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第 3 章 実施責任

第 7 節 自主防災体制の整備

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88 (4) 訓練・研修の実施

ア 市は、地域の防災力を高め、災害発生時に住民による防災活動が効果的に行われるように 防災訓練や各種研修会を通じて、次のような事項について普及啓発に努める。

① 災害に関する基礎的な知識

② 災害に関する地域特性

③ 備えるべき防災資機材の種別・活用方法

④ 災害発生時の役割

⑤ 各家庭での防災対策

イ 市は、訓練資機材の貸し出し、訓練指導、地震体験車の派遣等の支援を行うほか、地域連 携防災訓練、発災対応型訓練、総合防災訓練など、地域の実情に適した訓練を繰り返し実施 するよう指導する。

(資料編:P. 「自主防災組織における個別訓練の種別」参照)

2. 地域防災リーダーの育成指導 〔消防局〕

(1) 地域防災リーダーの目的と役割

自主防災組織による災害時の活発な防災活動が行われるためには、平常時から地域に根ざ した組織づくりや訓練等の取り組みが必要であり、地域の中で取り組みを促進する中心人物 の存在が重要となる。

東日本大震災の教訓を踏まえ、本市では、平成 24 年度から自主防災活動の責任者等を対象 に、より実効性のある活動の促進を図ることを目的として「地域防災リーダー」の養成講習 会を開始した。

地域の自主防災活動の核となる地域防災リーダーは、平常時には、町内会の地域性を考慮 した防災計画づくりや効果的な訓練の企画立案を実践するなど災害予防活動の中心的役割を 担い、災害時には、地域住民の避難誘導や避難所運営、救助・救護活動の指揮を行うことが 求められる。地域防災リーダーに期待される防災活動としては、地域における次の活動があ げられる。

ア 地域防災リーダーの役割等を理解し、地域での防災意識や知識の普及を図る イ 地域の実情にあった効果的な防災訓練の企画立案

ウ 災害時要援護者の把握と避難支援等

エ 避難誘導、避難所運営、救護及び安否確認等の実践的な訓練の実施等

89 (2) 地域防災リーダーの養成促進

市は、自主防災組織の責任者等を中心に独自のカリキュラムによる養成講習会を実施し、

地域防災リーダーの養成を計画的に推進する。なお、男女共同参画の観点から、防災に対す る女性の視点の重要性に配慮し、女性の参加を併せて推進する。

講習修了後についても、地域防災リーダーの知識や技能の向上を目的とした講習・訓練を 継続的に実施するなど、地域防災リーダーのバックアップ体制を構築する。

また、地域防災リーダーが地域で活動しやすい環境をつくるため、町内会の規則等に明記 することを働きかけるなど、地域防災リーダーの継続性を確保するよう努める。

3. 婦人防火クラブの支援 〔消防局〕

(1) 仙台市婦人防火クラブ連絡協議会の目的と役割

市は、住宅火災の防止対策として、家庭における防火の中心的な役割を担っている主婦の 方々に対し、火災予防に関する知識と防火意識の啓蒙の必要性が求められたことから、昭和 38 年に婦人防火クラブを設立した。

婦人防火クラブは、東日本大震災の経験を踏まえ、町内会等と連携した、地域ぐるみの防 災訓練・講習会の実施や家具の転倒防止の呼びかけ等地震への備えの啓発により、地域防災 力の向上に努めることが求められる。

ア 防災訓練・講習会の企画及び参加

イ 住宅用火災警報器・家庭用防災用品の普及

ウ 街頭における防火・防災キャンペーン・防火巡回(夜回り)の実施 エ 幼年・少年消防クラブの指導育成

(2) 婦人防火クラブ活動の支援

市は、運営補助金を交付するほか、訓練や講習会への職員派遣等により、婦人防火クラブ 活動を支援する。

4. マンション等における自主防災活動の推進 〔都市整備局、消防局〕

東日本大震災の際、マンション等中高層住宅においては、ライフラインの停止により水・食料 の調達や運搬等が困難となる、居住者の安否確認が迅速に行えない等、中高層住宅特有の課題が 生じたことから、市は、中高層住宅の自助・共助の取り組みについて推進する。

(1) 自主防災組織の結成や活発な防災活動を奨励するとともに、マンション内で避難、救助、初 期消火などの活動を行うための備蓄等についても奨励するなど、マンションの防災力の向上促進 に努める。

(2) マンション等における災害時の共助活動を定めた防災マニュアルについて、ガイドライン等 を示し作成を促進する。

(3) 地域の中で行われる避難所運営の事前協議等への参画を奨励し、地域との連携を促進する。

90 5. 企業の防災対策の推進 〔経済局、消防局〕

大規模災害時においては、地域とともに事業所も大きな被害を受けるおそれがあることから、

企業は、平常時から防災計画を作成し自衛消防の組織を結成するなど、従業員はもとより利用者 等の安全を守る対策を構築しておくとともに、災害時に重要な業務を継続するための事業継続計 画(BCP)を策定するよう努めることが必要である。

また、地域社会の一員として、地域の防災活動において果たす役割を十分認識し、平常時から 防災訓練等への参加などを通して地域と連携を図るとともに、災害時には地域の安全確保、帰宅 困難者の受け入れなど、積極的に地域への貢献に努める必要がある。

6. コミュニティ防災センター及び簡易型防災資機材倉庫の整備 〔消防局〕

コミュニティ防災センターは、地域のコミュニティ活動の拠点施設及び災害時における避難施 設としての役割を持つ市民センター及びコミュニティ・センター等に防災資機材倉庫を併設した 地域の自主防災活動の拠点となる施設である。

小学校区に1カ所程度整備するものとし、市民センター、コミュニティ・センター等の建設又 は増改築に併せて逐次その整備を進め、未整備地区の解消を図る。

また、コミュニティ防災センターの未整備地区については、整備されるまでの措置として簡易 型防災資機材倉庫を設置する。

(資料編:P. 「コミュニティ防災センター及び

簡易型防災資機材倉庫の所在、施設概要一覧」参照)

7. 市職員の積極的参加

市職員は、地域住民としての自覚を持って、防災コミュニティの組織づくり、育成、活動の支 援に努める。

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