3. 実施結果
3.1 アンケート調査(一次調査)の結果
3.1.1 施設向けアンケートの結果
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〈
〈
〈表 表 表Ⅳ 表 Ⅳ Ⅳ- Ⅳ - - -5 5 5 5 1 1 1 1 施設当 施設当 施設当 施設当たりの たりの たりの たりの利用者数 利用者数 利用者数( 利用者数 ( ( (サービス サービス サービス サービス別 別 別 別) ) ) ) 〉 〉 〉 〉
利用者 利用者 利用者 利用者(((全体(全体全体全体))))
入所 入所 入所 入所
短期入所短期入所 短期入所短期入所 通所 通所 通所 通所
男 男男
男 女女女女
173名(74%)
62名(26%)
20名(31%) 45名(69%)
44名(37%) 76名(63%)
126126
126126名名名名((((30%30%30%)30%))) 294294294294名名名名(((70%(70%70%)70%))) 235名(56%)
65名(15%)
120名(29%)
420名
さらに、施設利用者の平均介護度の分布に関しては、下図の通り介護度
3前後 に集中していた(図Ⅳ
-2) 。
〈
〈 〈
〈図 図 図 図Ⅳ Ⅳ Ⅳ Ⅳ- - - -2 2 2 2 平均介護度 平均介護度 平均介護度の 平均介護度 の の の分布 分布 分布( 分布 ( ( (施設全体 施設全体 施設全体 施設全体) ) ) ) 〉 〉 〉 〉
n=161(c) 施設の職員
1
施設あたりの職員数は
65名であった。また、
65名を「職務別」に分類してみ ると「介護職員」が
41名(
63%)を占めて最も多かった。そして、 「看護職員」
が
8名(
12%) 、 「理学・作業療法士」が
2名(
2%) 、 「医師」が
1名であった。事 務員を含めた「その他」は
13名(
21%)であった(図Ⅳ
-3) 。
1以下 4件
2% 1-2以下 11件
7%
2-3以下 62件
39%
3-4以下 59件
37%
4-5以下 21件 13%
その他不明 4件 2%
〈
〈
〈
〈図 図 図 図Ⅳ Ⅳ Ⅳ Ⅳ- - - -3 3 3 3 職務別 職務別 職務別 職務別 1 1 1 1 施設当 施設当 施設当 施設当たりの たりの たりの たりの職員数 職員数 職員数〉 職員数 〉 〉 〉
n=155~職務別の割合~
[2] 割当可能な予算
各施設の「介護ロボットの購入に割り当て可能な予算」については、
1-50万円以下が
35施設(全体の
34%)と最も多く、続いて
0円と50万-100万円以下が22 件(全体の22%)で並んだ(図Ⅳ
-4) 。このことから介護施設でロボットの予算とし て割当てできる金額は年間
100万円以内であることをうかがわせる。〈
〈 〈
〈図 図 図Ⅳ 図 Ⅳ Ⅳ Ⅳ- - - -4 4 4 4 ロボットの ロボットの ロボットの ロボットの割当可能予算別 割当可能予算別 割当可能予算別 割当可能予算別の の の施設数 の 施設数 施設数〉 施設数 〉 〉 〉
n=103 介護職員41人 63%
看護職員 8人 12%
理学・作業 療法士
2人 2%
医師 1人
2%
事務員・
その他 13人
21%
22 35
22
6 7
1 4
0 0 0
6 0
5 10 15 20 25 30 35 40 施設数
[3] 購入の意思決定プロセス
介護ロボットの購入に向けた施設内における意思決定プロセスに関しては、 「ケー ス・バイ・ケース」という回答が施設全体の
53%を占めて最も多かった。そして、
下からの意見を上が吸い上げる「ボトム・アップ」が
27%と続いた。一方、トップ
ダウンは8%を占めるに過ぎなかった(図Ⅳ
-5) 。
〈
〈 〈
〈図 図 図Ⅳ 図 Ⅳ Ⅳ Ⅳ- - - -5 5 5 5 購入 購入 購入 購入に に に向 に 向 向 向けた けた けた けた意思決定 意思決定 意思決定プロセス 意思決定 プロセス プロセス プロセスの の の割合 の 割合 割合 割合〉 〉 〉 〉
n=145なお、 「特養」 、 「老健」 、 「特定」と施設の形態別にみた場合の特徴として、老健で は「ボトム・アップ」による意思決定の割合が「ケース・バイ・ケース」と同じで あった。
[4] 導入に向けたネック(阻害要因)
介護ロボットの導入に向けてネック(阻害要因)になっていると思われる理由に 関し、複数回答の中から
3 つ以内を選んで、それぞれに順位を付けてもらった。また、
1位には3点、2位には2点、そして3位の理由には1点を加算してそれぞれのスコアを算出した(図Ⅳ
-6) 。
〈
〈
〈
〈図 図 図 図Ⅳ Ⅳ Ⅳ Ⅳ- - -6 - 6 6 6 ロボット ロボット ロボット ロボット導入 導入 導入がネックになる 導入 がネックになる がネックになる がネックになる理由 理由 理由 理由( ( (スコア ( スコア スコア順 スコア 順 順) 順 ) ) ) 〉 〉 〉 〉
ケース・バ ケース・バ ケース・バ ケース・バ イ・ケース イ・ケース イ・ケース イ・ケース
53%
ボトムアップ ボトムアップ ボトムアップ ボトムアップ
27%
トップダウン トップダウン トップダウン トップダウン
8%
利用者利用者利用者 利用者からからからから
ののの の要望要望要望要望
8%
そのその そのその他他他他
4%
8 14
20 36
50 80
91 114
117 137
178
0 20 40 60 80 100 120 140 160 180 200 その他
操作が難しそうだから 組織内で決済がなかかなもらえないから 家族の了解が得られにくそうだから 機械に頼ることへの抵抗感があるから 導入後の利用シーンが不明だから 利用者が受け入れてくれるかわからないから 役立つと思えるロボットがないから 事故が気になるから 導入後の効果がわからないから 導入に伴う費用対効果がわからないから
スコア スコア スコア スコア
2は2点、3は1点としてスコアを算出した。
既述の結果(図 IV-6
)を踏まえ、介護ロボットの導入に向けてネックになってい ると思われる理由をまとめてみたところ、 「正しい情報が不十分だから」 、 「他との調 整が必要だから」 、それに「抵抗感があるから」と大きく3分類することができた(表
Ⅳ
-6) 。
〈
〈
〈
〈表 表 表 表Ⅳ Ⅳ Ⅳ- Ⅳ - -6 - 6 6 6 ロボット ロボット ロボット ロボット導入 導入 導入がネックになる 導入 がネックになる がネックになる がネックになる理由 理由 理由 理由( ( (分類別 ( 分類別 分類別 分類別) ) ) ) 〉 〉 〉 〉
大分類 小分類(アンケートの回答)スコア
(点)
スコアの 割合
1 正しい情報が 不十分だから
・導入に伴う費用対効果がわからないから
(投資の効果に関する情報が少ない) 178
76%
・導入後の効果がわからないから
(本当に役立つと判断できる情報が少ない) 137
・事故が気になるから
(安全性に関する情報が少ない) 117
・役立つと思えるロボットがないから
(ロボットの情報が少ない) 114
・導入後の利用シーンが不明だから
(使い方に関する情報がない) 80
・操作が難しそうだから
(操作方法に関する情報が少ない) 14
2 他との調整が 必要だから
・利用者が受け入れてくれるか わからないから
(利用者との調整が必要)
91
18%
・家族の了解が得られにくそうだから
(利用者の家族と調整が必要) 36
・組織内で決済がなかなかもらえ ないから
(社内の調整が必要)
20
3 抵抗感が あるから
・機械に頼ることへの抵抗感があるから
50 6%
計837点 100%
[5] 公的機関への要望
介護ロボットを普及させるにあたり、公的機関への要望は整理すると大きく3つ に要約された。
A) 経済的な支援
B) 情報の提供(制度の確立)
C)
事故(安全面)の保証
最も要望の数が多かったのは、回答施設数
94に対し
52施設が回答をした「補助
金、助成金など何らかの経済的な支援」であった。続いて、「介護保険への加算対象」
と「デモや無料貸し出し制度の確立」であり、これらは回答した施設
1/3からの要
望であった(図Ⅳ-7) 。
〈
〈
〈
〈図 図 図 図Ⅳ Ⅳ Ⅳ- Ⅳ - -7 - 7 7 7 介護 介護 介護 介護ロボットの ロボットの ロボットの ロボットの普及 普及 普及 普及に に に向 に 向 向けた 向 けた けた けた公的機関 公的機関 公的機関 公的機関へ へ へ へ要望 要望 要望 要望〉 〉 〉 〉
n=94(複数回答)6 5
32 7
8 17
52 32
0 10 20 30 40 50 60
補填制度の確立 費用対効果の提示 デモ・無料貸し出し制度の確立 研修員の派遣 説明/研修会の開催 広報活動による情報提供 補助金など提供 介護保険への加算
施設数 施設数 施設数 施設数 A)経済的な支援
B)情報の提供
(制度の確立)
C )事故(安全面)の保障