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HCH 3

ドキュメント内 第十四改正日本薬局方第一追補 (ページ 75-80)

及び鏡像異性体

ンフルランのピーク面積の相対標準偏差は 2.0 % 以 下である.

第一部医薬品各条の部 オキセサゼインの条の次に次の一条 を加える.

オフロキサシン

Ofloxacin

C18H20FN3O4:361.37

(3RS)―9―Fluoro―2,3―dihydro―3―methyl―10―(4―

methylpiperazin―1―yl)―7―oxo―7H―pyrido[1,2,3―de]―1,4―

benzoxazine―6―carboxylic acid [82419―36―1]

本品を乾燥したものは定量するとき,オフ ロ キ サ シ ン

(C18H20FN3O4)99.0 〜 101.0 % を含む.

性 状 本品は帯微黄白色〜淡黄白色の結晶又は結晶性の粉末 である.

本品は酢酸(100)に溶けやすく,水に溶けにくく,アセ トニトリル又はエタノール(99.5)に極めて溶けにくい.

本品の水酸化ナトリウム試液溶液(1

20)は旋光性を 示さない.

本品は光によって変色する.

融点:約 265 °C(分解). 確認試験

(1) 本品の 0.1 mol/L 塩酸試液溶液(1

150000)につ き,紫外可視吸光度測定法により吸収スペクトルを測定し,

本品のスペクトルと本品の参照スペクトルを比較するとき,

両者のスペクトルは同一波長のところに同様の強度の吸収を 認める.

(2) 本品を乾燥し,赤外吸収スペクトル測定法の臭化カリ ウム錠剤法により試験を行い,本品のスペクトルと本品の参 照スペクトルを比較するとき,両者のスペクトルは同一波数 のところに同様の強度の吸収を認める.

純度試験

(1) 重金属 本品 2.0 g をとり,第 4 法により操作し,

試 験 を 行 う.比 較 液 に は 鉛 標 準 液 2.0 mL を 加 え る(10 ppm 以下).

(2) 類縁物質 本操作は光を避けて行う.本品 10 mg を 水/アセトニトリル混液(6:1)50 mL に溶かし,試料溶液 とする.この液 1 mL を正確に量り,水/アセトニトリル混 液(6:1)を加えて正確に 20 mL とする.更にこの液 1 mL を正確に量り,水/アセトニトリル混液(6:1)を加え て正確に 10 mL とし,標準溶液とする.試料溶液及び標準 溶液 10

L ずつを正確にとり,次の条件で液体クロマトグ ラフ法により試験を行い,それぞれの液の各々のピーク面積 を自動積分法により測定するとき,試料溶液のオフロキサシ

ン以外のピークの各々のピーク面積は,標準溶液のオフロキ サシンのピーク面積の 0.4 倍より大きくなく,それらのピ ークの合計面積は,標準溶液のピーク面積より大きくない.

試験条件

検出器:紫外吸光光度計(測定波長:294 nm)

カラム:内径 4.6 mm,長さ 25 cm のステンレス管に 5

m の液体クロマトグラフ用オクタデシルシリル化 シリカゲルを充てんする.

カラム温度:45 °C 付近の一定温度

移動相:過塩素酸ナトリウム 7.0 g 及び酢酸アンモニ ウム 4.0 g を水 1300 mL に溶かし,リン酸を加え て pH 2.2 に調整し,アセトニトリル 240 mL を加 える.

流量:オフロキサシンの保持時間が約 20 分になるよう に調整する.

面積測定範囲:溶媒のピークの後からオフロキサシンの 保持時間の約 1.8 倍の範囲

システム適合性

検出の確認:標準溶液 1 mL を正確に量り,水/アセト ニトリル混液(6:1)を加えて正確に 20 mL とする.

この液 10

L から得たオフロキサシンのピーク面積 が,標準溶液のオフロキサシンのピーク面積の 4 〜 6 % になることを確認する.

システムの性能:試料溶液 0.5 mL をとり,オフロキ サシン脱メチル体の水/アセトニトリル混液(6:1)

溶液(1

20000)1 mL を加え,更に水/アセトニ トリル混液(6:1)を加え,100 mL とする.この液 10

L につき,上記の条件で操作するとき,オフロ キサシン脱メチル体,オフロキサシンの順に溶出し,

その分離度は 2.5 以上である.

システムの再現性:標準溶液 10

L につき,上記の条 件で試験を 6 回繰り返すとき,オフロキサシンのピ ーク面積の相対標準偏差は 2.0 % 以下である.

乾燥減量 0.2 % 以下(1 g,105 °C,4 時間). 強熱残分 0.10 % 以下(1 g).

定 量 法 本品を乾燥し,その約 0.30 g を精密に量り,酢酸

(100)100 mL に溶かし,0.1 mol/L 過塩素酸で滴 定 す る

(電位差滴定法).同様の方法で空試験を行い,補正する.

0.1 mol/L 過塩素酸 1 mL = 36.14 mg C18H20FN3O4

貯 法

保存条件 遮光して保存する.

容 器 気密容器.

第一部医薬品各条の部 カルバゾクロムスルホン酸ナトリウ ムの条純度試験の項(3)の目を次のように改める.

カルバゾクロムスルホン酸ナトリウム

純度試験

(3) 類縁物質 本品 50 mg を水 100 mL に溶かし,試 料溶液とする.この液 2 mL を正確に量り,水を加えて正 確に 200 mL とし,標準溶液とする.試料溶液及び標準溶 オフロキサシン

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液 10

L ずつを正確にとり,次の条件で液体クロマトグラ フ法により試験を行い,それぞれの液の各々のピーク面積を 自動積分法により測定するとき,試料溶液のカルバゾクロム スルホン酸以外のピークの合計面積は標準溶液のカルバゾク ロムスルホン酸のピーク面積より大きくない.

試験条件

検出器:紫外吸光光度計(測定波長:360 nm)

カラム:内径 4.6 mm,長さ 25 cm のステンレス管に 7

m の液体クロマトグラフ用オクタデシルシリル化 シリカゲルを充てんする.

カラム温度:40 °C 付近の一定温度

移動相:リン酸二水素アンモニウム 1.2 g を水 1000 mL に溶かし,必要ならば孔径 0.4

m のメンブラ ンフィルターを用いてろ過する.この液 925 mL に エタノール(95)75 mL を加えて振り混ぜた後,リ ン酸を加えて pH を 3 に調整する.

流量:カルバゾクロムスルホン酸の保持時間が約 7 分 になるように調整する.

面積測定範囲:溶媒のピークの後からカルバゾクロムス ルホン酸の保持時間の約 3 倍の範囲

システム適合性

検出の確認:標準溶液 2 mL を正確に量り,移動相を 加えて正確に 20 mL とする.この液 10

L から得 たカルバゾクロムスルホン酸のピーク面積が,標準溶 液のカルバゾクロムスルホン酸のピーク面積の 7 〜 13 % になることを確認する.

システムの性能:本品及びカルバゾクロム 10 mg ずつ を水 100 mL に加温して溶かす.この液 10

L に つき,上記の条件で操作するとき,カルバゾクロムス ルホン酸,カルバゾクロムの順に溶出し,その分離度 は 3 以上である.

システムの再現性:標準溶液 10

L につき,上記の条 件で試験を 6 回繰り返すとき,カルバゾクロムスル ホン酸のピーク面積の相対標準偏差は 2.0 % 以下で ある.

第一部医薬品各条の部 カルバミン酸クロルフェネシンの条 純度試験の項(3)の目を次のように改める.

カルバミン酸クロルフェネシン

純度試験

(3) 類縁物質

(i) クロルフェネシン―2―カルバ メ ー ト 本 品 0.10 g を液体クロマトグラフ用ヘキサン/2―プロパノール混液(7:

3)20 mL に溶かし,試料溶液とする.試料溶液 10

L に つき,次の条件で液体クロマトグラフ法により試験を行い,

カルバミン酸クロルフェネシンのピーク面積

A

a 及びクロル フェネシン―2―カルバメートのピーク面積

A

b を自動積分法 により測定するとき,Ab/(Aa+Ab)は 0.007 より大きくない.

試験条件

検出器:紫外吸光光度計(測定波長:280 nm)

カラム:内径 4 mm,長さ 30 cm のステンレス管に

5

m の液体クロマトグラフ用シリカゲルを充てんす る.

カラム温度:40 °C 付近の一定温度

移動相:液体クロマトグラフ用ヘキサン/2―プロパノー ル/酢酸(100)混液(700:300:1)

流量:カルバミン酸クロルフェネシンの保持時間が約 9 分になるように調整する.

システム適合性

検出の確認:試料溶液 1 mL を正確に量り,液体クロ マトグラフ用ヘキサン/2―プロパノール混液(7:3)

を加えて正確に 100 mL とし,システム適合性試験 用溶液とする.システム適合性試験用溶液 5 mL を 正確に量り,液体クロマトグラフ用ヘキサン/2―プロ パノール混液(7:3)を加えて正確に 10 mL とする.

この液 10

L から得たカルバミン酸クロルフェネシ ンのピーク面積が,システム適合性試験用溶液のカル バミン酸クロルフェネシンのピーク面積の 40 〜 60

% になることを確認する.

システムの性能:本品 0.1 g をメタノール 50 mL に 溶かす.この液 25 mL に希水酸化ナトリウム試液 25 mL を加え,60 °C で 20 分間加温する.この液 20 mL に 1 mol/L 塩酸試液 5 mL を加え,酢酸エ チル 20 mL を加えてよく振り混ぜ,静置して,酢酸 エチル層を分取する.この液 10

L につき,上記の 条件で操作するとき,クロルフェネシン,カルバミン 酸クロルフェネシン,クロルフェネシン―2―カルバメ ートの順に溶出し,カルバミン酸クロルフェネシンの 保持時間に対するクロルフェネシン及びクロルフェネ シン―2―カルバメートの保持時間の比は,約 0.7 及び 約 1.2 であり,クロルフェネシンとカルバミン酸ク ロルフェネシンの分離度は 2.0 以上である.

システムの再現性:システム適合性試験用溶液 10

L につき,上記の条件で試験を 6 回繰り返すとき,カ ルバミン酸クロルフェネシンのピーク面積の相対標準 偏差は 2.0 % 以下である.

() そ の 他 の 類 縁 物 質 本 品 0.10 g を エ タ ノ ー ル

(95)10 mL に溶かし,試料溶液とする.この液 1 mL を 正確に量り,エタノール(95)を加えて正確に 20 mL とす る.この液 2 mL を正確に量り,エタノール(95)を加え て正確に 20 mL とし,標準溶液とする.これらの液につき,

薄層クロマトグラフ法により試験を行う.試料溶液及び標準 溶液 50

L を薄層クロマトグラフ用シリカゲルを用いて調 製した薄層板にスポットする.次に酢酸エチル/メタノール/

アンモニア水(28)混液(17:2:1)を展開溶媒として約 10 cm 展開した後,薄層板を風乾する.これをヨウ素蒸気 中に 20 分間放置するとき,試料溶液から得た主スポット以 外のスポットは,標準溶液から得たスポットより濃くない.

カルバミン酸クロルフェネシン

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ドキュメント内 第十四改正日本薬局方第一追補 (ページ 75-80)