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14. 音楽
14.1 教会における音楽の目的
主は預言者ジョセフ・スミスに対する啓示の中でこ のように言われた。「わたしは心の歌を喜ぶ……。ま ことに,義人の歌はわたしへの祈りである。それに 対する答えとして,彼らの頭に祝福が注がれるであろ う。」(教義と聖約 25:12)
大管長会はこのように述べている。
「霊を鼓舞する音楽は,教会の集会に欠かすことが できません。賛美歌は主の御霊を招き,敬虔な雰囲気 をかもし出し,教会員を一つにし,主に賛歌をささげる 機会を与えてくれます。
賛美歌を歌うことが,すばらしい説教となることもあ ります。賛美歌は,人を悔い改めと良き行いへと駆り 立て,証と信仰を強めてくれます。また,疲れた者を元 気づけ,悲しむ者を慰め,そして最後まで堪え忍ぶよう に励ましを与えてくれます。」(『賛美歌』9)
14.2 ワードの音楽指導者
14.2.1 ビショップリック
ビショップと顧問はワードの音楽を監督する。ビ ショップリックには次の責任がある。
この章で概説されているように,音楽に関する召し において奉仕するようワードの会員を召し,任命する。
ワード音楽委員長と定期的に話し合い,教会の集会 で使用される曲や楽器がふさわしいものであるように する( 14.4.2 の指針を参照)。
聖歌隊に参加するようワードの会員を促したり,ほ かのワードとぶつからない時間帯を練習時間に設定し たりすることで,ワードの聖歌隊を支援する。
会衆で歌う歌に会員が積極的に参加するよう奨励 する。
霊を鼓舞する音楽を会員が家庭で使用するよう奨 励する( 14.8 参照)。
14.2.2 ワード音楽アドバイザー
ビショップリックの一員がワード音楽アドバイザー を務める。音楽アドバイザーはワードの音楽プログラ ムを監督し,ワード音楽委員長に助言し,指導者会で 音楽プログラムについて説明する。
14.2.3 ワード音楽委員長
男性と女性のどちらでもワード音楽委員長として奉 仕できる。ワード音楽委員長は,ワード音楽アドバイ ザーの指示の下で次の責任を負う。
ビショップリックのために,音楽に関する事柄の助 け手として働く。
聖餐会やワードのその他の集会において,音楽が 効果的かつ適切であるように手配する。
音楽訓練を行い,要請があれば音楽に関するその 他の必要を満たして,ワード補助組織指導者の助け手 として働く。
ワードの音楽訓練プログラムを推薦したり,監督し たりする( 14.7 参照)。
要請があれば,ワードの音楽活動を推薦し,実行す る。
ワード音楽アドバイザーから要請があれば,音楽に 関するワードの召しを果たす会員を推薦する。ワード で音楽に関する召しを果たしている人々を監督する。
ワード音楽委員長は,必要に応じてステーク音楽委 員長から訓練と支援を受ける。
14.2.4 ワード音楽指揮者
音楽指揮者は,ワード音楽委員長の指示の下で,聖 餐会や,要請があればワードのその他の集会で会衆 が歌う賛美歌を推薦し,指揮する。一人の会員がワー ド音楽委員長とワード音楽指揮者を兼任してもよい。
14.2.5 ワードオルガニストまたはピアニスト
ワードオルガニストまたはピアニストは聖餐会や,要 請があればワードのその他の集会で,前奏曲と後奏曲 の演奏,ならびに賛美歌の伴奏をする。
14.2.6 ワード聖歌隊指揮者と聖歌隊伴奏者
ワード聖歌隊指揮者は聖歌隊が歌う曲を推薦し,
聖歌隊の練習を指導し,聖歌隊の発 表を指揮する
( 14.4.5 参照)。
ワード聖歌隊伴奏者は,聖歌隊の練習や発表のた めに演奏する。
14.2.7 神権会の音楽指揮者ならびにピアニストまたはオルガ
ニスト
神権会の音楽指揮者は,神権会の開会行事の賛美 歌を推薦し,指揮をする。
ピアニストまたはオルガニストは前奏曲や後奏曲を 演奏し,賛美歌の伴奏をする。
14.3 ワードの音楽を地元の状況やリソースに合わせる
この章で述べられている指針は,地元の必要に合 わせて調整することができる。例えば,小さな支部で はワード音楽委員長は聖歌隊を指導するだけでなく,
聖餐会や神権会または補助組織の集会で音楽を指揮 することができる。ピアニストは聖餐会,聖歌隊,神 権会または補助組織の集会で弾くことができる。
ピアノを弾ける人がいない場合,以下を活用できる。
. 1 ..『教会資材総合カタログ』には賛美歌や子供の歌
のCDが掲載されていて,教会配送センターを通し て入手できる。
. 2 ..賛 美 歌や子供の歌は教会の音楽ウェブサイト
(music.lds.org)からMP3形式でダウンロードで きる(英語のみ)。
. 3 ..一部の集会所には賛美歌を内蔵した電子ピアノが
ある。
音楽に関する召しにおいて奉仕している,あるいは 将来奉仕するであろう人を対象に,音楽訓練やキー ボードを活用できる( 14.7 参照)。
14.4 ワードにおける音楽
ふさわしい音楽は教会の集会,とりわけ聖餐会に欠 かせない。音楽を注意深く選び,適切に演奏・発表す ると,礼拝の精神を大いに増すことができる。音楽は 敬虔で,集会の精神に適したものにするべきである。
何がふさわしいかは神権指導者が判断する。
14.4.1 教会の礼拝行事の音楽を計画する
音楽に関するワードの召しで奉仕する会員は,礼拝 行事にふさわしい音楽を選ぶうえで協力する。可能 な場合,ビショップと顧問は十分余裕を持って集会の テーマを決めておく。こうすることで,音楽委員長,音 楽指揮者,聖歌隊指揮者は,集会のテーマに合い,さ らに力を添えるような賛美歌や特別な選曲,聖歌隊の 発表を計画できる。また,選ばれた曲目をビショップ リックがあらかじめ承認する余裕もできる。
14.4.2 教会の礼拝行事にふさわしい音楽を選ぶための指針
教会の音楽はすべて,以下の指針に則しているべき である。
賛美歌は礼拝行事の基本的な音楽であり,会衆で 歌う際の標準曲である。さらに,その他のふさわしい 曲は前奏曲,後奏曲,聖歌隊音楽,特別な音楽発表に 用いることができる。賛美歌以外の曲を用いる場合 は,賛美歌の精神を保つものとするべきである。歌詞 は教義上正しくあるべきである。(「会衆で歌う場合」
『賛美歌』330 - 331 参照)
日曜日の集会では,非宗教的な音楽が神聖な音楽 に取って代わるべきではない。宗教に基づいていて も,ポピュラー風の音楽は聖餐会にふさわしくない。
さらに,コンサートやリサイタルに適した宗教音楽のほ とんども,末日聖徒の礼拝行事にはふさわしくない。
教会の集会における音楽は,音楽自体に関心を引い たり,披露したりするためのものであるべきではない。
この音楽は公演ではなく,礼拝を目的としている。
オルガンやピアノ,または電子オルガン,電子ピアノ は教会の集会で使用する標準楽器である。ほかの楽 器を用いる場合は,集会の精神を保ちながら使用す るべきである。おおかたの金管楽器や打楽器など際 立った音や礼拝にそぐわない音を出す楽器は聖餐会 にふさわしくない。
聖餐会やワードのその他の集会では通常,生の伴 奏を使う。もしピアノやオルガンを用意できない,ある いは伴奏者がいない場合,録音された適切な音楽を 用いてもよい( 14.3 参照)。
教会の集会における音楽は通常,会衆の言語で歌 うべきである。
14.4.3 教会の礼拝行事における音楽の標準要素
前奏曲と後奏曲
静かな前奏曲や後奏曲は教会の集会に礼拝の雰囲 気をかもし出し,御霊を招く。オルガニストまたはピア ニストは通常,集会の前後 5 分から 10 分間,賛美歌 またはその他のふさわしい音楽を演奏する。賛美歌 を演奏することで,会員が心の中で福音の教えを思い 巡らすのに役立つ。
会衆による歌
教会のほとんどの集会は,賛美歌を歌うことでさら に高められる。音楽は会員が教会の礼拝行事に参加 するための主要な方法の一つである。会衆で歌うこと には,ともに礼拝する会員を一致させる特有の力があ る。しかし,その力は十分に活用されていないことが 往々にしてある。
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14. 音楽
適切な場合,神権指導者は会の途中で会衆に起立 して賛美歌または国歌を歌うよう求めてもよい(「会 衆で歌う場合」『賛美歌』330 - 331 参照)。
特別な音楽発表
音楽は聖歌隊,独唱,独奏,少数グループで発表す ることができる。賛美歌やその他のふさわしい曲を使 用できる( 14.4.2 参照)。
14.4.4 聖餐会
聖餐会の音楽はビショップリックが承認する。曲と 歌詞は,神聖かつ厳かであるとともに,聖餐会にふさ わしいものとする。聖餐会の音楽は礼拝を目的として おり,発表会のように,それ自体に注目を集めるもの ではない。
開閉会の賛美歌は通常,会衆で歌う(「賛美歌の選 択」『賛美歌』330 参照)。すでによく知られ,愛唱さ れている賛美歌を用いることに加え,新しい賛美歌や なじみの薄い賛美歌にも親しむよう奨励されている。
音楽指導者は愛唱されている賛美歌とあまり知られて いない賛美歌のバランスを取るようにするべきである
(「会衆で歌う場合」『賛美歌』330 - 331 参照)。
聖餐の賛美歌は必ず会衆で歌う。聖餐そのものま たは救い主の犠牲に関する曲にするべきである。この 賛美歌に代えて独唱や楽器の演奏を行うことはでき ない。聖餐の祈りの間や聖餐を配っている間に,ある いは聖餐を配った後の後奏曲として音楽を演奏するべ きではない。
特別な音楽発表や会衆で歌う賛美歌は聖餐の後 か,話者と話者の間に入れることができる( 14.4.3 の
「特別な音楽発表」を参照)。
音楽発表をする際は簡潔かつ敬虔な,短いものに し,話者が話す時間も取れるようにする。聖餐会を外 部の音楽グループに一任するべきではない。リサイタ ル,コンサート,演劇などは聖餐会にふさわしくない。
14.4.5 聖歌隊
すべてのワードは,少なくとも月に 1 度聖餐会で歌う 活発な聖歌隊を備えるように努めるべきである。ワー ドの会員が自発的に聖歌隊に参加してもよいし,ビ ショップリックが参加を勧めたり,召したりしてもよい。
小さな支部では,聖歌隊が会衆全員で構成されるこ ともある。人材豊富な大きなワードでは,ビショップ リックが聖歌隊の役員,すなわち隊長,書記,楽譜係,
パートリーダーなどを召すことができる。
教会の聖歌隊は基本的に賛美歌集を用いるように 奨励されている。賛美歌は回復された福音の真理を
教えるからである。編曲した賛美歌やほかのふさわし い合唱曲も使用できる( 14.4.2 参照)。
聖歌隊で賛美歌を用いることについての情報は『賛 美 歌』331-333 ページに記されている。聖歌隊の 指揮についての詳細は『指揮者コース』(Conducting Course〔英語〕)手引き,73 - 83 ページに記されてい る。
ワードやステークの聖歌隊を組織する際,オーディショ ンは行わない。通常,練習時間は 1 時間を超えない。
ワード聖歌隊以外にも,扶 助協会,神権者,青少 年,子供,家族の聖歌隊に教会の集会で賛美歌やそ の他のふさわしい曲を歌うよう依頼してもよい。
14.4.6 クラスで音楽を用いる
賛美歌を歌うことは,クラスで教えられる福音の原則 の導入として,あるいは強調するための効果的な方法と なり得る。指導者は教師に,クラスでの指導の質を高 めるために賛美歌を活用するよう奨励するべきである。
14.5 ステーク音楽指導者
14.5.1 ステーク会長会
ステーク会長と顧問はステークの音楽を監督する。
ステーク会長会はこの項で概説されているように,ス テークの音楽に関する召しにおいて奉仕するよう,ス テークの会員を召し,任命する。
14.5.2 ステーク音楽アドバイザー
ステーク会長会は一人の高等評議員にステーク音楽 アドバイザーとなるよう割り当てる。ステーク音楽アド バイザーは,会長会の指示の下でステークの音楽プロ グラムを監督し,ステーク音楽委員長に助言する。ま た,ステーク評議会集会で音楽プログラムについて説 明する。
ステーク音楽アドバイザーは,ステーク会長会の承 認を受けて,ステークの会員を,音楽に関するステーク の責任で奉仕するよう召し,任命することができる。
14.5.3 ステーク音楽委員長
男性と女性のどちらでもステーク音楽委員長として 奉仕することができる。ステーク音楽委員長はステー ク会長会の指示の下で次の責任を負う。
ステーク会長会のための,音楽に関する事柄の助け 手として働く。
ステーク大会の各部会や,要請があればステークの その他の集会や行事で,音楽や演奏者の手配をする。