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群)|一般演題(第
座長 iMlH緑(旭川医科大学)
P - 5 8
継続事例実習で助産師学生に受持たれた女性の学生実習に対する思いが 変化していくプロセスに関する質的研究
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福丸洋子I) 落合亮太2l 松坂充子3l 1)独立行政法人 国 立 病 院 機 構 宮 崎 病 院 2)東京大学大学院医学系研究科 健康科学 ・看護学専攻 成人看護学分野3)広 島 都 市 学 園 大 学 健 康 科 学 部 看 護 学 科
[緒言]
妊娠期から産祷期まで継続して受け持つ実習(継続事例実習)は、助産学実習において重要で効果的な実 習と位置づけされている。本研究は、助産師学生に受け持たれた女性にとって継続事例実習が真にいい体験 となるための示唆を得ることにつながり、今後の継続事例実習の在り方を検討する上での基礎資料となると 考える。
[目的]
継続事例実習で助産師学生に受け持たれた女性の学生実習に対する思いが変化していくプロセスを明らか にする。
[対象と方法]
調 査 の 同 意 を 得 ら れ た
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名の助産前i学 生 に 継 続 し て 受 け 持 た れ た 女 性 に 半 構 造 化 面 接 を 行 い 、Grounded Theory Approach
の手法を用いて分析を行った。 [倫理的配慮]総合病院倫理審査委員会の承認を得て実施した。調査は強制しない、いつでも中止可能である、個人を識 別できる情報は漏らさない等を説明し書面にて同意を待た。
[結果]
助産師学生に受け持たれた女性の学生実習に対する思いが変化していくプロセスは、学生は私のことを一番 わかってくれる人という気持ちが形成されていくプロセスであることが明らかとなった。妊娠期は<実習依頼 は抵抗なく受け入れることができた>と実習を承諾し、<妊娠期のケアは未熟な点もあったが学生に受け持た れたメリットは大きかった>と助産師学生に対するメリ ットを感じて自ら開示し、打ち解けて話せるように なっていった。分娩期は<お産の時は不安もあったが学生がそばにいてくれて心強かった><学生が分娩介 助を行うことは受け入れられた>との思いで助産師学生と一緒に分娩を乗り越えていった。分娩介助を受け入 れる程度には差があり、学生の行う分娩介助をイメージできていない女性もみられた。産祷期には、<産後は 学生への信頼感が高まった><産後の母体へのケアは米熱な点もあったが、不安なl侍学生に支えてもらった >
と助産師学生を身近に頼もしく感じ、学生は私のことを一番わかってくれる人という気持ちにつながっていた。
[考察]
本研究で見いだされたプロセスは、看護学生と助産学生という違いはあるが、先行研究と類似している。
助産師学生の場合、受け持たれた期間が長く、重要な出来事である分娩を学生と一緒に乗り舷えることで、
信頼感を感じるに至っていたと推察される。今後の継続事例実習について、妊娠期 産相手期のケア技術の習 得、助産師学生が分娩介助を行うことについてイメージできる説明等が必要と考える。
[結論]
助産師学生に受け持たれた女性の学生実習に対する思いが変化していくプロセスは、学生は私のことを一 番わかってくれる人という気持ちが形成されていくプロセスであることが明らかとなった。本研究の結架か ら今後の継続事例実習について妊娠期 ・産祷期のケア妓術の習得、助産師学生が分娩介助を行うことについ てイメージできる説明等の示唆を得た。
446 円 本 助 産 学 会 誌 23巻3号 (2010)
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月2 1
日(日)第2日目1 3 : 1 0
ー1 3 : 5 8 1
階ポスタ 会 場1 0 1
|一般演題(第~群)
助産師教育II座長・
m
水消美(国際医療福布l大学)P - 5 9
無床助産所実習における助産学生の学び
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子安恵子 高 田 昌 代 藤 升 ひ ろ み 嶋 津 恭 子 谷 川 裕 子 早 瀬 麻 子 是 津 あ ず さ 神戸市 看 護 大 学 助 産 学 専 攻 科[緒言]
無床助産所の助産師は、地域という生活の場で女性と家族への援助を行っている。本専攻科では地域にお ける実践力の育成を目的としているため、そのような助産師に学生が学ぶ意義は大きく、教育の一環として
無床助産所実習を5日間行っている。本研究の目的は、実習においてこの助産学生の学びを明らかにするこ -とである。
[方法]
般
対象。神戸市看護大学助産学専攻科学生の無床助産所実習記録5日分。方法実習記録から、無床助産所
演
実習での学びの記述を抽出し、意味の解釈を行い、類似したものを分類しカテゴリ→じした。倫理的配慮
題
研究協力依頼は、卒業認定が終了した3月初旬に行った。研究目的、方法、倫理的配慮について書面と口頭 で説明した。神戸市看護大学倫理委員会の承認を得て実施した。
[結果
l
同意を得た学生は13名で、 45日分の実習記録を分析した。無床助産所実習の内容は、子育て支援活動や 母乳クラス、ベビーマッサージクラス、家庭訪問、両親学級等の見学、家庭訪問の同行(一部実施)であっ た。実習での学びとして、 7つのカテゴリーが抽出された。カテゴリーは、<>で示す。学生は無床助産所 での様々な経験を通して、助産師のケアが<多くの住民から支援が求められている>ことに気付き、<母親 の主体性に敬意を抱く>という思いに至っていた。助産師の支援を実際に見ることで、<多様な対象者へ臨 機応変にかかわる>、<自然体で母親主体を貫く>、<生活者としてその人全体をケアしている>といった 対応のあり方について学んでいた。これらを通して、<自らのケアを見直す>といった今までのケアの振り 返りや、<学びへの意欲が婚す>といった知識 ・技術の習得、経験をつむことへの意欲へとつながっていた。
[考察]
学生は、病院での分娩介助中心の実習(前期実習)を経て、無床助産所実習に臨んでいる。病院では周産 期の女性との関わりが主であるが、無床助産所実習では様々な環境にいる幅広い年代の人に、その人の生活 の場で出会っていた。ありのままの生活者としての姿を知ることで、人々のニーズや母親の主体性に気付け たものと考える。助産師のケアでは、関わりをじっくり見ることで、専門職としての臨機応変さとともに対 象者と同じ回線で生活者として対応していることを学んでいた。これが、対象者を 「何かをしてあげる対象」
と見ていた自身のケアの振り返りにつながったと考える。また、自らが気付き学びへの意欲が増したのは、
地域での助産師への期待や役割を実感し、学ぶべき課題が明確になったためと考える。
[結論]
無床助産所実習では、生活の場で様々な人々に出会うことで、地域からの広い視野で人々のニーズを学ん でいた。また、助産師の専門職、生活者としてのケアの実際を知り、対象を見る視点の幅広さ、ケアの奥深 さについて学べていた。さらに、これらの学びが学生自身のケアの振り返り、学習意欲につながることが分 かった。
j.Jpn.A田d. Midwif.VoL 23,No.3,March 2010447
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月2 1
日(日)第2日目1 3 : 1 0 - 1 3 : 5 8 1
階 ポ ス タ ー 会 場1 0 1
|ー鵬題(第laI群) 助産飾教育E
座長
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水 ii'I美(国際医療福祉大学)P-60
問主観的に助産師学生を理解する
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渡過淳子 厚生労働省 看護研修研究センター[緒言]
保健師助産師看護師法の改正が行われ、
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年4
月から助産師の教育年限が1
年以上となった。助産師 教育の質の向上が求められており、そのためには助産師教育者の質の向上が不可欠である。今回、教員養成 課程の研修生が、助産師教育者としての力量形成に向けて、教育実習の前に助産師学生のレディネスを把握 する目的で助産学の授業見学を行ったので、その成果について報告する。[実践内容]
助産師養成所の教員養成を担っている当センターでは、助産師養成所において教育実習を行っている。教 育実習で行う模擬授業や実習指導を効果的に実施し、さらにはありのままの学生を理解するために、助産師 養成所の協力を得て学内での分娩介助演習を見学した。見学前のオリエンテーションではありのままの助産 師学生に触れることを目的とし、教育の仕方の実際を直接学ぶのではないことを強調した。観察・記録は、
エピソード記述(鯨岡,
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を参考にし、 「問主観的に抱握されるもの」として主観的な思いを含めて描 き出すように指導した。見学後は記録を整理し、教員 ・研修生問でリフレクションを実施、意見交換を行っ た。なお、本報告にあたっては、研修生個人が特定されないことを保証し、研修生に同意を得た。
[結果及び考察]
見学を実施した研修生が分娩介助演習という授業を通して感じ取った内容は、<輝いている助産師学生の 発 見 > <一人ひとり異なる不安><今、自の前のことに精一杯><みんなで学ぼう>であった。問主観的に 観察する意義は、 「私J
r
あなた」という主体を認め、対象の思いを汲み理解できることである。そのうえで エピソードとして観察記録に書き出した場面というのは、研修生の心が揺さぶられた場面である。病院等の 施設内での助産学実習で学生を指導していた時には 「なぜ出来ないのだろうJr
事前学習はしているのだろ うか」などと学習者側の問題として捉えていたことに気づき、視点を転換することへと繋がっていた。とか く学生の学ぶ態度に問題があると思い込みがちだが、学習者のありのままの実態を把握することで、学生は {可に戸惑っているのかを考察し、どのような素材を教材として学習者に提供できるかを検討する必要がある と気づいていた。学生の感性を認めることから、学生との問に対話が生まれ、学生の特性を考えた教育方法 につながるであろう。[今後の課題]
今、ここに存在する学生に迫ることは、学生の成長をプロセスとして捉えることにつながる。教員養成に おいては助産師学生をどのように理解するかによって、学生の発達段階に応じた教育方法の検討につながる であろう。この研修生の学びをどのように教師教育に活用出来るか、さらに臨床と協働しより有効な教育方 法を開発することが教育者には求められる。
参考文献 鯨岡山主,エピソード記述入門,東京大学出版会,
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448 日 本 助 産 学会誌 23巻 3号(2010)