R が ON 時に HD を ON しても運転しません。その状態のま ま、さらに、F を ON しても運転しません。一旦、F および R を OFF してから、F または R を ON して下さい。
注4) 3ワイヤ運転中に、ジョギング運転の指令をすると、停止し ます。
注5)直流制動中に起動信号を入力しても、直流制動を継続します ので、ご注意ください。
R F HD
電源
注2)
ON OFF ON OFF ON OFF ON OFF 出力周波数
正転
逆転 0
注3)
周波数指令値
周波数指令値
RUN STOPF
R
R ES
S1
S2
S3 (HD)
CC
P LC
PP
VIA
VIB
CC
E-7
5
外部接点の入力で周波数の設定ができます。数カ所から周波数を変更する場合に適用できます。
S1端子にUP:外部接点アップ周波数入力、S2端子にDOWN:外部接点ダウン周波数入力、S3端子にCLR:外 部接点アップ/ダウン周波数クリアを割り付けるためS1端子、S2端子の入力により周波数変更ができます。
→詳細は、6.5.3項を参照してください。
4-20mAdcの電流入力で周波数設定する場合に使用します。電流入力を優先とし、S3端子にFCHG:周波数指 令強制切換えを割り付けるため、端子S3のON/OFFによる遠方/手動(異なる周波数指令)の切換えができます。
RUN STOP
F R RES S1 S2 S3(FCHG) CC PLC PP 電圧信号 電流信号
CC VIA VIB
VIA
I
5.4 運転方法の選択
:コマンドモード選択
:周波数設定モード選択1
<コマンドモード選択>
タイトル 機 能 調整範囲 標準出荷設定値
コマンドモード選択 0:端子台1:パネル/延長パネル(オプション) 1
[設定値]
:
端子台運転 外部信号のON/OFFにより、運転/停止を行います。:
パネル運転 操作パネルの キーを押すことで運転/停止を行います。*で選択された入力先の指令に従う機能と、端子台入力指令のみに従う機能があります。11章の入力端子 機能選択の表を参照ください。
*通信や端子台からの優先指令がある場合、よりそちらを優先します。
*延長パネル(オプション)を使用する時は、cmodを1に設定して下さい。
外部アップ/ダウン入力設定(=)
4-20mA電流入力(=)
・機能
インバータに指令を与える入力(パネル,端子台)のうち、どの入力の運転停止指令、または周波数設定(内 蔵ボリウム、VIA、VIB、パネル/延長パネル(オプション)、シリアル通信、外部接点アップダウン、
VIA+VIB)が優先されるかを設定します。
RUN STOP
5
<周波数設定モード選択>
タイトル 機 能 調整範囲 標準出荷設定値
周波数設定モード選択10:内蔵ボリウム 1:VIA 2:VIB
3:パネル/延長パネル(オプション)
4:シリアル通信 5:外部接点アップダウン 6:VIA+VIB(オーバーライド)
0
[設定値]
:
ボリウム インバータ本体の内蔵ボリウムで周波数設定を行います。ボリウムのノッチ位置により 時計方向で周波数が上昇します。:
VIA入力 外部信号(VIA端子:0~10Vdc、または 4~20mAdc)により、周波数指令を 設定します。:
VIB入力 外部信号(VIB端子:0~10Vdc)により、周波数指令を設定します。:
パネル入力 操作パネル、または延長パネル(オプション)の キーを押して周波数設 定を行います。:
通信 外部からの通信により周波数設定を行います。:
アップダウン周波数 端子からアップダウンによる周波数指令を設定します。
:
VIA+VIB(オーバーライド) 外部信号VIA端子とVIB端子の和(足し算)を周波数指令 とします。☆制御入力端子の下記の機能については、運転操作選択、速度指令選択がいかなる設定値において も常に動作状態となっています。
・リセット端子(標準出荷時はRES,トリップ時のみ有効)
・運転準備端子(プログラマブル入力端子機能で設定した場合)
・外部入力トリップ停止端子指令(プログラマブル入力端子機能で設定した場合)
☆ コマンドモード選択、周波数設定モード選択1の変更は、必ずインバータを一旦停止させて行な ってください。
(ただし、=に設定している場合はインバータ運転中に変更可能です。)
■多段速運転の場合
:(端子台)に設定してください。
:どの設定値でも有効となります。
▲ ▼
E-9
5
5.5 メータの設定・校正
:接続メータ選択 :接続メータ調整
[接続メータ選択パラメータ]
タイトル 機 能 調整範囲
fmsl=17
の時の仮想出力値 標準出荷設定値
接続メータ選択0:出力周波数 1:出力電流 2:周波数設定値 3:直流部電圧 4:出力電圧指令値 5:入力電力 6:出力電力 7:トルク 8:トルク電流 9:モータ過負荷率 10:インバータ過負荷率 11:PBR(制動抵抗器)過負荷率 12:周波数設定値(PID後)
13:VIA 入力値 14:VIB 入力値
15:固定出力1(出力電流100%時)
16:固定出力2(出力電流50%時)
17:固定出力3(出力電流以外100%時)
18:シリアル通信データ 19:調整用(の値を表示)
最高周波数(fh)
- 最高周波数(fh)
定格電圧の 1.5 倍 定格電圧の 1.5 倍 定格電力の 1.85 倍 定格電力の 1.85 倍 定格トルクの 2.5 倍 定格トルクの 2.5 倍 定格負荷率 定格負荷率 定格負荷率 最高周波数(fh)
最大入力値 最大入力値
-
-
-
-
-
0
接続メータ調整 - - -■分解能:最大 1/1000です。
■4-20mA出力設定例(詳細は6.20.2を参照)
=1、=0 =1、=20
出力電流
出力電流
内部計算値 内部計算値
・機能
FM端子からの出力信号は、アナログ電圧信号です。
メータは、フルスケール 0~1mAdc の電流計、またはフルスケール 0~7.5Vdc(10Vdc)-1mA の電 圧計を使用してください。
なお、スライドスイッチFMを、I側に設定することにより、0-20mAdc(4-20mAdc)の電 流出力に切換えることができます。4-20mAdcなどへの調整は、(アナログ出力の傾き特性)
と(アナログ出力バイアス)で調整してください。
5
注1)端子FMを電流出力で使用する場合、外部負荷抵抗は 750Ω以下で使用してください。
注2)fsl=7(トルク)を選択した場合、データの更新間隔が 40ms 以上となりますので、ご注意ください。
■目盛りの校正は、パラメータ(接続メータ調整)で行ってください。
メ-タは、下図のように接続してください。
FM
CC
メータ:周波数計
(標準出荷設定時)
VF-S11
FM
CC VF-S11
目盛り校正中は 周波数計の振れ が変化します。
メータ:電流計
(=設定時)
目盛り校正中は 電流計の振れが 変化します。
+
-
+
-
☆オプションで周波数計:QS-60Tがあります。 ☆電流計の目盛りの最大は、インバータ定格出力 電流の 1.5倍以上としてください。
<周波数計の場合> <電流計の場合>
[FM端子の周波数メータ校正方法例]
※零点調整は、メータの調整用ネジにて予め調整しておいてください。
キー操作 LED表示 動 作
-
.
運転周波数を表示(標準モニタ表示選択=[運転周波数]設定の場合)
基本パラメータの先頭の“ヒストリ機能()”を表示します。
△ または ▽ キーにより“”を選択します。
.
ENTER キーを押すことにより、運転周波数を読み出すことができ ます。.
△ または ▽ キーによりメータを調整します。
この時メータの指示は変わりますが、インバータのデジタルLED
(モニタ)表示は変わりませんので、ご注意ください。
⇔
メータの校正を完了します。と周波数を交互に表示します。+
.
もとの運転周波数表示に戻ります。(標準モニタ表示選択=[運転周波数]設定の場合)
[ポイント]
数秒押しつづけると、調整し やすくなります。
▲ ▼
MODE
ENT
▲ ▼
ENT
MODE MODE
E-11
5
■インバータ停止状態でのメータ調整方法
①出力電流(=)の調整
出力電流のメータ校正をする際、調整時にデータの変動が大きく校正が困難な場合は、インバータが停止した 状態で調整を行なうことができます。
=:固定出力 1(出力電流 100%時)を設定するとインバータが 100%の電流(インバータ定格
電流)が流れていると仮定した状態の信号が、端子 FM から出力されます。この状態でパラメータ(接続 メータ調整)でメータ校正してください。同様に、=:固定出力 2(出力電流 50%時)を設定するとインバータが50%の電流(インバー タ定格電流の半分)が流れていると仮定した状態の信号が、端子 FM から出力されます。
メータ校正終了後には=(出力電流)に設定しなおしてください。
②その他(=,~)の調整
=:固定出力 3(出力電流以外 100%時)を設定すると、その他(=,~)の値
が 100%になっていると仮定した状態の信号が、端子 FM から出力されます。各項目の 100%基準は次の通りです。
=,,:最高周波数(fh)
=,
:定格電圧の 1.5 倍=,
:定格電力の 1.85 倍=,
:定格トルクの 2.5 倍=,,:定格負荷率
=,
:最大入力値5.6 標準出荷設定 :標準出荷設定
タイトル 機 能 調整範囲 標準出荷設定値
標準出荷設定0:-
1:50Hz 標準設定 2:60Hz 標準設定 3:標準出荷設定(初期化)
4:トリップ履歴のクリア 5:累積稼動時間のクリア 6:形式情報初期化 7:客先設定パラメータの記憶 8:客先設定パラメータの呼出し 9:累積ファン運転時間のクリア
0
★本パラメータを呼び出しますと常に右端に0が表示されます。左端の表示は前回の履歴です。
例:
★インバータ運転中は
の設定はできません。必ず停止してから設定してください。
・機能
工場出荷設定等の全パラメータを一括して設定できます。
ただし、f、fsl、f109、f470~f473、f669、f880は戻りません。
5
[設定値]
50Hz 標準設定 (=1)
typ
を1
に設定することで、次のパラメータが基底周波数50Hz用の設定になります。(その他のパラメータ設定値は変更されません。)
・最高周波数(fh) :50Hz ・VIA入力ポイント2の周波数(f204) :50Hz
・上限周波数(ul) :50Hz ・VIB入力ポイント2の周波数(f213) :50Hz
・基底周波数1(vl) :50Hz ・モータ定格回転数(f417) :1410min-1
・基底周波数2(f170) :50Hz ・通信指令ポイント2の周波数(f814) :50Hz
60Hz 標準設定 (=2)
typ
を2
に設定することで、次のパラメータが基底周波数60Hz用の設定になります。(その他のパラメータ設定値は変更されません。)
・最高周波数(fh) :60Hz ・VIA入力ポイント2の周波数(f204) :60Hz
・上限周波数(ul) :60Hz ・VIB入力ポイント2の周波数(f213) :60Hz
・基底周波数1(vl) :60Hz ・モータ定格回転数(f417) :1710min-1
・基底周波数2(f170) :60Hz ・通信指令ポイント2の周波数(f814) :60Hz
標準出荷設定 (=)
をに設定することで、全てのパラメータを一括して標準出荷設定に戻します。(4.2.6項参照)
☆3 を設定した場合には、設定後しばらくを表示して一瞬表示が消えますが、その後表示になります。
なお、この場合、過去のトリップ履歴のデータはクリアされます。
トリップクリア (=)
をに設定すると、過去4回の記憶されている異常履歴情報を初期化します。
*パラメータは変更されません。
累積運転時間クリア (=)
をに設定すると、累積運転時間モニタを初期リセット(0[ゼロ]時間にクリア)できます。
形式情報初期化 (=)
形式エラーが発生したときにをに設定すると、トリップをクリアできますが、
が発生しま
したら弊社までご連絡下さい。客先設定パラメータの記憶 (=)
をに設定すると、現在のパラメータの状態がすべて記憶されます。(4.2.7項参照)
客先設定パラメータの呼出し (=)
をに設定すると、=で記憶されたパラメータの状態に戻ります。
(呼び出されます)*=および を利用することにより、お客様専用の初期設定パラメータとして使用することができます。
(4.2.7項参照)
累積ファン運転時間のクリア (=)
をに設定すると、累積ファン運転時間をリセット(0[ゼロ]時間にクリア)できます。
冷却ファンを交換する際などに設定してください。