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した発話が可能となっていた。話の最初には設定を自発的に語られ、事 物・人物の説明においては他の話の例を持ってくるなど相手に話が伝わり やすいようにする工夫が見られた。母親からの働きかけはあまり見られず、

C児が自分なりに物語を構成し語られていた。たまたま、テーマ話題にお いて4歳児と同じテーマの話が話されていたが、ロールシフトを用いて3 人の登場人物の様子やそれぞれの心的反応、また結末までを入れた語りを 行っていた。

 心的反応に関しては自分を含めて、他者や絵本の登場人物など自分以外 の第三者の感情を推測して語ることが可能であり、なぜその感情を抱いた のかなどそれに至る経緯も含めて語ることが可能であった。

 結末においては、登場人物の心的反応を加えるなどして自発的に語りが 行われていた。

3.母親の発話機能

 母親の発話機能に関して分類した結果以下のようになった(Tab1e13.)。

○けんかの語

1C:

2母:

3C:

4母:

5C:

6母:

7C:

8母:

9C:

17C:A(マジックで腕に書かれる)はトイレ行ってせっけん

  ずつで腕を洗ってた。

 C児が設定部分である「1AとBとのけんか」と述べると母親はC児の

発話に対して、「2なんで喧嘩したの?」とその出来事が行った原因につ いて尋ねている。C児は母親からの働きかけを受けて、出来事が起こった 原因を述べるが、再度「4なぜ(Cも加わって)けんかになったの?」と 尋ねており、以前に断片的に聞いていた話であったため、再度確認を行っ ている。それに応答したC児の発話を繰り返し引用することで、より詳し い状況の説明を求め、C児の発話を促している。また「8けんかの時間は 長かったの?」と時間的な概念を質問しており、C児が時間的概念を獲得 していることが分かる。話の後半において、話の結末である解決方法を引 出し、C死との会話が終わっていた。

 ①の話が学校で起こった内容であり、C児は知っているが母親は知らな

い内容である。C児はその時の様子を語るが、母親がWh質問を投げかけ

ることで、出来事が起こった経緯やC児がその行動をとった理由、結末に どうなったかといった内容をC児から引き出していた。母親の働きかけは 他の対象児に比べて少なく、より詳しい説明を求める為の質問が多く見ら れた。また、他の対象児に多く見られた情報の付加は見られず、C児が中 心となって発話が行われていることが分かった。

 C児の母親が情報の付加を行う場面として、以下の話の中で見られた。

④熊の語

36C:熊は、山の中で餌を集めるから疲れると思う 37母:大丈夫だよ

38C:疲れると思う

39母:山の中で暮らしていて、熊のおうちが山の中にあるのが普通だか ら疲れないよ。大丈夫だよ

40C:(熊が歩く様子)なんで?

41母:なんで?!山の中が家だから熊は自分の家で疲れないよ。Cは家 にいたら疲れる?

 情報付加を行う場面として、C児の発話が母親の考えと異なる場合にC 児の発話に対して母親の発話を伝える様子が見られ、またC児がrなんで?」

と母親に働きかけを行っている場合に見られた。他の対象児に比べて情報

付加が行われることは少なく、C児が母親に働きかけた時に付加が行われ ていることから、C児の発話を中心とした語りが行われており、母親の働 きかけの仕方が変化していることが分かる。

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Tab1e13.C児母親の発話機能

 発話内容のカテゴリー

Gピソード名

引用 付加 精激化 情報要求 応答 .否定

what who why where which how

Yes−no

①けんかの話

②作話 OxfordReadingTree

③七夕の話

0 O

④熊の話

O

⑤地震の話

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