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韓国 ELECTROPIA

ドキュメント内 海外におけるEC取組状況調査報告書 (ページ 93-96)

4.2 民間団体による取組み

4.2.5 韓国 ELECTROPIA

エレクトロピアは、韓国産業界の高コスト/低効率の体質を改善するためのCALS/E Cシステム導入を目的に、98年8月韓国電子取引協議会のひとつのコンソーシアムとし て設立された組織である。その名前は、電子商取引(Electronic Commerce)とユートピア

(Utopia)の造語としてつけられた。

4.2.5.2 エレクトロピアの役割

従来の韓国の情報化は、先進的な産業界がリーダシップをとり、企業内情報化を図って きた。しかし、これからは先進的な産業界及び中小企業が、それぞれの産業での情報化を 図る必要がある。進め方として、まずBtoB(企業間)を中心に行うことにより、Bt oC(企業−消費者間)が必然と促進されるというコンセプトをとっている。

韓国内の企業同士の競争は無意味であり、またこれからの大競争時代(メガコンペティ ション)は避けて通る事ができない。すなわち世界で一番の企業との競争となる。その中 で、Win−Win戦略のもと、戦略的な協業と競合の関係を作る必要に迫られている。

エレクトロピアは、以下の韓国企業の構造的諸問題を解決する事を目的とする。

(1) 製品開発

• 共有可能な部分を再開発しており、企業間同士の競争力を弱めている (2) 資材調達

• 似たような中小企業で、それぞれが維持している一枚岩の製造力

• 個々の企業は海外から高い価格で購入している (3) 出荷・供給とメンテナンス

• 個々の企業が独自に実施している高コストのロジスティクス・システム

• 個々の企業が独自に実施している高コストのメンテナンス・システム

4.2.5.3 エレクトロピアの沿革

97年 1月:主たる電子関連会社とSI会社がエレクトロピア・プロジェクトを提 案

97年 7月:エレクトロピア・プロジェクトが発足 97年11月:エレクトロピアのパイロットシステムを構築

97年12月:CALS/EC APEC97でパイロットシステムをデモ 98年 2月:エレクトロピアの促進計画作成

98年11月:エレクトロピアを会社組織として設立

4.2.5.4 エレクトロピアの構成

エレクトロピアは、財閥系(大宇電子、三星電子、現代電子、LG電子)と産業界(鉄 鋼、自動車、重工業)、中小企業群ならびに国内EDIネット、海外EDIネット、政府 調達ネットなどをインターネットを介して結んだECハイウェイからなる。その中で、電 子政府や電脳社会、仮想企業などを実現する。

4.2.5.5 エレクトロピアの組織

エレクトロピアは、韓国電子取引協議会、電子取引技術協会のもと、会長以下役員と、

電子政府、電脳社会、

仮想企業など

鉄鋼業界

自動車業界

海外ベース

海外EDIネット

政府調達ネット

国内EDIネット 中小企業群

ECハイウェイ

三星電子群

大宇電子群 現代電子群

LG電子群

各電子群への出入口

図4−1 エレクトロピアのイメージ図

運営委員会、管理組織が配置され、電子WGとSI(システムインテグレータ)WGが組 織されている。

(1) 電子WG

LG電子、大宇電子、三星電子、現代電子、中小企業協会 (2) SI WG

LG−EDS、大宇情報システム、三星SDS、現代情報技術

4.2.5.6 エレクトロピアのシステムアーキテクチャ

エレクトロピアのシステムアーキテクチャは、大きく以下の4つの層から構成される。

(1) ユーザ層

製品開発者、サプライヤー、製造者、顧客 (2) ユーザ・インターフェース層

Webブラウザー(ネットスケープ、マイクロソフト・エクスプローラー)

(3) アプリケーション・システム層

窓口案内サービス、技術情報システム、カスタマ・サービス、電子ショッピングプ ラザ

(4) インフラ層

インターネット、セキュリティ、HTML、CGI、EDI、STEP

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