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CyberGold(新規ビジネス)

ドキュメント内 海外におけるEC取組状況調査報告書 (ページ 49-52)

3.4 その他の取組み

3.4.3 CyberGold(新規ビジネス)

トで、容易なサイトの作成が可能となっている。

• イングラム社のメリットとしては、代理店との関係を強められること、「トラン ザクト」を使用することにより各代理店がWeb上でどのような製品を販売して いるかを把握できること等が挙げられる。

1)  提携するVISAカードの口座に送金する 2)  銀行口座に送金する

3)  非営利団体へ寄付する の3通りがある。

スペンド・サイト(報奨金で商品を購入するサイト)はまだできていないが、We b上で報奨金を使えるように、12月からベータ・テストを開始する。ベータ・テス トに参加する企業としては、音楽、記事、オンライン・ゲーム等の販売会社が予定さ れている。

3.4.3.3 事業内容

事業を始めてからこれまでの18ヵ月間で 100 万人の消費者が、報奨金(CyberGold)の 口座を開設している。現在、広告を掲載している企業は約 100 社であり、契約企業数は約 200 社に及ぶ。消費者からアーン・サイトへのアクセスは18ヵ月間で4〜5百万件にのぼ った。

広告を掲載する企業は、CyberGold 社に広告掲載料と合わせて消費者に支払う報奨金の 総額をまとめて支払う。この際、消費者に支払う上限金額を決めておき、上限額以上に報 奨金が支払われないようにする。CyberGold 社は、企業から消費者に支払われるべき報奨金 の送金を仲立ちしているだけ、と考えることができる。

CyberGold 社のサイトへ広告を掲載する企業は、CyberGold 社のダウンロード・サイトか ら簡単なソフトウェアをダウンロードするだけで手続きは終了する(10〜20 分)。ソフト ウェアのアップ・デートもセンター(CyberGold 本社)で集中的に行われる。

企業が支払う広告掲載料も妥当な金額に設定している。できて間もない市場でもあり、

ライバル会社が参入しても市場規模が拡大すれば良いと考えるからである。ただし、消費 者にキャッシュでインセンティブを与える仕組みについての特許を取得しているため、他 社はポイント制でやっている。

今のところ報奨金に有効期限は定めていない。今後、普通の銀行同様に、一定期間以上 口座が使われない場合は消去することも考えている。

広告を掲載しているほとんどの企業は、この仕組みに満足している。具体的には、出版 業界からは他の方法に比べて2倍以上の広告効果があるとの話を聞いている。同社のサイ トに広告を掲載する企業の目的はいくつかあるが、まずレジストレーション(登録)によ り消費者の情報を得られることが挙げられる。消費者は、名前、電子メールのアドレスを 入力すれば報奨金を1ドル程度もらえる。さらに、サイトのページの奥深くまでアクセス することを求める広告掲載企業もある。同サイトからダウンロードする場合は5ドル程度 もらえる。ディズニーは継続的なサイトへのアクセスが見込めるとして非常に満足してい る。商品購入のリベートとして報奨金を利用することもできる。ただし、スペンド・サイ トはまだできていないので、十分に機能しているわけではない。

VISAカード、マスターカードから報奨金の口座へ資金を移動することもできる。セ キュリティ機能も十分であり、安全に資金移動ができ、移動内容もすぐに確認できる。カ ードから報奨金の口座へ資金を移動する場合、手数料は CyberGold 社が支払う。それでも コストがほぼゼロのためペイできる。

3.4.3.4 デモ内容(スペンド・サイト)

1) アーン・サイトで報奨金を得る、またはVISAカードから資金を移動する等に より口座に報奨金を貯める。

2) 商品を購入する。

• デモではニューヨーク・タイムズの古い新聞からビル・ゲイツに関する記事を検 索し、35 セントで購入した。ユーザ名、パスワードを入力することで購入でき る。

• 選んだものが間違いであればすぐに取り消しができる。

• トランザクションが終われば、すぐにその履歴を見ることができる。

• CyberGold 社は消費者に請求書を送るわけではなく、コストがかからないので、

今まではクレジット・カード等で実施されなかった少額決済(マイクロ・ペイメ ント)にも対応できる。

• 他に、サービス会社、電話会社に対する料金の支払いもでき、商品を買うのと同

様に寄付も可能である。

3.4.3.5 今後の展開

1) 音楽販売は、すばらしい市場になると期待している。ただし、現時点では、著作 権の問題があり、デジタル認証で買った消費者だけしか聞けないようにすることがポ イント。

2) シェア・ウェア・ソフトの販売に対しても非常に興味を持っている。今のところ、

代金の回収は、ダウンロードした消費者に小切手で送ってもらう等の方法をとってお り、確実に回収できていない状態である。

3) 現在のインターネット・ビジネスでは、商品金額が少額すぎて商売にならなかっ た企業、個人も参入できるようになる。

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