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‑両像診断報告書(専門医)
~
A.通 則
1 検査は治療に必要な限度で
研究のための検査,必要以上の検査回数は 査定の対象。興味本位の検査は論外。
2. 0 0大学方式の再点検
日本病院会雑誌 1999年4月 13l(595)
表5 在宅医療補遺
l 寝たきり老人訪問診療料 (I'll)
イー在宅中心静脈栄養法指導管理料・在宅悪性腫傷患者指導管理料あり
「訪問診療料」算定日に行った史止登盤注盟企震毘→×
ロ 処置指導管理料あり
「同上」算定 Lた日に行った創傷処置の費用→×
ハ 0,療法指導管理料あり
「同上」算定日の02吸入, 0,テン卜,間駄的陽圧法→×
ニ 在宅自己腹膜濯流指導管理料品り
「向上」算定日白人工腎臓,連続携行式腹膜護流→×
ホ 寝たきり老人処置指導管理料品り
「向上」算定日白皮膚科軟膏処置→×
へ。在宅白己導尿指導管理料,処置指導管理料品り
「向上」算定日の勝脱洗浄,留置カテーテル設邑導尿→×
卜.在宅成分栄養経管栄養法指導管理料,処置指導管理料あり
「同上」算定日の鼻腔栄養→×
寝たきり老人末期訪問診療料(イ,ロ) イ ー ト 同 上
寝たきり老人訪問指導管理料 イ これに含まれるもの
老人慢性疾患生活指導,。皮膚科特定疾患指導管理 (ll),痴呆患者在宅療養指導管理, ウイルス疾患指 導,心臓ベースメーカー指導
ロ 次の指導管理料に含まれる場合(在宅)
自己注射,自己腹膜濯流,酸素療法日中心静脈栄養,成分栄養経管栄養法,自己導尿,人工呼吸,悪姓瞳 蕩患者,自己主事痛管理,。皮膚科特定疾患指導管理(1)
寝たきり老人処置指導管理科 主たる戸主士によるもの
(処置指導管理),自己注射,自己腹膜濯流, 0,療法,
呼吸,悪性腫蕩患者,自己痔痛管理指導管理料
慣 習 的 な 診 療β式は再チェックしよう。
3 尿と血清の生化学的検資回数の計が診療実 日 数 を 超 え て 請 求 返 戻 し て 検 討 を 求 め る 。
4 .
時間外検体検査料加算について。緊急に検査を要する場合とは,直ちに何ら か の 処 置 ・ 手 術 が 必 要 な 患 者 と な っ て い る が , 単 に 投 薬 を し た だ け の 場 合 算 定 で き る か。
算 定 で き な い
5 くも膜下出血で10日 後 か ら 脳 死 状 態 の 症 例に 15日間,積極的な検査,治療:
施行日を明らかにするよう返戻。
B. スヲリーニング検査
1. 外来初期診療のための基本検査(日本臨床 病理学会「日常初期診療における臨床検査の
中心静脈栄養法,成分栄養経管, 自己導尿,人工
使い方」小委員会からの提案)
イ.一般状態の把握 Hb, TP, A/G比 ロ.感染症の有無 白血球数, CRP ハー貧血の有無 Hb, Ht, RBC, WBC→ 血
液像
ニ.腎障害の有無 たん白尿,尿潜血反応→
沈 撞 → 腎 機 能
ホ . 肝 ・ 胆 道 系 障 害 の 有 無 尿 ウ ロ ピ リ ノ ー ゲン,尿ビリルビン,血沈(血衆の色)→
肝 機 能 検 盗
へ 糖 尿 病 の 有 無 : 尿 糖 →75gGTT ト,胃腸病の有無:便潜血反応→画像診断 チ いつでも必要な検査(ノレチン検査)
① 尿:たん白,糖,ウロピリノーゲン,
潜 血 反 応
② 便 : 潜 血 反 応 132(596) 日本病院会雑誌 1999年4月
③ 血 液 WBC,Hb, Ht, RBC
④ 血 沈 , CRP
⑤ 血液生化学 TP, AjG比 2 入院時ルチン検査
検便(潜血・虫卵),検尿(一般定性半定 量・沈檀),血沈,血算・血液像
3 手術前検査(その旨を明記〕
イ 入院時ノレチン検査
ロ 血清梅毒反応, HBs抗原(抗体は不吋),
HCV抗体,血液型,凝固系検査,胸部レ線 検査, 心電図 (UCGはノレチンとしては不 可),呼吸機能(肺気量分[mjと フ ロ ー ポ
リュ ムカ プ),血糖,肝・腎機能検査 ノ¥手術前医学管理料の導入
ニ. 3カ月以内に梅毒,肝炎マ カ の検査 が行われており,再び術前検査として行っ た場合
AEめられない。
4 手術後検査の注意(付手術後医学管理料〕
イ 手術の種類により異なる。
ロ目術後の時期(早期・中期・後期)により 異なる。
ハ.合併症の有無により異なる。
ニー検斉項目により異なる。もし金定を受け たら,その記録を残す。
ホ 上記の状態がわかるように,必吾妻に応じ て経過説明を書く。
5 経過観察のための検査
イースクリーニング的検査のくり返しは避け る。
ロー必要な検査とその間隔については, I今日 の 検 査 指 針 経 過 観 察 の た め の 検 査J(医 学書院刊)がよい参考になる。
ハ 入 院 後10日くらいまでは2‑3回,以後
2‑4週間に1回くらいまでが妥当であろ う。これ以上の場合は注記が必要。
ニ.中心静脈注射時の検査(表6) ホ.ICU入院10日間の検査の標準回数
①電解質 (3‑4回/日)
②血糖(インスリン使用時
3‑4
副/日)③GOT • GPT . CPK・LDHC1回/日)
④LDHアイソザイムc1回/10日)
⑤BUN.クレアニチンc1回/日)
⑥血算c1凶/2日),血液像 (2回/10 日)
⑦救命救急入院料算定時は,電解質・血算 血液ガス・心電図などは算定できない。
特定集中治療室管理料算定時も血液方 ス・心電図など算定不可。
へ透析その他,特定疾患時の検脊:
申し合わせに従うO
C. 注意すべき「組み合わせ検査」の同時施行 1. 1次検査と2次検査
イ 定性と定量
ロー血算と網赤血球数, Fe, UIBCなど ハ.細菌培養と薬剤感受性・抗酸菌同定培養 ニ.HBs抗原・ IgM‑HBc抗体と HBe抗原 ホ 黄痘と関係のない病態時の直接型ビリノレ
ピン
へ PTと第四因子, APTTと第四因子など 内閃系因子
2 重複検査
イ.CRP・血沈とシアル酸
ロ HbA1・HbA1Cと7ノレクトサミン ハ.結合型と遊離型の T3・T4 ニ ASO・ASKの併施
表6 TPNのモニタりング必須検査とその実施頻度
ー TPN I TPN 開始期 │安定期川 i
週l回 毎日 毎日 体重
尿量・尿比重 尿糖・尿ケトン体 血中尿素窒素 血球検査 血糖 l血清電解質吋
血液生化学専4
0 0 0
週2‑3回.,
プロトロンビン時間 血液ガス分析吋
*
1 安定していればさらに頻度を減らしてもよい。*
2 2ないし3日分をまとめて測定する。*
3 : Na, K, CI, Mg, K, P*4 蛋 白 代 謝 ;TP, Alb, BUN, Cr肝機能,
GOT, GPT, TB, Alb,脂質代謝!総コレス テロール,中性脂肪
*
5 : pH. PO" pco" BE(竹山広光ほか medicina 28: 1003)
日本病院会雑誌 1999年4月 133(597)
初診当月のみとする。
ホ.LEテストと抗核抗体精密
へ PT・トロンボテスト・へパプラスチン テスト(複合凝固因子)
卜 APTT. PTT・凝同時間・ Ca再加l凝 固 時間
チ. 7ィプリノ ゲンとトロンビン時間
'). TP'アルブミンと A/G比
ヌ ZTT・アルブミンと TP'たん白分画 ル同系の腫聖書マ カ
ヲ 血 糖 と 1 .5AG
D 点数表に適応が明示された検査法 (内容は点数表参照)
〈尿・便等〉
l 尿中マイクロトランスフェリン精密検査,
尿中アルブミン精密定量 2 尿沈治顕微鏡検査
3. 7ローサイトメトリー法による尿中有形成 分定量測定
4
子宮頚管粘液",頼粒球エステラ ゼb 関節液中コンドロカノレシン
6 羊水液中サーファクタン卜アポたん白 (血液〉
7. TdT精密測定と TK活性精密測定 8. 凝固因子インヒヒター
9. FDP,フィプリンモノマ
1 0
造血器腫蕩核酸増幅同定検杢 (生化学1)11 心筋卜ロンポニンT定性
1 2
アルブミン非結合耳目ピリルピン13 頚管腫分泌液中癌胎児性フィプロネクチン 精密測定
14 腔分泌液中AFP 15 ヒアルロン酸
16 トロンボモジュリン精密
17 副甲状腺ホJレモン関連たん白C端フラグメ ントと副甲状腺ホノレモン関連たん白の精密
1 8
肝細胞増殖因子19 へパリン負荷リポたん白リパ ゼ精密
20 インターロイキン2受容体(IL‑2 R)
2 1
オステオカルシン精密検査22. 1型コラーゲン架橋N テロベプチド
2 3
尿中デオキシピリジノリン精密24. 1.25ジヒドロキシヒタミンD3 25. 2.5ーオリゴアデニル酸合成酵素活性
〈生化学的
26. HCGs定性・定量と HCGβコア定量 27. 尿GAD抗体価精密
2 8 .
BNP(HANP)2 9
ノルメタネプリンおよびメタネフリン分両 損Jr定30 エリスロポエチン精密測定
3
1.1 7 α
ヒドロキシプロジェステロン精子宇j測 定3 2
インシュリン様成長因子結合たん白3
型 33 悪性腫蕩マーカー{免疫〉
34 赤血球不規則抗体検査
35. HIV‑l抗体価・H!V‑1.2抗体価
3 6
単純ヘノレベスウイノレス特異抗原37. RSウイルス抗原精密 38 腸炎ビブリオ菌耐熱性溶血毒 39 大腸菌ベロトキシン検出検査
40 カンジダ抗原,抗アニサキス!gG.A抗体 価, クーロプリンクラスBリクラミジアトラコマ チス抗体,アスペルギルス抗原
41 クラミジア, トラコマチス抗原精密グロブ リンクラス別ウイノレス抗体価,(1→3)
。
Dグル力ン
42 ダニ特異IgG抗体価
43 白血球中サイトメガロウイルス PP65抗
l京
4 4
抗アセチルコリン抗体価45. HCV特異抗体価, HCV核酸と HBV核酸 定 量
46. 抗DNA抗 体 と 抗ssおよびds抗 体!gG
検杏
4 7
抗セントロメア抗体48. MPO‑ANCA 49 プレアルブミン
50 免疫グロプリンL鎖k/λ比
51 モノクロ一ナノレ抗体法による造血器忠性腫 蕩細胞検査
〈微生物〉
52 細菌培養同定検査と抗酸菌分離培養 134 (598) 日本病院会雑誌 1999年4月
53 マイコノミクテリウム,アピウム イントラ セノレラー核酸同定精密
(超音波検査等〉
54 電子授受式発消色性皮膚表面温度インジ ケ ター使用皮膚表面温度測定
55 末梢血管血行動態検斉
56 骨塩定量
〈監視装置}
57 ノンストレステス卜
58 呼吸心拍監視
日 経皮的血液ガス分圧測定,血液ガス連続出l
定
的 経皮的動脈血酸素飽和!主測定 61 終末呼気炭酸ガス濃度測定 62 非観血的連続血圧測定
63. 観血的肺動脈圧測定 64 人L牌臓
65 直腸紅門内圧測定
66 胃・食道内24時間pH測定
〈脳波・神経・筋〉
6 7
終夜陪眠ポリグラフィ1 1 J1 2 J 6 8
電流知覚闘値測定E. 腫靖関連マーカーの保険請求上の問題点 1 腫蕩マー力 の意義一般的な考え右とL
ては,診断に寄与するというよりは,治療効 果と再発の監視用と考えたい。したがって画 像診断との併施が求められる。
2 必ずしも画像診断を要求されない場合 イ B'C ヰ~慢性肝炎および肝硬変症の際の
AFP検奇
ロ 前立腺がん疑いの際のTセミノプロテ イン .PAP'PA
ハ 視・触診可能な比較的表在性のがん 注 この場合でも,できるだけ確信の得ら
れる診断法を駆使すべきことは当然。
3 腎がんにPAP'PAはどうか:
返戻してみる。本来は前立腺がんと上皮性 尿路がんが円標。
4 同一月に「疑診Jと「確診」がなされた場 合は,管理料で請求。
5 初回加算は初回月のみ算定できる。
6 同 悪 性 腫 蕩 名 の 場 合 .I疑診」としてマー
カーを算定できる間隔に統一見解はないが,
3月または6月の線がいわれている。
7 治療中のマーカー(管理料)検査の間隔は ケースパイケースだが,一般に治癒的手術後 では3‑6片,非治癒的治療では間隔が狭め られる。この際は向像診断を併施すべきであ る。検奇すべきマーカーの種類は,治療後陰 性化したものを中心に3種類くらい調べるの がよいとされている。
8 数種のマーカ の組み合わせは,同系のも のを避け.
4
種以内とする。付 各種がんの際の原発・転移に関する検奇を どうするか.
庚師の常識によるとLたいが,保険者にも 理解できるように注記または疑病名を付けて
もらいたい。
F. 脂質の検査
脂質異常が予見される場合に行う。ノレチン検 査ではない。
l 基本検針
総コレステローノレ, トリグリセライド,
HDLコレステロール. LDLコレステロール
(TCh. HDL‑C. LDL‑Cは2種のみ算定) 2 リン脂質とβリポたん白
前者は他の脂質と平行して動き,後者は主 としてLDLコレステロールと平行するので 検査の必要を認めない cl原則J)。
3 リポたん白(3)精密測定:
3カ月に1回のみ算定。
4 エステノレ型コレステローノレー高脂血症の臨 床では必要でない(一般に〕。
8 血清の外観
基本的に有用な検査であるが時聞がかかる のが欠点。保険点数はない0
6 電気泳動法
TchとTGとが共に高値の鑑別,特に皿型 の確診に必須。
7 アポたん白測定(高脂質血症での) イ 家系的に著しい血清脂質量異常がある
時。
ロ Tch300昭/dP以上, TG5ωmg/dP以上 の場合。
日本病院会雑誌 1999年4月 135(599)