DEFINITY IP ソリューションでは、Communication Manager の全機能とともに、IP ネットワー クの柔軟性がもたらされます。IP ソリューションによって次の機能が得られます。
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IP および PSTN ネットワークにおける投資保護と最適化•
完全なソフトウェアアプリケーション、機能および管理機能が、Communication Manager によって IP 環境で実現できます。•
拡張 QoS•
リモートユーザーは、使用している PC からCommunication Manager 機能にフルアクセ スできます。IP ソリューションでは音声通信品質をユーザーが指定できます。QoS 機能により、DiffServ
(Differentiated Services Type-of-Service)の値を設定しダウンロードして、音声品質を最適化で きます。QoS 機能では、音声処理基板にバッファが実装され、遅延を軽減して、音声トラ フィックを優先するルーターを支援します。
IP ソリューションではまた、ヘアピン接続および IP-IP 直接接続が導入されます。いずれも音 声通信の効率をいっそう高める機能です。ヘアピン接続では、2 つの IP エンドポイントを接 続する音声チャネルのルーティングを行い、音声が IP パケットのまま IP メディアプロセッサ 基板を通過し、TDM バスをバイパスするようにします。IP-IP ダイレクト接続では、IP シグナ リングと TDM バスシグナリングの混合接続によって伝送せずに、2 つのエンドポイントを接 続する LAN または WAN を直接経由して音声を送信することにより、2 つの IP エンドポイン トを接続する音声チャネルをルーティングします。
IP ソリューションで使用できるトランク接続と、ライン接続を次の図に示します。
図 33: IP ソリューション
この図は、IP ソリューションによる IP トランク、IP Softphone、IP 電話機の接続サポートを示 します。
DEFINITY IP ソリューションは、スイッチ内部の IP メディアプロセッサ基板、TN2302AP に よって実装されます。TN2302AP IP メディアプロセッサによって、H.323 トランク接続と、IP 電話機の H.323 音声処理が行われます。TN2302AP 基板を使用するこれらの機能には、TN799 C-LAN 基板も必要です。
注記:
R7 で使用される IP トランクと、現在の TN2302AP H.323 トランクの相互運用は できません。トランクモードの TN2302AP H.323 と、R7 IP トランクは通信不可 能であるためです。ただし、TN2302AP H.323 トランクと、TN802B 基板は通信 できます。
トランク
DEFINITY IP ソリューションは、次の 2 つのトランク構成をサポートします。
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H.323 IP トランク(IP ソリューションモード)•
IP トランクモードIP トランクによって、長距離電話およびファクスの経費節減、グローバル通信の促進、デー タと音声を統合する完全なネットワーク機能の提供、利用可能なネットワークリソース使用 によるネットワークの最適化などが行えます。
H.323 IP トランク(IP ソリューションモード)
IP メディアプロセッサ基板(TN2302AP)は、H.323 バージョン 2 プロトコルをサポートし、
電話機、トランク、ゲートウェイを含む H.323 バージョン2 エンドポイントとともに動作しま す。IP メディアプロセッサ基板では、2 つの DEFINITY または Avaya サーバー間の IP 接続に より、IP 接続使用の H.323 トランクサービスが可能になります。H.323 トランクグループは、
次をサポートする DEFINITY 固有の専用線トランクとして構成できます。
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DCS+ や QSIG など ISDN トランク機能•
他のベンダーの H.323 v2 準拠スイッチと相互接続できるジェネリック専用線トランク•
未登録ユーザー用スイッチにアクセスできる、ダイレクトインダイヤル(DID)タイプ の「公衆」トランクTN2302AP には、シグナリング用の TN799 が必要です。
H.323 VoIP アプリケーションには、TN2302AP IP メディアプロセッサも使用されます。
IP トランクモード
IP トランクモードではトランクグループを、ユーザーのデータネットワーク上にある DEFINITY システム間の DS1 専用線として定義できます。IP トランクモードの各 IP インタ フェース基板につき、最大 30ポートまで拡張可能な 12ポートの基本パッケージが得られま す。
IP トランクモードの各 TN802、または各 TN802B 基板には次が必要です。
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モデムへの接続•
Avaya リモートアクセス用着信呼回線•
pcANYWHERE(バージョン 8 以降)による、ハードディスク上 NT サーバーへのダイレクトアクセス
TN2302AP 基板に、次のものは必要ありません。
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モデムへの接続•
着信呼回線•
pcANYWHERE によるアクセス•
TN799B 基板接続
LAN ゲートウェイ
オプションのJ58890MA-1 List 2 LAN ゲートウェイ基板アセンブリをインストールすれば、
CallVisor ASAI (アジャンクト/スイッチアプリケーションインタフェース)に対応する、
PC/LAN ベースの通信アプリケーションが実行できます。
C-LAN
TCP/IP 接続は、イーサネットまたはポイントツーポイント・プロトコル(PPP)により、
CMS またはINTUITY™ AUDIX® などの外部装置や DCS に接続します。C-LAN 基板
(TN799DP)で、TDM バスから DEFINITY Server上パケットバスへ「ブリッジ」できます。
C-LAN による IP 非同期リンク
IP 非同期リンク機能では、既存の非同期外部装置への接続を、TCP/IP プロトコルによって イーサネットネットワークへ伝送できます。IP 非同期リンクは単純なセッション層専用プロ トコルで、次のような利点が得られます。
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各種外部装置への接続コストを削減•
情報をトランスポートするオープンアーキテクチャを可能にし、データ転送速度を高 速化•
ユーザーによるオンサイトまたはリモートからのアプリケーション管理が可能•
複数のシステム管理アプリケーションを 1 台の PC 上で実行できるため、必要なハード ウェア台数を削減•
「IP Services」フォーム(設定画面)により、さらにフレキシブルな管理が可能•
信頼性の高いセッション層プロトコルを介したデータ伝送を保証•
ネットワーク・ターミナル・サーバーを使用して、非 IP 外部装置を IP ネットワークに 接続することにより、ユーザーの既存のシリアルインタフェースの装置をサポート 次のセクションで説明するように、IP 非同期リンクによって、スイッチクライアントアプリ ケーションとスイッチ・サーバー・アプリケーションがサポートされます。スイッチクライアントアプリケーション
非同期リンクを伴うクライアントアプリケーションにより、TCP/IP を使用して外部装置を C-LAN 基板経由でスイッチに接続します。
非同期 TCP/IP リンクは、課金データ(CDR)デバイス、プロパティ・マネージメント・シス テム(PMS)、プリンタの接続にも使用できます。メンテナンスパラメータの設定によって、
TCP/IP リンクによるアラームレポートが可能です。
ダイレクト TCP/IP 接続に未対応でも、RS232 インタフェースに対応するデバイスであれば、
ターミナルサーバーまたはルーターによって、C-LAN 基板に接続できます。
スイッチ・サーバー・アプリケーション
IP 非同期リンクでは、TCP/IP、または TCP/IP と RS232 信号を介して、telnet サーバーにより
C-LAN イーサネットクライアントとシステム管理アプリケーションを相互接続します。IP 非
同期リンクは、次のサーバーアプリケーションに対応します。
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システム管理ターミナル(SAT)•
Avaya Site Administration(旧 DEFINITY Site Administration[DSA])•
DEFINITY Network Management(DNM)•
プロキシエージェント•
エンタープライズ・ディレクトリ・ゲートウェイ(EDG)サーバーアプリケーションが、データを交換機に送信し、telnet サーバーでは 80 Kbps のデー タスループットが得られます。現在のアプリケーション画面とのインタラクション、現在の 同時セッション数上限もサポートされます。telnet サーバーは、現在のターミナルエミュレー ション・モード(51x、4410、4425、vt220、hp262x、pctt)のすべてに対応します。
TCP/IP を使用するシステム管理アプリケーションのアクセス・セキュリティは、既存のアク セス・セキュリティ・ゲートウェイ(ASG)機能によって提供されます。ローカルまたはリ モートのノードまたはポートから、ユーザーはリモートクライアントの IP アドレスと、ポー ト番号を指定し、交換機はそのアドレスおよびポート番号によって、サービス要求を受け入 れます。ASG は、system-parameters customer-options(システムパラメータの顧客オプション)
画面でオンにします。また、少なくとも 1人の顧客ログインに対して ASG をオンにする必要 があります。ユーザーは、5~999分の間でタイムアウト時間を設定できますが、現行では LAN でのデータ暗号化はできません。
信頼性
二重化は、信頼性の高い完全冗長システムを構築するための戦略です。二重化により、1 か所 の故障による呼処理の中断を最低限にとどめます。システムの信頼性と二重化には、次の 3 つ のオプションがあります。
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標準 ― トーンクロック、コントロールキャリア、または PN 間接続は二重化されませ ん。•
制御部二重化 ― SPE と関連するハードウェアを二重化します。コントロールキャリア は二重化され、これにより SPE とトーンクロックが二重化されます。PN 間接続および EPN トーンクロックは二重化されません。SPE に関連する機器を二重化することで、ある故障部分により SPE に支障をきたすのを防ぎます。
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完全二重化 ― SPE、PN 間接続、およびトーンクロックの完全二重化が必要です。二重化の程度が高くなるほど、キャビネット 1 台につき装着できるポートキャリアとポート基 板の最大数は少なくなります。