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鵬  旭夷・叡晦い妨ある

硯狂6蹴

2).単身世帯のケース

  <ケース4:Dさん 81歳 女性 単身世帯>

 0生活歴

 大正4年、7人きょうだいの末っ子として、島尻郡豊見城村に生まれる。

きょうだい7人のうち、3人は既に幼い頃に亡くなったため、現在は4人 きょうだいとなっている。

 Dさんは一度結婚したが、夫と別れ、後に再婚して1男3女の4人の子 どもに恵まれる。また、独身の頃から再婚して長女が生まれる前まで、

助産婦の仕事をしており、終戦後は豊見城村の病院に勤めていたが、そ の後那覇市内の若狭という地区にあった産婆学校で助手の仕事をしてい たということである。

 今現在通っている老人憩いの家には、平成3年に開所された当初から 今日までずっと通っている。Dさんの家は、老人憩いの家から徒歩で2

〜3分のところにあり、現在は、夫が27年前に亡くなっているため一人 で暮らしている。また、主な生活費等の収入源として、年金の他にアパ ートや借家を所有しているため、そこから毎月家賃が入るため、「生活 費はお陰様でゆうゆうです」と話され、経済的には困っていない状況に あることが伺えた。

 ○健康状態

 Dさんは以前から皮膚が弱いということもあり、皮膚科に通院してい るが、その他にはどこも具合の悪いところはないということで、とても 81歳とは思えないほど若々しく感じられた。

 ○日常生活活動

 朝は、am6:30頃には起床し、7:30頃には朝食を食べる。その後は、

洗濯をして、飼っている鳥に餌をやり、am10:00頃には老人憩いの家に 行く。憩いの家には、休みの日曜日を除く月〜土曜日の毎日通っている。

月曜日は健康体操、火曜日には手芸講座を受講し、水曜日は特にクラブ 活動はないが、憩いの家の職員さん達とおしゃべりをしに顔見せに出掛 ける。一日でも憩いの家に来ないと、職員さんから「今日Dさん見えな いねえ、どうしたのかねえ?風邪でもひいてるんじゃないかねえ」と心 配されるほど顔なじみになっている。また、木曜日にはグランドゴルフ をして過ごし、金曜日には真向法体操、土曜日には琉球舞踊など様々な クラブ活動をしている。

 また、自宅が憩いの家のすぐ目の前にあるため、昼食は自宅で12:30 から13:00頃に食べているということだ。午後は、手芸の講座がある火曜

日は15:30頃まで憩いの家で過ごすが、それ以外の日は、息子がDさんの 家の隣に住んでそこで仕事をしているため、息子の仕事の手伝い(主に 電話の取り継ぎ)をしている。pm19:30から20:00頃に夕食を食べ、その 後はテレビを見て過ごしK23:00頃には就寝する。

 また、週末の日曜日は、ほぼ毎週のように娘(主に三女)家族と一緒 に外出する。娘から、顔が見たくなったからということで「かあちゃん、

いこいこ」という電話があり、時間的には午後から出掛けることが多い ため、その日は夕食を一緒に食べるということだ。また、娘の都合が悪 いときは、一日中家で過ごすこともあるため、そのような時には寂しさ を感じるため、夕方の18:30頃から、家から徒歩で10分程の波の上ビー チまで、近所の友人4〜5人目散歩に出掛けている。

 ○つきあい状況

 1).血縁関係

 ア).別居子とのつきあい

 Dさんには、娘が3人と息子が1人の4人の子どもがいる。46歳になる 長女は独身で、現在Dさんの家からバスで30分ほどの那覇市に隣接する 豊見城村に住み、三女と一緒に料理学校で仕事をしている。また、44歳

になる次女も仕事をしているが、結婚して現在Dさんの家からバスで20 分ほどの、同じ那覇市内の上間という地区に住んでおり、3人の息子と1 人娘がいる。また、41歳になる三女は、結婚して娘が1人おり、現在D

さんの家からバスで10〜15分ほどの、同じ那覇市内の寄宮という地区に 住んでおり、長女と一緒に料理学校で仕事をしている。さらに、39歳に なる長男は、結婚して息子が一人いるが、後に妻と離婚し、妻が子ども を連れて家を出たために、現在はDさんの家のすぐ隣に一人で住んでお

り、自営業の仕事をしている。

 日頃、別居の子ども達とは、週末の日曜日にほぼ毎週のように、娘.(主 に三女)から「かあちゃん、いこいこ」と誘いの電話があり、孫も一緒 にドライブに出掛け、食事をして過ごしている。その日は、だいたい午 後から出掛けることが多いため、夕食を一緒に食べながら、いろいろな 話をして楽しい一時を過ごすということである。この外出がとても楽し みだということで、 「お金があって自分一人で食べてもおいしくないさ あ。孫もみんな一緒だからおいしいさあ。楽しいよ何より楽しい」とに

こにこしながら話すDさんの表情から、普段一人で食事をしているため、

みんなで一緒に楽しく食事をすることが何よりの喜びだと感じている様 子が伺えた。また、長女や次女もDさんの顔が見たくなった時などに訪 ねて来てくれるということであり、さらに息子も隣に住み、Dさんがよ

く仕事の手伝いをしていることで毎日のように会話をしており、子ども 達と日常的なつきあいが多くある状況が推察された。

 イ).親族とのつきあい

 50人ほどの親族がおり、その大半は、Dさんの実家がある豊見城村に 住んでいる。実家へは家からバスで30分ほどかかるが、Dさんは月に2・

3回ほど、所用がある時に実家を訪ねて行く。また最も多くの親族が集ま るときは、トウシピーなどお祝いの行事がある時で、50人ほどの親族が集ま るということである。ムンチュウ(門中)は400〜500人ほどいるが、全 員が一同に集まることはなく、清明祭には、きょうだい・甥・姪、子ど もや孫達など近い親族が30入ほど集まり、門中墓の掃除をした後にまず 父親のお墓を拝み、次に「自分の上のヤーのお墓」を拝んで、さらに祖 父母やきょうだいなどのお墓を拝む。その後は、皆で門中墓の前で一緒 に昼食を食べながら楽しく語り合って過ごすということである。Dさん は、このような多くの親族が集まって、一緒に食事をしながらひととき を過ごすことを、かけがえのないことだと思っており、「きょうだい、

甥や姪、子どもや孫達も一緒でみんな身内の者が集まるから楽しいよ」

とにこにこしながら話す表情から、Dさんがこのような機会をとても楽 しみに心待ちにしている様子が感じとれた。

 ウ).きょうだいとのつきあい

 Dさんは7人きょうだいの末っ子として生まれたが、そのうち上の3 人は幼い頃に亡くなったため、現在は4人きょうだいとなっている。

 94歳になる姉は、現在ハワイに住んでおり、Dさんはその姉に会うた めに、 「姉でも見てこようかあ」ときようだい3人で話し合い、毎年の ように一緒にハワイに行っている。昨年は、2番目の姉の88歳の「トーカチ」

のお祝いを兼ねて、「ハワイの姉でも見てこようかあ」と話し合い、

姉妹3人で一週間程ハワイの姉に会いに行ったということである。

 この時は、孫達もみんなハワイが見たいということで、孫達も一緒に 20人でハワイに行ったが、孫達は観光中心のためにホテルに、Dさん姉 妹は姉の家に滞在し、帰りは一緒に行動したということである。

 2).地縁関係

 ア).近隣とのつきあい

 近隣とのつきあいは、挨拶や世間話をしたりする程度のものであると いうことだが、ほとんど毎日のように、夕方に4〜5人で道の脇にひまし がら集まって、座っておしゃべりをしている。一人が座っていると、そ こに一人前た一人と集まってくるということであり、家の中が特に暑く なる夏には、毎日のように夕涼みをしたり、また徒歩で10分ほどの波の 上ビーチまで一緒に散歩をしているということである。

 また、近隣の子ども達と一緒に毎日のように話をしたり、遊んだりし て過ごしている。子ども達から「ばあちゃんみたいねえ」と言われるこ とがとても嬉しく、 「私はちびが好き。かわいいさあ」と話し、 Dさ んが子ども達をまるで孫のように思っている様子が感じとれた。Dさん は、自宅の向かいにあるお店の家の子ども達の子守りを、まだその子ど もが小さい時からしていたということもあり、その子ども達から「自分 のばあちゃんよりDさんの方が好きと言ってくれることがとても嬉しい さあ」と話し、自分のことをばあちゃんばあちゃんと、幼い子ども達が 呼んで親ってくれることがとても嬉しく思っている様子が伺えた。

 3).友人とのつきあい

 自宅から徒歩で10分ほどの久米という地区に友人が一人おり、毎年夏 に、毎日のように日没前後に一緒に海(波の上ビーチ)に行く。

その友人は内地(本土)の人で、結婚して那覇市に住んでおり、とても 海好きで泳ぎが上手なため、 「私が泳ぎを教えてあげましょうねえ。あ そこまで連れていってあげるから」といってDさんに泳ぎを教えてくれ るということである。Dさんは、海水が皮膚にいいということを知り、

健康のためにビーチに行っているが、5〜6年ほど前にその友人とビーチ で知り合い、以来海友達になったということである。しかし、普段は特 につきあいはしていないということだ。

 また、老人憩いの家で知り合った友人は全員で50人ほどおり、わきあ いあいとした雰囲気の中で様々なクラブ活動をして楽しく過ごしている が、その友人達とは、憩いの家で会う程度でそれ以外には特につきあい はしていないということである。

 またさらに、那覇市に隣接する浦添市に、産婆学校時代から60年以上 のつきいのある友人が一人住んでおり、週に1回電話で「元気ねえ?」

と話をしている。電話をかける頻度は、お互いに同じ程度で、まためっ たにないが、たまに旅行の話が持ち上がったときには、誘われて一緒に 旅行に行くこともあるということだ。

 Dさんは、このように多くの友人に囲まれ、幅広いつきあいのある生 活をしており、このような友人とのつきあいを大切に思っている。多く

の友人や仲間と一緒に過ごしていると「寂しくないさあ。みんなとおし やべりするのが好きだからみんなと会っていると一人もんは寂しくない さあ。楽しいよ。憩いの家には毎日かかさず来てます。だから憩いの家 が休みの日曜日はつまらんさあ」と話し、一人暮らしの寂しさをまぎら

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