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35 4.枚方市の交通の課題

(1)市民との協働による、持続可能で利便性の高い公共交通の実現

 少子高齢化社会の進展や、自動車免許返納により、自動車が使えない高齢者等が増加すると 予想され、公共交通の維持が重要

 公共交通のアクセシビリティが高く、公共交通網が充実しているが、人口減少など社会状況 の変化から、利用者の減少により公共交通の現状維持が困難になることが懸念されるため、

事業者、行政、市民の協働による交通施策の実施が不可欠

 公共交通の利用困難者のためのニーズに応じた施設の充実や交通手段の確保が必要

(2)交通が与える環境負荷低減に向けた都市への転換

 公共交通利用促進により、渋滞の緩和や温室効果ガス(二酸化炭素)排出抑制など環境負荷 を低減

 NPOなどによる公共交通の利用促進のための活動を引き続き発展させ、行政のみならず、市 民や交通事業者、企業等が力を合わせ、公共交通利用促進のために取り組むことが必要

 ヒートアイランド対策の推進など、環境負荷の少ない都市構造への転換

(3)交通安全意識を向上し、交通事故を抑制

 増加傾向にある高齢者、自転車の交通事故防止を図るため、交通安全意識の向上が重要

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 交通まちづくりワークショップ、アンケート調査、協議会から出た課題

①おでかけしやすい交通の実現に向けた市民や企業・交通事業者・行政等の連携

②みんなで考える公共施設等への交通サービス機能の充実

③持続的発展を支える集約型のコンパクトなまちづくりのための主要な公共交通 路線の確保と維持

④みんなで考える交通マナーの啓発やルールづくり

■アンケートでは公共交通の「定時制の確保」、「バス停の屋根やベンチの設置」「乗 継割り引き」などのサービス向上が重要という意見が多くあり、ワークショップ でも公共交通が比較的充実しているが、幹線バス路線や公共施設等を結ぶバス網 の充実が必要という意見がでました。

公共交通の全体的なサービス水準は高いですが、路線網や運行本数には地域 差があります。

バス停別運行本数

注)リムジンバス・高速バスのみが 停車するバス停を削除し、新設 バス停を追加しました。運行本 数は京阪HP時刻表より平日の 上下計を反映しました。

出典:国土数値バス停データをもと に作成

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(4)活力ある都市拠点の実現

 交通結節点の強化

 公共交通と連携した歩きやすい空間づくりなど、回遊性と賑わいのある駅前空間づくり

 ユニバーサルデザインに配慮した移動環境の整備

(5)歩行者・自転車等が安全・安心・快適に使える空間づくり

 増加傾向にある高齢者、自転車の交通事故防止を図るため、歩行空間や自転車通行空間の確 保が必要

 将来の社会を担う子どもたちの通学時の安全の確保が必要

 外出促進に寄与する安全快適な通行空間の確保が必要

 交通がもたらす健康に暮らせるみちづくりの推進

 交通まちづくりワークショップ、アンケート調査、協議会から出た課題

①賑わいと生活の質を高める道路空間の新しい使い方の検討

②ユニバーサルデザインに配慮した誰もが移動しやすい移動環境の整備

③安全・快適におでかけできる歩行者・自転車等の利用環境の改善

■平成 9(1997)年の「枚方市

総合都市交通体系」のアンケ ート結果と平成28(2016)年 の枚方市の交通に関するアン ケート結果を比較した結果、

「人が快適で安全で移動しや すい環境を整備する」の項目 の重要率が2倍以上になって います。

出典:枚方市の交通に関するアンケート調査(平成29(2017)年3月)

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■枚方市の交通に関するアンケートで交通対策について重要としている項目

・自転車通行空間の確保

・歩行空間の確保(道路)

・バリアフリー化

・安全快適な歩行空間の確保(駅および駅前の空間)

・横断歩道やカーブミラーの設置など交通安全対策の強化

・周辺道路の改善、混雑緩和

・幹線道路の交通渋滞解消

・交通マナーの啓発やルールづくり

出典:枚方市の交通に関するアンケート調査(平成29(2017)年3月)

■都市計画マスタープランのアンケートにおいて、安全で魅力的な歩行者空間の 整備(車道と歩道の分離など)に対する不満度と重要度が高くなっています。

出典:「枚方市都市計画マスタープラン」の見直しおよび「枚方市立地適正化計画」の 作成に関する市民アンケート調査(平成283月)

安全で魅力的な歩行者空間の整備(車道と歩道の分離等)に対する満足度、重要度

■枚方市の交通に関するアン ケートにおいても、「自転車 通行空間の確保」、「歩行空間 の確保」に対する不満度と重 要度が高くなっています。

(単位:%)

【現状の満足度】 【将来の重要度】

1 2

3 4 5

6 7

8 9

10 1211 14 1513

16 17

18 19

20 21 22

23 24

25 26 27 0%

20%

40%

60%

80%

100%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

重要度

(

+ )

平均比率 平均比

21.自転車通行空間の確保 20.歩行空間の確保(道路)

出典:枚方市の交通に関するアンケート調査

(平成29(2017)年3月)

個別交通対策における現在の不満度と 将来の重要度の関係

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(6)市内渋滞の緩和や道路ネットワーク構築による都市間交流の強化や防災への 対応の充実

 市内、市外における地域間の連絡強化

 防災や減災への対応

 交通まちづくりワークショップ、アンケート調査、協議会から出た課題 広域的な連携を強化し、国道 1 号のバイパス機能を有する第二京阪道路が平成

22(2010)年全区間開通し、国道1号及びその他一般道路の一部で渋滞が緩和されました

が、局所的には未だ渋滞がみられ、市民の意見にも生活を支える主要幹線道路へのアク セス道路等の改善があります。

個別交通対策における現在の不満度と将来の重要度

満足度上位5位 不満度上位5位 重要度上位5位

鉄道とバスの乗り継ぎやすさ

駅前広場の改良や整備

定時性の確保

路線網の充実

駅やバス停などの案内充実

自転車通行空間の確保

歩行空間の確保

周辺道路の改善、混雑緩和

自動車での送り迎えのしやすさ

バス停に屋根やベンチを設置

歩行空間の確保

自転車通行空間の確保

安全快適な歩行空間の確保

バリアフリー化

横断歩道やカーブミラーの設置 など交通安全対策の強化

出典:枚方市の交通に関するアンケート調査(平成29(2017)年3

 淀川に架かる橋の状況

市の西を流れている淀川には、枚方大橋から上流にかけて 12km に及び渡河する橋が 無い状況です。

淀川に架かる橋の状況

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(白紙)

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(7)交通まちづくりの方向性

 公共交通の維持及びサービス向上

 交通が与える環境負荷低減

 交通安全意識の向上

 移動手段としてだけでなく、歩くことが目的となる道路環境の整備

 交通環境の整備

 広域(幹線)道路の整備

交通の課題

(1)枚方市の将来人口による影響

少子高齢化、人口減少の進行による公共交通利用者数の減少

 利用者の減少により公共交通の収益性の確保が困難となり、サービス低 下や撤退が進む懸念

(2)市内における人の移動の量の推移

一人当たりの移動量(トリップ数)が減少に推移

 市民の外出が減少することで、公共交通利用が減少するとともに、にぎ わいが低下

(3)さまざまなおでかけの状況

公共交通へのアクセシビリティが高く、交通ネットワークが整備されてい るが、市内の移動手段として、活用されていない

大学や企業の市外移転等

自動車を運転しない高齢者が増加傾向

 公共交通の利用者の減少、にぎわいの低下、公共交通の必要性が増加

(4)おでかけをささえるまちのインフラ等

自動車交通量の減少傾向

第二京阪道路開通により渋滞の緩和がみられたが、一部の幹線道路におい てはまだ渋滞がみられる

利用に応じた適切な自転車通行空間が不足

歩行者、自転車のマナーの低下

鉄道駅や周辺道路のバリアフリー化の実施

歩道が狭い、歩行者のための道路が少ない

 一部の道路で、車道や歩道等の配分の見直しが可能 主要幹線道路へのアクセス改善が必要

交通事故につながる危険性 歩行空間の改良が必要

バリアフリー化の継続的な実施が必要

現状と見通し

上位計画、関連計画における交通に係る政策課題

1.市民との協働による、持続可能で利 便性の高い公共交通の実現

5.歩行者・自転車等が安全・安心・快 適に使える空間づくり

4.活力ある都市拠点の実現

3.交通安全意識を向上し、交通事故を 抑制

2.交通が与える環境負荷低減に向けた 都市への転換

6.市内渋滞の緩和や道路ネットワーク 構築による都市間交流の強化や防災 への対応の充実

 市内の交通渋滞の緩和、広域的な道路 ネットワークの充実、主要な幹線道路 の計画的な整備による道路ネットワー クの充実

 持続可能な公共交通機能の確保を図る ことによりアクセシビリティを向上さ せるなど、利便性が高く暮らしやすい 都市づくりの推進

 医療・福祉・商業の生活サービス施設 へのアクセスなどの日常的な生活にお ける移動を支える交通に対するニーズ に応じた、利用しやすい交通環境の整 備

 公共交通の利便性促進など環境にやさ しい社会の実現に向けた取り組みの実 施

 交通事故抑制のための交通安全意識の 向上を図る

 多くの人が安全、安心に利用できると ともに、回遊し賑わいを創出すること ができる環境整備

 市民の日常生活に必要な移動が、安全 で快適にでき、歩行者や自転車等の利 用ニーズに応じた道路環境の改善

交通まちづくりの方向性 基本方針

基本方針1

みんなで考えささえる交 通まちづくりの推進

基本方針2

誰もがお出かけしたくな る交通環境の実現

基本方針3

未来へとつながる交通基 盤と生活環境の構築