第8章 帳票配信サービスの環境構築
8.8 クラスタ運用のための環境構築
8.8.3 作業手順
MSFCクラスタへ帳票配信サービスを導入する手順について説明します。
作業は以下の手順で行います。
事前準備
MSFCクラスタに製品をインストールする前に、MSFCクラスタの動作環境として以下の資源を確保して下さい。
・ 共有ディスク装置上に利用者アプリケーション・利用者データを格納するための物理ディスク
・ MSFCクラスタのIPアドレス
詳細については、“Microsoft Failover Clusterのマニュアル”を参照してください。
帳票配信サービスインストール(運用系PC)
運用系PCのローカルディスク上にインストールします。
Linkexpress連携をする場合は、Linkexpress受信フォルダの格納先を共有ディスク上に指定してください。
注意
・ すでにLinkexpress受信フォルダ格納先の共有ディスクがMSFCクラスタにリソース登録されている場合、事前に運用系から共有
ディスクを書き込み可能な状態にする必要があります。フェールオーバー クラスタ管理を使用して、物理ディスクリソースをオンラ インにしてください。
・ インストール先の共有ディスクがMSFCクラスタにリソース登録されていない場合、待機系を停止させた状態でインストールを行っ てください。
環境設定(運用系PC)
帳票配信サービスをMSFCクラスタで運用する場合の、独自の環境設定はありません。
ただし、TCP/IPを利用するシステムの場合、Linkexpressの環境設定が必要です。
Linkexpressの設定については、“Linkexpress クラスタシステム導入説明書”を参照してください。
帳票配信サービスインストール(待機系)
待機系PCのローカルディスク上にインストールします。
Linkexpress連携をする場合は、Linkexpress受信フォルダの格納先を、運用系と同じ共有ディスク上のフォルダに指定してください。
注意
・ すでにLinkexpress受信フォルダ格納先の共有ディスクがMSFCクラスタにリソース登録されている場合、事前に待機系から共有 ディスクを書き込み可能な状態にする必要があります。フェールオーバークラスタ管理を使用して、物理ディスクリソースをオンラ インにしてください。
・ インストール先の共有ディスクがMSFCクラスタにリソース登録されていない場合、運用系を停止させた状態でインストールを行っ てください。
環境設定(待機系PC)
帳票配信サービスをMSFCクラスタで運用する場合の、独自の環境設定はありません。
ただし、TCP/IPを利用するシステムの場合、Linkexpressの環境設定が必要です。
Linkexpressの設定については、“Linkexpress クラスタシステム導入説明書”を参照してください。
MSFCへ登録
帳票配信サービスに対してフェールオーバー対象とするため、サービスをリソースとしてMSFCに登録します。
登録の対象となるサービスは、以下の2つです。
・ FUJITSU帳票配信 Server
・ FUJITSU帳票配信
◆サービスとアプリケーションの作成
フェールオーバー クラスタ管理を使用して、以下のリソースを構成としたグループを作成します。
・ 物理ディスク
・ クライアントアクセスポイント
・ 汎用サービス
◆サービスの登録
それぞれのサービスのリソースを、以下の手順で“汎用サービス”として登録します。
1. リソースを追加するグループを選択し、[操作]-[リソースの追加]-[3-汎用サービス]を選択します。
2. 新しいリソースウィザードの「サービスの選択」画面で、サービスの一覧から使用するサービスを選択します。
3. 「確認」画面で、サービス名が正しいことを確認し、[次へ]ボタンをクリックします。
4. 「概要」画面で、[完了]ボタンをクリックします。
フェールオーバークラスタ管理の詳細な定義値を、以下に示します。
表8.1 サービス「FUJITSU帳票配信 Server」登録時の定義値
作業項目 画面 項目 値
リソース作成時の設定項 目
サービスの選択 名前 FUJITSU 帳票配信 Server リソースのプロパティ設定 全般 リソース名 FUJITSU 帳票配信 Server
サービス名 PrintMGRMFSV セットアップ
パラメータ
″インストールフォルダ\bin
\f3gkbsv.exe"
ネットワーク名をコンピュータ名 に使用する
□
依存関係 名前 Services (備考1) AND 共有ディスク
ポリシー リソースが失敗状態になった場 合は、現在のノードで再起動を 試みる
●
再起動時間(mm:ss) 15:00 指定期間内での再起動の試行
回数
1
再起動に失敗した場合は、この サービスまたはアプリケーション の全てのリソースをフェールオー バーする
■
再起動の試みがすべて失敗した 場合は、指定した時間(hh:mm) 後にもう一度再起動を開始する
■ 00:15 保留タイムアウト(mm:ss) 03:00 詳細なポリシー 実行可能な所有者 node1 (備考2)
node2 (備考2) 基本的なリソース正常性チェック
の間隔
●リソースの種類の標準間隔を使用す る
完全なリソース正常性チェックの 間隔
●リソースの種類の標準間隔を使用す る
このリソースを別のリソースモニタ で実行する
□ レジストリのレプリ
ケーション
ルートレジストリキー -
備考1 : サービスとアプリケーション名
備考2 : node1→運用系PC名、node2→待機系PC名
表8.2 サービス「FUJITSU帳票配信」登録時の定義値
作業項目 画面 項目 値
リソース作成時の設定項目 サービスの選択 名前 FUJITSU 帳票配信 リソースのプロパティ設定 全般 リソース名 FUJITSU 帳票配信
サービス名 PrintMGRMF
セットアップ パラメータ
″インストールフォルダ\bin
\f3gkssv.exe"
作業項目 画面 項目 値 ネットワーク名をコンピュータ名に使用す
る
□
依存関係 - 依存関係なし。
ポリシー リソースが失敗状態になった場合は、現 在のノードで再起動を試みる
● 再起動時間(mm:ss) 15:00 指定期間内での再起動の試行回数 1 再起動に失敗した場合は、このサービス またはアプリケーションの全てのリソース をフェールオーバーする
■
再起動の試みがすべて失敗した場合 は、指定した時間(hh:mm)後にもう一度 再起動を開始する
■ 00:15 保留タイムアウト(mm:ss) 03:00 詳細なポリシー 実行可能な所有者 node1 (備考1)
node2 (備考1)
基本的なリソース正常性チェックの間隔 ● リソースの種類の標準間隔を 使用する
完全なリソース正常性チェックの間隔 ● リソースの種類の標準間隔を 使用する
このリソースを別のリソースモニタで実行 する
□
レジストリのレプリケー ション
ルートレジストリキー -
備考1 : node1→運用系PC名、node2→待機系PC名
サービス起動確認
フェールオーバー クラスタ管理を使用して、 帳票配信サービスの汎用サービスリソースを含むサービスとアプリケーションをオンライン にし、各サービスが正常に起動されるかを確認します。