志賀型赤痢菌に因る流行劉と其の感染寄掛こ関する考察並びに原因菌の性状に関する知見補遺 835 表 24. (っづき〕
羊三
塞
遠 竹 柳 南
黒仁田 築 切
井 崎
小川原滞
新田原 故
足 角
舟 津
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836 高 橋
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〔註〕 a:血藤関係にあるもの" T 5「/uP " Wal a3等に放ける数字はa塾関係世帯が兵々1組3組あるこ とを示す b‑c‑dォA Bの場合も之れに準ずる.
b:同居者I但し非血縁者の場合でも血縁同様の生活状態にあると憩われる壕合はJ例え ば幼君児の寄宿例等はa例中に含まれている.
c‥ bと等しく同居者であるが'同居世帯に非ざる独立世帯の‑部に属する2名以上が同 居する場合で'是れほ殆ど血縁関係 Fにある倣帯である. c塾関係者は本表記入以外 にも存在するが本我流行と無関係と想われるものほ省略されている.
d:住宅の‑部が貸借関係にある場合.
告ト
a‑d何れかの型式に於いて互いに関係する両性帯の内ク何れかの世帯が発患 世帯である場合に'之れに対応する世帯も亦発患世帯である場合'黙らざる場 合を夫々B. Aとする.例えば〔A1枚)とあるは牧の側の世帯の方に患者がある場合.
・ず1j記載の部落世帯とβ列部落世帯間の交流の方向を示す.‑>=⇒ほほ夫々1名2
‑‑‑ ヽ‑
名を示す・ ‑ほα‑β, ‑はユー耳の意味で例えば諒とあるはa塾関係世帯3組の 申2組は∝部落世帯人がβ部落世帯に寄宿L血縁同様の生酒をしていることを 示す.無符号のaほ血縁関係の判然としたものである.
とは考え難いと謂うことになっているのである.然 し乍ら其の問の消息を特別に精査しての結論でほな かったので,其の後多少とも調査を進め裁に蓑24.
の如くに整理することを得た.
2.次は本流行の感染源に関して最も密度な関係 が想定される近虞地域との人的交流に就いての再吟 味である・以下香取こ分か?て記述される・
(Ⅰ)血縁分布よりする感染様式考案
1.蓑24.の内容考察に入るに先達って本義の整 理様式に触れておきたい.
a.血縁としての範囲は三親等などに限琵するこ となく,流行との関係に重点を置いて血縁者を網羅 している.亦少数例でほあるが血縁者と恕琵される もの及び血縁者と看倣して〔緩着は事実上血縁者と 推定されるもので殆ど全捌が占められている)整理 したが合理的と想われるもの等は血縁として整理さ れている.然し乍ら戸籍霞調査に由るものでほない
ので疎漏であることを免れ碍ない.
b.本義には所謂同居者。同居世帯等も併記され ているがJ表〔話〕に京す様に血縁綱とは勿論区分 されている.
虫に先づJ自己世帯所属部落たると他部蕗たるの 別を問わず,亦血縁と非血縁の別を立てず,関係両 世帯の何れかを感染源的存在として認め得る頻度を 観察してみる.記述に際しては宗〔註〕に示された 各種記号が使用される.
2. a. 1). c. d各型式下に置かれる関係世帯ほ穂 討23フ組(2任滞1組〕で,此の中d塾を除いた166 組ほ殆ど総べて血縁関係にある.艶患世帯No. 1 ‑ 81の中,上記の237組と関係を持っものは表示する
様に小川原浦21・新田原4 ・牧3 ・農場6 ・田原6 の合計21世帯である.
3.而して此の21発患世帯が237組474世帯中の何 れかに夫々該当するわけであるが,其の在り方を観 ると1組2世帯共に患者の認められるのほ即ちB型
〔下記A塾と共に蓑〔註〕参照)の場合旺,義元す る様に牧部落内乱塾世帯間に1組,農場a・d型世 帯間に夫々1組,田原a型世帯間に2組J合計5組 が認められるのみで僅かに23.B^ (5:21),是れを a・d督塾に分別してみると夫々19.0# 〔4:21〕 ・ 4.7^ (1 :21〕の頻度を示すに過ぎない.腐りほ 臨べてA型即ち対応する僅帯の片方忙は患者ほ発生
していない例に寂していることになる.
4.以上の所見ほJ血縁其の他の特殊関係下に在 る世帯の交流が必ずしも本流行に際して甚だ重要な 役割を果たしたとほ考え敷いことを示すものであ
SP
5.̲ 勿論血縁分布の意義が全面的に否琵されてな らないことは常識的にも明らかであり,亦次の如き 例証〔表19. 〔謡〕参照)も認められるのである.
a.農場H.65‑H. 問の関係(No.145の 曜患過程)
農場H. 80 (世帯員3名,詳細に関しては附表1.
参照J以下同断)に発生したNo.145 (甲10才〕
は同部落札65 〔位帯員9名〕の長女で流行時既 にH.80の養女となっていたものである.然るに 実家であるH. 65からほ蓑18.に京す様に其の弟 (4才No.146)が先ず発症〔21 VI 30),次い で兄(12才No.144〕が発症 CVB‑3)してい\る がJ本人No.145も兄と同馴こ発症J更に其の母 (34才No. 143) 。妹(2才No.147〕が続いて発
志賀型赤痢菌に因る流行例と其の感染要因に関する考察並びに原因菌の性状に関する知見補遺 837 症(共にⅦ・6〕している.本例は潜伏期等から推
してもI本患者が其の実家との関係に於いて例えば 食餌・介適塾式を通して家庭的感染を受けたと解す るのが穏当の様に考えられる.換言すれば宍家・養 子先なる両世帯間に放ける血縁分布の意義を京す1 例と言い得るのである.
b.田原H.52‑H.81間の関係(No.116の 曜患過程)
田原H.81 (11名世帯〕のNo.116は同部蕗 H.52〔8名世帯)の戸主の母に当る.然るに H. 52ではNo. 116の孫に当る幼童が相継いで発 症〔古14才VI ‑25,No.112;811才 25,No.113;
甲7才VI‑26, No. 114; 64才Ⅵ・28, No.115) しているが,本患No. 116ほ是れ等幼童の父〔44 才 No.111)と同日〔VI‑3)に稗連れて発症して いるのである.此の場合も亦其の感染は血縁関係に 由来すると解するのが穏当と想われるのである.
5. 1世帯内に放ける家庭感染と推定されるもの は前掛こ放けるNo. 15フを始めとして相当数に認 鞄られる(氾参照).然し乍ら血縁分布の意義に喝 結する例I例えば叔上の如く其の問の相関想定の可 能性が両世帯の上に比較的判然と誘われている例畦' 決する処全発患世帯81例中萩上の2例に過ぎないの である.
(Ⅲ)世帯姓程よりする血縁分布想定
血縁分布調査が疎漏であることは既述の如くであ るが,分布の意義が血縁網の量的関係に左石され右
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ことほ自明のことである.虫に是れを補足する意頭 で本項所産を附記することにした. ‑般に農村生酒 の在り方からして,自村内に縦横の血縁網が生じ易 いことJ亦同姓世帯の集積も認められ易いことは講 究の示す処である.従って対象を農村部蕗に置く盛 合は同姓世帯を基準にして逆説的に血縁関係を想定 してみることも‑応試みられてよいことである.
1.虫に本村に放ける世帯主の姓を整理した結果 を略述すると次の様になる.
a.姓瞳組数は全村を通じて462でI是れに所属 する世帯の各部落に放ける分布状態から分別する と,少は1部落・ 1区画・ 1世帯・世帯員1名・血 縁皆無と謂う塾より,掛土山口娃世帯の如く15部落・
20区画・ 45世帯・所属全員295名・血縁多数の型に 至る迄各様である.亦或る姓に所属する世帯の分布 状態の在り方は分布部落数・所属人員の関係から全 く複雑を極めている.例えば或る同‑姓が等しく2 部落A ・別こ認められる場合でも其の所属世帯数か
ら比較するとA:B‑20:1の如き例もあり(田 原。井崎・尾上等に集積例が認められる.下記参 照)J亦従って原則的に所属人員にも著差を生じて 其の意義は自ら異なって来る場合も考えられる.亦 1部落に同‑姓が集積している場合が認められる が,黒仁田の如きは其の好例で同部落19世帯の中12 世帯ほ同‑姓(池田〕を以て占められている.
b.因みに各部蕗全世帯に対する比率等を考屈す ることなく単に約10世帯以上の同姓集積部落を示す と,蛋(新富姓20世帯・鶴田16・中村15・池田8〕
・遠竹(鶴田10)。黒仁田(池田12)'築場(中村 18)'井崎(池田141馬場1) /^川原浦(田川15・
原田9・槙永8)。田原(田川20〕・牧〔原田16。森 12。山本8)・川内(増山12〕 ・田代(横田17〕・尾上 (木下22 ・田島11)大久保(舌次14 ‑ tf」口8〕等が認 鞄られる.山口姓世帯は此処でほ少数であるが既述 の如くで,本例からも恕還される様に上記各回姓世 帯の各部落に於ける分掛ま相当に広くク血縁網の様 相を憩わしめるものが京されている.
亡. a.項に認められた魯型番箇の状態に就いて の記述ほ是れを省略するが, 1部落1世帯塾即ち白 己世帯のみに限られた姓を持っ1群ほ向後の考察に 関係があ右ので虫に略述しておくことにする.木型 は全村を通じて270世帯・所属人員1371名である.
270世帯中29世帯は他姓世帯と血縁関係にあるが所 謂発患世帯との関係は殆ど存在しない.是れ等の関 係に就いては発患世帯の場合に言及する.
2.叙上の関係を発愚世帯の姓のみに就いて整理 すると表25.の様になる.本義構成を略解するとJ 或る姓が分布する部落数に由って1部落型・ 2部落 塾の如くに分別,更に其の各塾を所属する世帯数に 従って幕別した姓分布型式となっている.発意世帯 81は姓程よりすると57群に分別される.此の57姓桂 の各々と同姓を有する世帯を全村に求めると患者世 帯も含めて462,是れに所属する世帯人員ほ患者を 容れて3096名である.
a. 1部落1世帯塾所属の発意世帯姓ほ15種あつ て其の所在部落並びに分布状態は表示の如くであ ち.上記の如く本塾の全村掩討ほ270世帯で其の所 属全員13了1名中より29名の本塾鼠患者を生じている ので大嶋2.1#,約47名に1名の率で躍患している ことになる.発患世帯人員を基準にして言えば40.8 ヲo/となるが,是れは特に発患世帯のみを集めた場合 の値と謂うことになるので虫には採用されない.本 義所見を通覧すると爾余の諸型値の大部分は本塾値