W.):v..i一.一.L r一.,
第三章第一節に関する実験
渦鞭毛藻Amphidiflium sp.の培養
今回用いた渦鞭毛藻Amρhidinium sp.(Y−25株)は、以前に沖縄本島にて採取したヒラムシ Amphiscolops breviviridisの体内から分離したものでを実験室で大量培養したものである 培養には滅菌海水に下表に示すProvasoliの海水補強栄養剤を1%添加したES培地を用い
た。具体的な手順は以下の通りで、カブ型フラスコに2しの海水を入れて綿栓しその上から アルミ箔をかぶせた。オートクレーブ中121℃で20分間滅菌を行い、以後の操作はクリー ンベンチ中で行った。Provasoliの海水補強栄養剤を滅菌濾過(STERIVEX−GS,0.22μm Filter unit;Millipore Co.)し、カブ型フラスコあたり20mL加えた。そこへ平底試験管(培養液 20mL)中で予備培養した藻体を加え、火炎滅菌した綿栓でふたをして蛍光灯を光源として 25℃で16時間明期、8時間暗期を繰り返し2週間静置培養を行った。
2週間後、暗期のうちにカブ型フラスコを遮光し、上清を吸引により除去した。得られた 残さをさらに遠心分離(3500rpm、10分)により藻体を収穫した。藻体は使用するまで冷凍
保存した。
Provasoliの海水補強栄養剤(培養液3L中)
NaNO3
Na,C,H,(OH),PO,.5.5H,O FeCl. 6H.0
3 Vt ,2
Na,EDTA.2H,O
H,BO,
MnCI2 znCI2
coCl,
vitamin Bi2
Thiamine hydrochloride
D−Biotin
H,NC(CH,OH),
繊t給90幡33卯α−㎝− OJOσ
9
W,ys,,.・...,一.=.,.i一 ,一 w i...一
i T、 レ
リ
Amphidinoiide しの単離
培養により得られた藻体(培地!750しから1822.5g)をトルエン/メタノール(1:3,!.2Lx2)
で抽出した。抽出液を1M食塩水(1L)とトルエン(1.2L x3)で分配し、減圧濃縮して得られた トルエン可溶画分(8.239)の一部(2.059)をクロロホルム/メタノ」ルの混合溶媒でシリカゲル カラム(4.6x43Cm)にかけ、98%クロロホルム/メタノールで溶出した画分を濃縮して、さら にアセトニトリル/水(70:30)の溶媒系で逆相のカラム(Develosil LOP ODS 24S,野村化学,
2,2x30cm)、続いて逆相のHPLC(Develosil ODS−HG−5,野村化学,10x250mm;流速:
2.5mL/min, UV検出:240nm;溶出液:アセトニトリル/水,70:30)で精製することにより、
Amphidinolide L(組,湿重量から0.0002%, t,19・O min)を単離した・
Amphidinolide L C2Q)
wn 無色粉末
[ct]D17
旧(film)
UV (EtOH)
EIMS HREIMS
H and i3C NMR
.sOO (cO.1 , C,H,)
v.. 3400, 2840, and 1710 cm i
)v.., 222 nm (E 16000)
m/z544(M+一H20),526(M+一2H,O),and 508(M+一3H20)
m/z 544.3427 (M 一H,O, calcd for C,,H,,O,, 544.3401)
Table 19
119
第三章第三節に関する実験
Amphidinolide しの過ヨウ素酸酸化
Amphidinolide L(組,0.5mg)のTHF/1 Mリン酸緩衝液(pH 7.2,1:1)溶液に過ヨウ素酸ナト
リウム(2.1mg)を加え、室温で1時間撹搾した。減圧下溶媒を留去し乾固させ、得られた残 さに酢酸エチル(3mLx3)を加えて抽出し、抽出物のエタノール溶液(0.5mL)を0℃に冷却し、
NaBH4(2.Omg)を加えて1時間撹拝した。1Mリン酸緩衝液(pH Z2,0.2mL)を加えて、窒素ガ スを通じて溶媒を留去した。得られた残さにピリジン(1mL)と無水酢酸(1mL)を加えて室温 で18時間撹絆した。溶媒留去後得られた残さを酢酸エチル(10mL)と水(3mL)で分配し、酢 酸エチル層をさらに食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムを加えて乾燥した。得られた
有機層をSep−Pak silicaカートリッジ(Water)に付し酢酸エチル/ヘキサン(2:1)で溶出した画
分をさらにシリカゲルのHPLC[YMC Pack silica−06, YMC Co., Ltd.,4.6 x 250mm,ヘキサ
ン酢酸エチル(2:1>,tOmL/min, Rl検出1で精製し、 C−21〜C−26フラグメント(a;/A, O.1mg,亡R 9.2min)を得た。
化合物銀
無色粉末[ct]D20
iH NMR (CDCI,)
FABMS HREIMS
+72.80 (c O.1 , C,H ,)
6 O.97 (3H, d, J= 6.8 Hz), 1.32 (1 H, ddd, J= 3.2, 10.0, and 14.2
Hz),1.76(1卜1, ddd, J= 3.8,10.5, and 14.2 Hz),1.86(I H,m),2.05
(3H, s), 2.07 (3H, s), 2.08 (3H, s), 2.09 (3H, s), 3,98 (1 H, dd, J=
6.3 and 11 .8 Hz), 4.08 (1 H, dd, J= 7,6 and 11 .8 Hz), 4,23 (1 H,
dd, J= 3,5 and 9.2 Hz), 4,25 (1 H, dd, J= 3.7 and ,8 Hz), 5.04
(1 H, ddd, J= 3,7, 4.3, and 7.6 Hz), and 5.18 (1H, m)
m/zi333 (M+H) and 273 (M−AcOH+H)
m/z 333.1 541 {(M+H) , calcd for C,,H,,Os, 333,1550]
(2 R, 4/b−4,5−1sopropylidenedioxy−2−methylpentan−1 一〇1 (iZ9)
文献既知のエポキシアルコール[(2S,3S,45)一5一【[(benzyloxy)methyl]oxy}2,3−epoxy−4一
120
x・wh一一
methyipentan−1−ol,総,1・429,5・63mmol】の無水ベンゼン(15mL)溶液に、アルゴン雰囲気下 IM水素化ジイソブチルアルミニウム(トルエン溶液)15mL(28.2mmol)を滴下し、室温で1 時間撹絆した。過剰の還元剤をメタノール(3mL)で分解した後、エーテルと飽和酒石酸ナト
リウムカリウム水溶液を加え1時間激しく撹拝した。酢酸エチルで抽出後、有機層を水、飽 和食塩水で洗浄した。溶媒を藁囲後、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸 エチル,1:1)で精製い,2一ジオールと1,3一ジオールの混合物(811,800mg)を得た。この混合 物(400mg)の無水塩化メチレン溶液(30mL)にρ一トルエンスルホン酸ピリジニウム(38μ9,
151μmmol)と2,2一ジメトキシプロパン(1 mL, 16mmol)を加えて室温で4時間遥拝した。水 を加え、有機層を分離し、水、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。
溶媒を留山し得られた残さ(470mg)の一部(200mg)について酢酸エチル20mしに溶解し、20
%水酸化パラジウム25mgを加えて水素雰囲気下5時間撹搾した。不溶物をセライトで濾過 により除去した後、シリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル,3:1)により精製
し無色油状物質として怨(93mg,43%)を得た。
回D20
iH NMR (CDCI,)
FABMS HRFABMS
一so (c O.7, CHCI,)
δ0.95(3H,d, J=6.8 Hz),1.37(3H,s),1.39(1卜i, m),1.42(3H,s),
1.58 (1 H, m), 1.82 (1 H, m), 3.45 (1 H, dd, J= 6.3 and 11 .8 Hz),
3.50 (1 H, t, J= 7,8 Hz), 3.56 (1 H, m), 4.08 (1 H, dd, J= 5.9 and
7.8 Hz), and 4.19 (1 H, m)
m/z 175 (M+H)
m/z 175,1 340 [(M+H) , calcd for C,H,,O,, 175.1335]
(3R,5月)一5,6−lsopropylidenedioxy−3−methylhex−1−ene(gl,s,)
アルゴン雰囲気下、オキザリルクロリド0.1mL(1 .2mmol)の無水塩化メチレン(5mL)溶液 に、ジメチルスルホキシドO.2mL(2.8mmol)の無水塩化メチレン(1mL)溶液を一78℃にて徐々 に加え、続いて鎗80mg(460μmol)の無水塩化メチレン(2mL)溶液を一78℃にて滴下した。
同温にて45分間撹絆し、トリエチルアミン0.5mL(3.6mmol)を反応液に加え、一50℃に昇温 い時間撹絆した。反応液に飽和塩化アンモニウム水溶液を加え塩化メチレンで抽出した。
得られた有機層を水、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を留 属してアルデヒド体(80mg)を粗生成物として得た。
121
論誌
di 即メチルトリフエニルボスホニウムプロミド203mg(568 Pt 9/mL)に無水テトラヒドロフ ラン5mLを加え0℃に冷却し、1.6M n一ブチルリチウム(ヘキサン溶液)340μL(568 P mol)
を滴下した。0℃で30分間撹拝した後、粗アルデヒド体(70mg)の無水テトラヒドロフラン
(5mL)溶液を0℃で滴下し、一山で30分間撹拝した後、室温まで昇温し1時間撹搾した。反 応液に飽和塩化アンモニウム水溶液を加えエーテルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水 で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒留去後、残さをシリカゲルクロマトグ
ラフィー(ヘキサン/酢酸エチル,100:1)で精製し、無色油状物質として既(48 mg, 61%)を得
た。
回D20
iH NMR (CDCI,)
FABMS HRFABMS
一1 50 (c O.8, CHCI3)
61,04 (3H, d, J= 6.8 Hz), 1.35 (3H, s), 1,41 (3H, s), 1.47 (1 H, m),
1.76 (1H, ddd, J= 6,0, 7.7, and 13.2 Hz), 2.22 (1 H, m), 3.50 (1 H,
t, J= 7.1 Hz), 4,02 一 4.14 (2H, m), 4.94 (1 H, d, 」= 1.7 and 17.6
Hz), 4,98 (1 H, dd, J= 1.7 and 17.6 Hz), and 5,73 (1 H, ddd, J=
7,7, 10.4, and 17.6 Hz)
m/z171 (M+H)
m/z 171 .1 391 [(M+H) , calcd for C,,H,,O,, 171.1386]
(2S, 3 R, 5/i)一3−Methyl−1 ,2,5,6−tetraacetoxy−hexane ({1 !.)
アルゴン雰囲気下、殿(24mg,141μmo1)の無水テトラヒドロフラン(2mL)溶液にピリ ジン(50μL)と393μM四酸化オスミウム(無水テトラヒドロフラン溶液)400μL(1 57 Pt mol)
を加えて室温で2時間撹挫し、 反応液に亜硫酸水素ナトリウム(165mg)、フロリジル
(165mg)、アセトン(1・.3mL)、水(0.2mL)を加えて室温で30時間撹絆を続けた。セライトで
不溶物を濾去し減圧濃縮して得た残さをEtOAcと水で分配した。有機層を水、続いて飽和食 塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒留去後、残さをシリカゲルクロマ
トグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル,1:1)で精製し、無色油状物質としてジオール体の混合 物(12mg,42%)を得た。
iH NMR (CDCI,) 6 O.95 (3H, d, J= 6.8 Hz), 1.366 (1 .2H, s), 1.373 (1 .8H, s), 1.42 (1 .2H, s),1.43 (1 .8H, s),1.45 一1,80 (3H, m),1.76 (1 H, ddd, J=
6.0, 7.7, and 13.2 Hz), 2.22 (1 H, m), 3.45−3.54 (2H, m), 3.62 (1 H,
122
FABMS HRFABMS
m), 3.73 (1H, m), 4.07 (1 H, dt, J=5.8 and 7.8 Hz), and 4.19 (1 H,
m)
m/z 205 (M+H)
m/z 205.1450 [(M+H) , calcd for C,,H,, O,, 205.1440]
この混合物(3.6mg)のテトラヒドロフラン(0.2mL)溶液に1N塩酸(50μL)を加えて室温で 3時間放置し、減圧下溶媒を留去した。得られた残さに無水酢酸(0.1mL)とピリジン
(0。1mL)を加えて室温で6時間撹絆した。窒素ガスを通じて溶媒を留嘱した後、得られた残 さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル,3:1)、続いて逆相のHPLC
[Develosjl HG・・5, 4.6 x 250mm,メタノール/水(1:1),0.7 m]lmin, Rl検出1により精製し、無色 油状物質としてジアステレオマーaゑ[(2R, 3 R, 5 A)一3−Methyl−1,2,5,6−tetraacetoxy−hexane,
3.2mg,50%,ら20.O minlとともに瓢[2.2mg,35%,ら23.2 min,[α〕D20+64。(00・2, C6H6)】を 得た。
(2 R, 3 R, 5A)一3−Methyl−1 ,2,5,6−tetraacetoxy−hexane (glS;1)
無色油状物質