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義 ︒HP 6

  

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   ビデオ・映画 一    

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     図 50505050

33∩∠∩∠141要とする回答の割

「ビデオ・映画」が各教科とも最も多い。視覚的かつ直感的な理解ができるとと

もに教師にとっても手軽で準備にも多くの時間を要しないため支持されていると 思われる。しかし、前項でも述べたとおり、ビデオ視聴は生徒にとっては受け身 の授業であり、生徒参加型の授業をっくる上で望ましいとはいえない。授業展開 においても、教師の独創性が発揮しにくい。さらに、ビデオ視聴により得られる 情報を最新のものにするために定期的な更新が欠かせないという欠点もある。自 由記述における「ビデオ等で視覚効果を考えて授業をしたことがあるが古いデー タになるので最近は使えない。(大阪・技術)」という意見はビデオ教材のこの ような欠点を指摘している。このようなことから、ビデオや映画の充実が各教科 におけるエネルギー環境教育充実のための必須条件とは思われない。「模型・実 物」は技術科で、「実験機材」は理科で、r統計資料」は社会科で多くなってお

り、教科内容の違いが反映されていると思われる。「スライド・OHP」がほとん ど支持されていないのは教具として古いためであろう。また、「論文・解説書」

は生徒に読解力が必要であることと直感的でない教材であるため支持されないと 思われる。これらを総合すると、エネルギーと環境に関連する分野の授業には、

教科の特性を踏まえた上で、より具体的で生徒の感覚にうったえることができる 教材・教具が求められていると思われる。

5)各教科のエネルギーと環境に関連する分野における教科書の活用

 Q5は各教科においてエネルギーと環境に関連する内容を扱う際に教科書をどの 程度利用するかを明らかにするために、また、Q6は、教員が、教科書のエネルギ ーと環境に関連する記述をどのように評価しているのかを明らかにするために設

けた。

 Q5の回答を「Lよく利用する」を4点、「2.時々利用する」を3点、「3。あまり 利用しない」を2点、「4.全く利用しない」を1点として、教科別の平均値を算出

し、比較した。その結果を表4−27に示す。

教科書は全般的によく利用されている。しかし後述するQ6の結果と照らし合わせ   表4−27.各教科のエネルギー環境関連分野における教科書の活用度合

Q5 社会 理科 技術 家庭 全体 平均 3.54 3.32 2.70 2.91 3.25

てみると、教師は必ずしも、教科書による授業に満足していないと考えられる。

r教科書の内容におもしろさや興味があまりわいてこない気がする。その点の工 夫が必要。(奈良・理科)」r教科書の内容はあまり展開しにくい。(奈良・技術)」

といった自由記述の回答がこれを物語っている。また、教科別に見ると、特に社

会科において平均値が高く、教科書の利用度が高いといえる。社会科は実験、実 習等がなく教科書に頼らざるを得ない状況があるのではないかと推測される。

 Q6では、各教科の教科書におけるエネルギーと環境に関連する記述にどのよ うな問題があるかを4っの観点から1〜5の5段階で評価してもらい、教科別に 平均値を算出した。その結果を表4−28に示す。評価については肯定的なものほど 点数が高く、否定的なものほど点数が低くなるようにした。

  教科書の記述の評価については、全体的に見ると①の平均値がが3を上回った以外、

        表4−28.各教科における教科書記述の評価

教科書記述評価の観点 社会 理科 技術 家庭 全体

①具体的である←…一→抽象的である 3.12 3.15 2.91 2.93 3.07

②一貫性がある←  予羅列的である 2.96 2.96 2.92 2.85 2.94

③情報量が多い←一一う情報量が少ない 2.54 2.51 2.35 2.29 2.47

④使いやすい ← 一〉使いにくい 2.83 2.72 2.55 2.58 2.72

②〜④ではいずれも中央値3を下回り、教師がエネルギーと環境に関連する分野の教科書 記述に不満であることがうかがえる。特に③および④で低い値となっており、情報量の少 なさ、使いにくさが現行教科書の大きな問題点であろうと思われる。「教科書だけでは資 料が少なく、エネルギー環境問題に関する資料や情報が欲しい。(大阪・技術)」r現実は

どんどん迫っているのに教科書は一歩遅れてしまっている。できるだけ新しい内容を記載 するよう望む。(奈良・家庭)」のように、刻々と変化するエネルギー環境問題に教科書の 内容が追いっいていないとの指摘がいくっか見られた。また、①〜④の各設問において、

社会、理科よりも技術、家庭の方が低値である。社会は公民的分野((3)現代の民主政治 とこれからの社会)に、理科は第1分野((7)科学技術と人間),第2分野((7)自然と人 間)双方にエネルギーや環境に関するまとまった単元設定がなされているのに対し、技術

・家庭科では旧来あった「領域」がなくなりエネルギーや環境に関してまとまった単元設 定がなされていないことがその理由ではないかと考えられる。

6)各教科のエネルギーと環境に関連する分野の授業実践の評価

 Q7−1は、教員が自身のエネルギーと環境に関連する分野の授業実践をどのよう に評価しているかを明らかにするために、また、Q7−2は、エネルギーと環境に関 連する分野の授業に困難があるとすればその原因は何かを明らかにするために設

けた。

 Q7−1の回答をr1.大変満足している」を4点、r2。どちらかというと満足して いる」を3点、「3.あまり満足していない」を2点、「4.全く満足していない」を1

点として、教科別および全体の平均値を算出した。その結果を表4−29に示す。各 教科の平均、全体の平均とも中央値の2.5を下回り、教員が自身のエネルギーと 環境に関連する分野の授業実践に満足していないことがうかがわれる。

  表4−29.エネルギーと環境に関連する分野の自身の授業に対する満足度

社会 理科 技術 家庭 全体

平均 2.27 2.28 2.28 2.09 2.25

 Q7−1でrあまり満足していない」r全く満足していない」と答えた回答者に対 し、その理由を3つまでの複数回答により選択肢から選んでもらった。その結果 を表4−30に示す。3の「資料教具の選定が難しい」が最も多い。「系統だった教

表4−30.Q7−1で「あまり満足していない」「全く満足していない」と答えた理由 Q7−1 社会  理科  技術  家庭 全体

1配当時間が不足している 20.0     16.4      17.9     13.3 17.3

2学校業務が多忙である 17.7     16.1      13.0     19.7 17.0 3資料教具の選定が難しい 25.7     27.4      27.6     28.3 27.0 4最新情報の入手が難しい 11.7      12.7       17.1      12.1 12.7

5施設情報の入手が難しい 10.3     12.7      11.4      6.9 10.6

6自己知識に限界を感じる 12.9     11.0      11.4     18.5 13.0

7その他 1.7      3.7       1.6      1.2

2.3

  ⊂舞讃甥撒纂欝陰(%)〕

材をつくらなければ、と思いながらなかなか実行できないまま授業をしている。

新しい統計の資料も欲しい。(大阪・家庭)」rもっといろいろな資料が必要だと 思われる。簡単に読みやすい写真や統計資料もいろいろあるとよい。(福井・理 科)」等、複雑かつ学際的なエネルギー環境問題をわかりやすく理解させる資料

・教具は必要だが準備するのは難しいという意見が目立った。続いて1「配当時 間が不足している」,2「学校業務が多忙である」が多い。配当時間の不足につい ては1)においても指摘したところであるが、これに加え、生徒指導を始めとす る様々な学校業務の負担が、教師がエネルギー環境教育に取り組む余裕を奪って いると思われる。エネルギー環境教育はある程度まとまった配当時間が必要なほ か、特別に準備が必要である。学校業務の多忙さに追われる目常で、時間を要す る教材教具の選定に困難を感じている教師が多いため、結果として準備不十分な ままでの授業となり、自分の授業に不満を感じる結果となると考えられる。

7)エネルギー環境教育実施上の諸問題

 自由記述では、以上述べてきた問題点の他にも様々な問題点が、エネルギー環

境教育実施上の課題として指摘されている。以下に代表的な問題点とそれに関す る自由記述例を示す。

①生徒の実感を伴った授業にすることが難しい。

→「生徒自身が自分の問題としてとらえられるような工夫をしなければならない

と思う。(福井・社会)」

②教師の意欲や知識が不足している。

→「教師全員が意識して取り組まなければ、生徒にも問題意識が定着しない。(福

井・社会)」

③生徒の興味・関心・知識が不足している。

→「エネルギー環境問題はよく耳にするが生徒は知っているようであまり正確な 知識を持っていない。(福井・理科)」

④エネルギーや環境は学際的で取り扱いが難しい。

→「内容が学際的で多方面にわたるので正しく伝えることが難しい。(大阪・理

科)」

⑤3年3学期の実施には無理がある(進路指導との関連で)。

→「教科書の配置では3年3学期末にあり、どうしても時間的に苦しい。大切な 問題なので1,2学期で扱えるような配置にして欲しい(入試にあまり関わって こないことも大きな問題ではあるが)。(福井・社会)」

 このような問題点の指摘に対し、より生徒主体的、体験的、問題解決的となる 授業形態や授業内容の開発が急務であると言えるであろう。また、実施時期や教 科間連携等カリキュラムの改善を行う必要もあると思われる(これについては4.

2.3.3において詳述する)。また、上記②ににっいては、教員の知識、意欲 の向上のための研修を義務化するべき等の意見も見られ、エネルギー環境教育の 充実のためにはこのような点も今後の課題と思われる。

4.2.3.3 学校教育の中でのエネルギー環境教育の現状と課題

 学校教育の中でのエネルギー環境教育の位置づけの現状や今後のあり方を探る ため、表4−31に示す質問を設定した。内容的には総合的な学習の時間におけるエ