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第 6 章 佐賀県武雄市の取り組み

3 児童の評価

4.1. スマイル学習開始後のアンケート

4.1.5. 自由回答の分析

本アンケートでは、自由回答欄に対して、算数で52 件、理科で15 件の回答 が寄せられた。図表 66、図表 67 に自由回答の代表的な意見を示す。また自由 回答を、肯定(わかりやすかった)、改善(内容が難しい・環境が整っていない)、 否定(その単元はスマイル学習に向いていない)、その他の4つに分類した結果

を図表68、図表69に示す。

114 図表 66 自由回答(算数)

単元名 回答内容 分類

3 1億までの数 反転授業をするには内容が厳しかった 改善 3 1億までの数 動画の編集ができるかどうか。小テスト、アンケート、ワークシー

トなど、作成の有無があったので統一できるかどうか 改善 3 1億までの数 話し合い活動に時間がとられて1単位時間で学習が終わらない 否定的 3 1億までの数 動画で問題解決されているため、話し合い活動だけでは頭に残らな

否定的

3 1億までの数 スマイル学習をするほうがいい単元なのか疑問に思った 否定的 3 1億までの数 動画の内容が授業でおさえるべき内容だったため、授業で反転授業

は難しかった 否定的

4 折れ線グラフ 図画入っていると小テストを作成することが大変。細かく作成でき

れば児童の理解も深まりやすい 改善

4 折れ線グラフ ワークシートの折れ線が入っていたので、使いやすいものに作りか えて実施した。週に 3 回算数のスマイル学習が入り、理科も入って くると準備、授業、事後のこのアンケートと並行して行うので、支 援員の先生に手伝ってもらっているにもかかわらず忙しかった。欠 席していた児童への対応も課題だと思う

改善

4 折れ線グラフ タブレットの不具合が多く時間をとられるため、授業が進まない 否定的 4 式と計算の順

内容が難しいところだったので、動画を見ることを予習として教科 書の数値で授業に取り組んだ。ワークシート、小テストは使わなか ったが、自学ノートに自分で予習を進めてきた児童が2名いた

その他

5 合同な図形 授業でおさえたい内容を先に見てしまって終わりで深まりがない 否定的 5 合同な図形 動画を見たことで作図をうまくかけていた 肯定的 5 合同な図形 動画は作業のやり方として、手の動きがよく見えるのでよかった。

でも、書いている図がわかりにくい 改善

5 合同な図形 切ってはる作業ができるのがよかった 肯定的 5 割合 ワークが見やすく、グラフも子どもが活動しやすい(予習しやすい)

ものでした 肯定的

5 小数×小数 2つの考え方を比較させるもので、これまでの授業では非常に理解に 時間がかかるものだが、動画で予習してきたことで理解がスムーズ で効果的だった

肯定的

6 分数÷分数 単元の内容によると思うが、タブレットで事前に家庭学習したこと と授業で考えることとがうまくつながらず苦労した。分数÷分数の 計算方法は、コンテンツでは示されておらず、立式まではできてい たものの、話し合いに活かすことができなかった

改善

6 分数÷分数 ワークシート、小テストが準備されていなかった 改善 6 文字と式 動画コンテンツにより、子どもたちの理解が早く、話し合い活動も

順調にできた 肯定的

筆者作成

115 図表 67 自由回答(理科)

学年 単元名 回答内容 分類

5 生命のつながり ワークシートに画像が入っているとなおよい 改善 5 人の誕生 引用されているDVDの説明がとても難しい 改善 5 生命のつながり ワークシートが画像つきで、とても見やすかった。 肯定的 5 生命のつながり 顕微鏡の使い方を分かりやすく解説してあってよかった 肯定的 6 体のつくりとはたらき ワークシート、小テストが準備されていなくて、急遽作成した。 改善 6 体のつくりとはたらき 動画を、知識をもう少し盛り込んだ内容にしてもよかった 改善 6 植物の成長 理科は、実験の手順の解説や聞く操作の説明がよくある。話し合

いとは違うが、そういったコンテンツも学習には有効であり、授 業の中でも使いやすい。コンテンツ作成の在り方を

肯定的

6 生物とそのかん きょう

この単元に、果たしてスマイル学習の必要性があるのでしょうか。

全 3 回のうち、かろうじて活用できたのが今回のでした 否定的 6 生物とそのかん

きょう

生物関係の学習は、天候が授業に大きく影響するため、スマイル 学習に適さないと思う(動画を持ち帰った翌日に授業が実施でき ないことが多い)

否定的 筆者作成

図表 68 自由回答の分類(算数)

東洋大学現代社会総合研究所ICT教育研究プロジェクト作成より引用

図表 69 自由回答の分類(理科)

東洋大学現代社会総合研究所ICT教育研究プロジェクト作成より引用 8

15.4% 32

61.5% 10

19.2% 2 3.8%

自由回答 N=52

肯定的 改善 否定的 その他

3

20.0% 10

66.7% 2

13.3%0 0.0%

自由回答 N=15

肯定的 改善 否定的 その他

116