TRA 127 19 15.0
p=0.2375
(TRA/TIM vs TRA)χ2検定None:新規患者、Yes:既治療患者
図
2.7.6.3.2-10 眼瞼色素沈着スコアの分布(TRA/TIM
群)0 1 2
Baseline Week1 Week2 Week6 Week12
n= (48) (46) (47) (47) (45)
TRA/TIM (None)
0 20 40 60 80 100
(%)
Baseline Week1 Week2 Week6 Week12
n= (81) (81) (81) (81) (81)
TRA/TIM (Yes)
0 20 40 60 80 100
(%)
2.7.6
個々の試験のまとめ(5.3.5.1.1(C-13*))63
*:新薬承認審査情報提供時に置き換えた
None:新規患者、Yes:既治療患者
図
2.7.6.3.2-10 眼瞼色素沈着スコアの分布(TRA
群)Baseline Week1 Week2 Week6 Week12
n= (44) (44) (44) (43) (43)
TRA (None)
0 20 40 60 80 100
(%)
Baseline Week1 Week2 Week6 Week12
n= (83) (83) (83) (81) (78)
TRA (Yes)
0 20 40 60 80 100
(%)
0 1 2
d)眼周囲の多毛化
眼周囲の多毛化の観察は、各検査日に行い、0から
3
(0:なし、1:軽度、2:中等度、3:高度)の
4
段階の程度で判定した。有害事象の判定基準は「眼周囲の多毛化により治験を中止した場合、眼周囲の多毛化について患者から訴えが出た場合、あるいは治験責任医師等により臨床上問題が あると判断された場合」とした。
眼周囲の多毛化スコアが悪化した症例は、TRA/TIM群
15
例(11.6%)、TRA群15
例(11.8%)であった(表
2.7.6.3.2-28)。両群間に有意差はみられなかった(p=0.9637)。このうち、有害事象
(多毛症)として取り上げられた症例は、TRA/TIM群
5
例(3.9%)、TRA群2
例(1.6%)であっ た。これらは全て軽度で、TRA/TIM群及びTRA
群の各1
例を除き、無治療にて消失に至った。また、眼周囲の多毛化スコアは、ベースライン検査の時点では新規患者の
100%がスコア 0
であ ったのに対して、既治療患者では+1以上を示す患者の割合が多かった。これは、既治療患者には 前治療薬としてPG
製剤を使用していた患者が含まれており、既に眼周囲の多毛化を生じていた 患者が試験に組み入れられたためと思われる。新規患者群、既治療患者群ともに、点眼の継続とともに徐々にスコアが悪化していく傾向が認 められた。
0
から+1の軽度のスコアがほとんどで+2(中等度)以上のスコアの割合は低かったが、このスコアの悪化傾向は、既治療患者群に比して新規患者群でより認められた(図
2.7.6.3.2-11)。
PG
製剤に特徴的な眼周囲の多毛化については、点眼時に眼の周りにあふれた点眼液の拭き取り や洗顔により、眼周囲の多毛化の程度を軽減できることが知られており55)、PG
製剤の使用経験の ある患者では、新規患者よりも眼の周りにあふれた点眼液の除去に習熟していることから、スコ ア分布の差異に繋がった可能性が考えられた。しかしながら、多くは軽度のものであり、これらの有害事象により試験の中止に至った症例も なく、視機能に影響を及ぼすような随伴症状もみられなかったことから、臨床上大きな問題とな る差ではないと考えられた。また、新規患者に対しても眼周囲の多毛化の予防に関する説明を十 分に行うことで、さらに既治療患者との差異は少なくなる可能性も考えられる。
以上より、TRA/TIM点眼液は、新規患者に対しても前治療薬から切り替えて治療が行われた場 合と同様に安全性上大きな問題なく使用できるものと考えられた。
表 2.7.6.3.2-28 眼周囲の多毛化スコアの
1
以上の悪化がみられた症例 前治療 投与群 例数 悪化例数%
新規患者
TRA/TIM 48 7 14.6
TRA 44 5 11.4
既治療患者