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1♂一11≦げ4   (349)

ドキュメント内 反復有理写像の研究 (ページ 118-127)

       le2π惚一11

      1e鷹1        −le禰一・一瀧1

       = 21乞卜lsin(η7r¢)1        = 2[sin 7r(γz∬一m)1

となる。[0,1]において,

      1>・inω〉呈

       9   π

が成り立つので,、inω≧聖である.よって,

      π

         21sinπ(γL¢一m)1≧41γz¢一mi>iηω一ml

となり,

       i♂一!1>1η¢一ml

が成り立つ・このことより・これらのηとmに対して・1…ml懐であるとわ

かる。従って,¢はEδに含まれ,αはん(Eδ)に含まれる。よって,定理3.6.5が 示された。      □

3.7 ジュリア集合の中の無理的に中立的サイクル

 「無理的に中立的サイクル」がJに含まれるという可能性が次の定理より見いだ

される。

定理3.7.1

        P(之)瓢α2十… 十一2d, (∫≧2, 1α1=1

で,αは1の累乗根ではないと仮定する。無限に多くのηに対して,

【証明】

 定理2.5.8より,」は周期点の閉包に含まれるので,まず,Pの周期点は原点に おいて集積するということを示す。任意のηをとり,N=dπ一1とおく。そして,

0,ζ1,_,ζNを0におけるPπのN+1個の不動点とする。ここで,

0<1ζ11≦…  ≦ 1ζNl

とする。今,

Pη(・)一・一(♂一1)辞…+・N+1一・(・一ζ、)…レーζN)

である。このことから,

      (一1)N・ζ、…ζN一απ一1 となる。また,(3.49)より,

      ゴれ  

      1♂一・1寿≦(∴)T一声

なので,

       1      1  1       【ζ、1≦1ζ、…ζNl万一1♂一11万≦一

が成り立つ。nを十分大きくすると⊥は零に近づくので,原点とは異なるが,原点 に十分近いPの周期点が存在すると結論される。

 今,原点はF(P)に含まれると仮定する。定理3.6.2より,原点のある近傍ノVと 原点を中心とするある円板一Dが存在し,P(ノV)=πとなり,かつ, P:Ar→κは

Dからそれ自身の上への写像2目α2と共役となる。ここで,万の中の零でない任 意のPの周期点ζを選ぶ。その周期を観としよう。この時,対応するDの中の 零でない点ηは,写像zgα之に対する周期mの周期点である。従って,αm=1

となり,仮定に矛盾する。従って,原点はJ(P)に含まれると結論できる。よって,

定理3.7.1が示された。      ・       □  もちろん,定理3.7.1より直ちにJに含まれる無理的に中立的不動点の存在は立 証されたわけではない。というのは,(3.49)を満たす数αが存在することをまだ示 していないからである。実際に,そのような数αは単位円周において稠密であると わかるので,α;exp(2π乞θ)ならば,条件(3.49)は有理数によるθの近似と密接に 関係があることから始める。

今,任意の正の整数mとηに対して,

iαη一1i−i♂π¢θイ 乞θ1        =  21si11(γLπθ)1        =  21sinπ(ηθ一m)i        ≦  27rlηθ一γγLl

となる。従って,無限に多くのηに対して,(ηに依存する)あるmが存在し,

       1θ一二≦諦(N一礁・)  (35・)

となるならば,(3.49)は成り立つ。というのは,その時,η>2πとすると,

      固≦2−1θ一誓}≦轟≦歩

となるからである。

 以上のことより,我々の問題は,(3.50)を満たすθの集合はRにおいて稠密であ るということを示すことに帰着する。今,各実数皿は連分数展開をもち,その連分 数の近似分数は∬に対する特によい有理数の近似である。θを指定された連分数展 開を用いて定義することにより,(3.50)を満たす多くのθを構成することができ,そ の構成から,そのようなθの集合はRにおいて稠密であることは明らかである。

【注】 連分数展開による近似については,森永[20,§2.4,例2−16]参照。

3.8 周期点の存在の証明

 本節では,定理3.2.2,すなわち,次数d≧2の多項式Pが周期Nの周期点を もたないならば,N=2でかつPは之H22一之と共役であるということを証明す

る。

【定理3。2.2の証明】

 Pを定理3.2.2の仮定を満たす多項式とする。よって,N≧2である。

      K={・∈σ・pN(の=・}

とし,

      .M={γη∈Z:1≦m<N,ηL12V}

とする。この時,κの中の各2はMの中のあるmに対する1)mの不動点であり,

m(勾をそのような最小のmとする。

 証明は,次の不等式を示すことに大きく依存する。

      dN−1(d−1)≦Σ[μ(N,・)一μ(m(・),・)】≦N(d−!)

      z∈K

ここで,μ(γちω)はωにおけるPπの不動点の数である。

         N=1十(N−1)≦1十(N−1)(d−1)

で,二項定理より,

      [1+(d−1)]N一1≧1+(N−1)(d−1)

であり,(3.51)より,dN}1≦Nであるので,

      N≦1+(N−1)(d−1)≦[1+(♂一1)]N−1;dN−1≦N となる。よって,dN−1=1Vが従う。

(3.51)

 dN−1二NとなるdとNを求める。まず, N≧2より, N−1=m≧1とおく。

d≧3とすると,dN−1≧3N−1となり, m+1≧3mとなる。そして,

       m十1≧3m=(2十1)m≧2m十1

なので,2m〈mとなる。ところが,このようなmは存在しないので,矛盾を生じ る。よって,d=2である。 d=2のとき, dN−1コNが成り立つのはN=2の ときであるので,d=N=2となる。3.2節において, d=N=2ならば, Pは

2目22−gと共役であるということはすでに証明済みなので,(3.51)が成り立つこ

とを示すことだけが残った。

 最初に,(3.51)における下界がdN}1(d−1)であることを示す。 Kにおける和 ΣμσV,2)は,単純に0におけるPNの不動点の数の合計であるので, dNである。

そして,κの中の各之はpmの不動点で, m=m(のであるので,

       Σμ@(・),・)一ΣΣμ(皿(・),・)≦Σ讃

       z∈1て      m∈Mm(勾=ηL      m∈M

       z∈ん である。よって,

      L−dN一Σ讃

       m∈M

は(3.51)の中央の項に対する下界である。ここで,1V=2のとき, L二♂一d=

d(4−1)となり,(3.51)における下界となる。よって,N≧3と仮定してよい。今,

N一(N−1)=1なので,N−1とNは互いに素である。 m∈Mなので, m≦2V−2 となる。よって,N−2≧1ならば,

     潔m≦d+…押一41占1一・一d;占d≦d飴・

であるので,すべてのN≧2に対して,

♂V_(JN一1<五

であることが従う。よって,(3.51)における下界が得られた。

 今,κの中の各2は長さ皿(z)のあるサイクルに含まれる。これらの対ごとに素 なサイクルを01,_,らで表す。更に,(ろ・の長さをmゴで表す。よって,zが傷 に含まれるならば,m(2)=mゴである。(3.51)における中央の項は

       ぽ

      ΣΣ[μ(N,・)一μ(mゴ,・)]     (3・52)

      ゴ;1z∈0ゴ

であるので,各サイクル個々について考えることができる。今,系1.6.9より,之が有 理的に中立的でないあるサイクル(%・に含まれるときはいつもμ(N,の=μ(mゴ,2)

となる。従って,(3.52)が唯一零とならないのは,之が有理的に中立的サイクル傷 に含まれるときである。

 今,のを有理的に中立的サイクルとする。よって,定理3.5.9より,定理3,5.9に おけるん,m, qそしてpに対応する整数砺, mゴ, gゴそしてpゴが存在する。ここで,

皿ゴはサイクルらの長さと同じである。(3.52)における上界を求めようとするので,

正の項のみに着目する。というのは,系1.6.9と皿(2)=皿ゴの定義より,(3.52)の 項が負となる場合はすべて零で置き換えられるからである。今,μ(mゴ,21)≧1なの で,(3.52)の項が正となるのはμ(N,2)≧2のときだけである。この時,定理3.5.9

より,mゴqゴはNを割り切る。従って,のの中のすべての2に対して,

      μ(N,z)一μ(mゴ,の瓢qゴ砺 である。よって,qの中のすべての之に関して合計すると,

Σレ(ノv,の一μ(㎜ゴ,・)1初ゴんゴ・ηゴ≦N砺

z∈oゴ

となる。従って,

       σ=NΣ鳶ゴ

を(3.51)における中央の項に対する上界としてとることができる。Beardon[16,§9,定 理9.3.2]によると,F(P)の成分のサイクルが花弁を含むならば,それもまたPの 臨界点も含むということが成り立つ。このことを仮定すると,有理的に中立的サイ

クルらに対する成分のそのようなサイクルは砺個存在するので,0においてP の臨界点が少なくともΣ秘個存在するとわかる。Pの臨界点はPノ(2)=0となる

      ゴ

点であるので,Pノの次数はd−1である。よって,Σたゴ≦d−1である。従って,

       ゴ

上界をN(d−1)ととることができる。よって,定理3.2.2が示された。   □

3.9 ジュリア集合と周期笠

原,ジュリア集合を周期点と関係させることができる。

定理3.9.1 Rを次数d≧2の有理写像とする。この時,」はRの周期点の

導集合である。

 2がEの導集合に含まれるための必要十分条件は,Eの中に異なる点筋が存在し,

妬→2となることである。Beardon[16,§9.6]によると, Rは高々2d−2個の反発的 でないサイクルをもち,このことを用いると,定理3.9.!より,」は反発的サイクル の導集合であることが従う。各反発的サイクルは」に含まれるので,Beardon[16,

§9.61の結果を仮定すると,次の定理が従う。

定理3.9.2  JはRの反発的周期点の閉包である。

【定理3.9.1の証明】

 Jと共通点をもつ任意の開集合Wを選ぶ。そして,W∩Jの中の点ωを選び,

ωはR2の臨界値ではないとする。この時, d≧2なので, R−2{ω}は少なくとも4 つの点を含む。よって,それらのうちωとは異なる3つの点を選ぶことができ,例 えば,ω1,ω2,ω3とする。今,ω,切1,ω2,切3に対し,互いに素なコンパクト近

傍W,凧,肪,恥を構成すると,各ゴに対して,R2が喝・からWの上への同 相写像となるように構成できる。そして,5ゴ:W→鴨をR2の逆写像とする。

 冊の中のすべての2,{1,2,3}の中のすべてのゴ,そして,すべてのη≧1に対

して

      躍(之)≠5》(z)

であるならば,定理2.3.3より,{Rπ}はWにおいて正規である。{Rη}がWにお いて正規であるならば,W⊂F(丑)となるが, Wは」と共通点をもつので,{Rπ}

はWにおいて正規ではない。従って,Wの中のあるz,あるゴ,そして,あるη

が存在し,Rπ(2)=5ゴ(2)となる。よって,

Rπ+2(・)竃R2(3ゴ(・))一・

となる。このことから,之(∈W)はEの周期点であるとわかる。よって,WはJ と共通点をもつ任意の開集合であるので,%をJの中の任意の点とすると,Wは 20の近傍と考えることができる。従って,20はRの周期点の導集合に含まれると わかる。よって,JはRの周期点の導集合に含まれることが従う。

 Rの周期点の導集合はJに含まれるということを示すには,次の補題を証明すれ ば十分半ある。なぜならば,補題3.9.3が成り立てば,Fのある成分をFoとする

と,Foは無限個の周期点に含まれるということが従い,

Fo⊂F=JC⊂(周期点の導集合)c

となるからである。

補題3.9.3 Fの任意の成分はRの周期点を高々1つ含む。

【証明】

 一FoをFのある成分とし,αとβは.Foの中の周期点であると仮定する。 Rを適

当な反復Rηで置き換えることにより,αとβ両方ともRによって固定されると仮 定してよい。αがRの(超)吸引的不動点であるならば,Fo上でRη→αとなる。

よって,Rはβを固定するので,α=βとならなければならない。残りの場合は,

αがRの中立的不動点であるときである。この時,定理3.6.3より,R:Fo→Fo は解析的に単位円板の無限位数の回転と共役である。この場合,αは∬oの中のR

の唯一の不動点である。従って,再びα;βとなる。よって,補題3.9.3が示され,

定理3.9.1も示された。      □ 次の定理2.5.7の拡張を与える。

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