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運動の習慣を身につけ、発症予防に努めるとともに、早期に治療を行うことで 重症化を予防しよう

行政の主な事業

保健指導判定値 基準値

検査項目

(mmHg)

(mmHg)

特定健診の判定基準

受診勧奨判定値

不健康な生活習慣 予備群 生活習慣病 重症化・合併症 生活機能の低下 要介護状態

【死亡】

(mg/dL)

標準的な健診・保健指導プログラム【改訂版】より抜粋

♢指標

収縮期血圧130mmHg以上の 者の割合

特定保健指導実施率

LDLコレステロール120mg/dl 以上の者の割合

特定保健指導 対象者

男性 女性 男性 女性

54.1%

50.3%(H27)

40.1%(H27)

49.4%(H27)

57.7%(H27)

60%

減少 減少 減少 減少

140以上 90以上 140以上 130以上

85以上 120〜139 130未満

かつ85未満 120未満

特定健診

特定健診

特定健診

項目 現状

対象者 (H28年度) 目標 出典

・不健康な食生活

・運動不足

・ストレス過剰

・睡眠不足

・飲酒

・喫煙 など

・肥満

・血圧高値

・脂質異常

・血糖高値    など

・肥満症

・糖尿病

・高血圧症

・脂質異常症    など

・麻痺症状

・日常生活における  支障

・認知症

・虚血性心疾患

(心筋梗塞、狭心症)

・脳卒中

(脳出血、脳梗塞等)

・糖尿病の合併症

(網膜症、人工透析等)

40〜44歳

54.6 50.5

17.5 38.9 33.9

40.0 53.7

54.4

0 20 40 60 80 100

52.1 28.2

30.2 38.0

45.6 54.1

62.5 55.5 45〜49歳

50〜54歳 55〜59歳 60〜64歳 65〜69歳 70〜74歳

40〜44歳 45〜49歳 50〜54歳 55〜59歳 60〜64歳 65〜69歳 70〜74歳

HbA1c 有所見者の割合・男性 HbA1c 有所見者の割合・女性

岡谷市 長野県

基準値 保健指導判定値 受診勧奨判定値

HbA1cの判定結果の内訳

岡谷市 長野県

( 2 )糖尿病

 糖尿病は、循環器疾患の発症リスクを高めるほか、放置すると自覚症状がないまま進行し、

神経障害・網膜症・腎症などの重篤な合併症を引き起こします。

 糖尿病やその合併症について正しく理解し、生活習慣の改善による糖尿病の発症予防や、

発症した場合は、血糖値の良好なコントロールによる重症化の予防が重要です。

現状と課題

 特定健診でのHbA1c有所見者(5.6%以上)の割合を長野県と比較してみると、女性 の45〜49歳の年代では上回っていますが、その他の年代においては男女とも下回って いる状況です。

平成28年度特定健診実施結果(長野県国民健康保険団体連合会)

 平成28年度の特定健診のHbA1c の結果では、基準値(5.6%未満)であった者が 43.3%、保健指導判定値(5.6〜6.4%)であった者が50.5%、受診勧奨判 定値(6.5%以上)であった者が6.2%でした。高血糖状態は循環器疾患発症の危険 因子の1つです。健診によってHbA1c の値を把握し、生活習慣の改善や受診行動がとれ るよう、健診結果に応じた保健指導が必要です。

 人工透析を受けている人のうち、糖尿病性腎症が原因と考えられる人の割合は約6割と なっています。重症化リスクの高い医療機関未受診者などに対する受診勧奨や保健指導等、

医療機関との連携を図りながら糖尿病重症化予防の取り組みを進める必要があります。

平成28年度版グラフでみる長野県の国保

・自分の身体を知り健 康的な生活が送れるよ う情報提供、受診勧奨、

保健事業等を実施しま

・糖尿病の合併症につ いての周知、啓発を行 い、重症化予防に努め ます

・子どもの頃から健康 的な生活習慣を身につ けるための指導等に努 めます

・特定健診の精密検査 対象者に対して個別通 知等での受診勧奨を実 施します

①各種相談

②特定健診  特定保健指導

③精密検査対象者への  受診勧奨

④重症化予防訪問

⑤各種講演会等 行政の主な事業

行政の取組

市民の取組

関係機関の取組

連携・協働により一人ひとりの健康づくりを支える

乳幼児期・学童期・思春期  0歳〜18歳

・糖尿病を予防するための健康的な生活習慣を 身につけましょう

・学校での健康診断を通じて自分の健康状態を 知り、健康診断を受けることの大切さを理解 しましょう

行政の主な事業 ① ⑤

青年期・壮年期・高齢期  19歳以上

・糖尿病を予防するための健康的な生活習慣を 身につけましょう

・年に1回は健診を受け、精密検査が必要な場 合は必ず医療機関を受診しましょう

・治療の必要がある場合は適切な受診・服薬を 行い、重症化の予防をしましょう

行政の主な事業

① ② ③ ④ ⑤

*糖尿病を予防するための生活習慣の具体的 な取り組み内容は、第3章 「1 健康に関す る生活習慣の改善」に記載されている各重点 分野の 市民の取組 を併せて取り組みましょう

地域・地区組織

・糖尿病への関心を高め、

生活習慣病予防に関する知 識の啓発、健康教育を行い ましょう

職場

・年に1回の健診受診の機 会を設けるとともに、結果 内容について正しい知識を 伝え、適切な受診への指導 を行うなど重症化予防の推 進と受診しやすい環境づく りをしましょう

医療機関

・糖尿病についての正しい 知識を伝え、重症化を予防 するための生活指導を行い ましょう。また、市や地区 と連携し、生活習慣病の予 防を推進しましょう。

基本目標

糖尿病について理解し、年に 1 回は健診を受けることや望ましい食生活 ・ 運動

の習慣を身につけ、発症予防に努めるとともに、早期に治療を行うことで重症化

を予防しよう

項目  現状 

目標  出典  対象者 (H28年度)

男性  54.6%(H27)

減少

  特定健診 女性  50.5%  

要精検者  91.4% 100%  特定健診

  該当者  64.0% 減少  国民健康保険 団体連合会

   

HbA1c(%) 5.6未満 5.6〜6.4 6.5以上

標準的な健診・保健指導プログラム【改訂版】より抜粋

♢指標

特定健診の判定基準

検査項目 基準値 保健指導判定値 受診勧奨判定値

(H27)

特定健診においてHbA1c5.6%以上の者 の割合

特定健診において要精検となった者の 受診率

透析者のうち糖尿病を原因とする者の 割合

減少 減少  

 

   

9.2 

22.7 

28.0  28.7 

0 20 40

35 〜64 歳 65 歳以上

% 大腸がん検診

男性 女性

5.8 

15.8 

19.7  20.4 

0 20 40

35 〜64 歳 65 歳以上

% 肺がん検診

7.3 

13.6  16.6 

13.4 

0 10 20

35 〜64 歳 65 歳以上

% 胃がん検診

47.6 

20.7  34.1 

11.6  0

20 40 60

20 〜64 歳 65 歳以上

%

女性がん検診

※乳がん30 歳以上

※子宮頸がん20 歳以上

男性 女性 乳がん 子宮頸がん

男性 女性

(3)がん

 がんは、2人に1人がかかるといわれており、身近な病気です。がんは禁煙や食生活の見 直し、適度な運動等により「なりにくくする(予防する)」ことができる病気です。しかし、

それらを心がけていても、がんに「ならないようにする」ことはできません。そのため、発 症予防と早期発見・早期治療に取り組むことが必要です。

 がんの発症リスクを高める要因としては、喫煙、過剰飲酒、低身体活動、肥満・やせ、野 菜・果物不足及び塩分の過剰摂取等、生活習慣に関連するものや、肝炎ウイルス、ピロリ菌 などのウイルスや細菌への感染に関連するものがあります。そのため、健康的な生活習慣を 送ることや感染に対する対処をすることが必要です。

 また、進行がんの罹患率を減少させ、がんによる死亡を防ぐために最も重要なことは、が んの早期発見です。がんの早期発見のためには、自覚症状がなくても定期的にがん検診を受 けること、また、がん検診後要精密検査となった方は早めに精密検査を受けることが必要で す。

◇現状と課題

 平成28年度の各がん検診受診率を男女・年代別で比較すると、各がん検診で「35〜

64歳・男性」の受診率が低い傾向です。がん検診の受診率を増加させるためには、受診勧 奨が重要であり、特に受診率の低い年代へのがん検診受診の啓発を強化することが必要で す。

平成28年度岡谷市がん検診

  27.5  14.7 

13.8  9.8 

7.3  3.0 

3.0  2.4  2.1 

8.2  8.2 

0 5 10 15 20 25 30

時間がない 費用面 受診方法を知らない 必要性なし 面倒 通院中 結果不安 方法不安 自信有り その他 無回答

がん検診未受診の理由(20 〜 50 代) %

 がん検診未受診の理由を受診率の低い20〜50代の年代に絞ると「時間がない」

(27.5%)と回答した割合が最も高く、次いで「費用面」(14.7%)、「受診方法 を知らない」(13.8%)と回答した割合が高い傾向です。そのため、20〜50代の 年代を中心に全ての方に対し、がんの早期発見・早期治療の重要性の周知や検診を受けや すい体制づくりが大切です。

平成28年度市民アンケート

①各種相談

②各種がん検診

④各種講演会等

③精密検査対象者への  受診勧奨

行政の主な事業

行政の取組

市民の取組

関係機関の取組

連携・協働により一人ひとりの健康づくりを支える

乳幼児期(保護者)・学童期・思春期 0歳〜18歳

・がんを予防するための健康的な生活習慣を身 につけましょう

行政の主な事業 ①

青年期・壮年期・高齢期 19歳以上

・がんを予防するための健康的な生活習慣を心 がけましょう

・年に1回はがん検診を受け、精密検査が必要 な場合は必ず医療機関を受診しましょう

・自覚症状がある場合は、早めに医療機関を受 診しましょう

行政の主な事業 ① ② ③ ④

*がんを予防するための生活習慣の具体的な 取り組み内容は、第3章 「1 健康に関する 生活習慣の改善」に記載されている各重点分 野の 市民の取組 を併せて取り組みましょう

地域・地区組織

・がんへの関心を高め、が ん予防に関する知識の啓発、

健康教育を行いましょう

職場

・年に1 回の検診受診機会 を設けるとともに、がんに関 する知識を深め、がん検診 や治療を受けやすい環境を 作りましょう

医療機関

・がんについての正しい知識 を伝え、早期発見・早期治 療のため、生活指導を行い ましょう。また、市や地区と 連携し、生活習慣病等の予 防を推進しましょう

基本目標

がんを予防するための健康的な生活習慣を身につけるとともに、年に1回はがん