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複雑な運転や細かい設定、特殊な用途などに使用するためのパラメータです。必要に応じて、パラメータを設定変 更してください。拡張パラメータ一覧表 → 11章

6.1 入出力パラメータ

6.1.1 低速度信号

 :低速度信号出力周波数

・機能

出力周波数がで設定された任意の周波数以上になるとON信号が出力されます。電磁ブレーキの励磁・

開放信号に使用できます。

また、=0.0Hzの場合、出力周波数が0.0Hzを越えると、ON信号が出力されるため、運転 信号としても使用できます。

★リレー出力(250Vac-1A(cosφ=1)、30Vdc-0.5A、250Vac-0.5A(cosφ=0.4)。

端子RY-RC、FLA-FLC-FLB間で出力(標準出荷設定はRY-RC)。

★設定によりオープンコレクタ出力(24Vdc-最大50mA)端子OUT-NOに出力。

[パラメータ設定]

タイトル 機 能 調整範囲 標準出荷設定値



低速度信号出力周波数 0.0~(Hz) 0.0 出力周波数

時間[s]



低速度信号出力

端子RY-RC間(標準出荷設定)

端子P24-OUT間

端子FLA-FLC-FLB間 ON

OFF

低速度信号出力:反転 ON

OFF

[Hz]

 設定周波数

F-2

6

オープンコレクタ出力端子OUTの接続例 リレー出力端子の接続例

・出力端子の設定

標準出荷設定では端子RY-RC間に低速度信号(ON信号)が出力されます。信号を反転させる場合、出力 端子機能の設定変更が必要になります。

[パラメータ設定]

タイトル 機  能 調整範囲 設定値



出力端子機能選択1A(RY-RC) 0~255 (11章 K-18頁参照)

4(ON信号)または 5(OFF信号)

端子OUT-NOに出力する場合には、を設定します。

6.1.2 指令周波数到達で信号を出力(加減速完了信号)

 :速度到達検出幅

・機能

指令周波数±で設定された周波数になるとON、またはOFF信号が出力されます

■指令周波数と検出幅のパラメータ設定

タイトル 機 能 調整範囲 標準出荷設定値



速度到達検出幅 0.0~(Hz) 2.5

■出力端子のパラメータ設定

タイトル 機 能 調整範囲 設定値



出力端子機能 選択2A (OUT-NO)

0~255

(11 章 K-18 頁参照)

6:RCH(指令周波数-ON 信号) または

7:RCHN(指令周波数-OFF 信号) 注)端子 RY-RC に出力する場合は、端子 FLA-FLC-FLB に出力する場合はに設定します。

6

出力周波数[Hz]

時間[s]

 指令周波数  - 

ON OFF  指令周波数  + 

 指令周波数

指令周波数到達信号

P24-OUT端子間(標準出荷設定)

RYRC端子間 FLA-FLC-FLB端子間

指令周波数到達信号:反転 ON

OFF

6.1.3 指定周波数速度到達で信号を出力(任意の固定周波数で出力)

 :速度到達指定周波数

 :速度到達検出幅

・機能

出力周波数が±で設定された任意の周波数になるとON、またはOFF信号が出力されます。

■指定周波数と検出幅のパラメータ設定

タイトル 機 能 調整範囲 標準出荷設定値



速度到達指定周波数 0.0~(Hz) 0.0



速度到達検出幅 0.0~(Hz) 2.5

■出力端子のパラメータ設定

タイトル 機 能 調整範囲 設定値



出力端子機能選択2A (OUT-NO)

0~255 (11 章 K-18 頁参照)

8:RCHF

(指定周波数-ON 信号) または

9:RCHFN

(指定周波数-OFF 信号) 注)端子 RY-RC 間に出力する場合は、端子 FLA-FLC-FLB 間に出力する場合にはを機能番号

8または9に設定します。

検出幅+指定周波数が指令周波数より低い場合

指定周波数速度到達信号 端子RY-RC間 端子P24-OUT間 端子FLA-FLC-FLB間 指定周波数速度到達信号:反転

出力周波数[Hz]

時間[s]

 - 

ON OFF

 + 



ON OFF

F-4

6

6.2 入力信号選択

6.2.1 正転/逆転指令同時入力時の有効選択

 :正転/逆転指令同時入力時の有効選択

・機能

F信号とR信号が同時に入力された場合の動作を選択します。(1)減速停止、(2)逆転

■パラメータ設定

タイトル 機 能 調整範囲 標準出荷設定値



正転/逆転同時入力時の 有効選択

0:逆転

1:減速停止 1

(1)[=(停止)]

(2)[=(逆転)]

正転信号、逆転信号が同時に入ると、減速停止します。

正転

逆転

正転信号 逆転信号

ON OFF ON OFF 出力周波数[Hz]

設定周波数

時間[s]

正転信号、逆転信号が同時に入ると、逆転運転します。

出力周波数[Hz]

正転

逆転

正転信号 逆転信号

ON OFF ON OFF 0

設定周波数

設定周波数

時間[s]

6

・機能

VIA/VIB端子のアナログ信号入力と接点入力信号の機能切換えを行います。

6.2.2 VIA/VIB端子機能を変更する

 :アナログ入力機能選択(VIA/VIB端子)

■パラメータ設定

タイトル 機 能 調整範囲 標準出荷設定値

0:VIA -アナログ入力 VIB

–アナログ入力

1:VIA -アナログ入力 VIB

–接点入力(シンク)

2:VIA -アナログ入力 VIB

–接点入力(ソース)

3:VIA

–接点入力(シンク)

VIB

–接点入力(シンク)



アナログ入力機能選択

(VIA/VIB端子)

4:VIA

–接点入力(ソース)

VIB

–接点入力(ソース)

0

*VIA/VIB端子を接点入力端子としてシンクロジックで使用する場合、P24-VIA 端子間または、P24-VIB 端子間に抵抗器を、ソースロジックで使用する場合、VIA-CC 端子間または、VIB-CC 端子間に抵抗器を必ず接 続してください。(推奨抵抗 4.7kΩ-1/2W)

注)端子VIAを接点入力端子として使用する場合、スライドスイッチVIAは、必ずV側にしてください。

★ 入力端子 VIA および VIB を接点入力端子として使用する場合の接続例を下図に示します。

シンクロジックで使用する場合 ソースロジックで使用する場合

F-6

6

6.3 端子機能選択

6.3.1 入力端子機能を常時ONにする

 :常時動作機能選択 1

 :常時動作機能選択 2

・機能

入力端子機能のうち、常に動作(ON)させる機能を選択します。2点設定可能です。

■パラメータ設定

タイトル 機 能 調整範囲 標準出荷設定値



常時動作機能選択 1 0~65(K-16 ページ参照) 0(割付け機能なし)



常時動作機能選択 2 0~65(K-16 ページ参照) 1(運転準備)

★フリーラン停止をする場合

標準出荷設定は減速停止です。フリーラン停止する場合には、空 いている入力端子に“1(ST)”を割付けます。

=に変更します。

左記の状態で停止時に ST-CC 間を開放することでフリーラン停 止となります。この時インバータの表示は、となります。

モータ 回転速度

ON OFF ON OFF F-CC間

ST-CC間

フリーラン停止

6.3.2 入力端子の機能を変更する

 :入力端子機能選択1(F)

 :入力端子機能選択2(R)

 :入力端子機能選択3(RES)

 :入力端子機能選択4(S1)

 :入力端子機能選択5(S2)

 :入力端子機能選択6(S3)

 :入力端子機能選択7(VIB)

 :入力端子機能選択8(VIA)

・機能

外部のプログラマブルコントローラなどから制御入力端子に信号を送り、インバータの運転や設定を行うときに 使用します。

接点入力端子の機能は76個(0-75)の機能から選択することができます。システム設計する上で柔軟に対応 することができます。(ただし、f117およびf118は13個(5-17)です。)

6

☆設定値 52(強制運転)の機能を有効にするためには、弊社工場での設定が必要です。別途お問い合せください。

☆VIB と VIA 端子はアナログ入力/接点入力の切換えがにて行なえます。

標準出荷時、VIB と VIA はアナログ入力(電圧信号入力)に設定されているため、接点入力として使用する場合 は、を用途に合わせて 1~4 のいずれかに設定してください。

■接点入力端子の機能設定

端子記号 タイトル 機 能 調整範囲 標準出荷設定値



常時動作機能選択 1 0



常時動作機能選択 2 1(ST)



入力端子機能選択1(F) 2(F)



入力端子機能選択2(R) 3(R)

RES



入力端子機能選択3(RES) 10(RES)

S1



入力端子機能選択4(S1) 6(SS1)

S2



入力端子機能選択5(S2) 7(SS2)

S3



入力端子機能選択6(S3)

0~75

(K-16~18 ページ参照)

8(SS3)

VIB



入力端子機能選択7(VIB) 9(SS4)

VIA



入力端子機能選択8(VIA) 5~17(注 2)

5(AD2) 注 1) および(常時動作機能選択)は、選択された機能が常時動作します。

注 2) VIB、VIA を接点入力端子としてシンクロジックで使用する場合、P24-VIA 端子間または、P24-VIB 端子 間に抵抗器を、ソースロジックで使用する場合、VIA-CC 端子間または、VIB-CC 端子間に抵抗器を必ず接 続してください。(推奨抵抗 4.7kΩ-1/2W)

スライドスイッチ VIA は必ず V 側にしてお使いください。

注 3) f117(VIB): f109=1~4 の時のみ、有効です。

f109=0 の時は無効であり、設定値の読出しもできません。

注 4) f118(VIA): f109=3,4 の時のみ、有効です。

f109=0~2 の時は無効であり、設定値の読出しもできません。

■接続方法

1)a接点入力の場合

CC 入力端子

★入力端子とCC(コモン)を短絡させることで 動作します。正転・逆転,多段速等に使用 します。

インバータ

a接点スイッチ シンク設定の場合

2)トランジスタ出力による接続の場合

★入力端子とCC(コモン)をプログラマブルコ ントローラの出力(無接点スイッチ)と接続 して、制御できます。正転・逆転,多段速等 に使用します。トランジスタは、24Vdc-

5mAで動作するものを使用してください。

CC 入力端子

インバータ プログラマブルコントローラ

F-8

6

※プログラマブルコントローラとのインターフェースについて

注 1) オープンコレクタ出力のプログラマブルコントローラで制御する場合、端子 PLC を使用し、次図のよ うな配線をすることにより回込み電流による誤動作を防止することができます。

この場合、スライドスイッチ SW1 は、必ず PLC 側に設定してください。

3)シンクロジック/ソースロジック入力

シンクロジック/ソースロジック(入力端子の論理)切換えが可能です。

詳細は 2.3.2 項を参照ください。

6.3.3 出力端子の機能を変更する(基本)

 :出力端子機能選択 1A(RY-RC)

 :出力端子機能選択 2A(OUT-N0)

 :出力端子機能選択 3(FLA,FLB,FLC)

・機能

インバータから外部の機器へいろいろな信号を出力するときに使用します。

制御端子台のRY-RC、OUT-NO、FL(FLA,FLB、FLC)用のパラメータを設定すること で、58個の機能とその組合せ機能を利用することができます。

1個の出力端子に、1機能のみを割付ける場合には、~を標準設定のままで、、

のみに機能割付けを行なってください。

(入力端子)

6

■使用方法

■出力端子に1種類の機能を割付ける。

端子記号 タイトル 機 能 調整範囲 標準出荷設定値

RY-RC



出力端子機能選択1A 4(低速度検出信号)

OUT-NO



出力端子機能選択2A 6(指令周波数到達) FL

(A,B,C)



出力端子機能選択3

0~255 (11 章参照)

10(故障FL)

☆各出力端子に1種類の機能を割付ける場合には、~のみ設定してください。

パラメータからは標準設定のままにしてください。

(出荷設定:=255、=255、=0)

6.3.4 出力端子に2種類の機能を割付ける

 :出力端子機能選択 1A(RY-RC)

 :出力端子機能選択 2A(OUT-N0)

 :出力端子機能選択 1B(RY-RC)

 :出力端子機能選択 2B(OUT-NO)

 :出力端子ロジック選択(RY-RC,OUT-NO)

・機能

制御端子台の出力端子RY-RC,OUT-NOには、2種類の機能を割付けることができます。

1個の出力端子に、58個から選択した2種類の機能の論理積や論理和を信号出力できます。

RY-RCの機能:パラメータ,,で設定 FLA,B,C の機能 :パラメータで設定

OUT-NO の機能:パラメータ,,で設定