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卜IREIMS

co[orless amorphous solid

78−790C

−2.so (c O.12, MeOH)

vMAv 3400 and 2940 cm i max

m/z414 (M ), 397, and 164

m/z 41 4.3248 (M , calcd for C,,H,,N,O,, 41 4.3246)

58

詫・

       、琴一

噛三二i二二1,i

Fig. 27. iH NMR Spectrum of lrcinol B (14) in CDCI,.

∫ノ// ノケ

s.o s.s s,o 4.5 1.o 3.S 3,e 2.5 2.e t.s t.e o.s

CHO

DIBALH, THF, 一78 OC, 3 h

一一・一一一・・一一一一一一一一・・一一一一i・一一一一一一一j)i))一

CH20H

NH

丙H

(+)一lrcinat B (1 9) (+)一lrcinol B ((.)d・14)

[a]D +4.20 (c O.2, MeOH)

Scheme 5

59

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      瞭

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第五節 考察

沖縄産のAmρhimθdon属海綿のメタノール抽出物より新規化合物としてKeramaphidin B

(卿とC(.1!.1!.)・Keramamine C(矧・lricnol A(翻とB(鮒を単離した・Keramaphidin B

(糾は、1,4一エテノー2,6一ナフチリジン環部分に11員環と13員環が結合したこれまでに例の

ない骨格を有する5環性アルカロイドである。Baldwinらが提唱したManzamineA(翻とB

囎の生合成経路における・ビスー3一アルキルジヒドロピリジン中間体(釦のDiels−Alder型分 子内環化付加反応よって生成すると考えられる5環式中間体に相当する化合物であり、」£

がManzamine類やlrcinal・AとBと同時に単離されたことは、 Baldwinらの生合成仮説を支持 する最も重要な実験的証拠のひとつと考えられる。

無の単離と相前後して、同様の環骨格をもつlngenaminei9)、 lngamine AとB20)、および lngenamine B〜F21)がパプアニューギニア産の海綿Xestosρongia ingθnsより、一方、

Xestocyclamine A22}とB23}がパプア.ニューギニア産のXθstosρongia属の海綿よりそれぞれ単 離・構造決定された。lngenamineは、 CL£tlの5位に水酸基が置換した構造であり、

Xestocyclamine Aとは二重結合の位置が異なっている。一方、 lngamine AとB、

lngenamine B〜F、およびXestocyclamine Bは、アルキル鎖の長さの異なる類似化合物で あり、これらの化合物の生合成も、対称性ジアルデヒド(Ci。ユニット)のアルキル鎖をC12や Ct4にすることで、 Ke ramaphidin B(卿と同様の生合成経路で説明可能であると考えられる。

OH

幽コ塗

H

 tu

lngenamine

OH

lngamine A

OH

H

 N

7

  一

lngenamine E

QH

言ビ

   lh

N   X

60

騨鑑

Keramaphidin B(JJ9!)は、分子内に4個の不斉炭素を有するにも関わらず、ごく少量の鏡 像異性体を含んでいることがわかったが・絶対立体配置の決定に関しては現在検討中であ る。しかしながら、JJtlkとManzamine類の旋光度はいずれも正の符号であることから、

Keramaphidin B(糾はManzamine類と同一の絶対立体配置をもつことが考えられる。一方、

海綿♪(加9θη5よりIngenamine類やlngamine AとBとともにKeramaphidin B(糾が単離さ れた。lngenamine、 lngamine A、 lngenamine Eの絶対立体配置は、改良Mosher法24)によ

りManzamine類とは逆の絶対立体配置であると帰属されている21)。澱の絶対立体配置は未

決定であるが、X. ingens由来の1£tkの比旋光度{[α】D+29・8.(Cl・1,MeOH)}は、筆者が Amρhimθdon属海綿から単離した澱の比旋光度{[α]D+22.2.(O l.10, CHCI,)}と符号・絶対

値ともに類似しており、両者は同一の絶対立体配置を有することが考えられる。

Keramaphidin C(却とKeramamine C(謝は、 Manzamine C(烈の生合成前駆物質と考 えられ、Keramaphidin C(却とtryptamine、ならびにC3ユニットが縮合し、 Keramamine C(矧を経てManzamine C(⑳を生成するものと考えられる(Scheme 6)。

︑ノ ク\

    NH2 目 +

  C3

\1ーノ ク\ 目 闇判

Keramamine C

ク\

N   I

 bN

Manzamine C

Keramaphidin C

Scheme 6

1rcinol A(謝とB(姻は、 lrcinal・A(謝とB(働のアルコール体の鏡像異性体であり、これ まで報告されているManzamine類とは逆の絶対立体配置をもつ最初のManzamineアルカロ イドである。lrcinal類とlrcinol類のように複数個の不斉炭素をもつ化合物の鏡像異性体が同 一生物から単離されたのは、きわめて稀な例である25}。

61

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第六節 Manzamine・AとBの生合成に関する考察

Keramaphidin B(糾には(+)一体と(一)一体の両鏡像異性体が約20:1の比率で存在すること、

およびlrcinol A(働とlrcinol B(鮒がlrcinal・A(働とB(働の鏡像異性体であり、

Manzamine A(薦)とB(源)およびlrcinal A(ユゑ〉とB(薦)をはじめとしたほとんどの

Manzamine関連化合物は、右旋性を示すのに対して、 lrcinol A(翻とlrcinol B(畑は左旋性 を示し、各化合物の収量から求めた右旋性を示すManzamine関連化合物と左旋性の1rcinol

A(働とIrcinol B(」.〈!)の存在比率は、約20:1であることが明らかとなった。すなわち、

Keramaphidin B(!9)の鏡像体存在比は、 Manzamine類の右旋性化合物と左旋性化合物の存 在比率におおよそ等しいことが判明した。

これらの実験事実は、Baldwinらが提唱したManzamine A(翻とB(働の生合成経路(Fig・

12)では説明できないことから、今回、沖縄産のAmρhimedon属の海綿より単離した

Manzamine関連化合物の構造と存在比率に基づいて、 Manzamine・A(翻とB(糾の生合成

経路に考察を加えた(Scheme 7)。 Baldwinらが推定したビスー3一アルキルジヒドロピリジン 中間体(釦のDiels−Alder型の分子内環化付加反応は、100%立体選択的に進行しているので はなく、二通りの分子内環化付加反応が起こるために、一部(チ体が生成すると考えられる。

(+)一KeramaPhidin B{(+)一」2}の2,3一イミノ体が加水分解を受けてlrcinal・A(働とB(JJgPへと移

行し、さらに、tryptamineとPictet−Spengler環化反応を経てそれぞれManzamine A(翻とB

(謝を生成するものと考えられる。一方、微量の(一)一Keramaphidin B{(一)一四}からはlrcinol A

(謝とlrcinol B(細が生成するものと考えられる。右旋性のManzamine類と左旋性の

lrcino1類の存在比率は、中間体aのエンド型Diels−Alder環化付加反応の立体選択性に依存し ていると考えられる。またlrcinal・A(謝が単離されたことにより、 Manzamine B(謝から Manzamine A(翻が生合成すると推定したBaldwinらの仮説とは異なり、 tryptamineとアル デヒド型中間体潟の縮合反応より前の段階でN−27/C−34の結合が生成することを示唆される。

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ドキュメント内        立体化学に関する研究 (ページ 66-71)