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DP/V1 による非サイクリック通信

ドキュメント内 untitled (ページ 84-89)

サイクリックデータ通信(IEC61158 準拠の PROFIBUS DP 規格)の他に、

PROFIBUS DP は任意で選択できる非サイクリック通信サービスも提供していま

す。この非サイクリックサービスはサイクリックデータ転送を同時に実行すること ができます。プロセス工学アプリケーションでは、PROFIBUS DPを使って産業用 デバイスをこの任意選択のサービスで動作させることができます。標準のフィール ドデバイスと任意選択の拡張サービスを必要とするデバイスは同じバスで動作さ せることができます。データブロックは、モジュールのスロット番号およびデータ ブロック番号(インデックス)を使ってアドレス設定されます。デバイス仕様に従 ってスロットとインデックスの内容をセットすることができます。これにより、ユ ーザはフィールドデバイスに”データアクセス”または”パラメータ設定”どちらかを 行うことができます。標準DPデバイスと非サイクリックDP/V1デバイスを識別す るために、いくつかのキーワードがGSDファイルに追加されています。

GSD エントリを通じて、マスタはフィールドデバイスがサポートしているサービ スを識別します。パラメータ電文にて、K1 マスタはデバイスの非サイクリック通 信サービスを動作させます。Data_Exchangeモードにて、K1マスタはマスタにて パラメータ設定およびコンフィグレーションされたスレーブの非サイクリックサ ービスを使用することができます。一旦サイクリックデータ交換が中断すると非サ イクリック通信は行いません。

この拡張サービスは、”マスタクラス1/スレーブ機能(MSAC1)”と”マスタクラス

2/スレーブ機能(MSAC2)”に分けられます。MSAC2接続をモニタリングするた

めに通信チャンネルの開始/中止が必要となります。MSAC1 接続のモニタリング

はMSCY0接続を通じて行われ、常時必要となります。

バスコントローラはIEC61158-3に従って以下の非サイクリックサービスをサポー トしています。

MSAC1サービス 要求 応答

MSAC1_Read X

MSAC1_Write X

MSAC2サービス 要求 応答

MSAC2_Initiate X

MSAC2_Abort X X

MSAC2_Read X

MSAC2_Write X

MSAC1サービスは、パラメータデータでDP/V1動作を開始させて、サイクリック

MSCY0接続を確立すると使用できます。MSAC1接続は、DPデータ交換が終了す

ると閉じます。サイクリックまたは非サイクリック接続エラーの場合には、両方の 通信チャンネルは閉じられます。

“MSAC2_Initiate”サービスは、非サイクリック MSAC2 接続を開くために使用され

ます。一旦この接続が中断させると、C2 マスタによってモニタリングされます。

エラーが発生すると、マスタおよびスレーブは”MSAC2_Abort”を通じてこの接続を 閉じます。バスカプラ/コントローラはMSAC2接続を管理することができます。

83 DP/V1による非サイクリック通信

WAGO-I/O-SYSTEM 750 PROFIBUS

3.10.1 データ領域

“MSAC1/2_Write”で書き込み、または”MSAC1/2_Read”で読み込むことができるデ ータ領域のアドレス設定は、コンフィグレーションテーブル内にあるインデックス およびモジュール番号(Slot_Number)を通じて行われます。モジュール番号は 0 から始まります。つまり、スロット番号0を通じてバスカプラ/コントローラ(標 準デバイスユニット)のデータ領域とアクセスすることができます。

インデックス範囲は0〜254です。それぞれのデータブロック(インデックス)の 入手方法はモジュールに依存します。“MSAC1/2_Write”と”MSAC1/2_Read”電文の ユーザデータ長は最大240バイトです。しかしながら、各データ領域の実際の長さ はモジュールに依存します。

警告

特殊I/Oモジュールのレジスタ容量に関連した全てのインデックスは、デフォル トでは読み込みしか行いません。I/Oモジュールをパラメータ設定する際のレジ スタデータの書き込み(例:シリアルインターフェース750-650 / -651 / -653の ボーレート設定)は、枝番付き型式”750-xxx / 003-000”のモジュールでしか行え ません。この場合、ユーザ固有レジスタ R32〜R47 は、パスワードで保護され た書き込みアクセスで動作します。レジスタ R32〜R47 への書き込み保護は、

レジスタR31に0x1235と書き込むと解除されます。レジスタR31の他の値を

書き込むと保護は回復します。

例えば、バイナリやアナログの出力モジュールのプロセスデータを非サイクリ ックで書き込むには、MSAC2接続しかアクセスできません。MSAC1接続をサ ポートしていると、出力情報はサイクリックDPデータ交換やPFCランタイム システムによって上書きされます。

たとえ書き込み保護がされていなくても、レジスタ構成の有効な書き込み要求 が確実に実行されますので注意ください。しかしながら、この場合、書き込ま れるデータは特殊I/Oモジュールへは転送されません。書き込み保護がリセット された時のみ転送します。

3.10.1.1 フィールドバスカプラ/コントローラ(スロット0, 1)

インデックス 意味 サービス基本形/データ長[Byte]

00D…07D 予約(拡張用に)

08D 仮想モジュール配列 MSAC1/2_Read / 2…65 09D 物理的モジュール配列 MSAC1/2_Read / 2…65 10D…99D 予約(拡張用に)

128D 予約(WAGO-I/O-PRO用に) MSAC1/2_Read / 1…138 MSAC1/2_Write / 1…138 129D 予約(拡張用に)

130D フィールドバス入力イメージ MSAC1/2_Read / 1…240 131D フィールドバス入力イメージ MSAC1/2_Read / 1…(244-240) 132D フィールドバス出力イメージ MSAC1/2_Read / 1…240

MSAC1/2_Write / 1…240 133D フィールドバス出力イメージ MSAC1/2_Read / 1…(244…240)

MSAC1/2_Write / 1…(244…240) 134D PFC入力イメージ part1 MSAC1/2_Read / 1…240 135D PFC入力イメージ part2 MSAC1/2_Read / 1…240

750-833 DP/V1による非サイクリック通信

WAGO-I/O-SYSTEM 750 PROFIBUS

インデックス 意味 サービス基本形/データ長[Byte]

136D PFC入力イメージ part3 MSAC1/2_Read / 1…(512-2*240) 137D PFC出力イメージ part1 MSAC1/2_Read / 1…240

MSAC1/2_Write / 1…240 138D PFC出力イメージ part2 MSAC1/2_Read / 1…240 MSAC1/2_Write / 1…240 139D PFC出力イメージ part3 MSAC1/2_Read / 1…(512-2*240)

MSAC1/2_Write / 1…(512-2*240) 140D…254D 予約(拡張用に)

3.10.1.2 特殊I/Oモジュール(スロット1…63)

インデックス 意味

‘xx00.0000’ テーブルレジスタ0

… …

‘xx11.1010’ テーブルレジスタ58

‘xx11.1011’ 全テーブルレジスタ

‘xx11.1100’ チャンネルの診断データ

‘xx11.1101’ チャンネルの入力データ

‘xx11.1110’ チャンネルの出力データ

‘00xx.xxxx’ テーブル0/チャンネル1

‘01xx.xxxx’ テーブル1/チャンネル2

‘10xx.xxxx’ テーブル2/チャンネル3

‘11xx.xxxx’ テーブル3/チャンネル4

3.10.1.3 バイナリI/Oモジュール(スロット1…63)

インデックス 意味

‘xxx0.0000’ チャンネル1

… …

‘xxx0.1111’ チャンネル16

‘000x.xxxx’ チャンネルの診断データ

‘001x.xxxx’ チャンネルの入力情報

‘010x.xxxx’ チャンネルの出力情報

‘101x.xxxx’

’1010.0000’

モジュールの入力情報

‘110x.xxxx’

’1100.0000’

モジュールの出力情報

85 DP/V1による非サイクリック通信

WAGO-I/O-SYSTEM 750 PROFIBUS

モジュールからデータ領域へのアクセスできないと、メッセージ ”Invalid index”

が返信されます。

例: 物理的に接続されていないモジュールのインデックスにアクセス

2チャンネルモジュール使用中に3番目のチャンネルのデータ領域にアクセス 出力モジュールの入力領域に要求

入力モジュールの出力領域に要求

診断情報を持たないモジュールの診断情報に要求

物理的にも実質的にも(接続されていないので仮想する)使用できないモジュール をアドレス設定すると、エラーメッセージ ”Invalid slot” を作ります。

インデックスから読み込む(MSAC1/2_Read)際、セットできる最大 PDU(ユー ザデータ)長は240バイトです。バスカプラ/コントローラは各インデックスから 現在の情報量を返信します。

インデックスへ書き込む(MSAC1/2_Write)際、各インデックスへ書き込まれる最 大可能情報量を超えてはいけません。そうしないと、バスカプラ/コントローラは エラーメッセージ “invalid length while writing!” を送信します。

エラーメッセージコード

3.10.1-13:エラーメッセージコード g012121e

オクテット2

Error_Decode 意味 0…127 予約

128 PROFIBUS-DP/V1 129...254 予約

255 PROFIBUS-FMS

750-833 DP/V1による非サイクリック通信

WAGO-I/O-SYSTEM 750 PROFIBUS オクテット3

Error_Class 意味 Error_Code_1 意味

0…9 予約

0 読み込み中のエラー 1 書き込み中のエラー 2 モジュールエラー 3...7 予約

8 バージョン不一致 9 サポートしていない特徴 10 アプリケーション

エラー

10...15 アプリケーション固有 0 インデックス無効 1 書き込み長不正 2 スロット無効 3 タイプ不一致 4 領域無効 5 ステータス不一致 6 アクセス拒否 7 スケーリング不正 8 パラメータ不正 9 タイプ不正 11 アクセスエラー

10…15 アプリケーション固有 0 読み込み不一致 1 書き込み不一致 2 リソース中 3 リソース不可 4…7 予約

12 リソースエラー

8…15 アプリケーション固有

13…15 予約

オクテット4

Error_Code_2 意味 User_specific 意味

0…15 予約 0…15 アプリケーションエラー

バスカプラ/コントローラが返信するエラーコードが太字斜体で表わしています。

注記

5.5章「DP/V1による非サイクリック通信」に使用可能なインデックスを持つ全 てのI/Oモジュールの一覧が載っています。

87 LED表示

WAGO-I/O-SYSTEM 750 PROFIBUS

ドキュメント内 untitled (ページ 84-89)