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IT Keysとの連携活動

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 2009年度は、奈良先端科学技術大学院大学を 拠点とする「IT Keysプログラム」との連携活 動を展開した。

1.IT Keys主催「IT危機管理演習」への参加  我々のプログラムでは時間的成約の大きい社 会人が多く、合宿形式での「演習」の機会を作 ることが難しいため、「IT Keys」の演習の機 会を利用させていただくことで、プロパー学生 に機会を提供した。2009年9月に和歌山県南紀 白浜で行われた「IT危機管理演習」には本プ ログラムの連携大学から各2名、合計6名が参 加した。

 この演習への参加を通して、現実社会に起き たネットワーク犯罪問題の実態、そしてその深 刻さと重大さについて認識を深めた。また、リ アルタイムでネットワーク上の攻撃に対処する 貴重な体験ができ、セキュリティ技術が現場で いかに応用されているかの理解が深まったと考 えている。他大学の学生や、他プログラムとの 接触によって、健全な交流と競い合いを通じて、

本プログラムの学生はよい刺激をうけ、学習と 研究の意欲が高まり、また、グループワークの

大事さを学んだ。特に課題を解決するに向けて の分担と連携作業は良い経験となった。

2.ISSスクエア「情報セキュリティ特別講義」

の配信

 以下2講義をIT Keysプログラム参加の4大 学にも配信し、7大学の遠隔による講義を実施 した。

・10月21日:「組織的逸脱と企業倫理」慶応義 塾大学 梅津光弘氏

・10月28日:「現代暗号と情報セキュリティ」

㈱東芝 川村信一氏

発信:情報セキュリティ大学院大学(ISS)

受信:中央大学・東京大学(ISS)、奈良先端科 学技術大学院大学・北陸先端科学技術大学院 大学・大阪大学・京都大学(IT Keys)

3.合同発表:CSS2.0でのプログラム紹介  「コンピュータセキュリティシンポジウム

(CSS)2009」(2009年10月26日富山開催)のキ ャンドルスターセッション(CSS2.0)にて、合 同発表を行った。

 IT Keys教員からの先導的IT人材育成プログ ラムと両プログラムの連携についての説明後、

プログラム参加学生より各プログラムの紹介を 行った。

教 育 実 績

 2009年度の本プログラム修了予定者は40名、

そのうち11名は現職社会人である。

 修了予定者の就職内定企業は延べ19社、現職 社会人の所属企業・教育機関は10社である。

 修了予定者のうち3名(東京大学2名、中央 大学1名、情セ大1名)は、博士課程後期に進 学予定である。2009年度修了予定者の所属企業・

就職内定先企業を以下に記す。

2009年度修了予定社会人学生所属企業

㈱アイアイジェイテクノロジー、日本経済新聞 社、NECシステムテクノロジー㈱、ジェイア ール東海情報システム㈱、NTTコムウェア㈱、

日本オラクル㈱、㈱NTTデータ、協和エクシ オ㈱、㈱ワイ・デー・ケー、その他(県立高校 教師)

2009年度修了予定学生就職内定先企業

(2010年2月28日現在・順不同)

KDDI㈱、㈱日立製作所、任天堂㈱、㈱IDCフ ロンティア、㈱数理システム、㈱ダイナム、

ラックホールディングス㈱、㈱日立システムア ンドサービス、㈱シアリングス、

㈱CSKホ ー ル デ ィ ン グ ス、NTTア ド バ ン ス テクノロジ㈱、コムシス情報システム㈱、㈱

NTTデータ、㈱NTTデータだいち、三井情報

㈱、㈱アイ・ティ・フロンティア、㈱フォーラ ムエイト等

 また、現時点での修了実績および修了予定数 を以下に報告する。

修了者及び修了予定者数

2008年度(2009年3月修了):12名(内、現職

社会人12名)(※)

2009年度(2010年3月修了予定):40名(内、

現職社会人11名)

2010年度(2010年9月修了予定): 2名(内、

現職社会人1名)

2010年度(2011年3月修了予定):51名(内、

現職社会人13名)

2011年度(2011年9月修了予定):1名(内、

現職社会人1名)

※原則として履修期間2年のプログラムだが、2008年度は、

情報セキュリティ大学院大学の修士課程2年生(2007年 4月入学者)について、プログラム対象科目となった科 目の前年度取得単位を本プログラム修了要件の単位とし て認めることとし、2008年4月から1年間のプログラム 参加が承認され、2009年3月修了が認められた。そのた め、2008年4月からスタートしたプログラムであるが、

2008年度は情報セキュリティ大学院大学で12名の修了者 を輩出した。

今 後 の 発 展

 実施期間終了後の予定・構想について、プログ ラム全体としての取組・連携計画を以下に記す。

 

 本プログラムの活動を通して、従来は我が国 において未だ確立されていなかった情報セキュ リティ教育のあるべき姿が見えてきた。講義体 系、各講義の内容、実習のあり方、指導のあり 方、企業や社会との連携などである。これらは 順次明文化していくことも考えているが、時代 とともに詳細な内容は変わるものであり、次々 と更新し続ける必要のある部分も多い。従って、

情報セキュリティ教育体系は今後も改良を続け ていきたい。

 連携3大学と1研究所の間では、この教育体 系を共有し作り上げてきたのでその経験をベー スに各組織における教育を進めていくのが基本 である。また、本プログラムでは、修了生に対 して情報セキュリティ・スペシャリスト・サー ティフィケートを授与している。このサーティ フィケートには連携3大学院の研究科長の印が 押されており、連携大学院の責任と意思を強く 社会に向けて表明している。また、同じく情報 セキュリティ人材育成の奈良先端科学技術大学 院大学を拠点とする「IT Keysプログラム」と 共同で、各拠点にて発行するサーティフィケー トに刻印すべきセキュリティスペシャリスト共 通ロゴを作成した。我々としてはこの共通ロゴ を継続的に発行していくことを考えており、サ ーティフィケートの社会的認知度が高まれば、

関係機関の連携はより容易になると考えてい る。今後、現在検討中である修了生の有する知

識を具体的に明示する仕組みを実行に移し、サ ーティフィケートの意味を明確化することと併 せて、着実に情報セキュリティ教育システムの 確立を進めていく予定である。

 海外大学との連携計画では、今年度、カーネ ギーメロン大学とロンドン大学ロイヤルハロウ ェイ校を訪問し情報セキュリティ教育の現状を 把握した。現在、ロンドン大学ロイヤルハロウ ェイ校との間で学生の短期学生派遣に向けた協 定を作るべく検討中である。

 また、教材作成と更新体制は出来上がりつつ あるが、現在、外部にオンライン教材を提供す る仕組みとして、まず「電子教科書引用情報入 力システム」を構築した。今後は、それをベー スに外部公開可能な教材作成とその支援システ ムを作成していく。

 そして、それぞれの大学で、プログラム終了 後も優れた情報セキュリティ人材の育成体制を 継続するための対応を進めているが、プログラ ム全体としての連携は次のように進める予定で ある。

① 2011年度までの計画:2010年度で補助期間 は終了するが、2010年度入学生については、

2011年度も現在と同様の活動を継続すること とする。従来の活動をそのまま継続するため には、遠隔講義を実施するためのTA経費、

サポート人件費、講義配信のための通信回線 費用などが必要であり、小規模な私立大学で ある情報セキュリティ大学院大学には困難な 課題であるが、サービスを縮小するなどの工 夫で乗り切りたい。

第2章 情報セキュリティ大学院大学拠点

② 単位相互互換協定:現在は中央大学と情報 セキュリティ大学院大学との間に相互互換の 協定があるが、東京大学との間は未だである。

この協定を結ぶべく調整を進めたい。

③ 各大学は、ソフトウェア基礎技術に関し今 後もNIIのトップエスイー講座を利用する。

④ 企業と大学との間で進めている水平ワーク ショップは、情報セキュリティ大学院大学に おいて今後も継続的に開催する予定で、その 開催に中央大学と東京大学とが関与するとと もに、学生の実務教育として利用する。

⑤ インターンシップの継続:企業との間の繋 がりが確立してきたので、それを利用しての

インターンシップ実習を継続実施する。

⑥ 遠隔講義システムを必要に応じて機動的に 利用し、大学相互の講義乗り入れを実現する とともに、随時開かれる講演会の遠隔配信に も利用する。

問合せ先

情報セキュリティ大学院大学 ISSスクエア事務局

〒221-0835 横浜市神奈川区鶴屋町2-14- 1 E-mail:[email protected]

http://iss.iisec.ac.jp/

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