156
19. 教会の召し
本章には,教会で奉仕する会員の召しと解任につ いての情報を提供する。 159 -166 ページの「召しの 一覧表」には,召しの一部と,その推薦を挙げる人,
推薦を承認する人,支持する人,召し,任命する人が 列挙されている。表の各召しは,必要に応じて,また その召しを果たせる会員がいる場合に召す。
19.1 召すべき人を決める
19.1.1 一般的な指針
人が教会で奉仕するには,神によって召されなけれ ばならない(信仰箇条 1:5 参照)。指導者はだれを召 すべきかを決めるに当たり,御霊の導きを求める。召し を果たすうえで必要なふさわしさについて考慮する。ま た,会員自身やその家族の状況についても考慮する。
召しを通して,会員と家族および奉仕を受ける人々が益 を得られるようにするべきである。
教会の召しを受けて奉仕する際には犠牲が求め られるが,そのために会員が家庭や仕事での責任を 果たす能力が弱まることがないようにするべきである
(17.2.1. 参照)。教会指導者は,かなりの時間が取られ る責任に既婚者を召す前に,その召しが結婚生活や家 族に及ぼす影響を考慮する。
可能であれば,会員が奉仕する召しは,ホームティー チャーまたは訪問教師の割り当て以外に一つだけにす る。
指導者は,検討中の召しと解任に関する情報を内密 にする。その教会員を監督する補助組織の会長など,
知る必要のある人々だけが,賛意の表明のために名前 を提示する前に知らされる。召しが検討されている本 人には,召しを告げるまでそれについて知らせない。
ステーク会長が,あるいはステーク会長の指示によっ て召しを伝える場合,会員のふさわしさ,家族や仕事,
教会での奉仕の状況について,まずビショップと相談 するべきである。ステーク会長会はその後に,「召しの 一覧表」に照らして,必要であれば,高等評議会に対し て召しの決定を支持するよう求める。
若い男性や若い女性を教会の責任に召す場合,ビ ショップリックの一員は,召しを告げる前に両親または 保護者から承認を得る。
教会の召しを伝える前に,指導者は必ず以下のこと を確認する。(1)本人の会員記録がワードのファイル
にあることを確認し,それをビショップが慎重に検討す る。あるいは,(2)教会員がふさわしく,会員記録に未 解決の教会宗紀上の処置に関する注意書きや説明が 記載されていないことを確認するために,ビショップが その教会員の以前のビショップと連絡を取る。
新会員にはできるだけ早い時期に,適切な召し,あ るいは責任を与えるべきである。新会員の中には,バ プテスマと確認を受けると同時に召しを受ける準備が できている人もいれば,召しを受ける準備段階として簡 単な割り当てを受ける必要のある人もいる。新会員が 子供や青少年を教える召しを受ける前には,ビショップ リックの一員が面接をする。
教会員でない人を,オルガニスト,音楽指揮者,スカウ ト指導者の補佐などの責任に召すこともできる。しか し,教えたり,管理したりする責任や,初等協会の音楽 指導者には召すべきでない。教会員でない人を幾つか の責任に召す許可は,召しを受けることができない破 門された教会員には適用されない。
19.1.2 召しの推薦と承認
「召しの一覧表」には,それぞれの召しを推薦でき る人と承認する人が示されている。神権指導者と補 助組織指導者は,ステーク会長会あるいはビショップ リックに推薦を求められる場合がある。指導者は,だ れを推薦するべきかについて主から導きを受けられる と確信して,祈りの気持ちでこの責任に取り組むべき である。しかし,だれを召すかに関する霊感を受ける 最終責任は,ステーク会長会あるいはビショップリック にあることを覚えておくべきである。
ステーク会長とビショップは,それぞれの推薦がよ く祈って考慮されたことを認識したうえで,慎重に評価 するべきである。必要な場合は,別の推薦を要請する ことができる。
19.1.3 ステークの召し
ステーク会長は,「召しの一覧表」に列挙されてい るように,ステークのほとんどの職における教会員の奉 仕の召しを監督する。
19.1.4 ワードの召し
ステーク会長会は,ビショップとして召す兄弟,ある いは解任する兄弟を推薦する(19.6 参照)。また , ス テーク会長会は,ビショップリック顧問,ワード書記,
ワード書記補佐,ワード幹部書記の召しを監督する。
ビショップは「召しの一覧表」に列挙されているワード のその他の召しを監督する。
19.1.5 長老定員会と大祭司グループの召し
ステーク会長は,「召しの一覧表」に列挙されてい る,長老定員会会長とその顧問,また大祭司グループ リーダーとその補佐の召しを監督する。
長老定員会会長と大祭司グループリーダーは,定 員会またはグループの書記と教師の召しを監督する。
兄弟たちをこれらの責任に召す前には,ビショップの 承認が必要である。
19.2 召しを伝える
「召しの一覧表」には,だれが召しを伝えることがで きるかが示されている。必要な承認を受けた後,権限 を与えられた指導者は,教会員の忠実さと召しを進んで 果たす意志があるかどうかを確認するために個人面接 を行う。教会員に進んで奉仕する意志があれば,指導 者は召しを伝える。召される人が結婚していれば,指 導者は召しを伝える際に,その伴侶を招待し,同席して もらい,支持を求めるとよい。
教会の召しを伝える指導者は,召しの目的,重要性,
責任について説明する。指導者はまた,召しを果たす ために主の御霊を求めるよう教会員を励ます。直接の 責任者の名前を伝え,指導者を支持する必要性を強調 する。必要があれば,出席する必要のある集会につい て概要を伝え,入手可能な教会出版物について説明す る。また,その召しについて特に懸念している事柄や 課題となっている事柄を明らかにし,その会員に召しに ついて不明な点があれば尋ねるよう勧めるとよい。
指導者は召しを伝える際,召しの神聖さに調和する 方法で伝えるよう配慮する。威厳をもった正式な方法 で伝えるべきであり,召しを軽んじるような状況や,く だけた方法で伝えるべきではない。
19.3 教会の召しを受けた会員を支持する
教会のほとんどの役職に召される会員は,召しを果 たし始める前に賛意の表明を得るべきである。「召し の一覧表」には賛意の表明が必要かどうか,どの集会 で賛意の表明を得るべきかが明記されている。召しを 監督した指導者,またはその指導者から権限を与えら
れた神権役員は,賛意の表明のために,その人の氏名 を会衆に提示する。
支持を取る人は,最初に責任を解任された人を発表 し,その人の働きに感謝の意を表明するよう会員に求め る(言い表し方については 19.5 を参照)。
賛意の表明を求めるためにその人の氏名を提示する に当たって,権限を与えられた神権役員は,支持を受け る人に立ち上がるように言う。神権役員は次のように言 うとよい。
「〔姓名〕は〔役職名〕として召されました。彼〔また は彼女〕を支持するよう提議します。支持してくださる 方は手を挙げてその意を表してください。〔賛意の表明 をする時間を短く置く。〕反対の方があれば,その意を 表してください。〔反対の人がいる場合のためにその意 を表明する時間を短く置く。〕
名前を提示された人も賛意の表明に参加するべきで ある。複数の人を提示する場合は,通常はまとめて支 持を取る。
支持を求めて提示しているときに,信頼の置ける会 員が反対の表明をした場合,管理役員または割り当て を受けた他の神権役員は,集会後,反対した会員と内 密に話し合う。役員は,名前を提示された人が,その 役職で奉仕する資格を失うような罪を犯しているという 認識の下に反対の表明がなされたのかどうかを確認す る。教会員以外の人の反対の表明については考慮する 必要はない。
例外として,新しく召されるステーク役員が,通常支 持を受けるはずの次回のステーク大会またはステーク 神権会を待たずに働き始める必要がある場合,その役 員はステーク内の各ワードおよび支部の聖餐会におい て支持を受けるべきである。このような支持は最小限 にとどめるべきである。ステーク会長会の一員または 高等評議員が,支持を求めて提示する。
19.4 役員および教師を任命する
教会のほとんどの役職に召される教会員は,召しを 果たし始める前に任命を受けるべきである。「召しの 一覧表」には,だれが任命を行う権能を持つかが示さ れている。会長はその顧問より先に任命を受ける。
管理役員の指示の下で,一人あるいはそれ以上のメ ルキゼデク神権者が任命に参加する。ふさわしい父 親や夫もその中に加わってよい( 20.1.2 参照)。これ
19. 教会の召し