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第 3 章 実施責任

第 5 節 救急救護体制の整備

〔健康福祉局、消防局〕

本節では、災害時の救急救助活動及び医療救護活動を迅速かつ的確に行うため、施設、資機 材及び体制の整備について定める。

1. 救急救助体制の整備 〔消防局〕

(1) 救急用資機材の整備

救急業務の高度化を推進するため、次の救急用資機材の整備について、継続強化する。

ア 高規格救急自動車の整備

平成 24 年 4 月1日現在 30 台の高規格救急自動車を整備(予備車 7 台を含む)

(資料編:P. 「仙台市消防局救急自動車配備署所一覧」参照)

イ 高度救命用救急資機材の整備

予備車を含め、救急自動車に高度救命用救急資機材を整備

(資料編:P. 「主な救急自動車積載資機材一覧」参照)

ウ 大規模災害時救急業務用資機材の整備

現地救護所等に必要なエアーテントその他の資機材を各消防署に整備 エ その他必要資機材の整備

(2) 救助用資機材の整備

同時多発の救助事象に的確に対応し、迅速・効果的な救助救出活動を確保するため、人命 救助用資機材を各消防署に増強整備する。

(3) 現地救護所の開設計画

多数の負傷者が予想される場合には、被災地等に現地救護所を設置する。

(4) 現地救護所用応急処置用品の備蓄

現地救護所等において負傷者を救護するための応急処置用品を、各消防署所に常時配備する。

(5) 医療機関との連絡体制の強化

負傷者収容の可否や救急救命士の特定行為実施に必要となる医師の指示を得られるよう医 療機関との連絡体制の強化を図る。

(6) 負傷者の搬送体制

多数の負傷者の発生に備え、協定を締結している民間の患者等搬送事業者から協力が得ら れるよう協力体制の確保に努める。

(7) 酸素ガス等の確保体制

災害時において消防隊が使用する酸素ガス等の円滑確保のため、協定を締結している酸素 ガス等取扱団体から協力が得られるよう協力体制の確保に努める。

82 (8) 救急救命士の養成・教育

救急救命士が全ての救急自動車に常時 1 名以上、乗車できる体制を維持するため、救急救 命士を計画的に養成する。

また、仙台市救急ステーションをベースとし、ドクターカーの同乗実習を含めた教育研修 を行い救急隊員の資質の向上を図る。

(9) 応急手当の普及啓発

救命率の向上を図るため、救急隊が現場到着するまでの間に、救急現場に居合わせた市民 や家族が自動体外式除細動器(AED)を用いた心肺蘇生など適切な応急手当を施すことができ るよう、救命講習等を通じて応急手当の普及を図る。

講 習 の 種 別 内 容

普 通 救 命 講 習

Ⅰ・Ⅱ

・成人に対する心肺蘇生法

※Ⅱは一定の頻度で心停止者に対し応急の対応をすること が期待・想定される方を対象としている。なお、受講対象 者により、小児、乳児、新生児に対する心肺蘇生法を加え る。

・大出血時の止血法

・AED の使用法

・その他 普 通 救 命 講 習

・小児、乳児、新生児に対する心肺蘇生法

・大出血時の止血法

・AED の使用法

・その他

上 級 救 命 講 習

・成人、小児、乳児、新生児に対する心肺蘇生法

・大出血時の止血法

・傷病者管理法

・外傷の手当

・AED の使用法

・搬送法

・その他

応急手当普及員講習

・基礎的な応急手当の知識と技能(AED を含む)

・基礎医学、資器材の取扱い要領・指導技法

・救命に必要な応急手当の指導要領

・その他

救 命 入 門 コ ー ス

・胸骨圧迫

・AED の使用法

※中学生等を対象とした場合は、震災時の対応を踏まえた指 導を行う。

83 2. 医療救護体制の整備 〔健康福祉局〕

(1) 災害時医療連絡調整本部

災害時医療救護活動を迅速、的確に行うため医療機関や仙台市医師会、仙台歯科医師会、

仙台市薬剤師会をはじめとした医療関係団体やその他の関係機関と連携してこれにあたるた め災害時に設置するものであり、平時より関係機関と情報の共有化を図る。

(2) 救護所の整備

災害時に多数の負傷者に対する応急措置、軽傷者の手当て、トリア-ジ等の医療救護を行 うため下記により救護所を設置する。

今後は、救護所の速やかな開設、人員や医薬品等の確保を図るとともに、救急告示医療機 関その他収容能力のある医療機関や関係団体との協力体制の整備を図る。

ア 応急救護所

区役所及び総合支所に設置する。

イ 避難所内救護所

あらかじめ指定され、資機材の整備を行っている避難所に設置する。また、必要に応じ 多数の被災者を収容している避難所にも設置する。

(3) 医薬品等の備蓄

応急救護所を設置する区役所及び総合支所に備蓄している。

避難所内救護所を設置する避難所にも医薬品等の供給が確保されるよう関係団体との協力 体制の整備を図る。

(資料編:P. 「応急救護所用医療用具及び医薬品一覧」参照)

(4) 後方医療施設

救護所や地域の医療機関で対応できない重傷者や特殊な医療を要する者については、治療 機能が保たれている後方の医療施設へ搬送して治療を行う必要があることから、市は平素か ら後方医療施設の確保及び連携体制の整備に努める。

ア 災害拠点病院

県知事が指定するものであり、本市の基幹的な後方医療施設として位置づける。

(基幹災害医療センター:仙台医療センター

地域災害医療センター:仙台市立病院、東北大学病院、仙台赤十字病院、東北労災病院、

東北厚生年金病院、仙台オープン病院)

イ その他の医療施設

救急告示医療機関その他収容能力のある医療機関を地域の後方医療施設と位置づけ、平素 から防災意識の啓発や情報連絡体制の整備を図る。

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