4. 介護施設のニーズ調査結果の総括
1.2 シンポジウムの開催
1.2.3 開催内容
[1] 開催日・開催場所
2010 年 11 月 18 日(木) 於)横浜市開港記念会館(横浜市中区)
[2] コーディネーター
[3] シンポジスト
【注意】当日の発表内容は、次ページ以降を参照。
所属 所属 所属
所属 役職役職役職役職///氏名/氏名氏名氏名 写真写真写真写真
社団法人
かながわ福祉サービス振興会
専務理事 瀬戸恒彦
所属 所属 所属
所属 役職役職役職役職/氏名氏名氏名氏名 氏名氏名氏名氏名
介護老人保健施設 リハビリポート横浜
事務長(理学療法士)
黒澤昌子氏
特別養護老人ホーム 新横浜さわやか苑
施設長(介護支援専門員)
相内郁夫氏
特別養護老人ホーム サニーヒル横浜
ケアマネージャー(介護支援専門員)
清水千津氏
[4] 当日の発言記録
(a) テーマ
「第3部第1分科会介護の未来を拓く!-介護ロボットの実用性-」
(b) オープニング 小田
小田 小田
小田 本日はかながわ福祉サービス振興会主催の第1分科会にお越しいただきまして、あり がとうございます。本日司会を務めさせていただきます、かながわ福祉サービス振興会の小 田と申します。よろしくお願いします。
それでは、これより第1分科会のシンポジウム、『介護の未来を拓く!介護ロボットの実 用性』を開催させていただきます。始めにコーディネーターと、3名のシンポジストをご紹 介させていただきます。まずコーディネーターを務めますのは当会の専務理事である瀬戸恒 彦でございます。
瀬戸瀬戸
瀬戸瀬戸 よろしくお願いします。
小田 小田 小田
小田 続きまして介護老人保健施設リハビリポート横浜・事務長の黒澤昌子様です。
黒沢黒沢
黒沢黒沢 よろしくお願いします。
小田 小田 小田
小田 黒澤様はリハビリポート横浜の事務長を務められていらっしゃいますが、同時に理学 療法士の資格をお持ちで、このたび、本年9月末より12月末まで「HAL」の導入をして いただいています。続きまして特別養護老人ホーム新横浜さわやか苑施設長の相内邦夫様で す。
相内相内
相内相内 よろしくお願いします。
小田 小田 小田
小田 相内様は特別養護老人ホーム新横浜さわやか苑の施設長ですが、介護支援専門員の資 格をお持ちです。今回「眠りSCAN」を9月末から12月末まで導入いただいております。
続きまして特別養護老人ホームサニーヒル横浜ケアマネジャーの清水千津様です。
清水清水
清水清水 よろしくお願いします。
小田 小田 小田
小田 清水様は、介護支援専門員の資格をお持ちで、現在サニーヒル横浜でケアマネジャー をされています。今回「パロ」を9月末から12月末まで導入していただいております。そ れでは、今後の進行につきまして、コーディネーターにお願いします。
(c)挨拶 瀬戸 瀬戸 瀬戸
瀬戸 改めまして、皆様こんにちは。ようこそお越しいただきました。ありがとうございま す。コーディネーターを務めさせていただきます瀬戸でございます。どうぞよろしくお願い します。
今日は、「介護の日」ということで記念フォーラムを開催しております。この第1分科会 では『介護の未来を拓く』というテーマで介護ロボットの実用性について、現場からの報告 を踏まえ意見交換をしたいと思っています。
はじめに、シンポジウムの進め方についてご説明します。はじめに、なぜ介護分野でロボ ットなのか、こういう疑問をお持ちの方もいらっしゃると思いますので、冒頭この事業全体 の説明をさせていただこうと思います。介護分野では人材の確保・育成さらには、サービス の質の向上が課題となっています。そういった介護現場の課題をどうやって解決していくべ きなのか、介護ロボットの導入が課題の解決につながるのではないかという課題意識のもと で、この事業をスタートさせていただきました。
それから各シンポジストの皆様から実際にロボットを使ってどういう効果があるという 点についてご報告をお願いいたします。ロボットの効果については、「利用者の自立支援」
に向けたサポートができるかどうかという視点と、もうひとつは「介護スタッフの負担軽減」
につながるかどうか、という2つの視点から評価を試みたいと思います。
それでは、はじめに振興会の関口さんから事業全体の概要について話をしていただきますの で、よろしくお願いします。
(d) 事業の説明 関口関口
関口関口 みなさんこんにちは。かながわ福祉サービス振興会の関口と申します。それでは私の 方から介護ロボットの事業について説明させていただきます。我々が取り組んでいる事業の 正式な名称は、こちらにも記載があるとおり『介護医療分野ロボット普及推進事業』となり ます。ただ、この名称だと私共も舌が回らなくなってしまうので、私の話では『ロボット事 業』ということで話を進めさせていただきます。最初にまず私の方から皆さんにお聞きした いんですけど、今会場にいる皆さんの中で介護施設で使われているロボットを実際に、長期 間でなくても構わないのですが、半日とか1日とか実際に使ったことがあるという方がいれ ば挙手していただきたいと思います。いらっしゃいますか。他の方に遠慮しないで手を挙げ ていただきたいのですが。いらっしゃらないですか?はい、どうもありがとうございます。
それでは本題に入らせていただきます。まず、最初に私たちがロボット事業に取り組んで いるかの背景についてお話いたします。お手元の資料にも同じようなものがありますが、背 景として大きく2つのキーワードがあります。1つは超高齢化社会の急速な進展です。これ は新聞などで色々と騒がれていますけども、日本では少子化で人口がどんどん減っていくに も関わらず高齢者が増えています。その結果、急速に高齢化が進んでいるのです。実際に昔 と比べるとどうなのかと振り返ってみますと、1995年には4.8人で一人の老人を支えてい
ましたが、それが、2055年には1.3人で一人の老人を支えていかなければならない時代に なるのです。今まで経験のない超高齢社会を迎えることになるということです。これが、1 つの背景となっています。2つ目の背景としましては、介護人材の不足があります。現在、
国内で120万人の介護人材が介護現場で働いていますが、2025年には約210万人から250 万人の介護スタッフが必要と言われています。そうすると、これから 120 万人の介護スタ ッフが不足すると言われています。実際は仕事を探されている方が求職欄を見ても事務職の 仕事が全然ないにも関わらず介護の現場の仕事は求人が非常に多いといったような現実も あります。今ですら介護の人材が不足しているので、これからは高齢者が増えて労働人口が 減るということで益々介護人材の不足が深刻化してきます。
このような背景の中で、介護ロボットに注目したわけです。介護ロボットがこうした介護 現場の課題を解決してくれるのではないかと期待しているのです。細かいことはここで説明 しませんけども、介護分野で抱えている問題をロボットが解決してくれのではないかという ことを期待しています。これは、仮説ですが、仮説を検証する事が必要と考えて、介護現場 でロボットの有効性を検証する事にいたしました。
そのために2つの事業を行います。1つ目は、介護ロボットを介護施設で試験的に導入し、
それが本当に役立つのかどうかというのを検証すること。2つ目は、ロボットを導入するた めにどんな障害・障壁があるのかを介護施設の職員を対象にニーズ調査を実施することで す。さらに、介護の分野が成長すれば新規の産業が生まれ、当然それによって会社の中で新 規事業が生まれたり、新しいロボットの生産メンバーの人が増えたりして産業が育成される ということも期待しています。
介護施設のニーズ調査については、神奈川県内の特別養護老人ホーム、老人保健施設、特 定施設の833施設を対象にアンケート調査を実施しています。会場にお越しいただいた なかで、アンケート調査を受け取って記入いただいた方もいると思いますのでご存知かと 思います。それから、アンケートに解答していただいた中から一部の施設を実際に訪問し て、実際にスタッフの方とお話しすることによってニーズを把握することをいたします。
これらのデータを集計分析して、介護施設のニーズを把握したいと思います。
スクリーンに投影されているものが、実際に介護施設にお送りした調査表になります。も し、ご興味がある方がいればお渡しできますのでスタッフに申し出ていただければと思い ます。その次に、介護ロボットの試験的導入についてお話させていただきます。これは、
神奈川県からの受託事業ですので、まず、県内の介護施設に通知文書をお送りして、実際 に試験的導入が可能かどうかを確認いたしました。公募方式で受入施設を選考させていた だきました。実際に2次選考には、スタッフが施設の方と実際に面会させていただいた上 で、最終的に県内7施設に介護ロボットを貸与するということになりました。ロボットの 貸与は9月の末から始めていまして、12月末の約3か月間試験的に導入することにして います。
介護ロボットの有効性の評価については、現場で記入していただく評価シートを作成し