わ か り や す い 脳 血 管 障 害 の は な し
四
堺 常 雄 ・ 中III耕 作 著
‑ 人 間 ド ッ ク 受 診 者 の 参 考 書 と し て
・売庖等でのお取扱いをぜびご検討願います。
‑ 患 者 さ ん の 診 療 の お 手 伝 い の 寄 と し て
・ 手 軽 に 携 帯 で き る ポ ケ ッ ト サ イ ズ
予 防 医 学 委 員 会 編 円1酬 円 蜘 干 実 質
f 言 語 忠 l f I 1 2 1 拡 i ! ? 払 目 。 〕
回 わかりやすい胆のう・牌臓のはなし 宣 わかりやすい高脂血症のはなし 旦] わかりやすい大腸のはなし
(続シリーズ)
圃 わかりやすい栄養・運動のはなし 固 わかりやすい痛風のはなし わかりやすい胃のはなし
わかりやすい肥満のはなし わかりやすい糖尿病のはなし わかりやすい高血圧のはなし わかりやすい肝臓のはなし わかりやすい心臓のはなし 日本病院会
社団法人 国 図 図 固 固 固
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は が き で 顎 日 本 病 院 共 済 会話 } 窓 口 Z T U h t ; 2 ; 品
1999年4月 日本病院会雑誌
102(566)
(これからの罪者践図書室⑧〉 建建守護ミミ
コンビュータでできる図書室の仕事
トトト静静
1 はじめに
図書室職員の役割は利用者にサ ビスを提供す ることと,管理業務を効率的に行うことである。
病院図書室は人的にも予算的にも設備的にも恵ま れず,日々の多忙な業務をl人勤務あるいは兼務 でこなしているところが大半である。図書室の利 用対象者は拡大
L .
要求されるサービスも増加L
ているが,勤務時間は限られており人員増も望め ない状況では,現在の業務を省力化し能率をあげ る必要がある。サ ビス面,管理業務面ともにパ ソコンを利用することで効率的な運営が行えるた め,その利用ノぢ法について述べる。
2 コンビュータ導入の実態
病 院 図 書 室 へ の コ ン ビ ュ ー タ 導 入 は , コ ン ヒ。ュ タ技術の発達によりパソコンが高性能,低 価格で販売されだしたこともあるが.1993年に製 薬会社がそれまで病院に対して行っていた文献検 索,文献提供,スライド作成等のサービスを自粛 したことが契機となった。これにより医師等の要 望により図書室へ文献検索用・スライド作成用の パソコンが導入され,図書室担当者は業務の大半 をこの文献検索,文献相互貸借,スライド作成に 費やすことになり,急激に多忙な状況におかれる
ことになったlJ。
病院図書室研究会の平成9年度統計調査報告
*干780‑0821
高知川7桜井町2‑7 ‑33 (TEL 郎鵬8邸8幻
ロ
FAX 0888 ‑80 ‑0439
高 知 県 立 中 央 病 院 図 書 室 橋 田 圭 介 キ
書2)によると調査した110施設のうちパソコンを 利用した文献検索はオンライン検索が約26%.
CD‑ROM検 索 は 約86%が 導 入 し て い る 。 CD‑ROMで 利 用 さ れ て い る も の はMEDLINE と医学中央雑誌がほとんどである。インターネッ
トの利用は接続している施設は60%.予定・準備 中の施設が10%ある。これらを除く業務へのコ ンビュータ利用は約75%が利用と回答している。
使 用 ソ フ ト は ワ プロソフトでは「一太郎」
iMicrosoft WordJ が 多 し 表計算ソフトは iMicrosoft ExceIJ. iLolus 1 ‑ 2 ‑ 3 J.データ ベースソフトは「ファイルメーカーProJ. iMic‑ rosoft AccessJの利用が多い。凶書館用パッケー
ジソフトの「情報館」を導入しているところもあ る。コンピュ タがどのような図書室業務に利用 されているかは表1のとおりである。
表1 コンビュ タを利用している図書室業務 総数82施設複数回答あり
業 務 d匝設数
申行書受人 51施設 目録業務 4.5施設
統計 34施設
相互貸借 │ 団施設
雑誌特集 l 泊施設 凶書杢案内・二ユース 38施設 予算管理 28施設 雑誌受入 l 泊施設
製 本 22施設
スライド 28施設
貸出・返却 13施設
その他 7施設
ほすびたるらいぶらりあん
23141: 103 ‑116. 1998より引用 H本商院会雑誌 1999年4月 103(567)
3 図書室に必要なコンビュータ
現在は低価格で高性能のパソコンが発売されて おり,新製品であればどの機種でもよいがメイン メモリーは増設して多くするべきである。パソコ ンを動かす基本ソフト (OS)にマイクロソフト社 の「ウインドウズ」とアップノレネ土の「マ yクOSJ がありどちらかの機種を選ぶことになる。
パソコンで作業するためには目的に合ったソフ 卜の購入が必要で,何をするかによりソフトは異 なり周辺機器の購入も必要となる(表2)。
現在ではウインドウズでもマックでも同じソフ トであればデータを相互に利用できる。
パソコンはソフトによりどんな仕事でもでき る。このため予算要求をしても l台で充分と判断 されてしまうことが多L、 利 用 者 が 1人であれば 兼用で問題はないが,図書室のパソコンは図書室 担当者を含め病院職員全員が利用するものであ る。いっ使えるのか分からない状態では時間を浪 費L.パソコン利用のメリットがなくなる。検索 用,インタ ネット用,図書室管理用等の利用目 的にあった台数が必要となるが,少なくとも担当 者のパソコンは専用であることが重要である。ま た,データが失われても慌てることのないようパ ソコン本体とは別のメディアにノてックア yプをと る必要がある。
4. コンビュータの活用 1) サービス業務 A.文献検索
サービス面での役割lは利用者の必要とする情報 を迅速に提供することである。医学情報は人の生
表2 用途別白ソフト・周辺機器
用 途 ソ フ
文章作成 ワープロソフト 表計算 表計算ソフト
ト
データベース作成 データベースソフト
命に直結しており,提供された情報は利用者を介 して患者さんのために利用され病院の質的向上に 貢献している。情報のデジタル化が急激に進み,
紙に印刷されたものだけが情報ではなくなり,世 界中に膨大な情報が存在することになった。その 中から必要とするものだけを効率的に探すことが 重要となってきた。外部に存在する情報だけでな く,自室に所蔵する情報も素早く検索し利用に供 する必要も当然ある。
利用者に対するサービスでパソコンが本領を発 揮するのは検索機能である。文献検索のための二 次資料が間子体からデジタノレ化されコンビュータ 検索になり,冊子体のベ ジをめくり時間をかけ 目指す資料を探しだすスタイルに戻る利用者はほ とんどいなくなった。代行検索を行う担当者に とってもパソコン検索は時間が大幅に節約でき る。自室の蓄積された情報も,冊子体やカード形 式での目録からコンピュータ目録となり,効率的 に利用できる図書室が増加している。
パソコンからインターネットに接続すれば,通 信費のみで最新の様々な情報を入手できる。所蔵 目録や電子ジャ ナルを公開している大学図書館 もあり,学術情報センターのWebcatを利用すれ ば学術情報の所在を確認できる。米国国立医学図 書館ではMEDLINEを無料で公開しており,文 献 検 索 用CD‑ROMの契約を中止する病院もあ る。
B
スライド作成スライド作成を図書室業務として扱うかには異 論もあるが,パソコンを使い研究教育用のスライ
ドを作成することができる。業者に発注するより も安価に,また思いどおりのものが簡単にでき上
周辺機器 プリンタ
スライド作成 プレゼン7ーションソフト フィルムレコーダ グラフィックソフト スキャナー 文献検索 文献検索用CD‑ROM CD‑ROMドライプ インタ ネッ卜 ブラウザ 通信回線
モデムorタ←ミナルアダプター 104(568) 日本病院会雑誌 1999年4月
がる。ただし周辺機器の購入が必要となる。
C 利用案内
プレゼンテーション用ソフトで図書室の利用案 内を作成
L .
ノぐソコンの画面上で利用者に提供し ている図書室もある。スタッフ不在の夜間,休日 には多少の足がかりになっていると恩われるおと いう報告もありマルチメディアでの利用案内は所 蔵デ タの検索と連動させれば一層効果がある。パソコンが未導入の図書室は利用者にも担当者 にもメリットのあるサーピス業務からの導入を検 討するべきである。
2 )
管理業務事務的な仕事は同じデータを何度も書くことが 多い。 1度の入力でデータをコピー,編集,検索 できるパソコンは管理業務を効率化するには最適 の道具である。業務をコンビュータ化する場合に 大切なことは,使用目的と使用ソフトを決定する
ことである。
1) 市販ソフトの利用 A 文章作成
パソコンを使う場合の基本はワープロソフトを 使用しての文章作成である。ワープロを快適に使 うためには,図書室で使う定型文書はひな形を作 り時聞を節約すること,漢字変換辞書を使いやす く鍛えることが大切であり,よく使う百葉や人名 を登録し,また略語で変換するように受録すれば 効率的である。ただし,専用でない場合は混乱を 招くので事務専用機が必要である。
日予算管理,統計・調査資料作成
Mkrosoft ExcelやLolus}‑2 ‑ 3が代表的 な表計算ソフトで,数値データの集計や表作成,
グラフ化ができる。自動的に計算する機能があ り,図書室の予算計画や決算書等の予算管理に利 用できる。利用統計(貸出,相互貸借,参考業務 件数)や各種報告書なども視覚効果を高めた資料 を作成できる。
表計算ソフトはl行自に必要な項目を作り,縦 にデ タを入力していく一覧表形式なので操作し やすし新たな項目の追加も簡単にできる。
C データベースの作成
データベースの利用法としては「情報の蓄積J.
「情報の再利用
J .
I二次使用」があげられ4l日常 業務の中で発生する情報を蓄積し,データベース化された情報を検索,並べ替え(ソート)を行い 様々な形式に表示し利用することができる。
a .
表計算ソフトの利用Microsoft ExcelやLolus1‑2 ‑3のような 表計算ソフトは,文字データも扱うことができ る。書名や著者名に含まれる文字列で検索するこ とも簡単であり図書原簿,冊子目録や雑誌特集記 事デ タベースの構築に利用できる。ただし,表 計算ソフトは表示の形式が限られており単独では カードやラベル形式に印刷することができなL。、 データベ スの簡単な作り方は1行目に必要とす る項目名を作り,縦にデータを並べればできあが る。雑誌特集記事の場合は雑誌名,特集名,巻号,
年月だけの項目でも検索が行え利用に耐える。
Excelの簡単な検索法を図1に示す。メニュー パーの「編集」から「検索」を選び検索ウインド ウが出たら検索する文字列を入力する。「次を検 索」を押すと検索語を含む特集名が表示される。
図2のように「オートフィルタ」を使えば抽出が でき. 2つの言葉での掛け合わせも行える。メ ニューパ のデータから「フィルタ
J
を選び,更 に「オートフィルタ」を選択すると,見出し項目 にボタンが現れる。検索したい項目のボタンを押 しオプションを選ぶとオートフィノレタオプション のウインドがでる。抽出条件の指定欄へ入力し「を含む」を指定しOKを押せば検索語を含むす べての特集名が抽出される。 Excelは16.384件以 上のデータを処理するには限界があり,複雑な業 務システムには適さなL。、
b.データベースソフト
ファイノレーメー力 Proはカ ド型デ タ ベースソフトの代表で, リレーショナル機能を持 ち高度な情報処理が行える。リレ ショナル機能 とは複数のデータベースを関連付けて連動させ必 要とする形式で利用するもので,デ タの表示も 自由にでき処理効率が高くなる。しかしすべて の機能を利用するためには勉強が必要となる。
カ ド型はパソコンの画面を1枚のカ ドと見な し,それに1件分のデータを入力するので,図書 室担当者には見慣れた図書カードと同じ扱いがで きる。検索もカード画面から行え,入力曲面は自 由に設計できるので,目的を明確にしどのような 項目が必要か,どのように表示するかを考えレイ
日本病院会雑誌 1999年4月 105(569)