Table31−2 向社会的行動尺度得点の平均、 S. D.
高学年における群・水準・時期ごとの向社会的行動尺度の各領域及び合計の平均点
, ( )は$・P・
実 験 群 比 較 群
リーダー 周辺児 孤立児 リーダー 周辺児 孤立児
FI r ・ こつい
Table32−1から明らかなように、中学年では、水準の主効果
が有意であった。
水準問の主効果の多重比較を実施したところ、 リーダー児、周辺 児、孤立児の順で得点が低くなることが示された(リーダー児〉孤
立児:t=2.65,df=115,p〈.05)。
Table32−2から明らかなように、,高学年では、群の主効果が
有意であった。
群の主効果については、実験群が比較群よりも得点が高くなるこ
とが示された。 (実験群=2.86>比較群=2.27)
F2
『; ・ こついTable32−1から明らかなように、申学年では水準の主効果に
有意な傾向がみられた。
水準間の主効果の多重比較を行ったところ、リーダー児、周辺児、
孤立児の順で得点が低くなることが明らかになった。しかし、水準 間では有意な差はみられなかった。
Table32−2から明らかなように、高学年では群及び水準、時
期には有意な差はみられなかった。F3
r ・八 こついTable32−1から明らかなように、中学年では、群及び水準、
時期の主効果が有意であった。 ・
群の主効果については、実験群が比較群よりも得点が高くなるこ
一133一一
とが示された。 (実験群二3。56>比較群=2.99)
水準間の主効果の多重比較を行ったところ、水準間では有意な得 点の差は認められなかった。 しかし、リーダー児と周辺児と孤立児 を比較すると、得点においてはリーダー児、周辺児、孤立児の順に 得点が低くなることが示された。
ノ
時期の主効果については、4月よりも7月に得点が減少する傾向
がみられた(4月=3.43>7月=3.11)。
Table32−2から明らかなように、高学年では群及び水準の主
効果が有意であった。また、群×水準の交互作用も有意であった。群の主効果については、実験群が比較群よりも得点が高くなるこ
とが示された。 (実験群=3.51>比較群=2.95)
水準間の主効果の多重比較を行ったところ、水準間では有意な得 点の差は認められなかった。 しかし、リーダー児と周辺児と孤立児 を比較すると、得点においてはリーダー児、周辺児、孤立児の順に 得点が低くなることが示された。
ミ
次に有意な群×水準の交互作用の下位分析を行った。群×水準の 交互作用を図に表したの1がFig6である。
それぞれの群において、4月と7月の平均得点によって、主効果
検定(F(1/141)=11.64,Pく.01)を行ったところ、 Fig6から明らかな
ように、実験群における孤立児が比較群における孤立児よりも得点
が高くなることが示された(t=2.53, df=141,pく.05)。
一134一
ロ ム白A . のrムき得 につい
Table32一 1から明らかなように、中学年では、水準及び時期 の主効果が有意であった。
水準間の主効果の多重比較を行ったところ、 リーダー児、周辺児、
孤立児の順で得点が低くなることが示された(リーダー児〉孤立児
: t=2.35,df=115,p〈,05)。
時期の主効果については、4月よりも7月に得点が減少する傾向
がみられた(4月=10.13>7月=9.19)。
Table32−2から明らかなように、高学年では、群の主効果が
有意であった。
群の主効果については、実験群が比較群よりも高くなることが示
された。 (実験群=9.82>比較群=8.60)
これまでの精果を整理すると、中学年で、F3『親和・公平因子』
において、実験群が比較群よりも有意に得点が高くなることが示さ れた。高学年ではF1『正義・勇気因子』、 F3『親和・公平因子』
、『合計得点』において、実験群が比較群よりも有意に高くなるこ とが示された。水準間においては、中学年でリーダー児の得点が高 くなることが示された。高学年では、リーダー児、周辺児、孤立児 の間には有意な差はみられなかった(但し、F3『親和・公平因子』
で得点の差がみられたものの、多重比較の結果、リーダー児と周辺 児、孤立児の得点の差は有意ではなかった。)。 特に、高学年で は、F3『親和・公平因子』において、実験群における孤立児が比
一135一
較群における孤立児よりも得点が高くなることが明ちかになった。
時期については、中学年でごF3『親和・公平因子』と『合計得 点』において、4月よりも7月が得点が減少する傾向がみられた。
裏
向社会的行動親出.公平
4 3 2 1 日
形笏笏
慧群リー
㌍ダ…騨三惑潮辺罫興群立骸撒観
Fig 6高学年における実験群と比較群の向社会的行動得点
一136一
@ SMT こ Table33−1学級適応得点の平均、 S. D.
学級適応尺度(30項目)得点の平均値とS.D.を中学年と高学年、
実験群と比較群ごとに整理したのがTable33−1、 Table33−
2である。
学級適応尺度の4月と7月の分析にあたり、小学校3年生から小
学校6年生までの、実験群ぎ37名、比較群348名(計685名)
の児童を対象に調査し、その中からソシオメトリック・テストをも
とに、 リーダー児89名、周辺児84名、孤立児95名を抽出し比
較分析した。
Table 33−1、 Table33−2の結果に基づき、学級適応尺度
において、中学年と高学年ごとに2(実験群、比較群:以下群とす る)×3(リー ダー児、周辺児、孤立児=以下水準とする)×2(4月、7月=以下時期とする)の3要因分散分析を実施したところ、
Table34−1、 Table34−2
ノ示す結果になった。以下、−学級適応尺度の因子ごと.に分析を進めていくことにする。
中学年における群・水準・時期ごとの学級適応尺度の各領域及び合計の平均点
( )はS.D.
実 験
群 比 較 群
リーダー 周辺児 孤立児 リーダー 周辺児 孤立児 F1 4月 10.35
学校への (4. 91>
関心因子 7月 9.29 (4.93)
9. 77 9. 89
(5. 23) (4. 78>
9. 00 7. 68
(4. 18) (6. 36)
6. 82
(6. 77)
7. 22
(6. 61)
6. 38
(6. 58)
5. 38
〈6. 61)
4. ng
(6. 55>
5. 04
(6.21>
F2 4月 &12
級友との (3.72)
関係因子 7月 6.59 (5. 03)
5. 44 4. 89
(5. 62) (4. 22)
5. 16 2. 83
(4. 91) (6. 4e)
3. 74 一〇. 94
(5.34) (5.36)
3. 74 一〇. 81
(4. 78) (4. 81)
O. 44
(5. 73)
o. as
(5. 22>
4月 1&47
合計 (7.49)
7月 15.88
(8. 51>
15. 22 14. 78
(9. 94) (7. 40)
14. 17 10. 50
(7. 42) (11. 50)
10. 56 5. 44 4. 91
(10. 53) 〈11. 13) (10. 56)
10. 96 4. 56 5. 52
(10. 27) (10. 73) (9. 72)
一137一 一138一
Table33−2学級適応得点の平均、 S. D。
高学年における群1水準・時期ごとの学級適応尺度の各領域及び合計の平均点
( )はS.D.
実 験
群 比 較 群
リーダー一一 周辺児
繊
リーダー 周辺児 孤立児解
円欝
4月 9.00 6. 96(4. 12> , 〈5. 90)
7月 9.27 5.64
(3. 98) (6. gg)
6. 25
(5.50)
6. 42
〈5, 92)
9. 12
(3. 69)
8. 37
(4. 01)
5. 56
(7. 18)
6. 00
(8. 06)
6. 60
(5. 75)
4. 85
(5. 54>
齢 三三
4月 7.M 3. 56
(6. 50) (5. 62)
7月 7.10 2.68
(4. 07) (6. 47)
4, 21
(3. 60)
z ss
(3. 90)
7. 93
(3. 63)
5. 62
(3. 30)
2. 08
(6.39)
2. es
(5. 78)
一〇. 79
(5. 05)
O. 42
(5. 14)
合計
4月 16.34
(6. 50)
7月16.37
(6. 97)
10. 52 10. 46
〈10. 82) (7. 97)
8. 32 13. 79
(12. 05) (8, 75)
IZ 06 7. 64 5. 82
(4. 98) (12. 61) (9. 42)
14. 00 8. gg 5. rs
(5. 69) (12. 87) (8. 81)
一一P39一
Table34−1、 Table34−2学級適応得点の分散分析表
Table34−1学級適応得点のリーダー児・周辺児・孤立児の分散分析表(中学年)
Fl F2 舗
A(群)
B(水準)
AXB
C(時期)AXC BXC AXBXC
11. 570** 29. 489**
7. 645* g
r
23. 927**
3. 735 *
(値はF値をあちわす) ** p〈.01 * p〈.05 +pく.10
●水準(リーダー児、周辺児、孤立児)
Table34−2 学級適応得点のリーダー児・周辺児・孤立児の分散分析表(高学年)
Fl F2
、 合計A(群)
B(水準)
AXB
C(時期)AXC BXC AXBXC
5. 242**
s io. sds**
15. 330**
6e 412 *
t
73. 652 *
4. 027 * 11. 099**
(値はF値をあらわす) **pく.01 *p〈.05 +p〈.10
●水準(リーダー児、周辺児、孤立児)
一一P40一一
Fl
r への 心 こついTable34−1から明ちかなように、中学年では、群の主効果が
有意であった。
群の主効果については、実験群が比較群よりも得点が高くなるこ
とが示された(実験群=9.33>比較群=5.88)。
Table34−2から明らかなように、高学年では、水準間の主効
果が有意であった。
水準間の主効果の多重比較を行ったところ、 り一ダー児、周辺児、
孤立児の順に得点が低くなることが示された(リーダー児〉孤立児
=t=2.01 リーダー児〉周辺児:t=1.98,df=141, p〈.10)。
F2『のこつい
Table34−1かち明らかなように、中学年では、群及び水準の
主効果が有意であった。
群の主効果については、実験群が比較群よりも得点が高くなるこ
とが示された(実験群・5. 51>比較群=1.11)。
水準間の主効果の多重比較を行ったと亡ろ、リーダー児、周辺児、
孤立児の順で得点が低くなることが示された(リーダー児〉孤立児
:t=2.54リーダー児〉周辺児=t=2.38,df=113, Pく.05)。
T ab ie 34−2から明らかなように、高学年では群及び永準の主 効果が有意であった。また、群×水準及び水準×時期の交互作用も 有意であった。
群の主効果については、実験群が比較群よりも得点が高くなるこ
一141一
とが示された(実験群=5.37>比較群=3.03)。
水準間の主効果の多重比較を行ったところ、 リーダー児、孤立児、
周辺児の順に得点が低くなることが示された(リーダー児〉孤立児
=t=3.40リーダー児〉周辺児: 煤≠R.40,df=141, P〈.01)。
次に有意な群×水準の交互作用の下位分析を行った。群×水準の 交互作用を図に表したのがFig7である。
主効果検定(F(1/141)=23.28,P<.01)を行ったところ、 Fig7から 明らかなように、実験群における孤立児が比較群における孤立児よ
りも得点が高くなることが示された(t=3.57,df=141,pく.01)。
また、有意な水準×時期の交互作用の下位分析を行った。水準×
時期の交互作用を図に表したのがFig8である。
主効果検定(F(1/141)=5.70,P〈.05)を行ったところ、 Fig8から
明らかなように、孤立児において4月よりも7月が得点が高くなる
ことが示された(t=2.50,df=141,p<.05)。
そこで、実験群の孤立児と比較群の孤立児で4月と7月の得点の ミ平均値の比較をt検定によって行ったところ、実験群の孤立児が有意
に得点が増加することが示された(実験群の孤立児:t=2.50,df=46 p〈.05 比較群の孤立児=t=1.02,df=54 p〈.05)。
の『ムe■ e SMT こつい
Table34−1から明らかなように、中学年では、群及び水準の
主効果が有意であった。
群の主効果については、実験群が比較群よりも得点が高くなるこ
一142一
とが示された(実験群=14.84>比較群=6.99>。
水準間の主効果の多重比較を行ったところ、水準間では有意な得 点の差は認められなかった。 しかし、 リーダー児と周辺児と孤立児 を比較すると、得点においてはリーダー児、周辺児、孤立児の順に 得点が低くなることが示された。
Table34−2から明らかなように、高学年では、群及び水準の,
主効果が有意であった。
群の主効果については、実験群が比較群よりも得点が高くなるこ
とが示された(実験群=12.64>比較群=9.78)。
水準間の主効果の多重比較を行ったところ、 リーダー児、周辺児、
孤立児の順で得点が低くなることが示された(リーダー児〉孤立児
=t=2。9リーダー児〉周辺児:t=2.9,df=141 Pぐ.01)。
これまでの結果を整理すると、実験群が比較群よりも得点が高く なる傾向があることが明らかになった。 また、 リーダー児が周辺児 や孤立児よりも高い得点を示す傾向のあることも明らかになった。
特に、高学年では、 F2『級友との関係因子』において、群×水 準及び水準×時期の交互作用が有意であり、下位分析の結果、実験 群の孤立児の得点が4月よりも7月が有意に増加すること、・また、
実験群の孤立児が比較群の孤立児よりも有意に得点が増加すること が明らかになった。
一143一
蟹
一1
学級適応級友との関係
87654ひ2■矧
昌り 一辮リ ヌ影回群周回翻瀞回忌較群蹴
Fig7高学年における実験群と比較群の学級適応得点
コ点得︻ 轄
冷泊冷泊泊泊
8 7 6 5 4 3学級適応得点
一 2 0
学級適応級友との関係
。一〇リーダ覗
口
口 孤立児
△ 周辺児
Of 一一一J一一一一一一一一一一一一一一
4月 7月 【時期】
Fig8高学年における4月と7月の学級適応得点
一144一