Figure25(1)の児童 の反応 が示 してい る よ うに運動後 で脈拍 数 が上が ってい る。Figure26 をみ ると、1番高い児童で22回 (1分間で 132回
)で
あるこ と、Figure25(6)で
8名が まだまだ動 きたい と示 した こ とか らも程 よい運動強度 である こ とがわか つた。(7)に示 さ れ た よ うに1名が も う疲れ た と表現 してい るが、その後 (8)で示 され た反応 を してい るこ とか らもす ごく疲 れ て い るわ けで はない こ とがわか つた。 この活動 にお いては最 大心拍数 の学習だ けに留 ま らず 、運動後 の心拍数 に対 して 自分 自身の気持 ちが ど ういつた状態 にあ るのか を気 付 かせ る意 味合 いが込 め られ て い る。 また新学習指 導要領解説 にお いて も手軽 な運動 と示 されてお り運動 の強度 において 、「体ほ ぐ し運動」のね らい とも一致 していると 考 え られ る。(2)が示 してい るよ うに運 動前後で比較 して も脈拍 数 に変化 がなか つた児童 が存在 して い るので、授業 の参加 を促す言葉 がけの必 要性 も伺 えた。最 大心拍数 は「220‐年齢」 と説 明 した際 の (3)、 (4)、 (5)の反応 か らも、小学校 5年生にお いて最大心拍数 が 約210回 とい うことは学習者 に とつて意外 であつた よ うであ る。
学習活動2の発 問6の展開につ いてはFigure27に示す。
問
6.み
んなの体 内の水分 つて どの くらいあるで しょ う。T:こ
こに も書いて あんだけ ど、トイ レで 1.6リ ッ トル。 で、
だけ ど、今 日涼 しいか らあんま りかいてないけ ど、0.9リ
汗 と/Jヽ、汗 とかかくと思 うん ッ トル出ます。
T:
Cs
だか らみ んなの体 か ら 1日 に こん く らい
C
:えつ 。 なにこれ。
こんなに出てきます。
絵の具の水。
水だ よ。水だか ら青。
こんなに出てきてます。
すげ―。(1)
すげ― 出てる?
出てる。(2)
ペ ッ トボ トル 5本分。
Figure27 学習活 動2の発 問6の一部抜粋
パ ワー ポイ ン トを用 いて、人間の体内の水分の割合 を説明 した。1日 に人間が汗や尿等で 排 出す る水 分 の量 につ いては、パ ワーポイ ン トとペ ッ トボ トル を用いて説 明を した。約2.5 2の排 出が行 われ るが 、身近な 500m′ペ ッ トボ トル を5本用意 した ことで理解 しや す かつた よ うに考 え られ る。Figure27の (1)や (2)の発言 が示 して い るよ うに、1日 に2.52も体 外 に水分 が 出てい る こ とは意外 だ つた よ うである。
運動活動 2の発 問7の展開につ いてはFigure28に示す。
。 ・ d嘔
=1≡
≡ 亜 彊 ≡ ≡ ≡ ≡ I互 互 ≡ Ξ 夏 三 互 ≡ ヨ
T C T T C T C
41
問
7.手
を繋 いで風船 を落 とさない よ うにパ ス しよ う。T C C C T C T
ここに1個風船落 ちて る よ。
拾 つて くる。
ああ―。
せ ―の― で。(1)
手繋 いで。 手繋 いだまま。
あ―。
手繋いだまま。
Cs:い
つ せ ― の ― で 。(2)C:Nち
ゃん なんで離す の。C:あ
あ―。あ―。C C
い っせ ― の ― で。(3) せ ― の ― で 。(4)
C:は
は は 。(ピ ッピー。 笛 を鳴 らす)
Figure28 運動活動2の発問7の一部抜粋
発問7の序盤 では、ペアで片手を繋いで
2つ
の風船をポンと (バウン ド)さ
せ なが らパスを行い、中盤では人数を増や して両手を繋いで円を作 り人数分の風船をポンと (バウン ド
)さ
せ なが らパスを行い、終盤ではクラス全体で行 うものであつた。ペアについては担 任 の 「座席 の隣のペア」 とい う発言か ら、教室での座席が隣同士のペアで組 んでいる。性 別 に関 してペアの組み方の指示は行われなかつた。 また、人数が増 えてい くにつれてはグ ループを作 るにあたつての指示は行われなかつた。授業案では、ペアで行 うときには風船 の色を変 えるとしているが、色は変えず個々が持つている風船をそのまま用いた。 また、円を作った際に、歩きなが らや体育館 を周 るとい う箇所 も児童の様子か ら難 しそ うだ と判 断を した為省略 を した。序盤 の運動では、風船が落 ちている回数 が多 くみ られたが、運動 後半では落 とさず に行 うことができていた。 中盤 の運動では、す ぐに風船が落 ちた り、繋 いでいる手が離れた りしていた。終盤の運動では、風船を落 とさないよ うに した ら手が離 れ 、手を離 さない よ うに した ら風船が落ちて しまっていた。 この よ うに難 しい運動ではあ つた ものの、Figure28の (1)、 (2)、 (3)の発言が示す ように、積極的に声 を出 し協力す る姿がみ られた。
運動活動2の発問8の展開については Figure29に 示す。
42
T Cs
問
8.2人
で風船 を挟 んで走 ってみ よ う 応援 して、応援 して。:が んばれ―ハがんばれ、がんばれ―。(1)
C C C C T C C C T C T C C T C
がんばれ―。(2)
がんばれ。(3)
がんばれ。(4)
あ―。
落 ちた。
落 ちた。
やべつ。
も う。
はい、挟んで。
がんばれ。(5)
よ―い。
がんばれ。(6)
がんばれ。(7)
どん。
がんば―れ、がんば―れ、がんばれがんばれ、がんば―れ。(8) Figure29 運動活動2の発 問8の一部抜粋①
ペ アで背 中 とお尻 に風船 を挟んで走 る運動活動である。ペアについては発 問
7の
時 と同 じペ アで行 われた。授 業案 では、コー ンを周 つて くる活動 が入 つてい るが省 略 され てい る。また、クラス全体 で体 育館 を リレー形式で走 った タイ ムを測定 し、1回目の記録 と競争 をす る活動 もあつたが
2回
日は時間の都合 上省略 され た。応援 をす るよ うに促 しては い る もの の、Figure29の (1)、 (2)、 (3)、 (4)、 (5)、 (6)、 (7)、 (8)の発言 が示す よ うに、積 極的 に声 を出 し協力す る姿がみ られた。運動活動2の発 問8の終盤 の発言 についてはFigure30に示す。
そ した ら、え― と、アンケー ト書きに行 つて くだ さい。
Hさ
ん ごめん。風船 もつていつて。風船、教室まで持 つていつて くだ さい。
アンケー トは裏のページ。
裏だつて さ。
T C T T C
C:ま
た した くなつたね。C:う
わ あT:風
船 この後 、教 室 に持 つて帰 つて もい い け ど、ち ゃん と担 任 の先 生 の言 うこ とを聞 い て 使 つて くだ さい。Cs:は
い。Figure30 運動活 動2の発 問8の一部抜粋②
事後調 査のア ンケー トを記入 しに行 く場面で、Figure30の (1)の発言 が示 され た。この 発言 か ら、脈拍数 へ の意識 が高まった こ と、脈 を測 定す るこ とがで きるよ うになつた こ と が考 え られ る。
(3)事後調 査課題 にお ける教授活 動前 の心身の状態 と知識 について
心 と体 と人間関係 の ほ ぐれ度 と気付 き度 に関す る課題 では、本 教授 活動 を終 えての児童 の心 と体 の軽 さや 心地 よ さ、運動へのや る気 な どの状態、人 とのかかわ りや 空 間の雰 囲気 、 受容感 、緊張、不安 、疲れ 、集 中にお いて、事前調査段階 か らの変化 を検証 した。気 付 き。 調整・交流 の3側面 にお ける課題 では、教材選択 が適 していたのか、体への気付 き、調整 、 が行 われ ていたか、友達 と交流で きたか を検証 した。運動の好 き嫌 い調 査で は、本 教授 活 動 を通 し事前調 査 か らの変化 を検 証 した。 体へ の気付 きに関す る課題 で は、人 間の体 内の 水分 の知識 や最大心拍 数 の知識 を測定 し、本教授活動 を受 け どの程度 人 間の体 につ い て理 解 したか を検証 した。 自由記述課題 では、教授活動 の感想 、教授 活動 で気付 いた こ とな ど を 自由に記述す るよ うに求 め られ た。
心 と体 と人 間関係 のほ ぐれ度 と気付 き度 に関す る課題
この課題 は、事前調査 と同一 の課題 で今現在 の 自分 自身 の心 と体 と人 間関係 (雰囲気)
の状態 を問 う課題 であつた。
事前調査の各項 目では、「気持 ちが ゆつた りしてい る」平均4.1点 (SD=0.99)、 「体 が軽 い、元気いつぱい」平均3.9点 (SD=1.20)、「リラ ックス している」平均4.4点 (SD=0.70)、
「動 きたい、や る気 がある」平均 4.2点 (SD=0.79)、 「動 くことが,い地 よい」 平均 4.2点 (SD=0.79)、 「人 と関わることが心地 よい」平均4.1点 (SD=0.88)、 「空間・ 雰囲気 が心 地 よい」平均4.3点 (SD=0.95)、 「みんな と一体になつてい る」平均4.3点 (SD=0.82)、
「何 でも受け入れ られ る」平均 4.2点 (SD=1.03)、 「周囲に受 け入れ られてい る」平均 4 点 (SD=0.94)、 「誰 とで も関わることができる」平均4.2点 (SD=0.92)、 「自然 と笑顔 に なる」平均4.3点 (SD=0.95)、 「楽 しい」平均4.3点 (SD=1.06)、 「気 が乗 らない、動 く のがお つ く う」平均2.7点 (SD=1.57)、 「体がだ るい、疲れ てい る」平均2.1点 (SD=1.37)、
「緊張 してい る」平均 1.7点 (SD=1.06)、 「い らい らしている」平均 1.6点 (SD=0.84)、
「人 と話 した くない」平均 1.8点 (SD=1.14)、「恥ずか しい」平均 1.6点 (SD=1.08)、 「お も しろ くない」平均 1.7点
(SD=1.06)で
あつた。 ポジテ イブ項 目群 は平均 54.5点 (SD=10.00)、 ネ ガテ ィブ項 目群 は平均 13.2点
(SD=6.18)で
あ つた。心 と体 と人間 関係 の ほ ぐれ度 と気付 き度 に関す る課題 にお け る事前調 査 と事後調 査 の各 項 目の平均点数 と標 準偏差 を Table12に、事前調査 と事後調査 のポ ジテ ィブ項 目群 とネ ガ テ ィブ項 目群 の合計点数 と平均点数 をTable13に、Figure31に事前調査 と事後調 査 の平均 点数 を示す。
Table12 各項 目の平均点数 と標 準偏差
(事
前→ 事後)項 目 気持 ちが ゆつた りしてい る 体が軽い、元気いつぱい リラ ックス してい る
10名の平均点数 (標準偏差)
4.1‑→4.0
(0.99)→ (0.94)
3.9‑→4.4 (1.20)→ (0.97)
4.4‑→4.1
(0.70)→ (0.99) 項 目 動 きたい、や る気がある 動 くこ とが心地 よい 人 と関わることが心地 よい
10名 の平均点数 (標準偏差)
4.2‑→4.2 (0,79)―→ (1.14)
4.2‑→4.3
(0.79)→ (1.06)
4.1→4.1
(0.88)→ (0.88) 項 目 空間・ 雰囲気 が心地 よし みんな と一体になつてい る なんで も受 け入れ られ る
10名 の平均点数 (標準偏差)
4.3‑→4.3
(0.95)→ (1.06)
4.3‑→4.3
(0.82)→ (0.95)
4.2‑→4.2
(1.03)→ (0.92) 項 目 周囲に受け入れ られ ている 誰 とで も関わることがで きる 自然 と笑顔 になる
10名 の平均点数 (標準偏差)
4.0‑→4.1
(0.94)→ (0.99)
4.2‑→4.0
(0.92)→ (1.05)
4.3‑→4.3 (0.95)→ (0.95) 項 目 楽 しい 気が 乗 らない、動 くのがお っ く う 体がだるい、疲れ ている
10名 の平均点数 (標準偏差)
4.3‑→4.4
(1.06)→ (0.52)
2.7‑→2.2
(1.57)→ (1.62)
2.1→2.1 (1.37)―→ (1.60)
項 目 緊張 している い らい らしている 人 と話 した くない
10名 の平均点数 (標準偏差)
1.7‑→1.9 (1.06)―→ (1.29)
1.6‑→2.0
(0.84)→ (1.63)
1.8→1.8
(1.14)→ (1.32)
項 目 恥 ず か しい お も しろくない
10名 の平均点数 (標準偏差)
1.6→1.8
(1.08)→ (1.48)
1.7‑→1.8
(1.06)→ (1.32)
Table13 ポジティブ項 目群 とネガティブ項 目群の合計点数 と平均点数
(事
前→事後)項 目 ポ ジテ ィブ項 目群 (1から13) ネガティブ項 目群 (14か ら20) 10名の合計点数
10名の平均点数 (標準偏差)
545‑→547 54.5→54.7 (10.00)→ (9.96)
132→ 186
13.2‑→13.6 (6.18)→ (9.83)
45
5 5 4 5 3 5 2 5 1 5 0 4
3
2
1
0 ■事前
■事後
t凌 搬
Oj
L(
ヾFigure31 各項 目の平均点数
各項 目にお いて大 きな変化 は見 られ なか つた。 ポ ジテ ィブ項 目群では、「体が軽 い、元気 ぃ っぱい」が事前調査 で平均 3.9点 (SD=1.20)であ つたが、事後調査で は平均4.4点 (SD
=0.97)に なつた0.5点の変化 が1番大 きい もので あ つた。 ネ ガテ ィブ項 目群 で は、「気が 乗 らない、動 くのがお つ く う」が事前調 査 で平均 2.7点
(SD=1.57)で
あつたが 、事後調査では平均 2.2点 (SD=1.62)になつたO.5点の変化 が1番大 きい もので あつた。
ポ ジテ ィブ項 目群 全体の平均 において は、事前調 査 で54.5点 (SD=10.00)で あ つたが、
事後調査 では54.7点 (SD=9.96)であつた。肯定的 にO.2点伸 びてはい るが、統 計的に有 意 な差はみ られ なか つた。
ネガテ ィブ項 目群 全体の平均 においては、事前調 査 で 13.2点 (SD=6.18)で あつたが、
事後調査 で は 13.6点 (SD=9.83)であつた。否定的 に0.4点伸 びてはい るが、統 計的に有 意 な差はみ られ なか つた。
ポジテ ィブ項 目群 とネガテ ィブ項 目群 に有意 な差 がみ られ ない結果で あつた。 これ は、
運動前の事 前調査段 階 におい て ポ ジテ ィブ項 目群 の値 が高 く、ネ ガテ ィブ項 目群の値が低 く最初か ら良好な心身 の状態 にあつた こ とが原因だ と考 え られ た。 また 、身体接 触 を含む 運動が あつ たに も否 定的な伸 び がみ られ なかつた こ とは、手 を繋いだ り、腕 を組 む くらい の身体接 触 は段階的 に取 り入れ る ことで
5年
生にお いて否定的 に捉 える必要がな い と考 えらオしる。
気付 き・ 調 整・ 交流 の3側面 にお ける課題
この課題 は、事前調 査 と異 な る課題 で あ る。体 ほ ぐ し運動の3側面で あ る「気付 き」、「調
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