NII-Electronic Library Service
ら
に は
、
廃
れ させ て は
な ら な い
。
こ の 三
時
業の ほ か に
も 不 定 業
の
説
が あ り、 ま た 八
種
の
業 あ る
こ
と を
、
ひ ろ
く 参 学
し な け れ ば な ら な
い
。
の
道 理 を
明
ら め
な
い
者
は
、
む や み や た ら
に
人 天
の
導
師 と 称し て は
な ら な
い
。
い
ま だ
こ の
業
報N工 工一Eleotronlo Llbrary Servloe
(
七
)
世
尊
言(
踊)
、
「
仮 令
経 酢劫
、所 作
業
不 亡
。
因 縁 会 遇 時
、
果
報
還 自 受。汝
等
当 矩、
若
純
黒業
(鵬
)
得
純黒
異 熟
、
若 純
白業
ネ
得
純
白 異 熟。
若 黒 白
業 得 雑
異 熟。
是
故 汝 等、
応 離
純
黒 及 黒 白 雑 業、
当 勤 修 学
純
白 之 業」。
時 諸
大衆
.
聞
仏
説 已、歓
喜
信受
。
た と い
〈
世
尊
の
言 わ
く
、
「
仮 令 百 劫 を 経 と も
、
所 作
の
業
は 亡 ぜ じ
。
因 縁 会
遇せ ん
時
、
果 報
還
っ
て
自
ら受
く。
汝
等 当に
知 る
べ
し
、
若
し
純 黒 業 な れ ば 純 黒
の
異
熟
を
得
ん
、
若
し
純 白
業
な れ ば
純
白の
異
熟
を
得
ん
、
若
し
黒
白 業 な れ ば 雑の
異 熟
を 得ん
。
是
の
故
に
、
汝 等
、
応
に
純
黒 及 び 黒 白の
雑 業 を
離
る
べ
し
、
当
に
勤
め て
純 白
の
業 を 修 学 す
べ
し
」
。
時
に
諸
の
大 衆
、仏 説 を 聞 き 已
り
て
、
歓
喜
信受
し
き
〉
。
[ 校 異】
*
百
11
百
(
水
)
ナ シ
(
水
)
、
(
洞
)
ニ
ヨ ル
。
(
洞
)
(
宝 積 経
)
(
広 録 七
)
11
百 千
(
永
)
(
底
)
。
*
知
11
「
時
」
二
誤
ル
(
永
)
。
*
異11
「
異
」
ヲ
脱
ス
(
永)
。
・
汝 等
11
【
『
深 信 因 果
』
『
三
時 業
』
考
(
石 井
)
い
よ い
よ
増 長 す
る な り
。
こ
れ を
「
不 亡
」
と
い ふ な り
。
そ
の
報 な き
に は
あ ら ず
。
正 法 眼 蔵 三 時 業 第
八(
m)
八 四
【
】訳 世 尊 が 示 さ れ た
こ
と
は
、
善
悪の
業 を、
つ
く
っ
て し ま え ぽ
、
た と
い
百 千 万
劫
を 経
た と し て
も
、
「
亡 び
な
い
」
と
い
う
こ
と で
あ
る
。
も
し
因 縁
に
あ え ば
、
必 ず そ れ
に
応
じ て
結 果 が あ
ら わ れ
る の で
あ
る
。
そ う
で
あ れ
ば
、
悪
い
業
は
懺
悔
す れ ば
、
そ
の
懺 悔
の
力
に よ
っ
て
滅
し て い
く
し
、
ま た
重 罪 一も
つ
一
つ
軽
く なっ
て
身
に
及
ん で く る の で
あ
る
。
善
い
業
は
、
そ れ が
善
い こ
と だ と 見
て 心 か ら
喜
べ
ば、 一
層
善
い こ
と が
増
長 する の で
あ
る
。
こ の こ と を 世 尊
は
「
亡 び な
い
」
と 言 わ れ た
の で
あ
る
。
そ
の
報
い は
無
い の で は
な く、 必 ず
あ
る の で あ る
。
正 法 眼 蔵
三
時
業 第
八
[
比 較
六
十 巻
]本
か の 三
時
の
悪
業報
、
か な ら ず 感 ず
べ
し と
い
へ
ど も、
懺 悔 す る が ご と
き
は
、
重 を
転
じ て
軽 受
せ し む
、
ま た 滅 罪 清
浄
な ら し むる
な
り
(m
)
。
善
業 ま た、
随
喜
す れ ばい よ い
よ
増
長 する な り
。
こ
れ み な 作 業
の
黒
白
に
ま か せ た り
。
世
尊
言
、
「
仮
令
経 百劫
、
所
作 業 不 亡。
因 縁 会 遇
時
、
果
報 還 自受
。汝 等
当
知、
若 純
黒 業 得純
黒異 熟
、若
純 白業 得
純 白 異熟
。若 黒 白 業
得
雑 異 熟。
是 故
応
離純
黒 及 黒 白 雑業
、
当 勤 修 学 純 白
之
業」
。
時
諸大 衆
、
聞
仏 説 已、 歓喜 信 受
。
正 法 眼 蔵 三 時 業 第
八
建
長五
年
〈 癸 丑
〉 三
月
九 日
、
在 於
永 平 寺 之 首 座 寮 書 写 之。
懐 奘
。
【 訳一
こ れ ら
の 三
時
の
悪 業
の
報
い は
、
か な ら ず
感
受 する と は い
え、 懺
悔
する こ
と が あ れ ば
、
重
い
報
い
を
軽
い
報
い
と し て
NII-Electronic Library Service
受 け る
転 換 が 可
能
で
あ り
、
ま た
さ ら
に
罪 を 滅
し て
清
浄に
す る
こ
と も 可
能
に
な る こ
と が で
き
る
の
で あ る
。
善
い
業 も
、
さ ら に
そ れ が
善
い こ
と だ
と 見
て 心 か ら
喜
べ
ぽ
、
一 層
善
い こ
と が
増
長 す るの で あ る
。
こ
れ ら
の
す
べ
て の
作
っ
た 業
は
悪 業 と 善 業
に
随
う
の で
あ
る
。
世 尊 が 言 わ れ た
、
「
た と
い
百 劫 を 経
た と し て
も
、
作
し た
業
は 亡 ぶ
こ
と
は な
い
。
因 縁 が 出
く
わ
す 時、
果 報
は
自
然 と 受 ける の で あ る
。
次
の こ
と を 諸 君 ら
は
知 ら ね ば な ら な
い
。
も
し 全
く
の
悪
い
業
は
、
そ
の
ま ま 悪
い
結 果 を も た ら す も
の で あ り
、
も
し
全
くの
善
い
業
は、 そ
の
ま ま
善
い
結 果 を も た
ら す
の
で
あ
る
。
も し 善 悪
の
業
で あ れ ぽ
、
善
悪が
雑
り
合
っ
て
結 果 を も た
ら す
の で
あ
る
。
こ の こ
と
か
ら 諸 君 ら は
、
全 く 悪
い
業 や 善 悪
の
雑 り 合
っ
た
業 か ら
離
れ な け れ ば な ら な
い
。
全
くの
善 業 を
努
力し て
行
わ ね ば な ら な
い
」
。
こ の
時、 諸
の
大 衆
は
、
仏
の
説 か れ た
説 を
、
聞 き 終 わ る と
、
よ ろ
こ び を 得
て 信 じ て わ が な す
べ
き
こ と と し た
。
N工 工一Eleotronlo Llbrary Servloe 正
法 眼 蔵 三
時 業 第
八
建 長 五
年 癸
丑
(一
二 五 三
)
三
月 九
日 に
永 平 寺
の
首 座 寮
に お い て こ の
書
を 書 写
し た
。
懐 奘
。
五
『
深 信 因 果
』
『
三
時 業
』
を め
ぐ る
いく
つ
か
の
間 題
鏡
島
元 隆 氏の
『
道 元 禅 師
』
(
春
秋 社
)
、
一 九 九 七
年
九 月)
に は
、
そ
の
「
は
し が き
」
に お
い
て
次
の よ
う な 撰 述 動 機 が 示 さ れ
て い る
。
最
近
の
(
百 花 繚 乱
の
道 元 禅 師
の
)
研 究
に
対
し
、
私
(
H
鏡
島)
は
書 斎 一の
隅
に
蟄 居 す る
を 許 さ な
い
も
の
を 感 ず る
。
そ れ
は
極 言 す れ ば
、
盛
ん で
あ
る だ け
弊
が 生 ま れ
て い る か
ら
で
あ
る
。
宗 門 と し て は
外 見 上
の
勢
大に
眩 惑 さ れ
る こ
と な く
、
解
決
すべ
き 喫 緊 な 課 題 を 看 取 す
べ
き
で
あ
る
。
」
(
同
著
−
二
頁
)
近
年
の
筆 者
の
発 言 も
「
弊
」
に
当 た る と す れ ば
、
慎 重 な る
態 度
で
臨
ま ね ば な ら な
い
が
、
こ こ に
言 わ れ る
「
解 決 す
べ
き 喫 緊
『
深 信
因 果
』
『
三 時 業
』
考
(
石 井
)
八 五
『
深 信 因 果
』
『
三
時 業
』
考
(
石 井
)
八 六
な 課 題
」
を ま と め
れ ぽ
、
次
の よ
う
に
言 わ れ
て い
る
。
歴 史 上
の
問
題
。
禅
師
の
俗
系
と 鎌倉 行
化
。
書
誌 学上 の
問
題
。
七 十
五
巻 本 と 十
二
巻
本の い つ
れ が
真 意
に
適
っ
た も
の か
。
思 想
的
問 題
。
両
系
の
『
正 法 眼
蔵
』
を ど の よ
う
に
位 置 づ け
、
意
義づ
け
る か
。
こ の
論 文
で 問 題 と す
る こ
と と す
べ
て に
亘
っ
て
関 連
する と 言
っ
て よ い で
あ ろ う
。
そ
こ で
、
ま
ず 鎌
倉 行 化の
問
題
か ら
検
討し て み た
い
。
鎌 倉 行 化 を
検
討 す るに
は
、
『
永 平 広 録
』
巻
三
−
二 五一 上 堂
(
11
帰 山 上 堂
)
が 最 も 重 要
で あ る
こ
と は
間
違
い
な
い
。
し か
も、
十
二
巻 本
『
正 法 眼 蔵
』
を 検 討 す る
に は
何 と
い
っ
て
も
『
永 平 広 録
』
の
性 格
が
関
わ
っ
て く る
。
七 十 五
巻 本
の
最
後の
『
出 家
』
は
寛
元