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関連法規制と許認可制度

4. システム

4.1. 事業計画 1. ⽴地

4.1.5. 関連法規制と許認可制度

(1) 関連法規制全般

 計画している事業形態や規模から、対応が必要な法規制を整理する

 調査段階から法規制への対応に向けた準備が必要

事業に関わる各種法規制は様々にあるが、そのうちのいくつかについては調査段階から 許認可取得に向けた準備が必要となる。また、変換設備等の立地候補地によっては、都市 計画法や農地法などによる制限を受け、煩雑な手続きが必要になる可能性もある。さらに、

許認可取得が必要だということに後から気付くと、思わぬ費用がかかる可能性もある。

 早い段階から法規制の内容を確認し、計画している事業内容と照らし合わせる

☞Ⅲ章1.2.2

許認可申請及び 地元との調整

 法律だけではなく、条例や近隣住民への対処が必要

悪臭や排ガスおよび水処理等に関する環境基準は、法律による基準値だけではなく、条 例で自治体が別途基準値を設定している場合がある。自治体の基準値を満たしていないこ とが後から判明すると、設計時の機器選定や性能保証事項にも影響し、思わぬ費用増加に つながる。さらに、法律や条例の基準値を満たすだけでは地域住民の理解を得られない場 合もある。

 公害防止条例等について自治体の関係部局に確認するとともに、地域住民に対し て十分な説明を行ったうえで、適切な基準値を設定する

表 Ⅱ.4-5 原料調達に関連する法律⼀覧

関連法令 許認可・手続き等 手続きが必要となる場合 検討時期

森林法 森林計画制度における森林経営計

FIT 制度において「間伐材等由来の木質バイオマス」区 分での調達および売電を検討する場合

調査段階

廃 棄 物 の 処 理 及 び清掃に関する法

産業廃棄物収集運搬業の許可手続

<廃棄物処理業>

廃材処理費を徴収(逆有償)し、収集・運搬、処分を業とし て行う場合

<廃棄物処理施設>

一定規模以上の処理施設を設置する場合

調査段階

表 Ⅱ.4-6 エネルギー利⽤に関連する法律⼀覧

関連法令 許認可・手続き等 手続きが必要となる場合 検討時期

電気事業法 主任技術者の選任・保安規程・工事 計画の届出 等

電気を供給する事業を行う場合(自家用で 1,000kW未満 を除く)

調査段階

熱供給事業法

事業認可申請、供給規定認可・届 出、導管工事計画届出、保安規程届 出 等

熱を供給する事業を行う場合(加熱能力の合計が 21GJ/h 以上の場合)

調査段階

エネルギーの使用 の合理化に関する 法律(省エネ法)

当該工場のエネルギー消費量に応じ 一定人数(14 )の「エネルギー管 理者」を選任

第一種エネルギー管理指定工場に指定された場合(年間 エネルギー使用量が原油換算3000kl以上)

調査段階

4.1 事業計画 77 表 Ⅱ.4-7 プラント建設および設計に関連する法律⼀覧

関連法令 許認可・手続き等 手続きが必要となる場合 検討時期

建築基準法 建築確認申請・工事完了検査 建築物を建てる場合に申請。一定規模以上の建築物は適 合性判定機関の審査も必要。

設計段階

消防法

危険物(取扱所、貯蔵所、製造所)設 置許可申請書、消防用設備等着工 届出書、予防規定認可申請書、危険 物保安監督者選任届出書

潤滑油、非常用兼用発電機の燃料等が指定数量以上ある 場合

調査段階

高圧ガス保安法

高圧ガス製造許可申請、危険予防 規定認可申請書、高圧ガス製造保 安統括者等届出書、冷凍保安責任 者届出書、特定高圧ガス取扱主任 者届出書、高圧ガス貯蔵所設置許 可申請書

(定義)常温で圧力が1MPa以上となる圧縮ガス等

(製造)ガスを製造する能力が100m3/日以上の場合

(貯蔵)LPG等の貯蔵量が300m3以上の場合

(特定高圧ガス消費)LPG 等と 300m3以上貯蔵・消費する 場合

調査段階

景観法 建築物等の新築等の届出 該当性および届け出ないよう、景観配慮の内容の確認 調査段階

道路法 道路法に基づく車両制限

一般的制限値(最高限度):幅 2.5m、長さ 12.0m、高さ 3.8m、総重量20.0t、軸重10.0t、輪荷重5.0t、最小回転半 12.0m

設計段階

道路交通法 道路使用許可等手続 道路において工事、作業、祭礼行事を行う場合や工作物を 設置する場合

設計段階

航空法 昼間障害標識設置物件の届出

煙突、鉄塔その他国土交通省令で定める物件で地表また は水面から60m以上の高さのもの、航空機の航行の安全を 著しく害するおそれがある場合

設計段階

電波法 伝搬障害防止区域における高層建 築物等に係る届出

電波伝搬障害防止区域内に建築を予定している高層建築 物(地表高31mをこえる建築物)等が、重要無線通信に障 害を及ぼすと判断される場合

設計段階

労働安全衛生法

共同企業体代表者届出書、総括安 全衛生管理者専任報告、安全管理 者専任報告、排熱ボイラー設置届出

(報告)書、衛生管理者選任報告・産 業医選任届出書・作業主任者選任 届出書

(排熱ボイラー)発電用以外で、同法施行令で定義された ボイラーの場合

設計段階

港湾法 臨港地区の利用に関する届出 立地が港湾に近い場合、港湾法や条例における該当性、

届出内容の確認

設計段階

労働基準法

労働者名簿、賃金台帳、時間外・休 日労働に関する届出、就業規則(常 10人以上を使用している場合)等

労働者を雇い入れた場合

設計段階

78 4.1 事業計画

表 Ⅱ.4-8 プラント⽴地に関連する法律⼀覧

関連法令 許認可・手続き等 手続きが必要となる場合 検討時期

国土利用計画法 土地売買届出手続

土地売買等の契約を締結した場合

・市街化区域:2,000㎡以上

・市街化調整区域:全て

・都市計画区域:5,000㎡以上

・上記以外の区域:10,000㎡以上

調査段階

都市計画法 開発許可手続

開発行為をしようとする場合

市街化区域:1,000㎡以上

市街化調整区域:全て

区域区分が定められていない都市計画区域及び準都市 計画区域:3,000㎡以上

都市計画区域及び準都市計画区域外の区域:1ha以上

※再生可能エネルギー施設の建設にあたり、建築物の建 築を伴う土地の区画形質の変更があれば開発許可が必要 となるものであって、すべての再生可能エネルギー施設の 建設が開発許可の対象となるわけではない。

調査段階

土地区画整理法 土地区画整理事業の施行地区内に おける建築行為等の許可手続

施行地区内において、土地区画整理事業の施行の障害と なるおそれがある土地の形質の変更若しくは建築物その他 の工作物の新築、改築若しくは増築を行い、又は移動の容 易でない物件の設置若しくは堆積を行おうとする場合

※その重量が 5t をこえる物件(容易に分割され、分割され た各部分の重量がそれぞれ5t以下となるものを除く。)

調査段階

農地法 農地転用許認可手続

農地を農地以外のものにする場合又は農地を農地以外の ものにするために所有権等の権利を設定又は移転する場

調査段階

農 業 振 興 地 域 の 整備に関する法律

なお、農用地区域内の土地については、農用地区域から除 外するために市町村の農業振興地域整備計画を変更しな ければならない。

調査段階

工場立地法 特定工場新設届出書、実施制限時 間の短縮申請書

敷地面積9,000㎡以上又は建築面積3,000㎡以上の規模 の製造業等に係る工場を新設又は変更する場合(水力、

地熱及び太陽光発電所は除かれている)

調査段階

表 Ⅱ.4-9 環境基準等に関連する法律⼀覧

関連法令 許認可・手続き等 手続きが必要となる場合 検討時期

大気汚染防止法 大気汚染に関する届出

熱供給事業、電気供給事業など、ばい煙発生施設を有す る事業を行う場合

なお、電気事業法で規定される電気工作物において発生 するばい煙を排出する場合には、上記手続に代わり、電気 事業法に基づく届出が必要となる。

設計段階

騒音規制法 特定建設作業実施届出書

<特定施設の設置>

指定地域内において工場又は事業場(特定施設が設置さ れていないものに限る)に特定施設を設置しようとする場合

※たとえば、チッパーを設置する場合など。なお、特定施設 が電気事業法で規定される電気工作物である場合には、

上記手続に代わり、電気事業法に基づく届出が必要とな る。

設計段階

振動規制法 特定建設作業実施届出書

<特定建設作業の実施>

指定地域内において特定建設作業を伴う建設工事を施工 しようとする場合

設計段階

水質汚濁防止法 水質に関する特定施設の届出 排水基準、特定施設としての該当性の確認 設計段階 土壌汚染対策法 土壌汚染に関する届出 要措置区域、形質変更時要届出区域等の該当性の確認 設計段階 建設リサイクル法 資材リサイクル措置の届出 届出の該当性、届出内容の確認 設計段階 環境影響評価法 環境影響評価 計画出力が法で定める第一種及び第二種事業に該当する

場合に必要。地元条例も確認要。

調査段階

公 害 防 止 組 織 機 構に関する法律

公害防止統括者選任届出書、公害 防止管理者等の届出

(公害防止統括者)常時従業員が20人以下の場合は不選

設計段階

公害防止条例 公害防止協定の締結 自治体の公害防止協定の有無、協定内容の確認 設計段階

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