定したとみなします。
備考1 : backupNのNは、1からの連番です。例えば、backup1、backup2、…、backup10となります。
HOST PRINT用以外のキー名と値の詳細については、“List Creatorのマニュアル”を参照してください。
注意
・ セクション名、キー名はすべて大文字で指定してください。
・ セクション名、キー名が不当な場合はエラーとなり、PDFファイルは作成されません。
■帳票を電子化して活用する場合
帳票を電子化して活用する場合のSCレコードおよびKFレコードの定義について説明します。